幻想郷の接触   作:ゼロ・ワン

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作者、暇潰しに前回の更新の翌日に総合評価で順位調べたら、8841位でした。
このサイトに投稿されている小説が六桁に到達していることを考えると、かなり高い順位で嬉しかったです。

後、カービィの新作楽しいです。


異界の賢者、八雲紫

外の世界に賢者の八雲紫が訪れる。

それは、今までの来訪者の情報と比べてもかなりのビックニュースと言っていい。

何故なら、八雲紫は幻想郷の最高権力者である賢者の一人ということと異世界の存在ということもあり、言うなれば外国の首相と同じ位大きな存在と言って良いだろう。

そんな大物が来るとあって外の世界の注目と興奮は妹紅の記者会見と同じか、それ以上のものとなった。

以下ネットの反応

 

『年末、遂に幻想郷から八雲紫賢者が来るってさっき幻想郷公式アカウントで公表されたよ!?』

 

『今まで出された八雲紫の情報を纏めたぞ、

千年前に幻想郷の最初の住民である妖怪達を纏めた賢者の一人である、

幻と実体の境界を作成して文字通り幻想郷という世界を作りあげた、

基本的によく着る服は紫色でフリルの付いたドレスか太極図が描かれた道士服、

命名式決闘法の草案を作り幻想郷に広めた、

大使が使っているこの世界と幻想郷を繋ぐカード『画面の境界』の力の大元である、

長い金髪に紫の瞳をしている、

幻想郷に住むありとあらゆる妖怪の中でも特に強大な力を持つ妖怪の尊称として大妖怪と呼ばれる

こんな所だが、どれも凄いな』

 

『今までの幻想郷の話しを聞いて思ったことなのですが、幻想郷は三権はどうなっているんでしょう?どうやら立法は賢者が行い、行政は博麗の巫女と賢者と各勢力が行うようですけど、司法は誰がしているのでしょう?第四の権力とすら呼ばれる報道は天狗がしているらしいですけど色々と不思議です』

 

『さっき八雲紫が何時来るかの予定日が決まったって公式アカウントで言っていたが、大晦日の朝に来るらしいぞ』

 

『八雲紫の今まで出た情報は凄いことばかりだけれども、逆にこれら以外の情報は何も無いんですよね、そもそも幻想郷は大使以外の幻想郷の住民をこの世界に連れて来ることに慎重だから情報が全然入って来ないんです』

 

『八雲紫は非常に地位が高いからか、付き人として八雲藍という配下も連れて来るらしいな』

 

『八雲紫様って写真しか見た目の情報が無いことを考慮しても、凄い美人な上にカリスマとか気高いオーラが出ていて、実物見たら蔑まれながらでも罵倒されながらでも構わないのでこの方の下で従いたくなりそう』

 

『八雲紫が幻想郷から来る場所は今までの来訪者達と違って、ホテルではなくて幻想郷の大使館用の土地に隙間を開いて現れるって公式アカウントで発表されたよ!』

 

 

そして迎えた大晦日の早朝、妹紅は政府の職員達と一緒にホテルからリムジンに乗って、幻想郷の大使館用の土地に紫を出迎えるために向かっていた。

「宜しければ藤原大使、八雲紫賢者のことを聞いても構わないでしょうか?」

ホテルから出て暫くしてから、政府の職員が八雲紫について今まで聞いていたこと以外にも、何か情報が得られないかと質問をする。

「紫について…ですか、失礼ですがそれは今までお伝えした情報以外についてで宜しいですか?」

「はい、失礼があってはいけないので念のためにお願いいたします。」

頭を下げながらそう頼まれるので、妹紅はその問いに答えたいが「すみませんそう言われましても、あまりお伝えするような情報は…無いですね。」と難問なので妹紅は謝ってから考え込む。

『そう言われてもな~、あいつの情報で他になんかあったっけかな、凄い胡散臭いとか時々能動的に人間を神隠しで誘拐しているとかの悪いことを話すわけにはいかないしな、むむ~むむむ~~そうだ!あれがあったな、言うとするなら微妙だが特筆するなら話しとくべきだろう。』

そう暫く悩んで、妹紅は思い付いたそれを職員に話す。

 

「少し悩みましたが、紫について未だ言っていない特筆すべきことがありました。」

「なんですか?教えていただけるでしょうか?出来るだけ様々なことを知っておきたいですから。」

少し悩んだ八雲紫のそれは「紫は例年の冬は冬眠していますが、今回は例外的にずっと起きていますね。」と予想外のものだった。

「そうなのですか!?冬眠をするとは本当に妖怪の皆様は、人間のように見えても色々な意味でこの世界の常識とは違いますね、それにしても今回は例外的ということはつまり、この世界との関係を重要視しているということで宜しいですか?」

もしそうなら、というか現在この世界に出現しようとしている現状からして確実だろう。

「そうですね、紫はこの世界を本当に重要視しているので起きているようです。後、付け加えるなら紫は重要なことが起きているなら冬眠を我慢して冬でも活動します。」

そんな話を妹紅と職員がしていると、からっぽな目的地についた。

 

 

 

そこには沢山の新聞記者や興味津々の野次馬等が詰め掛けていて、それを今日のために駆り出された警察官達によって大きい歩道が人で埋まっていた。

そんな目的地の正面中央に妹紅が乗ったリムジンが止まり、リムジンから妹紅が現れる。

「藤原大使に質問です!!八雲紫はどうやって現れるのですか!!」「邪魔よ!どきなさい!!大使に質問です。」「落ち着いてください!!迷惑になりますから!!」「警察官だろうと邪魔しないで!!報道は自由なんですよ!!」

こんな様子で現れた妹紅に新聞記者達は、土地に入れないようにする警察官達や各々と押し合い圧し合いをしながら詰め寄る。

 

そんな注目の集まる妹紅は微笑みつつ手を振りながら、ポンッと擬音が見えそうな風にフワ~っと3メートル程飛び上がる。

飛び上がった妹紅は大使館用の土地に少し入った所でこちらを振り向き、「これから紫はこの土地に現れますが、かなり派手な登場になるので見逃すのは厳禁ですよ。」と、ニンマリと笑いながら話してから翻る。

そう言われその場に居る全員が静かになりながら何も無い土地に注目した所で、手前と奥にまで掛かる巨大な隙間が左右の端に出現した。

それを見ていた観衆に衝撃が走る。

『おおっと、実物は思っていたより凄いもんだなこの演出、私でもこんなに驚いているだけあって外の世界の人間達は驚愕しているな、こんだけ大規模なことを外の世界でやるなんて紫も採算度外視で力を使っているな、…それだけこの作戦に力を入れているのが分かるというものだな。』

妹紅が心中驚き半分感心半分でいる最中にも左右の隙間は中心に向かってどちらも同じ速度で動く。

 

そして驚くべきことに、隙間が通った場所には純和風の日本庭園が出現していき、中心付近になると昔ながらの名家が住んでいそうな三階建ての巨大な屋敷が出現する。

『ふむ、予想以上に大きいしちゃんとした建物だな、確か天狗と土蜘蛛に作ってもらったんだったけな、おっとそろそろ行かないとだ。』

中心に向かっていた二つの隙間はぶつかると消えるという、周囲の予想に反してそこでは消えず、凄い速度で上空から見れば反時計回りで回転する。

隙間が反時計回りを始めたところで、妹紅は日本庭園に着陸してこちらを振り返る。

そんな妹紅は直ぐに隙間が通って現れたある物、によって見えなくなる。

上空から見て直角に回転したところから現れたそれは、2メートルの高さはありそうな瓦が乗せられた白壁と3メートルをゆうに超す巨大な城門であり、土地全てを囲うそれを出現させた所でやっと隙間は消えた。

 

隙間が消えて数秒後にその巨大な城門がこちらに向かって開きだし、重そうなそれを片手で動かしている二人の人物が目に入る。

その二人のうち右の戸は先ほど庭園に入っていった妹紅が開けて、左の戸は金髪のショートボブに金の瞳に青い前掛けの道士服をして、何よりも二つのとんがりがある帽子と九本の狐の尻尾が目立つ人物、八雲藍だった。

そんな二人の奥の庭園にいつの間にか、とある女性が居た。

女性は藍のものを青から紫にした様な道士服に大きなリボンの付いた帽子をして、フリルが沢山付いた特徴的な日傘を広げながら持ち、毛先を幾つかリボンで結んだロングの金髪に紫の瞳をしたその人物は、この観衆の目的であり先ほどの現象を引き起こした張本人、神隠しの主犯、八雲紫である。

 

紫は城門が完全に開ききったところで一歩踏み出し、その瞬間出現した隙間に飲み込まれ、城門を開けた二人の間に出現した隙間から出現する。

これまでの様々な演出で絶句して静かな観衆の前で始めの言葉を話し出す。

「皆様ごきげんよう、幻想郷の賢者をしている八雲紫です、これだけの方々に歓迎していただき嬉しく思いますわ。」

八雲紫はそう言って外の世界と直接関わりを持った。




このように、今まで貰った土地を開けていましたが、紫に大使館を運んでもらいました。

追記
もう既に遅れていますが、色々あって書くのが辛い状況で遅れます。
理由は次回の前書きに書いておきます。
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