それに、評価バーの色が全部になりました。
自分の作品ながら人気が凄過ぎて、叫んでしまいました。
初投稿前はここまで来るとは思わず、作者は嬉し過ぎてたまらないです。
流石に日間でトップテンはかなり感慨深いので後書きに少し語りたいです。
11月、冬が目前となり秋静葉による紅葉した新宿御苑の落葉樹が落葉しきった頃、幻想郷からとある人物が外の世界に赴こうとしていた。
「さて、これから久し振りに外の世界に行きましょうか、妹紅さん隙間を開いてくれませんか?」
今回外の世界に行くことになっている、庭渡久佗歌がそう妹紅に話しかける。
彼女の見た目はオレンジのワンピースに白色のボレロに赤いスカーフタイに茶色のブーツをしていてそれと黄色の翼を背中から生やしていて、一番目立つ部分として黄色の髪に一部に赤いメッシュが入り、その赤いメッシュの上にヒヨコを乗せているという大きく目を引く部分がある。
「ああ分かった今から開くよ…、とその前に少し聞いても良いか?」
隙間を開くためにアビリティカードを取り出したところで、妹紅は久佗歌に質問があるようで久佗歌に尋ねる。
「はい、何でしょう?私に答えられることなら何でも聞いてください。」
その質問に久佗歌とその頭に乗るヒヨコは不思議そうな表情をする。
「私はよく知らないから聞きたいんだが久佗歌はどれくらい神社を持っているんだ?」
今回、久佗歌が外の世界に行く人員として選出された理由は外の世界である程度祀られていることが理由だが、妹紅はどれくらいなのかは知らない。
「そうですね…、大小の合わせてざっと百を数える程の神社で祭神をしていますね。」
「へぇ~、私が予想していたよりかなり信仰されているんだな、私は紫からある程度知られていると聞いていたから、てっきりそこまでだとは思っていなかったよ。」
紫から聞いていたこととは差があると思い妹紅は少し不思議がる。
「まあそうは言っても、西や南の方では信仰されていないです、何故なら私は古事記や日本書紀には載っていないですからね、なのでそこまで有名では無いのも間違いではないです。」
久佗歌がそう謙遜するが、久佗歌の頭に乗るヒヨコは久佗歌は凄いと言わんばかりにえっへんと胸を反らす。
それから具体的な規模等も妹紅は聞いたところで話を切り上げ「さて、今度こそ隙間を開けるよ。」幻想郷から外の世界へ出発した。
そして外の世界で実質的に大使館となっているホテルの玄関に二人は隙間から現れ、そこで政府の職員達に出迎えてもらった。
「こんにちわ、藤原大使と貴女は本日来訪する予定だった神の庭渡久佗歌さんですね。」
「はいそうです、この世界では水神などとして知られている者で、幻想郷では他の世界との関所を守ったりしている、庭渡久佗歌と申します。」
そう名乗ると久佗歌はヒヨコが落ちない程度に頭を下げ、久佗歌が頭を上げると少し遅れてヒヨコも頭を下げる。
「久佗歌は事前に説明した通り、この世界で祀られている神のニワタリ神の本体です。」
妹紅は予め日本政府にこの説明をして、その後にSNSでこの情報を流しておいていた。
それからある程度、職員と話をしていると妹紅と久佗歌は移動をする時間になり妹紅が言う。
「では、番組に出るためにスタジオに向かいましょうか。」
時間なので、二人はテレビ番組に出演しに行った。
そうしてテレビ番組に出演した後、ホテルで妹紅と久佗歌は話をしていた。
「それにしてもさっきのあれは不思議ですね?何故あの放送で特に問題を引き起こしたり驚かせたりしていないのに、あんなに怪訝というか意外そうな顔をされていたのでしょうか?」
久佗歌は出来るだけ真面目に放送に出演したのに、あの反応は納得が出来ないし不思議がる、そんな久佗歌につられてヒヨコも不思議そうにする。
そう思ったので久佗歌は妹紅に原因を尋ねる。
「う~ん…理由を説明するならば、今まで連れて来た連中が全員奇跡とかの端から見ていると凄いことをしていたから、地味に思われたんじゃないかな。」
妹紅に地味と言われ久佗歌とヒヨコは驚く。
「地味なのですか!?私もあのアナウンサーさんの荒れていた喉を治す奇跡をしましたし、頭にこの子を乗せているのにですか!?」
久佗歌はこう言っているが流石に、大きく姿を変えて見せた彼女らや、とある場所を春にしたり秋にした彼女達や、一年間を通して日本を回ることで目立ち続けた妹紅には敵わない。
「うん、どう考えても私や今まで連れて来た連中の方が目立っていたと思うから、それらと比べると久佗歌は見た目も行動も凄い地味だと思うよ。」
この一言が決め手となって久佗歌は衝撃のまま項垂れて、頭からヒヨコが転がり落ちる。
「おっと、危ない危ない。」
ヒヨコは地面にぶつかる前に妹紅に受け止めて回収されるものの、久佗歌はそれを見て「あっ、ごめんなさいねヒヨコさん、すみませんそしてありがとうございます妹紅さん、この子を受け止めてくださって、…はぁー駄目ですねこの程度で動揺してしまって。」ズーンという擬音語が聞こえそうなくらい更に落ち込み始めた。
『失敗した!正直に言い過ぎた、どうしよう不味いぞこれ!この後やってもらうことがまだあるのに、こんな落ち込んでいる状態でやってもらうのは無理そうだし、これから本当にどうしよう!?』
妹紅は内心早口になっている程慌てているが、表向きは今まで外の世界に出て来る過程で練習した平静さを保って久佗歌に話しかける。
「すまない!そこまで落ち込むとは、久佗歌が元気になるようにこれからのことを考えるか、…それまでこのヒヨコは私が預かっているよ。」
そうして、妹紅は久佗歌を励ますこととなった。
妹紅が久佗歌を励ますことにはなったものの、途中から久佗歌は項垂れるのを止めて怒り出していた。
「私、朝は謙遜しましたがこれでもれっきとした歴史ある神なんですよ!それなのにあの反応は何ですか!その理由が地味って!外の世界も!幻想郷も!皆!私を!雑に扱い過ぎです!私を何だと思っているんですか!?」
今まで様々な幻想郷の住人に蔑ろにされていたせいか、溜まっていた怒りを久佗歌は発散させている様子である。
それにつられてヒヨコもどうやら憤慨している様子。
「まあまあ、落ち着いて。」
『さっきの落ち込みよりはましなのかもしれないが、こっちはこっちでどうしよう。』
流石にこんなに怒りに満ちている状態では、明日の行動に支障が出る気がするため、やはり不味い状況と言って良い。
「博麗の巫女や魔法使いや剣士には仕事で追い返そうとしただけなのに倒されますし!石油の異変では賢者によく分からない吸血鬼を差し向けられて通り魔されますし!妹紅さんはズバッと正直に答えますし!」
そんな風にプンプンという擬音語が聞こえそうなくらい久佗歌が怒り続けて暫くすると、「もういいです!明日自分で頑張ってこの扱いの雑さを変えます!」と言いだした。
「なら明日頑張ろうか、明日頑張れば多分どうにかなるさ。」と妹紅が急に賛同しだすが本心は『う~ん、これでいいのかな?怒っているがその分全力で励んでくれそうだし、何よりも私が疲れた。』問題を後回しにしただけだった。
こうして、久佗歌の機嫌を直すのを妹紅が面倒臭がったため、この怒っている状態のまま明日を迎えることにした。
本作品の始まりは初投稿の一年くらい前のとある構想から始まりました。
作者は幻想郷の住人が、外の世界に目的を持って自発的に干渉する作品を見たことが無いので、自分で今度書くことを決めました。
その頃の作者は最低半年以上の間かかるが、何時になったら終わるかも分からない事情で忙しかったので、それが終わったら執筆することを決めていました。
そしてその事情が終わった翌日に、夜更かし含めて1日掛けて執筆して翌朝第一話を投稿しました。
長々と思い出を書きましたが、作者にとって本作品は完全に初作品なので最初は完結するくらいにはユニークアクセスが四桁に届けば嬉しいな、程度の思いだったのでここまで人気になったのは本当に嬉しいのです。
何時もの番組の下りを削った理由は、毎回同じでは詰まらないのと、省略することで外の世界の久佗歌の印象が薄かったのを分かりやすくするためです。
追記
急にやらなくてはいけないことが出来たので、次回の更新が遅れます。