幻想郷の接触   作:ゼロ・ワン

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やりました、なんと皆さんのおかげで総合評価が遂に四桁行きました。
最近は日間二次創作ランキングにこの作品が乗ることが増えて来たので、知名度も上がって作者は嬉しいです。
今後も頑張って書きますよ。


熱かい悩む神の火

お空が八咫烏を神降ろしして、現場はお空の変身とその威圧感を感じさせる姿によって騒然とするが、アナウンサーがお空に話しかけた。

「え…あの…えっと、すみません少し取り乱しました、今は落ち着いたので質問させてください。」

「うん?何かな?私のこの姿の質問はして当然だからどんどん聞いてくれていいよ!」

「先ほど、空さんは八咫烏を神降ろししたと言っていましたが、何故八咫烏を神降ろしすることで核融合炉が実用化出来たのですか?」

お空はキメ顔をしながら自分の姿のことを聞いて構わないと言ったのに、アナウンサーはそれをスルーして根本的なことを聞く。

「そうだね~こっちの人間はそのことが想像するのに結び付かないかな、じゃあ回答として八咫烏様のお言葉を伝えると

『人間は我々太陽神を火の神や光の神または豊穣の神として崇めている、それは確かに正しい側面だけど我々は核融合の神でもある、人間は太陽の正体を核融合をする天体だと気がついたのに太陽神と核融合が結び付かないからそう思うんだ』だって!

そして私は、八咫烏様を神降ろしすることで!私の周辺の核融合を制御することが可能なのさ!!」

お空の長い言葉を要約すると、八咫烏は核融合の神だから八咫烏を神降ろししたお空は核融合を操れるとのことである。

 

「成る程、だから核融合炉を実用化出来たんですね、この世界の常識からすると神降ろしで実用化するというのは正に予想外と言う他無い方法ですね。」

アナウンサーは少し難しい話だったから混乱して当たり障りの無いことしか言えていないので、妹紅が気になるであろうことに補足を入れる。

「補足として、お空が今している神降ろしはかなりの高等技術であり、幻想郷でも出来る者は少なく博麗の巫女等の一部しか出来ないのですが、自らの力に降ろした分霊の力を加えるので様々な現象を起こせる他、分霊と会話することも出来るのでさっきお空が言った八咫烏の言葉はさっき聞いたのでしょう。」

「うん!そうだよ!さっきは八咫烏様が言ったことをその場で伝えたんだ!凄いでしょう!」

鼻歌が聞こえそうなくらい、妹紅に捕捉説明の形で褒められてお空は上機嫌になったので、嬉しそうにそう言った。

「ですが、神降ろしが高等技術なら他に核融合炉を作るのは不可能に近いのでは?」

そんな会話をしているとアナウンサーが新たな疑問を尋ねた。

 

「確かにこの方法だと私が居ないと不可能だから、他を実用化するのは無理なんだよね、でも今の幻想郷にとっては核融合炉で作る電気なんて実は不要なんだよね。」

「核融合炉の電気が不要とはどういうことですか?」

少し分からないことを言われて、困惑するアナウンサーに対しては妹紅が答えた。

「それに関しては私が答えましょう、そもそも幻想郷には電気を使う物が電球とか一部の施設くらいしか無いのでお空が働く核融合炉の施設も、電気が必要無いから実は研究施設兼核融合炉の熱で温泉を作る施設です。」

そんなことを聞いた多くの視聴者は核融合炉の無駄遣いだと思った。

「私の職場はその名も間欠泉地下センターという名前なんだ!今は私がこの世界に来ているから前に作った熱を溜め込んでそれを元にしているけど、普段は私が温泉を作っているんだ!」

そんな話をした後ごたごたした番組は終了した。

 

 

 

番組が終わって恒例通りに妹紅は妹紅が泊まっているホテルにお空と共に戻って来た。

「それにしてもさ~そんなに核融合炉を温泉に使うのは変なことかな~?」

SNSを通じて外の世界の人間の言葉を見て、お空は不思議がる。

「まあ、外の世界は電気を使うことで様々なことが出来るが、それだけに電気を作る手段に餓えているからな、それだけに核融合炉なんて膨大な熱を作れる物でその熱を電気に変換しないのは無駄な使い道に思えるんだろうさ。」

それに対して外の世界を見てよく理解した妹紅がそう答えた。

「へ~成る程~、外の世界はなんでわざわざ核融合炉の熱を水に伝えることで蒸発させて、蒸発した水蒸気でタービンを回して電気を作る、なんて熱力学第二法則からしてエネルギーロスする場所が沢山ある方法を幻想郷がしないのかなんて考えるのか、気になってたけどそういうことか~。」

「熱力学の第二法則ってなんだ?」

「簡単に言うならエネルギーは変換しきれないのよ、つまり何回も変換したエネルギーは元々より大幅に少なくなっているってことなの。」

その説明通りに、核融合炉の熱で温泉を作っているお空からすると、電気に変換するなんて無駄が多い手段だと感じるようだ。

「まあ電気は便利みたいだからな、実際外の世界は電気の使い道が幻想郷とは比べものにならないから、その分電気で何でも出来るからな。」

そんな風に核融合炉の話をしてから、別の話題に話は変わる。

「そういえばさ~なんで私のもう一つの仕事の灼熱地獄跡の管理のことを言ってはいけなかったの?」

予めお空には核融合炉の仕事以外は言ってはいけないと念を押していたが、理由は説明していなかった。

「そうか、お空には説明していなかったな。」

そう初めて妹紅は具体的な説明を開始する。

 

「端的に話してしまうならば、今の外の世界には死後の世界のことは話さない方が良いからという理由だな。」

それは委任状に白玉楼が署名しなかったこととも共通する理由だが、ここで話は終わらない。

「が、それは今というだけらしい。」

「今だけ?それってどういうことなの?」

「それを説明するにはもう少し具体的に話す必要があるが、先ず私は幻想郷には妖怪の一種として霊が存在することを説明してある。」

最初の記者会見で話しているので外の世界ではもう知られているが、霊になった後がどうなるかは説明していないため、各宗教は自らの宗教における死後の世界に行くと考えている。

「その後は、普通の霊なら裁判を受けて冥界へ行って、怨霊なら裁判の後に地獄に行くか私達の住む地底に送られるんだよね。」

「そうなるが私はその辺を説明するなと言われている、どうやらその辺は後で作戦に使うから黙っていろ、ということらしい。」

「ふ~ん、どんな作戦なの?」

「賢者と地獄で共同作戦を後で外の世界に対して行うらしい。私もそれくらいしか聞いていないが、私が外の世界に使者として目立つことで、他の世界への興味を掻き立たせることが布石になるらしいな。」

お空はもう少しで幻想郷に帰るからと、妹紅はこんな話をしてこの日は終わった。

 

 

そして、幻想郷に帰る翌朝

「先ほども確認しましたが、忘れ物は無いですか?」

「うん!そもそも全然持って来て無いから問題無いよ!」

政府の人達に見守られながらお空と妹紅はこんな話をして、最終確認を終える。

そして、「じゃあね!楽しかったよ!」そう言ってお空は妹紅と共に隙間で幻想郷に帰った。




お空が八咫烏と話していますが原作の東方茨歌仙で霊夢が神降ろしした時、神降ろしした分霊と会話した描写があるんです。

作者のイメージですが、お空は科学的な知識を持っていると思いますね。
お空はカッコいいイラストも多いですよね。
所謂、男のロマンとして核融合というメカ要素があるので、カッコいいお空を絵師さん達が書きたくなるのはある意味当然ですからね。

早く出来たので二日早く更新しました。

追記
すみません、花粉症なのか風邪なのか分からないのですが、鼻水とくしゃみと寒気と冷や汗が出て止まらないので更新が暫く難しそうです。
体調は悪いですが一応書いているので、出来たら更新します。
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