今回は前回忙しくなると書きましたが、今回遅れた理由はどちらかと言えば展開が思い付かなかったからです。
9月9日に24回目に妹紅は隙間から広島県に出た。
「さて、前回は瀬戸内海に沿って飛んだけど、これで太平洋と日本海を含めて三つの海を見たってことになるな。」
妹紅は前回、岡山県の南側を沿って広島県に入り、尾道で幻想郷に帰ったのだった。
「前回はゆっくり飛んでたから、暗くなって気がつかなかったけどこの街は何か坂が多いけど、こんな急勾配な場所にかなり大きな街が作れるものなんだな。」
妹紅は尾道を見て感心していた。
「さて、今日はどっちの方向に行けばいいのかなっと、あっちに行けば良いのか。」
紫の妖気はまた瀬戸内海に沿って飛ぶことを指示していた。
「よし出発だ、とその前にせっかくだからここの写真を撮って置いてっと、うん綺麗に撮れたから今度こそ出発と行こうか。」
綺麗な写真が撮れたので妹紅は出発した。
広島市上空
「ここはまた大きな街だな、うん、ここで今日の写真の半分位を撮って置こう。」
今まで飛んで来た街の中でも京都の次と言っていい程、大きな街である広島市を見て外の世界らしさを感じて写真を撮る事を決めた。
「ビルと一言に言ってもよく見ると少しずつ違うんだよね高さとか色だったり、それに菫子の話だと横に並び立つ二つのビルが途中で繋がっているビル、って言う私が未だ見た事の無い物、も凄く大きな街だと一つは有るらしいから世界的にはそこまで珍しく無いらしいしな、外の世界もまだまだ見所があるんだろうな。」
そんなことを呟きながら写真を撮って行く妹紅。
約一時間後
「さて、この街も大体飛んで目立ったし目新しい場所の写真も撮ったから、そろそろこの街を出るか。」
ゆっくり街を楽しんだ妹紅は、広島市に向かう時の方向からすると鋭角になっていた妖気を辿って広島市を離れることにした。
広島県と島根県の県境付近
「この場所みたいに人気が無い場所だと、毎回飽きずに私を捕まえようとするとは外の世界の連中は何考えているんだか。」
こんな呟きをしていることからも分かるが今、妹紅は毎度のことだがヘリコプターにネットを掛けられそうになっていた。
「最初の頃は目立つために捕まって、その後はヘリコプターに向かって飛んで、当たる直前に古い肉体を捨てて驚かすために利用させてもらったが、私はもう飽きた。」
妹紅はネットに今までわざと掛かってきたが、妹紅が今言ったことに加えて、不老不死であってもネットに掛かって地面に叩き付けられるのは痛い、ということもあり妹紅は既に嫌になっていた。
「もうあの網に掛かるのは止めるか、私がどうやっているのかは解らないだろうが、捕まえられないのはあちらももう理解していて脱出しても大して目立たないだろうしな。」
そこまで考えて妹紅は、もっと目新しくて派手な方法を考えて「そうだ燃やし尽くすか、燃えづらい材質みたいだし燃やしたら派手だろ。」と、面白いアイデアを思い付いた。
そんなアイデアに加えてネットに掛かっても落ちないで滞空することも思い付いた。
「思い立ったが吉日だ、今試しにやろうもう網に掛かるのは嫌だし。」
そうして何時もと同じ様な流れでネットに掛かるが、妹紅は墜落せずネットに覆われながらも滞空し、ネットを見やる。
「さて、この網は私が普段纏っている炎じゃあ、焦げ目が付くか付かないかといった程度だが、そんなことは知ったこっちゃない、燃え尽きてしまえ!」そう言って妹紅は火力をどんどんと上げていった。
ここで少し解説を入れると、このネットの耐熱性は鉄の融解温度前後では焼き切ることは出来ないし、妹紅も少し前の異変までは不可能だっただろう、
だがオカルト「人体自然発火現象」妹紅がこの前の都市伝説異変で手に入れたこの新たな力がそれを可能にする。
その結果妹紅の炎は青く変化し、高い耐熱性を持った筈のネットは燃え尽きた。
「はぁ…はぁ…思い立ったが吉日ってことで試しにやったが、オカルトの青い炎じゃないと燃えないとか、外の世界の技術も凄いじゃないか、不思議な術を一切を使っていないのにな。」
妹紅はこんなことを言ったが、普通に一気に燃やそうとしたからオカルトでないと燃えなかっただけで、そこまで火力を上げなくても少し時間を掛ければ良かったと思われる。
「思ったより疲れたけどこれなら凄い目立ったと思うが、次からは普通に避けることにしよう。」
そんな事があったが妹紅は島根県に向かって飛んで行った。
出雲大社上空
妹紅は紫の妖気が出雲で途切れていたので、帰る前にせっかくだから出雲大社を見てから帰ることにした。
「ここが出雲大社…か、未だ神無月まで少し時間が有るからあまり神の気配を感じ無いな。」
妹紅は現在、出雲大社に来て気配を探りながら写真を撮っていた。
「でも、何柱かの神々の気配を感じるね、多分一番強い気配は大国主の気配なんだろうね。」
妹紅は同じく迷いの竹林に暮らす、因幡てゐとも関係が深い神の気配を感じる。
「それにしても、最近は私が神社を眺めている間は私が追う機械が何一つとして来ないな、移動を再開するとまた追って来るのに不思議だな?」
外の世界では、不死鳥が神社に強く興味を示し移動を停止する事が知られていた、が邪魔をされると移動を再開してしまうため、神社を見始めた場合邪魔をしないことが、研究のためにもドローンの飛行の許可申請に条件として加えられていた。
「まあ、邪魔されないならそれで構わないけど。」
そう結論づけ暫く出雲大社を心行くまで見てから、アビリティカード「画面の境界」を使って幻想郷に帰った。
幻想郷迷いの竹林
妹紅は出雲大社に行った帰りに永遠亭の方向に向かっていた。
何故かと言うと、てゐは今日行った出雲大社の祭神である大国主と昔交流が会ったらしくよく大国主の話をしていたから、今日のことを話の切っ掛けにしててゐに大国主と出会った経緯を聞こうと考えたからだ。
「さて、てゐは永遠亭に着くまでに見つかると良いが、見つかるかな?」
そんなことを呟いていると、前方で因幡てゐが穴を掘っていた。
「さーてこの罠には誰が引っ掛かるかしら、いひひ。」
「今回も鈴仙ちゃんが引っ掛かると思うよ。」
穴を掘っていたてゐにそう声をかけると「あれ?妹紅一人で永遠亭の近くにどうしたの?」と返される。
「いや、今日はてゐに会いに来たんだ、今私が八雲紫に頼まれた仕事で外の世界に出ていることは知っているだろう、今日出雲大社に行って思い出したんだてゐが大国主と知り合いだって、だからどう出会ったか聞きたかったから。」
「成る程……、うん教えてあげるよ、まあ教えてあげると言っても私とダイコク様の出会いは因幡の白兎として知られているけどね。」
てゐはそう前置きして出会いを妹紅に語りだした。
以前アンケートをした原因は全国遊覧編の展開が思いつかないことが理由でしたが、次の話を書いたらもう前々から考えていたメインイベントなので、次頑張ったら後は楽になってもっとすらすらと書けると思います。