取り敢えず冷や汗は止まったので投稿です。
最近、外の世界では魔法やオカルト、スピリチュアルな物がブームになっていた。
この流れは幻想郷との交流が始まる前の昨年度の初日から、妹紅が炎を纏って日本全国を飛んでいたことから非科学的なものが世界的な流行となり、特に今年は妹紅が連れて来る幻想郷の住人の力をテレビで毎月見ることが出来るので、更に大きくなっていった。
以下オカルト界隈
『最近、何かブームだからか都市伝説を良く聞くんだが、皆ミーハーだな~』
『幻想郷がこの世界に来たけど結局、あの世界での魔法とかって使えないのかな?』
『私たちと一緒に肝試しとして曰く付きの廃墟巡りをしませんか?ここ最近何か調子が良くてほぼ毎回怪奇現象に出会えるんです、これ証拠の写真です他にもいっぱいあるので一緒に行きましょう』
『幻想郷がこの世界と交流して神様が実在することが判ったから、私ってば最近神社に通いつめているんだけどね、何かこの前から和服着た子供を見掛けるのよ、でね~その子供他の人には見えてないらしいの、この子供が神様なら私にはさ~巫女の才能があるのかな?』
『公式発表によると妖怪は普通の生物との違いでは、基本肉体が強く大怪我が直ぐ治ったり身体の病気に掛からなく、精神が弱いから精神の病気になりやすいらしい、つまりゲーム風に言えば物理に強く魔法に弱いということだよな』
『秋静葉様が起こした新宿御苑の紅葉も、秋静葉様の力による落葉しないようにする力が切れて、殆ど落ちたけどこれ書いている時に、この落ち葉に不思議な力が宿っているかもと思ったからちょっと試してくる』
『大使のSNSによると妖力や魔力、或いは霊力や法力といった力を自覚しないと、今までの私たちが考えていた様な術は使えないけど、確り儀式とかしたお札なんかの伝統的な魔法なら妖怪に特効が入るからこれも幻想郷での術の一種らしいね』
『誰か私謹製のお札やお守りを欲しい人はいる?今だったら一つ千円で売ってあげるよ、妖怪や魔法が実在することが判ったから買って損は無いと思うよ』
「いや~最近オカルトがブームで楽しいんだけどね、う~ん幻想郷のことを言いたいな~妹紅~、な~んてね~。」
「そう言われてもな、そもそも私が決めたんじゃなくて紫が私から伝えろと言われたんだ、だからそれを言うんだったら私じゃなくて紫に言ってくれ。」
あれらのオカルト界隈をスマホで見ていた菫子は眠りに就いた後、妹紅の家で妹紅に幻想郷のことを話して良いのか尋ねるために来ていた。
「え~それくらい良いじゃ~ん、最近の妹紅は大使として幻想郷に居ないことが多いし、あっちだと大使な妹紅に会える立場じゃないから今までこの話が出来なかったんだよ、そんなこんなでもんもんとしていて今日!漸く会えたのにさ!。」
「そんなに熱弁されても無理なものは無理なんだ、それに言ってどうする?あくまでもこれは私の考えだが、言ったところでチヤホヤしてくれるのは一時的でその後は悪い奴が集まってくると思うぞ。」
妹紅は熱弁して許可を求める菫子に冷静に問題点を指摘する。
「うぐ、…そう言われるとそうだけど、でも私もこのブームに乗って何か目立つことしたいのよ。」
「それに目立ちたいなら幻想郷のことを言わなくても、菫子は超能力とか使えるんだからそれを元に学校で一緒にオカルト関係のことをする仲間を作ったらどうだ?」
妹紅は菫子が幻想郷だけではなく、外の世界でも友達を作った方が健全だと思いこう話す。
「えー、ボッチの私にそれ言いますか、それに結局超能力を見せても悪い奴が集まってくると思うんだけど。」
「いや、確かに菫子は私たちと決闘が出来る位強力な超能力が使えるが、ある程度制限して子供騙し程度に抑えればいいんじゃないか?」
「抑えてどうするの?それだと今度は逆に目立てないじゃん。」
「抑えた超能力を元に人を集めて、それで集めた連中と一緒に色々なことをすれば、オカルト界隈で有名になれるんじゃないかな?そうすれば楽しいと思うぞ。」
妹紅に冷静に返され菫子は少し考えて、「うん、それは良い案だね!」と納得してくれた。
それから妹紅は菫子と一緒に、学校での菫子の悩みや妹紅の大使としての愚痴とかの話を暫くした。
「そういえばさ~、妹紅が次連れて来るのは誰なの?これも後で公式SNSで公表するんだろうけどさ、今教えてよ。」
そして、一時間程話していたら菫子がそんなことを聞いてきた。
「う~ん、教えていいのか?……いや、私の自己判断で教えて後で紫に怒られそうだから無理だな。」
「え~そんなケチなこと言わないで~、…じゃ、それならそうだヒントだけ教えて。」
「そう言われてもな、……なら少しだけだが…次も神だよ。」
本当に少しだけなので、「え~何それ幻想郷には神様が沢山居るんだよ、候補が多過ぎるよ~。」と言って不機嫌になる。
「分かった分かった、もう少し言うよ。」
せっつかれたので、妹紅は今までの例からその意図を話す。
「先ずこの前の秋静葉と秋穣子の秋姉妹を連れて来たのは外の世界において、色々とややこしい問題の神が実在することを証明することと、その神としての力を見せることそして、いきなり外の世界でも名前が知られている神を出しても問題になりそうだから、幻想郷だけで祀られるあの二人を連れて来たんだ。」
「ほへ~、ちゃんと考えて連れて来たんだね。」
菫子からするとそこまで考えているとは思っていなかった模様。
「いや、考えるに決まっているだろ、そして秋姉妹の次に霊烏路空を連れて来たのは、秋姉妹である程度慣れただろうから今度は八咫烏という外の世界でも祀られる神を分霊という形で連れて来て、段階を踏む形でまた慣れてもらうためと神降ろしという技術が存在することを知ってもらうためだ。」
「成る程~、あれってそういうことだったのね、納得したわ。」
「そして、次はあまり有名では無いが外の世界で祀られる神の本体を連れて来る、私から言えるのはここまでだから、これ以上は聞かないでくれ。」
多分紫に怒られないギリギリまで話して、妹紅は今までの選定基準の話を終える。
そこまで聞いて菫子は「はいは~い、分かったわと言いたいところだけど、私はまだまだ幻想郷の住人一人一人が、どの神様の本体かよく知らないからもう少しだけお願い。」と更に聞く。
「いや、無理だよ。」「そこを何とか。」
そんな風に外の世界の菫子が起きるその時まで暫く言いあった。
そうして、菫子が起きて居なくなった後。
「はぁ~疲れた。」
『いくら友達とは言っても無理だから諦めて欲しいんだが、と言っても菫子のあの性格からして無理な話だったか。』
溜め息を吐いて妹紅はこう考えてから切り替えて、次に連れて行く人物のところに向かうことにした。
「さて、これから妖怪の山に行かないとな。」
『私はあんまり本人をよく知らないけど、確か幻想郷と他の世界の番人をしている神だったよな。』
そんな風に考えて、妹紅は庭渡久佗歌に会いに向かった。
というわけで、庭渡久佗歌を次回外の世界に連れて行きます。