最初から入れて置けば、そこまで読んでいる人でも急に変わったことへの文句は言われないでしょうからね。
とは言ってもそこまで劇的に変えるつもりも過激にするつもりも無いですし、所々不穏なシーンを入れていますから。
前回のリリーホワイトが来てから、3ヶ月振りに秋姉妹が外の世界に来たことでネットは大盛況だった。
以下ネットの反応
『新宿御苑の近くに住んでいるんだが、静葉さんが紅葉にした状態のままずっと一枚たりとも落ちているところを見たことが無いんだよな、本当に落葉も司っているらしいな』
『いや~神の力って凄いですね~新宿御苑がすぐ近くの明治神宮と比べて明らかに紅葉してますもんね~、しかも凄い綺麗』
『あの姉妹神は文字通り世界を塗り替えたね』
『少し明治神宮には不名誉かもしれないのだけど、11月まで一面無くならない新宿御苑の紅葉との比較で観光客が増えたらしいね、そんなことを言う私もそうだし』
『皆、静葉様が凄いってばっかりだけどさ~穣子様も凄いでしょうが、未熟な柿に色を塗るだけで完熟させていた動画見なかったの?』
『未熟な柿を完熟させるあの動画、まだプランターの木に付いていた実を塗って完熟させて、それを大使が食べるのは視覚的に分かりやすかったな』
『僕は神様って高圧的だったり怖いイメージだったんだけど、秋姉妹は何か凄く優しそうで可愛いらしいお姿で初恋を奪われる少年が多そうだなと思ったよ』
『結局、リリーさんが暴走した原因はなんなの?暴走と言っても実害は何一つ出ていないけどね、気になるものは気になるの』
『もう何回も話したんですけど私見たんです、リリーさんが暴走する少し前の時間に、変わった格好をした二人の少女が変な踊りをしていたの、何時の間にか居なくなっていて写真も撮ったのにただの風景写真になっていたんですよ!』
『それにしても、色を塗って紅葉にしたり完熟させたりするのって何か凄いファンシーですね、それに妖精なんて存在もいるし幻想郷は実は少女漫画の世界だった!?(笑)』
『幻想郷がこの世界に来て渡してくれたお宝の魚石と蓬莱の玉の木の盆栽、どちらも凄いお宝だけどもっと色々持って来て欲しいな、だって幻想郷にはこの世界には無いお宝がまだまだ沢山ありそうだしさ』
『この前幻想郷から遂に秋姉妹という神様が来てその力を見せたけど、一神教は大使の説明で神様も妖怪の一種つまり悪魔であるから、セーフの立場が多いみたいだけど一部の宗派は反感があるらしいよ』
『今回来た静葉様と穣子様は、幻想郷固有の秋の神様だからこの世界はそこまで動揺しなかったけど、委任状に署名していた神々やその他のこちらでも信仰されている神様が来たらどうなるんだろうね』
『幻想郷は何故日本以外と交流しようとはしないんだろう?やっぱり他の言語を話せ無いからとか興味が無いからかな』
一方その頃幻想郷の人里にて
妹紅は慧音の家で慧音と外の世界について話していた。
「いやー、外の世界は電子技術とやらが発展したらしくて、写真なんかを無作為に遠く離れた場所に居る様々な奴に送れるんだよ。」
妹紅は楽しそうに外の世界を話す。
「そうなのか、それなら外の世界のあちこちの写真が見れるのか。」
「うんうん、そうだな私も外の世界で一番大きい滝とか永遠に凍っている大地とか、面白い写真がいっぱい見れて楽しかったよ。」
そんな風にある程度話した後に慧音が話題を変える。
「それにしても最近妹紅は忙しそうだな、使者としての仕事をしてからあんまり私の家に来なくなったからそう思うんだ。」
しみじみと慧音は呟く。
「うん?慧音がそんなこと言うなんて、もしかして最近来ていなかったから寂しくなったのかな?」
少し冗談めかして慧音に問い掛ける。
「これは寂しいというより、私は妹紅が楽しそうに仕事しているのが成長しているようで嬉しいんだ。」
「あっ、えっと…なんて言うかまるで私の母親みたいなこと、を言うんだな。」
思ってもみなかった回答で動揺する妹紅に慧音は話しを続ける。
「いやな、妹紅は大体8ヶ月前に悲しみと虚無感で荒れていたが、今のお前は仕事で私の家に来る余裕もあんまり無いが、それでもこんだけ楽しそうに話すんだそれはつまり、あの荒れようからは考えられないくらいに、回復してくれたんだろう、そんな妹紅を見れて私は嬉しいのさ。」
本当に母親か何かのように母性に満ち溢れた回答に妹紅は「ちょっと、えっと…その…止めてくれないか恥ずかしいからさ。」たじたじになって恥ずかしがる。
「フフッなんだ、そんなに照れてしまって、やっぱり妹紅は時折だが可愛いらしい一面を見せてくれるな。」
そんなこんなで慧音との会話は後半になってから、妹紅が慧音にからかわれるようにしてそのまま終わった。
人里にて
慧音の家から出た妹紅は人里をぶらついていた。
『幻想郷はいつも呑気で陽気で穏やかな場所だよな、こうして外の世界と幻想郷が交流を開始して、私がその使者として働いているのに、あまりそのことを話題として私に話しかけて来る奴が少ない。』
実際、人里でも天狗が新聞としてこのことを過激過ぎないよう紫に申請されたとおりに記事にして発行しているが、妹紅は大して気にされていない様子だった。
『いや、それだけじゃないか、天狗の新聞は捏造とか誇大に表現したりして信用が無いし、人里の人間には外の世界から入って来た奴も居るから態々私に外の世界のことを聞く必要が無いし、外の世界から来た奴も忘れ去られるような何かがあったから外の世界には執着が無いのか。』
妹紅は自らの立場から、本当に幻想郷は忘れ去られた者の楽園だと実感した。
暫くして『さて、ある程度ぶらついて幻想郷はいつも通りと実感したところで、次に連れて来る奴と話して来るかな仕事も充分終わっただろうし、でもその前にまたあいつと会うのか、憂鬱だな。』と思いつつ妹紅は地霊殿に、後で一緒に外の世界に行くことになった妖怪に会いに向かうことにした。
地霊殿
ここの来客用の応接室で今回の来訪者を待ちながら、妹紅は苦痛の時間を過ごしていた。
「はい、約束通りまた私のペットを貸しますよ、本人が来るまでここで私と待っていましょう、え?私がペットを貸すことをどう思っているかですか、前にもお伝えした通りあの娘達は悪いことをしたりしないので問題無いと思っていますよ、あら?そういうことでは無い、私が不満は無いのかですか、いえお燐本人も楽しそうだったのでペットが喜んでいるなら私も嬉しいですよ、ところで前回もそうですが心の中とは言っても覚の前で心を読まないでくれなんて失礼ですね、そういう妖怪ですからそんなことを言われても困ります、え?心だから仕方がないだろう、まあそうですね皆そう考えますよねそれなら確かに仕方がないのかもしれません、でも私は努力するべきと主張します…………」
妹紅は何一つ話していないのに、妹紅を対応してくれた相手の古明地さとりが心を読むことで一方的に会話が成立していた。
「なので、貴女のように心で失礼なことを考えるような者は私の妹のように出家したらどうですか、妹が入信した寺の住職は本音と実際の言葉の差は小さかったですよ、あれこそ修行の成果でしょう、貴女もそうなれば私に失礼することも無くなるでしょうから、なので「は~い、呼ばれて来ました」おや?もう来たようですねこの話はまた後にしましょう。」
妹紅が一方的に喋り倒されていると待っていた妖怪が遂に来た。
「貴女が藤原妹紅さんね、私の名前は聞いていると思うけど霊烏路空「うん!聞いているよこれから別の場所で確認とか説明とかするから付いて来て!じゃあ今から行こうか!!」え、う、うん分かった、じゃあさとり様行ってきま~す。」
一方的に喋り倒されて疲れてうんざりした妹紅は、お空を連れてさっさと応接室を出て行った。
それを黙って見ていたさとりは「まだ、話し足りないのですが…、妹紅さんの心は長年生きているので静かな口調なのに、その感情は肉体の若さと同じ様に新鮮でからかったりすると面白いのですが…、残念です。」と本当に残念そうにしながら長い独り言を発した。
どのタイミングで入れるか迷っていましたが次回行くのは霊烏路空です。
彼女は秋姉妹の後に行くことに意味があります。
読者の皆さんに凄い感謝です。
また日間二次創作ランキングに乗りました。
今回は前回より上がって17位でした。
何故かお気に入り登録が一気に増えていたので調べたら乗ってました。
ランキングに乗るくらい沢山の人に読まれているので喜ばしいことです。
なので1日早く投稿しました。
備忘録代わりに少し今後の予定を開示します。
本作品は起承転結の四つの章で構成する予定です。
東方のこういう作品は本作品の後半二つにあたる部分を書こうとして完結がエターナルした作品をいくつか知っているので、作者はそこを短くするつもりです。
なので合計エピソード数は40台後半に行かない予定です。