安定のグダグダすいません泣
学園都市、とある学区。
ここは学園都市でも珍しい、草木が生い茂る場所である。
しかし、この洋館に自力で近づける人間は少ない。
その洋館の入り口で、ベルゼイは倒れていた。
「くっ…プリキュアの力…こんな物になっているとは…驚きだ…しばらくは…本体では戦えないか…ここは…新たに味方を作る必要が…」と、誰に言うでもなく、つぶやくベルゼイ。しばらくすると、立ち上がり、自らの体液で魔法陣を描き始める。
「キリヤ、ベール、ダークプリキュア………今は…この位が…限界か…」と、言いながら再び倒れる。
それと同時に、かつてプリキュアたちとの戦いで滅びたはずの敵たちが現れた…
「おっじゃまっしまーすっ!」と、上条宅に上がり込むなぎさ。もちろん靴なんかは揃えない。
それをほのかが呆れながら、「ちょっとなぎさっ!?せめて靴くらい揃えなさいよっ!…すいません上条さん…なぎさったらこういうところ、あるんです…」と、呆れながら言う。
上条は「あぁ、いいよいいよ、自分の家と思ってくつろいでくれたら。」と答える。
ひかりがなぎさの脱ぎ散らかした靴を揃えながら、「あの…やっぱりご迷惑では?」と、恐る恐る尋ねる。
「メーワクなんかじゃないんだよっ!」と、インデックスが答える。
「本当に助かるミポ!」と、ミップルが言う。
「お泊り楽しみポポっ!」と、ポルンは相変わらずである。
「あっ!そんなことより、みんな腹減ってるよな?冷蔵庫空だから、なんか買って来るよ。」と、上条は今朝のことを思い出しながら言う。
「それなら私も行きます!」
「私も…」
「そうか!助かるよ。じゃあ、とりあえず奥に荷物置いて来てくれ。その間に、俺は米、炊いておくよ。」
「「わかりました!」」
なぎさは「じゃあ、私は留守番してるねっ!」と、上条宅の飼猫、スフィンクスと戯れながら言う。
「私も留守番してるんだよ。トーマ、たくさん買ってくるんだよっ!」と、こっちはメップルを弄びながらインデックスが言う。
「あぁ、わかってますよ。」と、靴を履きながらいい、ほのかたちに、
「んじゃ、とっとと行きますか。」と、促す。
上条の寮近くの業務スーパー。いつも上条はここで買い物をしている。なぜ業務スーパーかは、いわずもがな、インデックスが腹ペコシスターだからである。
「さ、ついたぞ。今日の特売品は…卵とステーキ肉、魚の切身に食パン。各商品お一人様三セットまで…これなら、朝食まで揃えられるな。」と、上条がチラシを見ながら言う。
「上条さん、いつも業務スーパーで買い物するんですか?」と、ほのかがたずねる。
「あぁ、うちの居候、バカみたいに食べるからな…」と、少し青い顔をして答える。
「そうなんですか…なら、いつもよりいっぱい買わないといけませんね…」と、ほのか。
「そうだな…人数多いし…」と、上条。
「それもあるんですけど、なぎさもかなり…」と、少し言いにくそうにいうほのか。
「マジ…かよ…………なら…全員このチラシの商品を三セットずつ取って来てくれ。俺は野菜とか飲み物とかを買って来るよ。」と、言いながら、野菜コーナーへ向かう上条。
「行っちゃった…さっ、ひかりさんっ!私たちも早く揃えてしまいましょう。」と、ひかりに促しながら歩き出す。
20分後。
各々、買い物を済ませ、(もちろん、上条の金で)帰路に着く。
「上条さん、荷物持ちますよ。」と、ほのかが言い、ひかりもそれに同調する。
「あぁ、助かるよ、それにしても、雪城と九条のおかげでいっぱい買えたよ。」と、安くたくさん買えたことを喜ぶ上条。
「いえ、こちらこそ…それより今日は、何を作るんですか?」と、ひかりが尋ねる。
「あぁ、そうだな…とりあえず今日食えなかったステーキに魚の蒸し焼き、サラダに…味噌汁とかがありゃ充分だろ。」
「上条さんって、料理が得意なんですか?」と、ほのか。
「まぁ、寮生活も長いし、インデックスに毎日作らされているからな…そこそこ自信はあるかな。」
「すごいですね!」と、ひかりが言う。
「初めは大変だったけど、まあ慣れたよ。」と答える。
話している間に、上条の部屋の前に着く。
中に入ると、インデックスとなぎさは疲れて眠ってしまっている。
「さぁ、うるさいのが寝てるうちに手早く作ってしまいますかね。」
「私たちもお手伝いします。」と、ひかりが言う。
一時間後…
「二人とも手際いいから、もうできちまったよ。サンキューなっ。」と、喜ぶ上条。
「いえ、上条さんこそ。」と、ほのか。
「さすがです。」と、ひかり。
上条は笑いながら、「そうか?女の子に褒められると、自信がつくな。」と言う。
と、話していると…
「あ〜、美味しそうな匂いが…」と、なぎさが起き出し、インデックスも、
「これは、ステーキなんだよっ!」と、完全に目を覚ます。
「本当になぎさったら…」と、料理を出しながらほのかは呆れる。上条はいつものことなので、そのことには特に何もいわず、
「インデックス、スフィンクスにこれやってくれ。」と、先ほど買っておいたシーチキンをご飯の上に乗せた物を渡す。
すると、ミップルが、
「メップルもお腹すいたメポ!」と言い、ミップル、ポルンもそれに同調する。
「仕方ないなぁ…」と、なぎさが言いながら、ケータイのような物の上部にハート型のカードを差し込む。二人も同じようにする。
すると、風船のような物があらわれ、
「メップル様、ミップル様、そしてポルン様。本日はどのような食事にいたしましょう?」と、コック帽を被った妖精が尋ねる。
「今日はなぎさたちと同じ、ボリューム満点のステーキがいいメポ!」と、メップルが答える。
「かしこまりました、お二人もそれでよろしいですか?」
「オッケーミポ!」
「早く作るポポ!」と、二人が言う。
上条はそれを見ながら、
「…そのケータイ、一体どうなってんだ?」と、尋ねる。
「これは、正確にはケータイじゃなくてハートフルコミューンっていって、カードをスラッシュすることで、妖精のお世話や、変身もできるんですよ。」と、ほのかが説明する。
「ちなみに私のは、タッチコミューンです。」と、ひかり。
「なるほどな。ってことは、俺の右手も有効ってことか?」と、尋ねる上条。
「そういえば、上条さんの右手って?」と、思い出したように尋ねる。
「あぁ、そういや、まだ説明してなかったな。俺の右手には幻想殺しという力が宿っていて、超能力だろうが神の御加護だろうが例外なく打ち消しちまうんだ。」と、右手を見ながら答える。
「なるほど…だからベルゼイの攻撃を打ち消せたし、ひかりを裸にできたんですねっ!」と、なぎさが言う。
「ちょっとなぎささん!?思い出させないで下さいよっ!」と、顔を赤くして言うひかり。
「いや…だからその件は悪かったって…そんなことより、さ、飯にしようぜ!」
三十分後。
なぎさとインデックス以外はお腹が満たされたようだ。
二人が食べ続けているのを、三人はただ呆然と見つめていた…
さらに三十分後…ご飯は綺麗になくなっていた。
「あ〜、食べた食べた!ごちそうさまでした!」
「今日はいっぱい食べたんだよ!」と、最後まで食べ続けた二人が満足気に言う。
「いつもこのくらい食ってるだろうが…」二人が食べるのを見ていただけで、上条は疲れたらしい。
「さすがに二人いると…」
「圧巻ですね…」と、二人が驚き呆れながら言う。
「さ、とっとと片付けて風呂入って寝るか…」
「そうですね…今日は疲れましたし…」
皿洗いが終わり、風呂も入った一同。
夜もそこそこの時間になったので、早く寝ようと言う話になった。
ベットではひかりとインデックス、その下ではほのかと、なぎさが寝ているはずだが、ひかりだけは寝付けずにいた。
(…眠れないわ…外の風にでもあたろうかしら。)
上条はいつもの場所で今日の出来事について考えていた。
(しかし、今日はいつも以上に不幸な一日だったな。確かベルゼイって言ったか?もしあいつが本当に世界を自分の物にするとか考えているなら、絶対に止めねぇとな……………………喉が渇いたな…寝る前に水でも飲みますかね。)と、上条は冷蔵庫に水を取りに行く。
水を飲み、今度こそ寝ようと風呂場に戻ろうとしたとき、ベランダに出ているひかりに気づく。
(あれは九条か?眠れないないのかな?)
「九条?寝れないのか?」と、上条が窓を開け、尋ねる。
「あっ、上条さん!?」と、ひかりは驚く。
「そんな驚くこともないだろ?水を飲みに起きたらたまたま九条が見えたからな。」と、上条。
「そうでしたか…今日はどうも寝付けなくて…」
「そうだなぁ…今日はいろいろあったからな…」と、上条。
ひかりはそれに対して、「いえ、確かにそれもあるんですが…私、虹の園に来る前の記憶が無くて、時々不安になってしまうんです。なんで私は戦っているんだろう?って。」
上条はそれを聞いて驚く。かつて自分が記憶を失い、家族のこと、インデックスのこと、学校のこと、自分が一体なんのために戦っているのかを思い出せず、悩んだことを思い出しながら…
上条が口を開く。
「実は俺も記憶を失ってな…」と、話す。病院の先生以外は知らない秘密だが、ひかりになら…とおもったのだ。
「上条さんも!?どうしてなんですか?」と、驚きながら尋ねる。
そうだな…と、かつての出来事を話す。
部屋のベランダに引っかかっていたインデックスと名乗る少女と出会ったこと、彼女は完全記憶能力を持っており、それで一万冊以上の重要書物を記憶していること、完全記憶能力のあるインデックスは1年ごとに書物以外の記憶を消去しないと脳の記憶領域がオーバーして狂死してしまうため、かつての同僚に追われていたが、それは同僚たちの上層部が教えた嘘であり、真実は1年ごとに記憶を消去しないといけない体質にする力がインデックスに仕掛けられていたいたこと、同僚と自分はインデックスに仕掛けられた術を解くことに成功するも、自分は脳に大打撃を受けて記憶を失ってしまったことを。
「…そして俺が病院で目を覚ました時には、自分が誰なのかも綺麗に忘れていたってわけさ。病院の先生以外は知らないけどな。」と、あっけらかんと答える。
「辛く…なかったですか?…」と、尋ねる。
「そうだな…インデックスの向けられた笑顔は、今の自分に向けられたもんじゃないのかもしれない…って考えたことはあったけど…不思議と…何もかも忘れたはずなのに、あいつだけには泣いて欲しくないって思ったんだ。だから、辛くはなかったな。」
「そうなんですか…じゃあ、上条さんはなんで戦ってきたんですか?やっぱり、その右手を持っているからですか?」と、再び尋ねる。
「うーん…戦う理由…か、そうだな…強いて言うなら、自分のためかな?」と、答える。
「自分のため?ですか?」と、不思議そうに尋ねる。
「あぁ、目の前で誰かが悲しむのなんか、俺は見たくなんかないからな…だから例えこの右手が無くなったって、俺は戦うと思う。戦う理由って、そんなもんだろ。」
ひかりは驚いた。
記憶を無くしても誰かを守り続け、例え右手を無くしたとしても、誰かを守るためなら戦うと言った上条に…
そして今まで戦う理由なんかを考えていた自分の愚かさに気づく。
「…じょう? …九条?」
ひかりはふと我に帰った。
「…!はいっ!?」
「返事しないからどうしたのかと思ったよ…、そろそろ寝ようぜ。」
「そうですね…」
「じゃあ、また明日な。おやすみ。」
「はい!おやすみなさい。」と、ひかりは笑顔で言う。まるで何かを振り切ったように。
どうもこんにちは。
今更ですが…やっぱり難しいですね笑
ご意見ご感想、よろしくお願いします。
では、気を取り直して…
その頃、神裂、ステイルは?編です!
「もしもし、どなたでございましょうか?」かかってきた電話に応対したのは、神裂と相部屋で暮らしている、オルソラ=アクィナスである。
「あぁ、オルソラか?神裂はいるかい?」どうやら電話の相手は、神裂の同僚、ステイル=マグヌスらしい。
「あらあらステイルさん!お久しぶりでございます。お変わりはありませんか?」
「あ、あぁ…それより神裂は…」
「それにしても、あの洗濯機という物、なかなか使うのがむずかしいのでございますよ。そうは思いませんか?」
「…そうだな…そんなことより、神裂はいないのか?」いい加減、イライラしてきたステイル。
「神裂さんでしたら、今お風呂に入っておられます…あっ、ちょうど上がられたようですよ、今、お代わりしますね。」
(…どうも彼女と話していると、調子が狂うな…)
「もしもしステイル?何か用でしょうか?」と、神裂が電話に出る。
「…アークビショップが神裂を連れて、学園都市へ行って来い…と。」
「……向こうで何か、あったのですか?」尋ねる神裂。
「それが、あの女狐『行けばわかる…』としか教えてくれなくてね。全く、何を考えているのか…」
「しかし、彼女の命令では仕方ないでしょう。」
「……そうだな、で、いつ行けそうだい?」
「そうですね…明日には発てるよう準備しておきます。」
これ、あんまり本編には絡まないかもしれません笑
最後のほうにちょろっと…かな?