幻想郷の接触   作:ゼロ・ワン

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妹紅が好きなので見切り発車で書きました、後 初投稿です。


全国遊覧編
プロローグ


ある春の日 幻想郷の迷いの竹林で藤原妹紅はアビリティカード「画面の境界」を片手に物思いに耽っていた。

「また外の世界に行く機会はないかな。」

そんな一言を呟いてまた呟く。

「このカードじゃあ外の世界には行けないしな。」

何故こんなことを考えているかというと少し前に少しだけ外の世界に出る機会が有ったこと、

友達になった宇佐見菫子に外の世界の話を聞いてもっと見てみたいと、興味が出たからだった。

と考え込んでいると突然目の前の空間が裂けて隙間が出来、隙間の中から女性が現れて言う。

「なら行って来てくれませんか」

「何の用だ八雲紫」

この胡散臭い隙間妖怪の言うことは怪しくて堪らないと思っている妹紅は言った。

「外の世界で目立って来てくれないかしら。」

となにやら怪しいことを言う。

「幻想郷は簡単に出入りする事は出来ないし、そう作ったのはお前達賢者だ、何故お前がそんなことを言う、何が目的だ。」

「まあそう邪険になさならいで、理由は説明しますから。」そんなことを言って紫は説明をした。

 

約20分後理由を聞いて妹紅は一応納得した。

 

「成る程、目的は解ったけど何で私に頼む。」

「あなたは人ですしある程度良識もあります、それに貴女は派手な炎の術を得意としているから。」

一つ目の理由は外の世界は人外や不思議な力を否定しているから魔力や妖力の消耗が激しいが妹紅は人なので妖怪や妖精よりは外の世界で弱体化しないから、

二つ目は羽目をはずして目的を忘れないから、実際幻想郷には静かにしているよりも騒ぐことの方が好きな者が多い、

三つ目は目立ってと頼まれている以上当たり前だろう。

「後、大事な仕事も無いからというのが理由ね。」

妹紅は焼き鳥屋だったり、炭焼き職人だったり、迷いの竹林の道案内をやっているが、多少休業しても問題ない仕事ばかりだ。

「まあ私に頼みたい理由も解った、なら何をして来ればいい。」

「あら、随分素直なのね。」

「まあ外の世界に行きたかったからな。」

判ってて私にしたんだろうと思う妹紅

「貴女に声をかけて正解だったわ、では具体的にやることを説明します。」

「貴女は幻想郷の使者として外の世界と幻想郷を繋げるのが役割よ、とは言っても地図に無い場所の大使を名乗っても対応される訳がないから先ず目立つこと、約一年の間一週間置きに不死鳥の姿の術で各地の空を飛んで、場所は指定するわ、使者としての活動はその後よ。」

「じゃあ毎回お前に送られるということか?」

そんな高頻度に会いたくないと思い聞く。

「ちょうど貴女が持っている私のアビリティカードを強化して行けるようにしてあげる、私は遠くから見るだけにするわ。」

と妹紅が持っているカードに触れて何かしつつ言う。

「え、いいのか?」

簡単にそこまでしてくれるとは思わず聞く。

「日付と出現場所さえ守ってくれれば進路は私が妖気で誘導して、途切れている場所で幻想郷に戻ってくればいいわ。」

かなりの好条件で外の世界を見てこれそうだ。

「わかったがそれで他の勢力はどうするんだ。」

幻想郷にはいくつもの人や妖怪の勢力が存在している、簡単に出入り出来ないだけで強い力を持つ者は出入りしているので、他の勢力も触発されて何か行動をするだろう、内容に依っては計画の邪魔になるかもしれない。

「その事については私が話をしておくから気にし無くていいわ。」

「じゃあそういうことなら何時から行けばいい。」

聞いて置くべきこと聞いたので、そう言う。

「外の世界の暦で言う所の4月1日つまり5日後にお願い、其れまでに準備しておいて、使者として動く準備は一年間有るから今はしなくていいわ。」

期間は短いが基本的に術を使って不死鳥の姿で飛ぶだけでいいから大して身支度し無くていいだろう、親友の上白沢慧音には伝えておこう、と考える妹紅。

「では、また5日後に最終確認しに来るから其れまでに準備をしておいて頂戴。」

そう言って隙間に戻って閉じていく

「外の世界がどう変わっていたか前はよく見てなかったから上から見るだけでも楽しみだな」

そう言って妹紅は準備を始めた。

 

 

 

それから5日後妹紅は慧音に「外の世界に行くなら写真を撮って来てくれないか、私も外の世界に興味がある。」と頼まれて撮影機を引っ提げて紫を待っていた。

「あらそれは、まあ好きに撮って来るといいわ。」

「駄目かとも思ったがそう言って貰えると助かる。」

始めにこんな会話をして最終確認をする。

「時間は昼でも夜でも構わないけど貴女は先ず昔幻想郷があった場所、今で言う長野県の北端に出て長野県の南端付近まで行ってそこで幻想郷に戻って、次の週に同じ場所から出て群馬県に行ってというのを繰り返して全都道府県の上空を飛んで頂戴。」

「広い県や折り返しで通る県は三回出現することになるわ。」

「とは言っても私が誘導するからそこまで気にしなくていいわ。」

「ここまでで何か質問あるかしら。」

と問い掛けられたので妹紅は少し考えてから「何か気をつける事はあるか?」と言うと。

「空を飛ぶ機械は既に数種類あって簡単に飛ばせるのもあるから、近づいて来たら離れなさい、姿が見られると最後の衝撃が薄れるわ。」

妹紅は納得した、妹紅の不死鳥は大きな鳥の姿の炎に身を包むだけだから近くなら見えなくも無いだろう。

 

それ以外にも話をしていよいよ出発の時。

「そろそろ行くか、アビリティカードを振り下ろせばいいんだったよな。」と炎に包まれながら言う。

「出来るだけ目立って来て頂戴。」

「ああ分かってる、じゃあ出発だ。」と振り下ろして出来た隙間に不死鳥の姿で突撃する。

数秒後に隙間が閉じるそれを見届けて紫も隙間を作って何処かへ消えていった、直前に「これから忙しくなるわ。」と言い残して。




次からはあらすじ通りにする予定です。
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