サイヤンプリティーダービー   作:榛翔

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なんか端折りすぎたみたい何で追加します。

今回は前話の主人公以外の別視点と補足みたいな感じです。

「転生したらキャルちゃんだった話」の方も書いてます。
良かったらどうぞ。

https://syosetu.org/novel/272662/

次話の方はもうしばらくお待ちくださいね
ちゃんと書いてますから!この投稿はずいぶん前に書いてほったらかしにしてたのを今になって投稿しただけです!(精一杯のいい訳)

「ゲーム実況者琴葉茜ちゃん」

https://syosetu.org/novel/278917/

こちらももうしばらくお待ちください。(配信形式難しい…)


書いてあったのに投稿し忘れていました。

一月以上…ヤバいですね!

ご都合主義オンリーです、作者の偏見と独自という設定が大雑把なのはお許しください。

キャラ崩壊タグいるか?


閑話 (トウカイテイオー視点)

  閑話 

 

 

 これは、主人公とは別視点での物語である。←ここ重要

 

 

 ~トウカイテイオーside~

 

 皆!こんにちは!ボクはトウカイテイオーっていうんだ!よろしくね!

ボクたちが山で遭難してどうしよ~ってなった時にオグリ先輩とスぺちゃんが匂いで家を見つけたんだよね、家の前でどうするか迷ってた時にあの人が現れたんだ。

最初は会った時は筋肉ムキムキでちょっと怖そうだけど優しそうなお兄さんとしか思っていなかった。

お兄さんに家に入れてもらい話し合って結果的に泊まらせてくれることになった、でもやっぱり男の人が同じ屋根の下にいるってことに少し緊張もした、だって初めての経験なんだもん。トレーナー?あれは先生みたいなもんでしょ?ともかく野宿しずに済んだんだからわがままは言えない、ボク達の部屋も用意してくれたしご飯も用意してくれるようだ、やっぱりとても優しい人なのは確かなようだ。

居間でいろいろ頼み込んだ後は自己紹介へと移った、お兄さんの名前は玉龍院 悟空と言うらしい、なんか凄い読みずらそうな名前だったから悟空さんと呼ぶ事にした、年もあまり離れているようには見えないからね、その後はやる事があるみたいで悟空さんが少し抜けると言った、流石にボク達泊めてもらう側だから手伝う事を提案すると彼は少し迷った後

 

 「んじゃ、これから罠場の確認やら畑の草むしりやらしないといけないからおめぇ達はそれを手伝ってくれ。」

 

 「分かった!」

 

そうしてボク達は誰が何をやるのかくじ引きで決めた、畑の方はスぺちゃん、スズカ、ウオッカ、ゴルシが担当、お墓や家の掃除がブルボン、ライス、スカーレット、クリーク先輩と、タマモ先輩、マックイーンがそして、罠場の確認がボクとオグリ先輩と悟空さんで行う事になった。

皆各自持場に行き始め、ボクたちも外へと出る、まだ暗くは無いが、日が落ち始めていた軽く一時間くらいで終わるみたいだからと言われ頷く、怪我をしないようにと厚手の服装に着替えたから暑いが我慢する。

悟空さんがボク達に鈴と笛を渡してきた、これで迷子になった時や危なくなった時に鳴らして知らせる為にらしい、ボク達それを首から下げ悟空さんの後を追う。

 

 あれから、数か所周り罠があるところを確認していた、初めて見る光景に少し興奮した、ただ、罠にかかっている動物を見ると少し可哀想な気もした。

血抜きの際はボク達は離れた所で休憩していた、あれはさすがに見ていられないからね。

 

 「罠仕掛けるのこんなにも大変なんて初めて知ったよ~、罠仕掛け漫画だと簡単に描かれてたんだね~」

 

 「私も初めてだ、これを毎日している悟空さんは凄いな。」

 

 「だね!」

 

オグリ先輩と話していると悟空さんが戻ってきた、袋に膨らみがあるという事はどうやら終わったらしい、ボク達は再び罠場へと移動した。

 

 「この辺り足場悪いから気ぃ付けろよ」

 

 「はーい! っと、わっ!」

 

 「ほいっと、ほれ、言ったそばから...」

 

ボクが転びそうになった所を悟空さんに支えられた、お互い見つめ合う形になる、恥ずかしくなりボクは顔が赤くなると同時に悟空さんがかっこよく見えた。

ボクは今まで会長を目標にしてきたから男の子とあまり深く関わる事が無かった、

 

 『男の人の腕って太くてかたいんだ…そ、それに…悟空さんって意外に近くで見るとかっこいいかも…』

 

少しときめいてしまっていた。

 

 「あ、ありがとう、悟空さん…」

 

 「? おう!」

 

 「てか、二人共オレの事は悟空でいいぞ、さん付けされるとむずがゆいからな」

 

 「ああ、分かった、改めてよろしお願いする悟空」

 

 「ふぇ!?あ、え、えっと…ボクも...よろしく…悟空…さん」

 

 「ん?まあ、無理は言わねぇからな、二人共改めてよろしく!」

 

 

こんな事がありながらも無事に罠場の確認を終える、もう周りが薄暗くなり始めて為帰る最中

 

グッ~~~

 

と大きな音が鳴り響いた、ボクは音の方向を振り向くとオグリ先輩が頬を染めてお腹に手を当てていた。

 

 「す、すまない、お腹が空いてしまって」

 

 「大丈夫か?」

 

 「何か口に入れいれば問題ない。」

 

 「食うもんか…あっ、そうだ、ちっと待ってろ。」

 

そう言って悟空が茂みへと走っていった。

それから数分後、彼は戻ってきた、腕に大きなスイカを沢山持って、

 

 「す、スイカ!?」

 

 「おう、こっそり育ててたんだ。」

 

 「ゴクッ」ジュル

 

四つあり、二つは皆にそしてもう二つはボク達が皆に内緒で食べる事になった、オグリ先輩がガツガツと食べているのを悟空が見ていたことに気づいたオグリ先輩が

 

 「ん?私がどうかしたのか?」

 

 「あぁ、いや、よく食べるなと思ってな。」

 

 「ああ、私は俗に言う食いしん坊らしい、私はそうは思ってないが...見苦しい所お見せした、女の子らしい食べ方が出来ないんだ。」

 

 『いや、オグリ先輩とスぺちゃんは絶対食いしん坊だって』

 

 「ハハハハハっ、いや、良いって、それに、オグリが沢山食べてるとこ見ると可愛いなと思ってな。」

 

悟空が笑いながらオグリ先輩に言うと、オグリ先輩の顔が赤くなっていた。

 

 「あ、う…。その、私は可愛くなんて…すまない、可愛いと言われたのは初めてで…そのそう言われると恥ずかしい…。」

 

 「ん?あっ…。そ、そのすまん。」

 

二人共頬染めてそっぽを向く

 

 「ボク居る事忘れてない?」

 

ボクはこの時何故かモヤモヤしていたから二人の間に割り込む、どうしてこんな事したのか分からない。

この後ボク達は家に着くまでの間無言だった。

 

 夕食時、マックイーンが手伝うと言っていたが悟空が断っていた、出来るまでの間皆で今日の事や世間話をして待った。

夕飯が出来たのか悟空が大きな鍋を持ってやってきた、今日は鍋のようだ、ボク達はその鍋を囲い食べていった、最初は獣臭くないかと心配したが全然そんな事もなく気づいたら無くなっていた。

夕食後のデザートとして取ってきたスイカを食べ、お風呂へと向かう。

五右衛門風呂に驚きつつボク達は初めての五右衛門風呂に入る、その時悟空が何処にいるのか気になったが、ボク達に気を使って外に出ているらしい、そうゆう紳士的な行為が益々素敵に感じる、気づけば悟空の事ばかり考えていた。

就寝時、ボクは悟空が何時も使っているベッドで寝ることになりドキドキした、あまり寝付けづ気分転換にと静かに外に出る、外に出ると今日は満月らしく周りが月に照らされ幻想的に見えた。

ふと、木を見るとそこには悟空が枝で寝ていた、やっぱりボク達に気を使ってこんな所で寝ているのだろう、ホント……

 

 「かっこいいなぁ」

 

その後、ボクは部屋に入りベッドに潜る、ドキドキしたがそれが逆に気持ちよく静かに瞼を落とした。

 

 

 翌朝、朝早くから朝食を作っていた悟空に感謝しつつ食べる、ボク達の為にニンジンを取ってきたと聞いてボクだけの為じゃないのに嬉しくて思わずニヤけてしまう

 

 「? 何ニヤけてますの?」

 

 「!? い、イヤ何でもないよ!」

 

 「???」

 

ボクは誤魔化すために急いでご飯を食べた。

 

 

 ご飯も食べ終わり、帰る支度をする。道中案内してくれるみたいでまだ一緒に居られると思い少し安堵する、でももうすぐお別れと思うと気が重かった。

それが来たのは唐突だった。

皆で悟空へ感謝を言っていた時だ、突如空から大きな円盤状の物が下りてきた

 

 「え....な、なにあれ。」

 

誰が言ったのか分からないが皆が思ったことだと思う。

中からヒトのような生き物が降りてきた、そしてボク達を見るなり殺すとか物騒な事を言っていたのだ、ボクは意味が分からず混乱してて動けなかった。

悟空はそんな状況でも冷静に対処して凄いと思った、話が終わりボク達を殺そうとこっちへ飛んできたのだ、比喩では無くまるでワープしたかのような速さでこちらまで来ていた。

思わず目をつぶってしまったがその攻撃を悟空が受け止めていたのだ、ボク達は更に困惑した、だって、人間の悟空がボク達ウマ娘でも目で追えない攻撃を止めていたからだ。

そこからは正直まだ夢じゃないかってくらい凄かった、ボク達を家の地下に入るように言ってから宇宙人を相手に戦っていた。

最初はひっそり見ていたがあまりの激しさに言われた通りに地下室らしき部屋全員で入る。

 

 「…何がどうなってるの?」

 

 「分かりませんわ。」

 

 「こ、怖かったよ~」

 

 「まだ、凄い音が外で鳴ってんな。まだ倒せてないみたいだな。」

 

 「ね、ねぇ、悟空さんって何者なのよ…あんなの…人間の出来る事じゃないわよ…。」

 

 「あのおかしな奴と同じ宇宙人だったりしてな?...アハハ...ハハ...すまん。」

 

 「彼は大丈夫なのでしょうか?」

 

皆が思い思いに話していく、ボクも未だ混乱していて分からないことだらけだ、だけど、これだけは言える。

 

 「「悟空さん(悟空)は悪い人じゃないよ(じゃない)っ!」」

 

ボクとオグリ先輩の言葉が重なる、思わずオグリ先輩を見やると彼女もボクの方を見ていた。

お互い見つめ合う、そして二人でふふっと笑いあう。

でも、ホントだ悟空は私達の為に戦ってくれているのだ、ならボクは彼を信じて待つことだ。

 

 「ボクも分からないことだらけだけど...さ。帰ってきたらちゃんと聞こうよ。たぶん悟空なら教えてくれると思うから。だって、優しいもん」

 

ボクがそう言うと皆少し安心したような表情をし頷いた。

 

 

 あれから何十分、何時間経ったのだろう、ボク達が座って大人しくしている間も外では隕石が落ちてきたかのような轟音が響いていた。

地面も地震かと思うくらい何度も揺れていた、その度に恐怖を感じていたが悟空を信じて耐えた。

そうしていると一際大きな爆発音と共に静かになった

 

 「…お、終わったの…?」

 

スカーレットが泣きそうな顔でそう呟く、皆恐怖で顔がこわばっていた、ゴルシは見たこともない真剣な顔で入口の階段を見ていた。

悟空が心配でボクは居ても立っても居られなくなり急いで階段を上りドアを開けると、そこは…。

瓦礫の山だった、家が、悟空の家が戦闘の余波で崩壊していたのだ。ボクはそれに唖然とするも、頭を振り悟空の元に急ぐ、その時隣に気配を感じて振り向くとオグリ先輩がいた、どうやら

彼女もボクと同じで悟空の事が気になって来たのだろう、ボク達は悟空の元まで駆けた。

 

 周りはとても酷い有様で木や岩などが散乱していた、その中に倒れている悟空を見つけた。

見つけた時思わず大声で名前を呼んでしまった、至る所に怪我があり血まで流していたのだ、慌てて近寄る。

 

 「「悟空(さん)!!!」」

 

 「悟空さんっ!っ、酷い怪我っ!」

 

 「待っていろ、早く治療しなければっ」

 

ボクは何とか血を止めようと汚れるのをためらわず服をちぎってふさぐ、オグリ先輩に目をやるとオグリ先輩は頷き皆を呼びにまた家の方へ駆けて行った。

彼の頭を膝に乗せ髪を撫でる、血まみれの彼の体を見ているのはとても辛かった、今にも泣きそうだった。

皆が早く来るのを祈りながら待っていると

 

ガラッ

 

とそんな音が聞こえてきた、振り向くとさっきほどまで彼と戦っていた宇宙人が血走った目でこちらを見ていた。

ボクは唐突な事に驚きそれと同時に恐怖で動けなかった。

 

 「あ……っ……」

 

あいつが悟空に向かって攻撃をしてきた、でも今の悟空は瀕死状態、これを食らったら死んじゃうってことは医者でもないボクでも理解できた。

体が勝手に動く、悟空の前に出て悟空を抱き寄せる、ボクの小さな体では完全には受け切れない、でも、それでも、悟空が無事なら…ボクは受けた。

体に物凄い衝撃と激痛が走る、それと同時に

 

 『あっ、これ死んじゃうやつだ』

 

悟ってしまった、力が抜けていく、悟空の腕に収まる、最後に彼の温もりを感じながら死ねるなら嬉しいと場違いながら思ってしまった。

悟空が涙を流しながらボクに何か言ってくれている、ボクの為に流した涙を見た時も嬉しいとおもってしまう

 

 「えへへ、良かった…無事みたいだね…」

 

彼が無事で本当に良かった、会ったの昨日だけど彼には生きていてほしかったのだ。

 

 「悟空さん…皆を…守っ…て?」

 

皆を守って....眠くなってきたな....これでボクのウマ生終わっちゃうのかな…出来る事なら会長のような無敗のウマ娘になって、マックイーン達とトレーナー達、そして、悟空さんと笑いあっていたかった。まだ生きたいなぁ…

 

 『最後くらいは笑顔の悟空さん見たかったな。』

 

ボクは悟空さんの泣いた顔を最後に目を閉じた。

 

 

 ドックン!

胸が痛い、目を開けると金色に輝いた緑の瞳を男の人がボクを見つめていた、悟空と全然雰囲気違うのに何故か悟空と確信できた。

 

 「ゴホッゴホッ、ハァ、ハァ……………悟...空...さん?」

 

そこからは圧巻だった、悟空からここから離れろと怒鳴られたり、今まで劣勢だったのに敵を圧倒してたり、頭が回っていないボクでも分かったくらいだ。

少し離れた場所で

 

 「「「「「「テイオー(さん)!!!」」」」」」

 

皆から突然抱きつかれた

 

 「うわあー!って痛い痛い痛い!」

 

 「グッス テイオー良かったですわ、死んでいた時はどうした良いか…」

 

その言葉を聞いてボクは慌てて体を見る、まだあちこち痛いが生きている…

 

 「い、生きてる…ボ、ボク生きてるんだ……グッス よ”か”っ”た”~”」

 

皆と再び抱き合い涙を流した。

 

 それから、皆が来た辺りの状況を聞いた、ボクが倒れた後悟空が金色に光っていたそうだ、皆が来ていた時点ですでにあの予兆が起きていたみたいだ。

あの姿になった後、手が光るとボクの胸に当て何かしたと思ったらボクが生き返ったみたいなのだ、何したかは分からないがあの姿になった彼は凄い力が使えるという事だ。

てか、何気にボク悟空に胸触られたんだ……悟空のエッチっ。

 

 「しっかし、変身したと思ったら死人生き返すんだもんな、あいつやっぱり人間じゃねぇな、宇宙人なら山奥に住んでいる訳も理解できるしな」

 

 「……まぁ、あんなの見せられたら人間思わんわな」

 

 「とても綺麗でした~」

 

 「私は怖かったわ」

 

 「いや、かっこよかったろあれ」

 

 「ライスはちょっと怖かったけどかっこよかったかも」

 

 「驚愕。」

 

 「悟空さんは無事でしょうか…。」

 

 「今は彼を信じるしかないわ。」

 

 「彼....とても悲しそうな目をしていましたわ…。」

 

 「ゴホッ、悟空....さんなら…大丈夫だよ。」

 

 「テイオー!まだ、完全に治った訳じゃないのですから喋らないでください!」

 

 「もう、マックイーンは心配し過ぎ…。」

 

 「? オグリ?どうしたん?」

 

 「もうすぐ、終わる…。」

 

 「?」

 

オグリ先輩がそう言った直後ものすごく大きな音がした。

 

 「あっ!」

 

誰かが上を向いて声を上げた、空から先程の宇宙船が降りてきていた、何やら紫色の電気が悟空がいる方に向かって流れていた。

見ていると強い風が吹き荒れる、あまりの強さに皆固まって飛ばされないように踏ん張る、ボクはゆっくりと悟空の方へと顔を向けた

 

「チクショオオオオオオオオオ!!!!」

 

 

そんな声が聞こえてきたと同時に青白い光が空へと伸びていく、その光は宇宙船をも飲み込み進んでいく、程なくして大きな爆発が起きた

皆が空を見上げてそれを見届けた

 

 「っ!悟空さん!」

 

ボクはいち早く悟空の存在に気づきまだ万全じゃない体を無理に動かし駆けていく

 

 「テイオー!」

 

 「あんの、バカ!」

 

後ろからそんな声が聞こえてきたが構ってられない、今は悟空の方が優先だ。

 

 駆けてから数分、悟空がいたと思う場所へと着ていた、ボクは体が痛みで上手く動かせないから皆に追いつかれるのは目に見えていたが皆ボクを支えて運んでくれた。

だが、あたりを見まわしても悟空の姿が無くボクの顔は青ざめていく瞬間

 

 「……やぁったぁ……守れたっ……」

 

そんな、消え入りそうな声が聞こえてきた、慌ててそちらに顔を向けると悟空がボロボロの状態で倒れていた。

 

 「「「「「「「「悟空(さん)!!!!!」」」」」」」」

 

皆も気づいたらしく声が重なる

 

ボクは悟空の傍に行き膝をつく

 

 「悟空さん!大丈夫!」

 

声を掛けるが薄っすらと目を開けてこちらを見るだけ

 

 「悟空さん!ねぇ!起きて!大丈夫!早く病院に運んであげるから!だから....だから死なないでッ!悟空!」

 

悟空に必死で声を掛けるボクに彼はニッコリと笑い、弱々しくボクの頬に手を当てる。

 

 「……よ…か…っ……だ……。……あ……り……が…と………。」

 

そう言って目を閉ざす悟空

 

 「…え?…う、嘘だよね?悟空?悟空起きて?悟空!起きてよ!ねえ!…イヤ、イヤ…イヤァアアアアア!!!」

 

ボクは彼に縋りつき泣きわめく

 

 「ご、悟空?」

 

オグリ先輩もフラフラとこちらに向かって歩いてくる、そして膝を着く、目には涙を浮かべていた。

皆も只々呆然と見る事しかしてなかった、ライスやスぺちゃんが泣いていた、皆暗い顔をしていた。

ボクが悟空の胸で泣いていると小さな、集中しないと聞こえないくらいの音がした、何故泣いているボクが気づいたのかは知らないがボクは彼の胸に耳を当てる。

「トクットクッ」と弱く小さな音が鳴っていた。

 

 「っ!は、早く!まだ生きてる!早く病院に!」

 

 「ほんとうかっ!」

 

いち早くオグリ先輩が言うが、皆も驚いた顔していた。

だが現実はそうあまくない、ゴルシやマックイーン達一部の顔が暗いままだ

 

 「…わりぃ、たぶん、それは無理だぜ?」

 

 「は?…何言ってるの?まだ悟空は生きてるんだよ!このままだと本当に死んじゃうんだよ!ゴルシはそれでいいって言うの!」

 

 「ちげぇよ…今の状況考えてみろよ、こんな山奥なんだぞ、携帯も繋がらない、万が一にヒトがここに向かうにしても時間がかかる、もう分かるだろ…間に合わないんだよっ!」

 

 「っ!ま、まだ他に方法があるよ!だ、だから、このまま諦めたらダメだよ!は、早く、なんとかしなきゃ…なんとか……そうだ!マックイーンなら!マックイーンなら何とか出来るんじゃないの!」

 

 「テイオー……。」

 

首を静かに振る、ボクはその瞬間絶望する、小さな希望が見えたのにそれは直ぐに消え去った。

 

 「い、やだよ…。こんなの。」

 

また、涙が溢れ出してくる

 

 「悟空……悟空…死なないで…。」

 

目から涙が地面に零れ落ちた時、不思議なことが起こった。

涙が落ちた所から光り輝く枝豆のようなものが生えてきたのだ、それと同時に

 

 『突然すまねぇ、それを食べればそいつは元に戻るはずだ、おめぇの分も用意しといたから食っとけよ、信じられねぇのは無理ねぇが食べねぇと死んじまうかんな。オラが出来るのはここまでだ!んじゃ、またな!』

 

悟空に似た声の知らない男性の声が頭の中に響いてきた、この豆みたいなのを食べれば悟空が死ななくて済むらしい、普段のボクなら疑いもしたし食べないだろう、だが藁にも縋る思いのボクはその豆を一粒取り口に入れて噛む

 

ガリッ

 

 「「「「「「「っ!!?」」」」」」」

 

皆状況を掴めていないのかボクがいきなり光る豆を食べた事に驚いていた。

 

 「テ、テイオー!何食べているんですの!?」

 

 「そ、そうよ、早く吐き出しなさい!」

 

マックイーンやスカーレットが慌てた様子で言ってくるがボクはそんな事気にする余裕は無かった。

食べた瞬間今まで痛かった体の痛みや倦怠感が嘘のように消え去っていたのだ、頭の中でに話しかけてきた男の人が言っていた事が本当だという事に気づいたボクは慌てて最後の一粒を取ると悟空の口に入れる…が全然飲み込もうとしないのである、ボクが慌てていると

 

 「…何してるか知らねぇけどよ、それ食わせたいなら水やらで押し込むのがいいけど…水は無いから口移しくらいしか方法無いぞ、あ、ちゃんと噛んでから入れろよ喉に詰まらせるといけないから」

 

ゴルシからそう言われ、ハッとする、ボクは豆を口に入れ噛むそして…

 

 「っ!!!」

 

 「ひょわ!?」

 

 「ええ!?」

 

 「うわぁ、大胆…」

 

 「な、ななななっ」

 

 「ヒュ~」

 

皆顔を赤くしてボク達を見ていた。

悟空に口移しで豆を食べさせた、恥ずかしさよりも悟空が助かる事だけを考えていたからあまり気にしていられなかった。

少しすると

 

 「ゴッホッゴッホッ!…ハァ、ハァ」

 

少し咳き込んだ後、穏やかな表情へと変化した

 

 「悟空っ!!!」

 

ボクは悟空に抱き着く、目が覚めないが表情を見て安堵する。

 

 「嘘....」

 

誰かがそんな事を呟くとボクは再び悟空を見る、先程まで沢山の傷があり出血もしていたのに全て無くなっていた。

この豆の効果なのだろうか、それなら…誰かは知らないがあの男のヒトに感謝しなきゃ、ボクは悟空の無事を確認して安心したのか急に眠気が襲ってきた、ボクは悟空の胸元に倒れるようにして倒れる。

 

 「「「「「「テイオー!!!」」」」」」

 

 「やはりまだっ!」

 

 「テイオーさん!」

 

 「ど、どうしよう」

 

 「緊急事態ですね、早くトレーナー達の元にっ」

 

 「おい、お前ら落ち着けよ、テイオーは寝てるだけだって」

 

皆うるさいなぁと思いつつ悟空の顔を見ながらボクは目を閉じた。

 

 

 目が覚めると白い天井が見えた

 

 『ボクは確か……』

 

今まで事を思い出す

 

 「悟空っ!!!」

 

バッと起き上がるボク

 

 「痛たたっ……」

 

勢いよく起き上がったせいか体が痛むがあの時のような痛みが無い

周りを見回すと何処かの病院なのだろうか、個室の病室だった、ボクは悟空の事が気になり部屋を出ようとベッドから降りようとした時

 

ガラッ

 

 「まぁ!起きたんですのね!テイオー!」

 

扉が開き入ってきたマックイーンに抱き着かれる

 

 「ちょっと!マックイーン、ストップ!」

 

 「もう、なんですの?」

 

 「なんですの?じゃないよ!もう、ビックリしたんだから!……それよりも悟空は!」

 

 「……悟空さんですか、彼は無事ですわよ、ただ少し厄介な事になってまして…」

 

 「無事なんだね!早く会いに行こうよ!」

 

 「テイオー、落ち着いてください。今は会いに行けませんわ。」

 

 「な、なんで!悟空の事心配で見に行くだけじゃん!」

 

 「それでもですわ、もう少し、悟空さんが目を覚ますまで待っていなさい。あなたも怪我が治ったといっても怪我人ですのよ?安静にしてなさい、悟空さんが目を覚ましたら最優先に合わせてあげるよう問い合わせてみますから。」

 

 「……うん。」

 

ボクは再びベッドに戻り寝転がる

 

 「私は起きた事先生に言ってきますわ」

 

そう言ってマックイーンが部屋から出ていった。ボクは窓の外を見つつ悟空のことを考えるのであった。

それから戻ってきたマックイーンと病院の先生が来て簡単な質問や体に異常が無いか検査した、もう一日入院後退院できるみたいだ。

検査もひと段落したら、あの時居合わせたメンバーや親が見舞いに来てくれたりとても賑やかに過ごした、あまりにも賑やかだったから看護師さんに注意されてしまった。

 

 次の日、ボクは病院から出てトレセンへと帰ってきていた。

会議室の様な所へ連れていかれると中には当事者であるメンバーが揃っており、トレーナー達や理事長、たづなさんもいた、他に偉そうな人達も一緒にいた。

山であった事を話してほしいらしく、正直に起こった事を皆で話した。最初トレーナー達も含めて信じてなさそうな顔をしていた、信じ難い話だけども本当の事だと言い張るしかない、それにボク達全員が見ている。トレーナー達は音だけは確認していたらしいがそんな事が起きていたとは思わなかったらしい、また、悟空が戦闘中トレセン付近でも強風や地震があったらしいそれだけ激しい戦闘だったのだ、近場で見ていたボク達はよく生き残ったと思った。

話を終えると、理事長やたづなさん達が話し合い、少ししたら部屋を出ていった、トレーナー達も後を付いて行く、ボク達はこの部屋で待機とのこと。

ボクはトレーナー達が部屋から遠ざかった事を確認したと同時にボクが眠ってしまった後の事を聞いた。

ボクが眠った後皆で協力しボクと悟空を連れて山を下りようとしていたら丁度そこにタイミングよく自衛隊の方々が音を聞きつけて来ていたらしくボク達は保護されたらしい。

ボクと悟空だけは病院に搬送、他の皆も事情聴取後病院へという事らしい。

ともかく皆、無事で安心した、後はまだ目を覚ましていない悟空だけだ、早く目を覚ますように祈る事しか出来ないが良くなってほしい。

 

 

 あれから数日、ボク達は徐々に日常に戻っていった、そんな時病院から連絡が来たとトレーナーから知らされた。

悟空が目を覚ましたという連絡だった、ボクは居ても立っても居られなくなりトレーニングをやめ病院へと走った、後ろからトレーナーの声が聞こえるがそんなの気にしていられない

 

 『悟空っ!』

 

ボクは病院へと走った。

数十分後、ボクは悟空がいる病院へと着いた。多少疲れたが悟空に会えるのなら気にならない病院へと入り受付で悟空のいる部屋を聞く、受付のヒトが渋っていたが電話をかけて何かしら話した後病室を教えてくれた、ボクは階段へと走り駆け上がっていく、病院内を走るのはダメだと分かっているが今のボクにはそれが頭の中に無かった。

言われた通りの部屋を確認して、中に入る。入る際警備の人達が驚いていたが気にしない

 

 「悟空っ!!!」

 

 「うおっ!?」

 

名前を呼びながら入ると顔を手で押さえて悶えていた悟空が目に入った、悟空はボクの声で驚きこちらに顔を向けた。

 

 「ト、トウカイテイオー…。」

 

 「悟……空。悟空ううううう!」

 

 「ちょっ!?」

 

ボクは悟空に飛び込み抱きつく、涙が止まらず悟空の胸元で顔を拭くように擦り付ける。

悟空はボクが急にこんなことしたからか戸惑ってる、ボクをこんな気持ちにさせた罰だと思いつつも無事に目を覚ましてくれた事に安堵する、ボクは皆来るまで泣いた。

皆が来てからは泣いていたのを見られからかわれる、恥ずかしくてあうあうしか言えないボクがいた、仕方ないじゃないかずっと心配してたんだからっ。

あ、あとね、オグリ先輩も悟空が無事だと分かると

 

 「ご、悟空…無事でよかった…ホントに…」グスン

 

って目尻に涙を溜めて悟空の手を両手で包んでたんだよ。

滅多に泣かない人だからそれを見た時はあのタマモ先輩やクリーク先輩もびっくりしてた。

その後悟空が倒れた後のことを聞いてきたから話した。勿論豆の事も話した、それを聞いた悟空がとても驚いていた、やはりあれが何か分かるようだ。

話し終えると、皆が悟空を見る。皆あの事について気になっているみたいだ

 

 「あのすみません、差し支えなければ教えていただけますでしょうか。あなたの事、そしてあの宇宙人や宇宙船の事……安心してください、此処には私たち以外来ないようにしてありますわ。」

 

代表してマックイーンが悟空にそう聞くと悟空は少し緊張し顔が強張る、数分黙った後ゆっくりと口を開いた

 

 「あれは、おめぇらが言った通り宇宙人で間違いねぇ、アイツらがしようとしてた事は簡単に言えばこの星を別の惑星の宇宙人に売りつけようとしてたわけだ。」

 

 「つまり、地上げ屋のようなものですの?」

 

 「ん?まぁその認識で間違っちゃいねぇ、アイツらはこの星の生物全てを殺してから売ろうと考えていたから戦った訳だ。そして、オラが何故あんな力持ってるかだろ?」

 

そう聞くと皆首を縦に振る

 

 「まぁ、おめぇら大体察してると思うが、オラは宇宙人だ、戦闘民族サイヤ人それがオラの種族名だ、名前の通り戦闘に特化した種族で戦えば戦うほど強くなる。」

 

 「戦闘……」

 

 「民族……」

 

 「サイヤ人?」

 

スカーレット、ブルボン、スぺちゃんの順に呟く

 

 「ああ、オラは小さい頃から修行してたからあれ程の力が出せたちゅうわけだ、まぁ、相手はオラより強くて勝てるか不安だったんだがな」

 

そう言って頭をかく悟空

 

 「んじゃよ、あの手から出してた光線は何だよ?」

 

 「光線?ああ、もしかして、これの事か?」

 

悟空が掌に光る球を出して言った

 

 「そうそう!これだよこれ!っで、何だこれ?」

 

 「ああ、これか、これは気って言って分かりやすく言うと体内エネルギーだな」

 

 「体内エネルギー?」

 

「ああ、この体内エネルギーってのは生きとし生けるもの全ての者が持つ力だ。これを修行して鍛えると空を飛べたり、遠くにいる相手の気を探れたり、オラやアイツのように光線だって使えるようになる。コントロールが上手く成れば身体能力の強化や気をまとって鎧何かにも出来るようになったり、手から気の剣を作る事だって可能になる。」

 

 「ええ!?じゃあ、私達の中にもその気と言うのがあるのですか?」

 

 「ああ!ちゃんとあるぞ、こんなかだとゴールドシップが一番高いな。てか、何でそんな高いんだ?」

 

 「お!アタシか!まぁ、ゴルシちゃんだし当たり前だろ?」

 

 「そうなのか?」

 

 「はぁ、ゴールドシップの事は気にしないでくださいまし、それよりも、テイオーを治したのももしかして……」

 

 「…ああ、気だ、相手に送る事も出来るからな、気を送る事で多少だが気力や怪我を回復したりできる、オレはトウカイテイオーの体力と心臓に気を送って無理やり動かしたに過ぎないからな。」

 

 「だから、テイオーを休ませろっていった訳か……」

 

 「いくら心臓が動いてもそもそも体の方は治って無いからな無理すると悪化してまた死んじまう可能性があるしな」

 

 「気ってのは何でもありなんですね」

 

 「何でもは言い過ぎだ、気もそこまで万能じゃないからな」

 

 「そういえば、ボクが食べたあの豆は何だったの?悟空知ってるんでしょ?」

 

 「ん?もしかして仙豆の事か?」

 

 「「「「「「「仙豆?」」」」」」」

 

「ああ、仙豆。一粒食べれば体力を全回復は勿論怪我なんかも一瞬で治しちまう豆だ。それに一粒で普通の人間なら十日くらいなら何も食べずに過ごせるくらいだからな」

 

 「な、何なんですのその規格外な食べ物は…」

 

 「なあなあ!テイオー!味は!味はどうだったんだよ!」

 

 「その話私にも詳しく聞かせて下さい。(キリッ)」ジュル

 

 「私もその話は気になる(キリッ)」ジュル

 

 「え?えーと、あの時必死だったからあまり覚えてないけど、まずかったかな、しかも固かったし、嚙み砕くだけでも一苦労だったよ。」

 

 「ま、まずいんですのね…」

 

 「で、でもすごいよね!怪我も治しちゃうなんて!あの豆あれば怪我で苦しんでる人達救えるのかな?」

 

 「可能性はありますね。」

 

 「じゃあ、病気とかにも?」

 

 「あ~、わりぃな、仙豆は病気には効かねぇんだ。怪我や体力何かは治せるが病や元からある持病とかも治せない。」

 

 「やっぱ万能って訳じゃねぇんだな~、まあ、どんな傷でも治すだけでも凄いしな。」

 

 「まあな、あと仙豆はそう簡単に作れねぇからな。作れる環境があっても育てるのにも凄い苦労するし取れる数も少ない。てか、この世界に仙豆があるのかすら分からないしな」

 

 「え?でもあの時テイオーが食べてましたわよね?この世界にもあるんじゃないのですか?」

 

 「えーと、たぶん無いよマックイーン。あの時の声の人が送ってくれたものだと思うし。」

 

 「テイオーだけが聞いたっていう声の奴か」

 

 「うん」

 

 「どんな奴だったんだ?」

 

 「ん~とね、悟空みたいな感じだったよ。そういえば声も凄い似てた!オラって言ってたし!」

 

 「なに!それはホントか!」ガバッ

 

 「うわわわ、もう!悟空脅かさないでよ!」

 

 「わ、わりぃ。で、そいつが何て言ってたか覚えてるか!」

 

 「う、うん。え~とね、『それを食べればそいつは元に戻るはずだ、おめぇの分も用意しといたから食べとけよ、信じられねぇのは無理ねぇが食べねぇと死んじまうかんな。オラが出来るのはここまでだ!んじゃ、またな!』って言ってた気が…。」

 

 「…」フルフル

 

 「悟空?」

 

突然黙り震え始める悟空にボク含め皆疑問に思う、ボクが悟空に問い掛けると

 

 「ヤッホ~イ!!!」

 

 「うわっ!?」

 

突然悟空が飛び跳ねたのだ、それにはボク含め皆が驚き一歩ほど後退りするほどであった。

 

 「あっ…。」

 

悟空がこちらを向き気まずそうにベッドに座る

 

 「んだよ、知り合いなのかその声の奴と」

 

ゴルシがそう言うと悟空は何か考える仕草をした後

 

 「あ~、その、まだ確定したわけじゃないんだけど、憧れの人というか…何というか…」

 

そう困ったように言葉を濁す悟空

 

 「そっか~憧れの人か~。ボクもいるから気持ちは分かるよ!でも、本当に体大丈夫なの?病み上がりなんだからあんなに激しく動いちゃダメだよ!」

 

悟空とその人の間に何かしらあるのは見て明らかだが聞かれたくない事なのだろうと思いボクは話題を変える

 

 「ん?おう!でも仙豆のおかげで体の方は大丈夫だぜ!」

 

そう言ってニカッと笑う悟空にドキッとする、悟空の笑顔に見惚れていると

 

 

 「あの、さっきの仙豆の件なのですが…どんな怪我でも治すと言っていましたが何故テイオーは倒れたのでしょうか?もしかして副作用があるものなのですか?」

 

マックイーンが申し訳なさそうに悟空に問い掛けた

 

 「あ~、その辺なんだけどよオラも良く分からないんだ、本当なら気絶する事もないし副作用も勿論ないが…オラの憶測でいいなら話してもいいが、いいか?」

 

 「はい、お願いします。」

 

 「オラたちが食った仙豆はもしかしたら未完成もしくは仙豆自体の能力が何らかの理由で劣化したかだ」

 

 「未完成?」

 

 「劣化…。」

 

 「ああ、テイオーの話を聞く限り仙豆が突然目の前に出てきたんだろ?」

 

 「う、うん。地面からにょきにょきって」

 

 「普通なら有り得ねぇんだ、あの地では仙豆は育てられないし育てられたとしてもそんな短期間で栽培するのは無理だ。」

 

 「なら、何故?」

 

 「トウカイテイオーが聞いた人物が送ったが何らかの理由…遠くから仙豆を送る際に何かしらの制約で万全の状態で送れなかったか、もしくはまだ完全では無いが完全に近い状態の仙豆を送ってきたかのどちらかだとオラは思っている。」

 

 「前の説はまあ何となく理解できるが後の説の未完成で送ったのは何でなんだよ」

 

 「向こう…送ってきた側には完成した仙豆は無く育てている最中に必要になり完成に近い物を選んで送った…と考えてるわけだが…オラ的には制約説の方を推すけどな。」

 

 「んで、何で倒れたかだけど、たぶん気というか気力は回復しなかったんだな。傷や体力は回復しても命の危機に瀕した場面だったからおめぇらも気張りつめてたんだろ、トウカイテイオーなんて一回死んでるんだしな安心してそのまま気疲れで気絶したんだと思う。」

 

 「なるほど…ありがとうございました。」

 

 「あっ!じゃあじゃあ、オレも聞きたい事あったんだ!…です!」

 

ウオッカがソワソワしながら悟空に聞く

 

 「何を聞きてぇんだ?」

 

 「あの最後になった金髪のやつは何なんだ!じゃなくてですか!」

 

 「それアタシも気になってたわ、あれは何だよ超パワーか何かか!」

 

ウオッカに続いてゴルシも瞳を光らせ悟空に詰め寄る

 

 「お、おう。金髪…超サイヤ人の事か。」

 

 「スーパー」

 

 「サイヤ人…。」

 

 「ああ、穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士ってな。」

 

 「伝説!?」

 

 「オラたちの種族誰もがあの姿になれる訳じゃねぇんだな、千年に一人現れる伝説の戦士らしい」

 

 「じゃあ悟空はその千年に一人の存在って事なんだね!」

 

 「あ~、そうでも無いぞ。」

 

 「え?」

 

 「オラが知ってる奴らだけでも結構なってるからな~」

 

 「ええ!?そんな簡単になれるもんなの!?」

 

 「ん~、そうでもねぇんだけどな、知ってるだけでも二桁いたような…。」

 

 「まるでスーパーサイヤ人のバーゲンセールだね…。」

 

 「ぷッ!クックックッ」

 

 「あ~、何笑ってんのさ!」

 

 「いや~わりぃわりぃ、同じこと言ってんなと思ってな」

 

 「え?それってどういうry」

 

 「なあなあ!今その姿になれたりできねぇの!」

 

 「ここでか!?流石に此処でなるのはな?たぶん周りのもんぶっ壊しちまうしな、それにあれっきりなってないからなれるかどうかもわからねぇんだ。」

 

 「「そっか~」」シュン

 

 「あ!で、でも広い所で周りに迷惑掛からない場所でなら修行って事でみせれるかもしれねぇぞ!」

 

 「「ホントか!」」キラキラ

 

 「お、おう…。」

 

 「ちょっと!あんな事言っていいの?ゴルシとウオッカ本気だよ?」コソコソ

 

 「お、おう!何とかする、もしもの時はオラの住んでた山ん中ならいいだろ?」コソコソ

 

そんなこんなで悟空との再会も無事に果たし面会時間ギリギリまでおしゃべりした。

帰りの際ボクはふと悟空のいた部屋をみる、悟空の体はもう回復していて退院しても問題無いのだが退院できない理由があるのだ。

悟空は宇宙人だ、だからこの地球には悟空に関する情報が無いのだ。

住所は勿論、身元不明、こんな人がいればいろいろと問題が発生するわけで今は国のお偉いさんと学園の理事長に加えて育て親のお爺さんの親族も交えて話し合っているみたいだ。

トレーナーや理事長さん達は悪いようにはしないと言っていたがそれでも心配だ。

早く普通の生活できるようになってほしい…そして何時か二人で街に出て遊んだりしたいな~///

ボクはそう祈りつつ学園へと戻る。

 

 

 あれから数日、ボク達は日替わりで悟空に面会をしに行っている、流石に大勢で毎日行くのは病院にも迷惑掛かるからね。ちなみにボクとオグリ先輩は毎日行ってる。

あんな事があったがボク達は何時もの日常に戻った、練習したり勉強したりレースに出たり、悟空が来た時に褒めてもらえるようにって。あれ?悟空の事ばかり考えてる気がする…。

 

 そんなある日、何時ものようにトラックで練習していると

 

 「お~い!テイオー!」

 

トレーナーが走ってこちらに手を上げていた

 

 「ん?何トレーナ~」

 

 「はぁはぁ…悟空の事でな」

 

 「!?」

 

ボクは悟空の名前が出た瞬間毛が逆立ち嫌な汗が噴き出る

 

 「なに!悟空に何かあったの!」

 

 「お、オイ、落ち着けって、別に悪い話じゃない。」

 

 「そ、そっか…。」

 

ボクは落ち着き安堵する。

 

 「悟空の今後の事で話があるから、あの時の当事者で気になる奴は来いって言い回ってんだよ。お前なら勿論来るよな?」

 

 「うん。行くよ。」

 

 「なら来い、会議室で待ってんだ。」

 

 「あっ、その前にシャワー浴びてもいい?」

 

 「おう、勿論。行ってこい。」

 

 「ありがとう!」

 

ボクは急いでシャワールームに飛び込み浴びる、悟空の今後…どうなるか心配だ。

 

 

 部屋に着くと既に皆が集まっていた。

 

 「お~う、テイオー。お前が一番最後だな~」

 

 「むっ!仕方ないじゃないか。」

 

そうあの後シャワーを浴びたはいいが拭くもの忘れてしまいマヤノに持ってきてもらっていたのだ、そしてマヤノの話に付き合わされたりして遅れてしまったのだ。

 

 「んじゃ、全員揃った訳だし話してくぞ~」

 

トレーナーが全員を見回すと皆一斉に頷く、ちなみにだが此処にいるのは当事者のボク達とトレーナー、東条トレーナーと黒沼トレーナー、理事長とたづなさん、あとは知らない女性と男性だ。

 

 

 「結論から言うと、悟空は無事に戸籍を取って普通に生活できるようになった。」

 

それを聞き皆安堵する

 

 「だが、条件付きだ」

 

それを聞いてまたもや張り詰めた空気になる

 

 「その条件ってなに?」

 

苛立ちを抑えながら聞くボク

 

 「まあ、そんな怖い顔すんなって」

 

 「此処からは私が言いますね?」

 

 「はい、お願いします。」

 

 「初めまして。玉龍院佳奈と申します。」

 

 「玉龍院って…」

 

 「はい、悟空君の名前ですよね。あの子は私達の家の子になる事が正式に決定したの。」

 

 「え?でも、悟空の正体知ってるんですよね?」

 

 「ええ。」

 

 「なら何で…」

 

 「ふふっ。そうですよね。普通の家なら見ず知らずのしかも宇宙人を家族に迎えるなんてしませんもんね。言い方は酷いですがあの子は家のお爺ちゃんが残した最後の忘れ形見なんですよね。」

 

 「え?」

 

 「家の祖父が最後に残したのがあの子なんです。まさか子しかも宇宙人だとは思いませんでしたけどね。ふふっ、お会いした時雰囲気が昔のお爺ちゃんそっくりだったのは驚きました。それにとてもいい子で、お爺ちゃんが大切に育てたんだと直ぐに分かりました。反対の意見も勿論ありまし彼を見てから反対する人がいなくなったんですよ。凄いですよね彼。彼はちゃんと私達で面倒を見るつもりです、なので皆さん安心してください。」

 

 「そっか…良かった~」

 

安堵するもつかの間

 

 「では、次は私から。初めまして。国防省の国枝と申します。」

 

さっきの知らない男性が前に出て綺麗にお辞儀をした

 

 「早速ではございますが、悟空さんへの条件に関しましてお話いたしますね。今回は国で決まった取り決めを国防省である私が代表して伝えに来ましたのであしからず。まず一つ、悟空さんはこれから必ず何処かの組織に属し誰かしらの監視の元生活してもらいます。」

 

 「なっ!?」

 

監視付きに驚くボクを無視して言い続ける彼

 

 「二つ、これから地球及び日本への宇宙人侵略行為が行われた際に彼がその対象に当たる事」

 

 「っ!」

 

 「以上です。」

 

 「そ、そんな。また悟空に辛い事させるの!そんなの間違ってるよ!」

 

 ボクが抑えきれなくなり国枝さんに近づこうとする

 

 「お、おい。落ち着けテイオー!まだ話は終わって無い!」

 

 「え?」

 

 「はい、二つ目の補足といたしまして彼自ら志願しました、貴方達がいるこの世の中を守れるなら守りたいと、彼は仰っていましたよ。」

 

 「悟空が…。」

 

 「うむッ!そして組織並びに監視はこのトレセン学園で行うことになったッ!」

 

今まで黙って聞いていた理事長が前に出てそう言った

 

 「此処で?」

 

 「そして!監視の役目を君達に任せたいッ!」

 

 「ええ!?ボク達が!?」

 

 「はい、私達だけじゃなく此処にいる玉龍院さん達の協力もあります。皆さんがこの学園にいる間に彼の監視として一緒に居てほしいのです。」

 

たづなさんからそう言われる

 

 「でも、ここにどうやって入るんですか?此処はトレセンですよ?関係者以外立ち入り禁止じゃあ…」

 

スカーレットが首を傾げながら聞く

 

 「ああ、それなら問題ないぞ。あいつトレーナー目指すらしいからな!」

 

トレーナーが二カッと笑いながら言う

 

 「「「「「「「「「えぇぇぇえええええええええ!?」」」」」」」」」

 

 「ほ~う」キラーン

 

 「ふむ。」ウンウン

 

 「驚愕。」

 

ボク達は驚きで声を上げる、約数名反応が薄いが…。

 

 「ま、まって!まって!悟空ってトレーナー目指すの!?」

 

 「ん?おう!俺が誘ったらやってみたいってな。」

 

 「はぁ~、あんたが何度も勧誘したんでしょうがっ!」

 

東条トレーナーにどつかれるトレーナー

 

 「じゃあ、これからも一緒に居れるの?」

 

不安そうにボクが聞くと

 

 「「「「「「ああ。(うむ!)(ええ。)」」」」」」

 

トレーナーや理事長やたづなさんに佳奈さん達がニッコリと笑いそう言った

 

 「っ~~~~~~! やった~~~~~~~!!!!!!

 

ボクは嬉しさのあまり飛び跳ねた、後々恥ずかしくなったがこの時のボクはそれすらも忘れて喜んだ。

その後お開きとなり、佳奈さんと国枝さんは帰り、私達も寮へと戻る事になった。

これから一緒に居れると思うと本当にワクワクする、早く来てほしいな。

でも、いくら推薦とはいえ試験は受けないといけないから悟空には頑張ってもらいたい。

 

 

 それから更に数ヶ月

悟空はたくさん勉強していた、トレーナーやたづなさん、他にも心優しいベテラントレーナーなんかも応援に来て勉強を教えていた。

その甲斐あってか無事合格しトレーナーとしての第一歩を踏み出した悟空。

でもまだサブトレからのスタートな為担当を持つのはまだ先になりそうだ、最初の担当はボクがいいな~

 

 あ、あとね学園の敷地の裏手で悟空は何時もトレーナーの仕事とは別に修行をしている、悟空専用に場所を作ったようだ。

勿論、学園の皆は周知済みだ。だから基本的に興味本位の子ら以外近づかない。危ない事が分かるからな~、悟空の修行は。

周りには破片が飛んでも大丈夫なように頑丈なフェンスもあり安全対策バッチしだ。

そんな修行だけど今回は前にゴルシやウオッカが見たいと言っていた超サイヤ人化をするらしくボク達は見に来ていた。

ボク達がいるという事で気になったのか校舎の上から見物している子もチラホラいる

 

 「んじゃあ、始めっぞ。危ねぇから離れてろよ。」

 

 「「おう!」」キラキラ

 

二人が何時も以上に輝いていたがそれだけ楽しみなのだろう、かくいうボクも楽しみなのだが…悟空が両手を腰に当て力み始める

 

 「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

声が段々と大きくなり始める

 

 「はぁぁぁぁぁぁあああああ!」

 

悟空の周りに青色の気が激しく燃え盛る炎のように激しく揺れ始める

 

 「はぁぁあああああああ!!」

 

声が大きくなっていくにつれ青色の気の勢いが増す

 

 「はあああああああああああ!!!」

 

強風が吹き地面が微かに揺れ始める

 

 「はああああああああああ!!!!」

 

気の勢いが天まで届きそうなほど高く燃え盛り周りにある小石や小枝が浮き始める

 

 「っく!なんて勢いなんだ!」

 

 「うわ~、このままじゃ吹き飛ばされちゃうよ~」

 

段々強くなってくる強風にボク達は地に力を籠め踏みとどまる

何分経っただろう、勢いが増すのが落ち着くと同時にピカッと悟空が光る

 

 「は”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!」

 

青色だった炎が金色へと点滅し始め、悟空の髪の毛が逆立ち点滅し始める

 

 「はあああああっ!!!」

  

   ピカッ

 

  ドガーン

 

 「うわっ!?」

 

 「クッ!」

 

 「ひゃわ!?」

 

 「「「「「「うわあああああ」」」」」」

 

悟空が更に力んだ瞬間今までで一際強い突風がボク達を襲い少し後ろに吹き飛ばされる。

慌てて悟空を見るとそこには…金色に光る悟空の姿があった。

先程のようにバーナーのような勢いはない金色の気がゆっくりと悟空の周りを揺らめく

 

 「かっこいい…

 

無意識のうちに声が出ていた

 

 

 「うひょー!!!かっけー!!!!」

 

 「うおー!!!むっちゃ光ってる!」

 

 「あ、あれが…」

 

 「スーパーサイヤ人…」

 

 「み、見ただけで分かるわ、あんなの勝てっこないわ…」

 

 「はわぁ。凄い…。」

 

 「はい。これには驚愕です。」

 

 「凄いぞ悟空っ。」

 

 「不良さんみたいになっちゃいましたね~」

 

 「いや、なんでやねん!でも、どえらいのは素人のうちでも分かるわ。そういやオグリもレース中にあんな感じになってないか?」

 

 「こ、これほどまでとは…」

 

皆が驚愕して悟空を見つめる、悟空はゆっくりとこちらに向き

 

 「これが超サイヤ人だ、なるのはこれで二回目だが…結構キツイな…長くはもたなさそうだ。」

 

少し辛そうにしながら手を握ったり開いたりする悟空

 

 「あっ!やっぱり!」

 

 「ん?」

 

 「その姿になると目の色も変わるんだ!」

 

ボクが悟空の目を覗き込む、気絶する時みたのは見間違いじゃなかった訳だ

 

 「あら、ホントですわね。」

 

 「目、目つき悪くなるのね」

 

 「緑目は初めて見るな~」

 

 「眉毛まで金色になるんだね…」

 

 「そのようですね…不思議です。」

 

 「お尻尾まで金色になるんですね~」チョンチョン

 

皆が変身した悟空を囲んで観察する

 

 「おい、お前ら、その辺にしろ。オレも理性保つのに必死なんだ」

 

 「一人称も変わるんだな。」

 

 「なあなあ!その姿だとどれくらい強くなるんだよ!見せてくれよ~」

 

 「…ほんの少しでも力加えるとこの学園をぶっ壊しちまう可能性あるしな…ほんの少し、移動と攻撃動作だけだぞ。」

 

 「おう!」

 

 「どうか、どうか手加減してくださいね。学園消えてしまうのは困ってしまうので…」

 

 「あぁ。」

 

そうして悟空が構えると気づいたら数百メートル離れた場所にいた。

そう、構える姿は見えたがそこからが目で追えなかったのだ、あまりにも早すぎてボク達は啞然となる。

次に攻撃、腕を軽く振るだけで

 

 ブォン

 

と大きな音が出たと思ったら数メートル先の丸太が割れたのだ、あまりの規格外さにボクは改めてこの超サイヤ人の強さを思い知らされたのであった。

 

 それから数十分くらい超サイヤ人の状態で過ごした悟空はまるで電気が切れた機械のように超サイヤ人化が解けてしまった。

悟空によると制限時間だとの事、今はまだ短時間しかなれないが修行してけば長時間の変身が可能と言っていた。

変身も済んだという事で解散となった、皆午後の練習へと向かう中ボクは悟空を眺めていた。

これだけ強いのにまだ強くなろうとするのは疑問に思ったがボク達そして世界を守るにはもっと力が必要らしい、超化から解けても修行をする悟空、そんな彼をボクは応援した。

何かボクにできる事はと考えたが特に出来そうなことは無いのが現状だ、早く悟空の役に立ちたいと改めて強く思うのであった。

 

 

 それから幾ばくかの時が流れ悟空が正式なトレーナーになった。

ボクは急いで悟空の元へ向かった、校内は走ってはいけないが今はそんな事気にしていられない!

悟空を探しているとトラック近くの草場にいた

 

 「悟ぉおおおおお空ぅぅうううう!!!!」

 

 「んあ?ってテイオー…って!ちょっ!とまれ!グッフ!」

 

ボクは悟空の腹元に一直線に抱き着き

 

 「悟空!いや、トレーナー!ボクをトレーナーのウマ娘にしてください!」

 

 「へ?」

 

 「だ~か~ら~!担当だよ!ボクの担当になって!」

 

 「いや、おめぇ、沖野さんの所にいるんじゃねぇのかよ。」

 

 「沖野トレーナー?悟空が正式にトレーナーになるまでの仮だよ?前から約束してたんだ、悟空がトレーナーになったら悟空の方に行ってもいいって!」

 

 「なんじゃそりゃ。」

 

 「ねぇねぇ!ダメ?」ウルウル

 

 「グッ!ダメじゃねぇけど…」

 

 「悟空。」

 

 「ん?オグリか。よっす!」

 

 「ん、よっす。」

 

 「どうしたんだよ?」

 

 「ああ、悟空に私のトレーナーになってほしくてお願いしに来た。」

 

 「いぃ!?」

 

 「えぇ!?」

 

 「ん?」

 

 「ちょっと!オグリ先輩!ボクが先だよ!」

 

 「そうなのか?でも私も悟空に見てもらいた。これは譲れない。」

 

ボクとオグリ先輩と睨み合う、そんな事をしていると

 

 「その話聞かせてもらったっ!!!」

 

と何処からともなく理事長が現れた

 

 「いぃ!?理事長!?」

 

 「うむっ!理事長であるっ!二人の意見を聞いたっ!二人は悟空がトレーナーになってほしんだな?」

 

 「「うん!(ああっ!)」」

 

 「なら、こうしよう!悟空!君がこの二人を見るんだっ!」

 

 「え?えええ!?で、でもオラ今日トレーナーになったばかりのひよっこだぞ!いいのかよ!?」

 

 「むっ!悟空!君なら問題ないはずだが…?」

 

 「ふふっ、そうですね。沢山のベテラントレーナー達に面倒を見てもらいましたよね?実は悟空さんのカリキュラムだけ特別だったんですよ?なので二人見ても問題ありません。流石にチームを作るのは無理ですが…。」

 

またしても突如現れたたづなさんに驚くボク達

 

 「まじか~」

 

少し驚いた後悟空はボク達を見つめる、ボクは不安になりながら悟空を見つめ返す

 

 「っ!…よしっ!分かった!これからよろしくなテイオー!オグリ!」

 

笑顔で両手をボク達の前に出す悟空

 

 「え…あっ……うんっ!よろしく!ボクのトレーナー!」

 

 「っ!…よろしく頼むトレーナー!」

 

最初は呆然としたが受けてくれた事が分かると泣きそうなほどの嬉しさがこみ上げてくるが何とか涙を堪える。

ボク達はそれぞれ差し出された手を掴み返す

 

今日この瞬間からボクと悟空、そしてオグリ先輩との物語が始まった。

 

 

 でもまだこれは序章に過ぎない、これから困難が待ち受けている事をこの時のボク達は知らなかった。

 

 

 

To Be Continued?...




続く?続かない?
今回はテイオー視点でした。
むっちゃチョロインなテイオー…まじかよ…
取って付けたようなラブコメもね…ごめんなさい。
あと、オグリ視点いりますか?いるなら書きますが…
ちなみにですがオグリ、タマモ、クリークの呼び方に関してはテイオーがどう呼んでるのか知らない為先輩を付けました。
アニメでも呼んでるシーンありましたっけ?あったらサーチ不足ですすみません。
いろいろと端折りすぎた感は否めないのが傷ですね。
ウマ娘もそうですがドラゴンボールに関しても設定曖昧なんでこれ違うんじゃと思った方は二次創作特有のご都合主義で理解してください
なんでメインヒロインがテイオーなのか?それは今更ながらウマ娘二期を視聴しボロ泣きしテイオーかわえー!となったからですね。オグリはその時のトップ押し(今はスカーレット)
これ続けるか迷ってます、一応ストックはあるんですけどねw


ドカバトのガチャが闇過ぎて怖いです。


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