幻想郷の接触   作:ゼロ・ワン

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今回も前々から考えていたので早く書けました。
外の世界視点メインです。
後、章を入れました、前回までが全国遊覧編、今回からは幻想郷交流編です。


幻想郷交流編
外の世界の動揺


『幻想郷から使者として赴いた者』

謎に包まれた不死鳥の正体だった少女はそう名乗った、彼女はそれだけではなく藤原妹紅と自らの名を明かした。

それは歴史的な大事件と言って差し支え無いだろう。

 

そして妹紅がその正体を明かした時間も実は高度な作戦であった。

正午に公表したその正体は30分もしないうちに東京都庁に居た観衆によって、ネットニュースに纏め挙げられその最新ニュースが投稿された時間は丁度、学校や会社の休憩時間と同時刻であり休憩中にスマホでネットニュースを多くの人が見ることで一時間と経たないうちに日本全国に知られた。

そして、日本時間で、日本全国に知られた日の翌日までには世界中で幻想郷とその使者、藤原妹紅の名が知られた。

 

 

 

以下ネットの反応

 

『速報、不死鳥の正体は異世界から来た女の子だった!!』

 

『幻想郷だっけ、不死鳥もとい藤原妹紅の住む世界って、俺は一度も聞いた事無いけど知ってる奴はいるか?』

 

『幻想郷を書いてある古文書とか無いか探しているんだけどさ、全く見付からないんですけど~』

 

『政府が幻想郷の使者藤原妹紅をどう扱うかこれから話し合いをするらしいけど、明日の正午に来るらしいから今日の夜には記者会見してくれると思うよ』

 

『うわー凄いよ、円高が進んで行く、幻想郷の接触で円に注目が集まっているんだよ、藤原妹紅さんは明らかに日本とだけ交流しようとしていたし』

 

『幻想郷はどんな世界なんだろうね、少なくとも竹が生えているみたいだけど、使者として任命されたと言ってたからもっと他にもいろいろ有るんだろうね、それに藤原妹紅が言っていた人と妖怪が住んでいるってどういうことなんだろう、本当だったら凄いファンタジーな世界になるんだけど、でも本人も炎で文字を書いたり不死鳥の姿になったり自在に炎を操っていたから信憑性あるんだよね』

 

『不死鳥の中身は女の子だったけど、どうやって砂の様になっていたんだろう?』

 

『政府の会見が今から始まるみたいだぞ、日本と幻想郷の交流に深く関わってくるから聞き逃せないな』

 

『成る程、藤原さんは東京都庁に正午に現れるからリムジンに乗ってもらって、その中で色々な話しを聞きつつ、東京都の服飾の名店に連れていってそこで採寸してもらうと、あの格好は幻想郷の文化と関わっていてそれを示すためにわざとしているのかもしれないから、相手から拒否された場合はその限りでないと、その後は藤原さんがどうしたいかで、明日の予定が決まるらしい、行き当たりばったりだが、分からないことだらけだから仕方ないか』

 

『藤原さんがこちらに対して申し訳なさそうな態度だから忘れがちだけど、私たちは怖いからって理由であの人を捕まえよえとしていたんですよね、政府もそこは分かっててそれについて謝罪すると言ってましたね、私たちもそこは考えておかないと』

 

 

一方その頃幻想郷では、八雲紫と藤原妹紅が今回の成果や明日の話しをしていた。

「作戦通りに貴女が演説をした影響で外の世界は初めて貴女が不死鳥として、現れた時以上の話題になっているわ。」

「それは良かった、明日からは私が使者として本格的に働くけど、私が幻想郷の代表としての委任状や友好の証としての贈り物はどうなった?それらは結局紫に任せっぱなしだったけど。」

妹紅はこんな事を言っているが、元々妹紅が出来るだけ目立って使者として受け入れてもらうための下地を作っている間に、紫が使者としての活動に必要な物を用意する計画だったから妹紅は用意について余り知らなかった。

「それらに関してはしっかり用意してあるわ、委任状はこの前説明した方々に同じ書類に署名して貰ったわ、

友好の証として贈る贈り物は………」

等々話し合いをして行く。

「ああそうそう、前に貴女と妖精もだったけど天狗の方々に幻想郷の各所を撮って貰っておいたから、明日それも外の世界に見せて。」

外の世界にこの幻想郷を知ってもらうためには確かに写真は有った方が良いだろう。

「幻想郷の写真か、確かに有った方が説明がしやすいし助かるけど、荷物が多くなるからやっぱり荷物も私が隙間を開けて取り出せばいいのか?」

「ええ、そちらの方が派手になるからそうして頂戴。」

妹紅達はこの交流を成功させるために話し合いをしていった。

 

 

 

翌日、東京都庁周辺には多くの人が集まっていた。

その大部分は一般人で次に多いのは警官だった、

こうなった理由は東京都庁の敷地に今日妹紅が現れるが、大手報道各社や政府関係者は兎も角、一般人を入れるのは問題を起こしそうという判断から、警官が並び立ち許可が有る者以外を入れないようにし、一般人はせめて警官の向こう側から遠目でも見ようということで東京都庁の周辺に集まっていた。

その一方で逆に大手報道各社や政府関係者は許可が有り東京都庁の敷地に居た。

大手報道各社は異世界という大スクープの少しでもよい映像を報道するために席の奪い合いと早い者勝ちで集まり、政府関係者は藤原妹紅を迎え入れるため昨夜から準備を行う等どちらも少々疲れていたが、後は正午になるのを待つだけだった。

 

そうして数多くの人々が待つ東京都庁に正午丁度に裂け目が開いた、これを見た者の多くはざわめいた、実は本当に来るのか半信半疑な者も多かったからだ。

そして裂け目の中から少女が現れる、この一年間日本を熱狂させた不死鳥の正体であり異世界、幻想郷の使者を名乗った藤原妹紅が。

「こんにちは昨日の宣言通りに来ました、そして今日改めて名乗ります、幻想郷の使者を任命されました藤原妹紅と申します。」

そう話す前に、裂け目から降り立つと同時に裂け目が消え、薄暗い裂け目では良く見えなかったその姿が良く見える様になった。

彼女は昨日と違って炎の翼を生やしていなかったが、話しながらまた炎を操って幻想郷と大きく書き、その下に藤原妹紅と小さく書いた。

「本日は幻想郷からの書類の受け渡しと幻想郷の説明のために参りました。」

3月31日、後1日で新年度になるこの日、外の世界に幻想郷から交流が開かれた。




この後の展開でオリキャラを入れたいです、外の世界視点が書き易くなるので、でも嫌だという意見も有るでしょうから、またアンケートをお願いいたします。
ちなみにオリキャラは女性の予定です。

追記
アンケートのご協力ありがとうございました。
投票13票の結果、接戦の1票差でオリキャラは入れないことが決定しました。
更に追記
恥ずかしいことにアンケートを消し忘れていました。
上記の通り基本出しませんが、その後色々考えて名前を出さないだけになりましたね。
その結果、アンケートを消した時の結果とも違わないものになりましたね。
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