幻想郷の接触   作:ゼロ・ワン

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タイトルの通りそういう感じです。

皆さんも知っての通り更新があんまり安定していないんですが、書き溜めとかしたほうがいいんでしょうか?

後、ユニークアクセス数が50000に到達しました。
次は100000に到達したいですね。

最後に、今回は特殊な回なので合わない方は、最後の部分だけでも読んで欲しいです。


幻想郷についての報告書

1月5日昨日幻想郷の一部を案内した妹紅は休日を過ごしていた。

「なになに~…。」

 

幻想郷について我々が現在知ることが出来た情報を書き連ねて行くこととする。

 

 

この文言から始まる、今妹紅が読んでいるこの報告書は今まで幻想郷について分かってきたことと、先日実際に訪れることが出来た幻想郷に直接行って来た感想や情報を総合したものである。

 

 

幻想郷について

先ず前提として、この世界は20XX年四月一日に現在大使として働く藤原妹紅女史が自らの術の炎で構成した巨大な鳥の姿で、長野県を飛んだことがこちらの世界から確認出来る最初の接触です。

その遥か前から幻想郷はこの世界を認識しており、そもそもの原点として幻想郷は、こちらの世界に居た妖怪達が作り上げたとのことです。

前提はここまでとして、この報告書は幻想郷の住人との会話と実際に赴いた外交使節団からの情報を纏めて描きつつ考察も交えて書いていくものとする。

 

 

幻想郷:我々の世界においてその存在が確実であるという意味で初めて確認された他の世界である。

 

成立:詳細不明

具体的な年代は不明だが、約千年前に賢者達に引き入れられた妖怪達が暮らし始め、約500年前に八雲紫が作った幻と実体の境界を作ったことで幻想郷が成立した模様。

 

人口:詳細不明

本人達も具体的な数は把握していないもようだが、藤原女史に大まかな構成比について聞くことができた。

女史曰く多い順に霊系統(分霊を含む)、妖怪系統、妖精系統、人、神々(分霊を除く)、その他であるもよう。

そして、幻想郷の住人の始まりの多くは日本から来たようであり、今もこちらの世界で忘れ去られると幻想郷に引き込まれて住人になるとのこと。

 

政体:その政治は賢者と呼ばれる、恐らく日本で言えば大臣に相当するであろう強大な力と権力を持つ者達が法や行政を担当し、幻想郷の各地に存在する各勢力が利益集団のような地位として存在するようだが、最高権力者は存在しないもよう。

 

地理:詳細不明

我々が住むこちらの世界とは違うとのことだが、そもそも幻想郷が言う世界の基準は不明な点だらけである。

そんな幻想郷は数々の結界の内部に存在するようであり、少なくとも外交使節団が調べたところ電波が来ていなかったので、現在は完全にこちらの世界からアクセスする方法は無いと考えられる。

 

宗教:神道、仏教、道教。住人の大本が日本出身であるため、日本に古くからあったこの三つの宗教が信仰されている。

だが、信仰対象の神々が実在して直接話せることや神々と同格であると自負する妖怪が多いらしく、幻想郷の住人の全てが何らかの宗教を信仰しているわけではないとのこと。

 

言語:日本語が基本だが、一部英語や中国語を話せる者も居るもよう。

 

外交:こちらの世界以外にも複数の世界と関係を持つらしく幻想郷の特定の地点から他の世界に向かうことが可能であり、世界によってはその世界の旅行会社が幻想郷にツアーをしに訪れることもあるとのこと。

なお、どうしても主観によるイメージの偏りが起こる可能性がある。

とのことなので、幻想郷から他の世界についての説明は名前を含めてほぼ存在しない。

 

経済:少なくとも貨幣経済だが、多くの妖怪はそこまで頻繁に売買しないうえ、売買よりも自給自足が多いらしく、信用紙幣は存在しないと思われる。

例外として市場の神、天弓千亦と委任状にも署名した飯綱丸龍によって作成されたアビリティカードは活発に売買されているとのこと。

 

詳細:こちらの世界と比べて機械技術はあまり発展していないようだが、こちらの世界と違った特異な点として様々な姿と能力を持つ妖怪達と、魔法や法術、仙術や妖術等の物理法則に当てはまらない現象を操る技術が発展していることが判明している。

だが、それらは他の世界にも存在しているらしいため幻想郷だけが持つ特異性とは言い難い。

幻想郷が持つ一番の特異性は忘れ去られたものが引き込まれる性質であると言える。

これは幻想郷を覆う幻と実体の境界による現象であり、生物か無生物かは問わないとのこと。

実例としては本人曰く藤原女史や外交使節団が後述する紅魔館で確認した、大量の漫画等が存在する。

 

 

「凄いな…、本当によくこんなに調べたられたな…、もしかしてあれか…私の普段の何気無い独り言を拾い上げたのか?」

幻想郷そのものの概要について妹紅が読んで、こう呟いたところで今の状況について解説しよう。

現在、妹紅は自分の家の中でスマホを片手に持ちながら、ある程度の地位を持つ政府の職員が情報を請求したときに貸し出される内部にあるデータを表示することしか出来ない専用端末内以外には存在しない筈の報告書を読んでいる。

『それでも、概要の部分は詳細不明が目立っているな。』

そんなことを考えつつ、報告書を読み進め幻想郷の重要人物のページを読む。

 

 

このページではこちらと接触したことがある者を基準にある程度情報が揃っている、日本にとって重要と思われる人物達を列挙する。

 

・藤原妹紅

 

・八雲紫

 

・摩多羅隠岐奈

 

・博麗霊夢

 

・霊烏路空

 

・レミリア・スカーレット

 

・エタニティラルバ

 

・リリーホワイト

 

・パチュリー・ノーレッジ

 

・庭渡久佗歌

 

・秋静葉

 

・秋穣子

 

・洩矢諏訪子

 

「!?おっと、外の世界が知らない筈の名前が載ってるな!…これはあの作戦の効果か…私は知らないフリをしておこう。」

軽い気持ちで見た重要人物欄だが、リリーホワイトの事件の時に隠岐奈が言った、妹紅が知らないから作戦が成功することを考えラルバの名前は見なかったことにした。

「ま、まあ私の項目でも見るかな。」

そうして、自分の項目のファイルを開く。

 

・藤原妹紅:種族人(詳細不明)

世界中で言わずと知れた幻想郷の使者である。

基本的に大きな権限を所持しているらしく、本人の意思でこちらの世界との交流における決定権の大部分を担当しているとのこと。

本人はどうでもいいらしいが、祖父と父が藤原の始まりと呼ばれる人物達であると公表しており、数多くの藤原氏の子孫達や古代の藤原氏と遺伝子が共通しており、事実であるもよう。

そんな、祖父と父が大物な人物だが今まで一切その存在が知られていなかった理由は、母親に何か問題があったらしく本人も一切知らないもよう。

そのため、隠し子であったとのこと。

ちなみに末っ子であるとのこと。

 

そんな彼女は日本国民からの人気が高く、日本において名家と呼ばれる家系は藤原の血筋であることが多いので上流家庭からの人気もあり、一般家庭からはその見目麗しさと普段の敬語口調から、動揺すると素の少し荒い言動が出ることから親しみやすいので、そちらからの人気も高い。

本人は火属性の術を自在に操り耐熱性の網も蒸発させたことから、摂氏数千度の炎を出すことが出来その他に火で文字を書く等自由自在であり、幻想郷での決闘でもトップクラスであるとのこと。

etc.

 

「ある程度ふふっ、知っていたが改めて知ると照れるなふふっ、この辺で別のを見るかふふっ。」

日本国民が自分を好きなのを確認して、照れて恥ずかしいので別の項目を見ることにする。

 

 

こちらの世界と長いこと交流を絶っていた…そんな幻想郷だが、様々な調査や情報からこちらの世界の未解決事件や歴史上の偉人と関係する可能性が高い。

以下それらのうち特に可能性が高いものを並べる。

 

・昔、活動していた少年少女の元盗賊団、正直村の行方

 

・聖白蓮と寺の名前にもなっている聖白蓮の弟はあの伝説上の僧侶なのではないか?

 

・欧州最大のオカルト事件プリズムリバー邸宅とレイラ・プリズムリバーの行方

 

・蓬莱山輝夜という人物が存在し、その上藤原女史が人間を辞めたのは父親が関係するということは、竹取物語の元になったなにかが実在したのではないか?

etc…

『邸宅とか私とかは直接的に外の世界とある程度接触した…というか片方は私だが、上から二つは全く知らないな、…一番上に関してはもう誰も知らないか、覚えていないんじゃないか?気になるから見てみよっと。』

そういうことで、一番上の未解決事件のファイルを開く妹紅。

 

・正直村の行方

正直村とは昔活動していた八人の盗賊団が盗賊団を辞め◎◎山に住み着いた際に名乗っていた名前である。

その構成員は少年七人と金髪の少女一人である。

彼ら盗賊団はある日盗賊稼業を引退し、◎◎山に正直村という共同体を二年間営んでいたもよう。

ここからの情報は正直村の跡地から発見された手記からの情報になるが、その最後の一つ前のページに桃源郷と似たような形で楽園を発見したので移住したもよう。

そして、最後のページには別の筆跡で筆者が他の七人を殺害しその遺体を楽園に放置して、自らは帰って来たことが記述されていた。

さて、何故正直村が幻想郷と関係すると考えられるのかの理由だが、記述の楽園とは幻想郷であると考えられる。

幻想郷に入れた理由だが、彼らは盗賊であるためまともな戸籍を持たず、二年間活動していなかったため世間から忘れ去られたと言える。

そのため、条件を満たして幻想入りしたと考えられる。

『ふ~ん、放置したなら妖怪に持っていかれたのかな?幻想郷の常識からしたら人里に住んで居なければ、外の世界の人間の遺体なんて無縁塚に入れるだけ温情だしな。』

正直村の話を読んで飽きたので、また別の項目を読むことにする。

 

 

疑惑:幻想郷が何故こちらの世界に接触したのか、常々疑問視されている。

疑問視されている理由としては、名前は一切出ていないものの幻想郷は多くの世界と交流を持っているらしく、世界によっては幻想郷に来る民間旅行会社まで存在する。

そのため、資源等の確保に困ったとは考えられない

それなのに、博麗大結界を成立させてまで100年以上交流を絶ったこちらの世界に来たのか、それに関する回答は未だ出されていない。

 

「…やっぱり、なんで幻想郷が外の世界と関わりを持とうとしたのか、それは流石に疑問視されるか。」

妹紅もそこは疑問視するだろうなと思っていた部分は、日本政府も気になっているようだった。

『でも良かった、作戦通り未だ目標については検討も着いていないらしいな、情報をあまり出していないから全部は無理だろうしな。』

そうして、暫く妹紅は報告書を読んで『折角帰って来たし、今日は誰かと会おうかな。』ふとそう思って家を出ることとした。

 

 

 

人里の蚕食鯢呑亭にて

妹紅は二ッ岩マミゾウと先ほど読んでいた報告書の話をしていた。

「だってさ旦那、本当に外の世界も凄いもんだよ、今まで出て来たのはほんの十数人だけかつ、外交使節団も一回入っただけなのにここまで調べあげるんだからさ。」

「ほうほう凄いのう、でも未だいろいろとバレていないようで仕事は上手くいっているようじゃな。」

真夜中の居酒屋で彼女らは会話していた。




そう、お持ち帰りされたのはエタニティラルバです。

幻想郷の種族の多い順は東方三月精でサニーミルクが言ってました。

手記は作者の捏造ですが、正直村は秘封倶楽部の前の音楽作品の蓬莱人形の話しなので、原作の話しです。
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