幻想郷の接触   作:ゼロ・ワン

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タイトルは幻想郷のことではないです。

後、幻想郷突入編の最終回だから文字数が延びました。


関わってはいけなかった異世界

6月下旬

外交使節団が初めて幻想郷を訪れて約半年が経った。

その間は去年に比べて幻想郷について大きな話題が少なかったものの、実は数少ない大きな話題として幻想郷へ二回目の現地交流として外交使節団が向かい、桜の名所である博麗神社でのお花見が行われた。

その他にも一応大使館までなら幻想郷の住民が来てよいこととなり様々な人物が訪れたが、これらだけでは去年を越えていなかった。

その結果、ネット等では既に幻想郷への熱は冷め始めていた。

 

だがそれ以上に、外の世界では幻想郷の登場によってオカルトな話題が熱を持っていた。

以下ネットのオカルト界隈

 

『私見たの!魔法を使っている人がいたの、その人は若い女性の方で、どうも常世の神とやらを信仰している常世教とやらの教祖のようで、その勧誘に魔法を利用して人を集めていたの、私は入らなかったからよく分からないのだけど、きっと内部では常世の神が魔法を教えているのよ』

 

『いいな~自由に空を飛びたいな~幻想郷だと人間でも魔法で自由に空を飛べるらしいからね』

 

『最近、アメリカが好景気だけどその裏には異世界から流れ込む金と石油があるって噂、本当なのかね~アメリカの大手採掘会社や石油会社は新しい鉱脈を見つけたと言っているけど、怪しいな~でも流れ込んでるとしてどこの世界なんだろうね?』

 

『ねえねえ、私達のサークルに入りたい方はいないですかー今だったらなんと!私達と一緒に私達が前に怪異を目撃した場所に行く計画に新人も連れて行くよ~安全かどうかは別だけどね!』

 

『ねえ知ってる?最近世界中で有名な噂なんだけど、世界各地の小売業でいつの間にか異界玉とやらが、入荷されているんだって、そしてその異界玉には説明書が付いているらしいね』

 

『なぁお前らは見たか?遂に幻想郷以外の世界が確認されたぞ!見てない奴らはこれから見に行けよhttps://○○○』

 

 

 

そんな風に様々なオカルトが飛び交っている頃の朝。

休日を終えて一日振りに外の世界に隙間を使って妹紅と妖夢が来た。

「さて、今日は誰が来る予定なんですか?妹紅さん。」

「今日はだな『ピロリロリーン!』あれ電話か?少し待ってくれ妖夢、電話に出るから。」

妹紅が外の世界に来て直ぐに電話がかかってきたので、妹紅がどこからの電話か見るとどうやら、日本政府つまり馴染みの職員の女性からのようだ。

「はい、もしもしこちら幻想郷大使館です、本日は何の御用でしょうか?」

「こんな朝早くにすみません、今日は幻想郷に出来るだけ急いで判断を仰ぎたいのです、先ず確認したいのですが、昨日こちらの世界でとある世界と繋がったことについては把握していますか?」

政府職員の声色は落ち着きつつも、焦っているように聞こえる。

 

「?あのすみません、何を言っているのかこちらは分からないのですが。」

「そうですか…それではとあるサイトのアドレスを送るので、少々不快かもしれないのですがそこにある動画を見ていただけないでしょうか?すまないのですが我々も現在混乱が抜けておらず、説明の用意が出来ていないのです。」

政府職員は申し訳なさそうに動画の視聴を頼む。

「構いませんよ、長生きしているので少々不快程度では問題ありませんので、視聴してみますね、未だ見ていないので断言は出来ませんが、結論は出来るだけ急ぎますね、急いだ方が幻想郷としてもいいでしょう。」

『あーあれかな、前に話だけだけど、共謀して何かしてると聞いたあの世界か。』

妹紅は前に賢者から聞いていた世界のことかな?と予想が付いたので、計画通りなら聞けば幻想郷としての判断をさっさと聞けると思い、結論を急ぐと回答する。

「お願いいたします、実は繋がった世界が世界だけに多くの大物政治家の皆様にせっつかれていまして。」

政府職員も色々と苦労しているようだ。

「それでは動画の視聴をお願いいたします、日本政府はいつでも結論を聞ける体制を築いておきます。」

最後にそんなことを言って電話は終わった。

 

 

「それで、どうだったんですか?聞こえてきた話からすると、どっかの世界と外の世界が繋がったようですが、妹紅さんは何やら心当たりがあるご様子で。」

「未だ見ていないから確定的なことは言えないが、多分前の異変で妖夢が行った場所だと思うよ。」

そう言うと妹紅は早速、送られてきたアドレスのhttps://○○○を開いてみる。

『う~ん、何だこれは?何かの生放送の転載みたいだけど元の動画に飛んでないってことは、そっちの動画は消えた…のか?』

「妹紅さん見ないんですか?」

「いや見るから、早速動画を再生しようか。」

そういうことで、妹紅と妖夢はその動画を見ることにする。

 

 

 

「や~皆見てるか~い、オカルト調査系の配信者やってる✕✕だぞ~。」

動画を再生して早々に、喧しい男が出てくる。

動画に映っている彼が居る場所は、どうやら少し開けた場所であり奥には大きな山が見える、そして彼のその足下は草地であり、1ヵ所だけ不自然で何かを砕いたように細かい石が散らばっていた。

「今日は視聴者の皆はタイトルで知っていると思うけど、最近話題になっているこの!異界玉について検証したいと思います!」

その男は異界玉を取り出すと解説を始める。

「最近話題な異界玉だけど、これが何か知らない視聴者のために解説をするぞ!」

「異界玉は見ての通り、中に良く分からない何かが入っている水晶玉だけど、これ世界中でいつの間にかボーダー商事とやらに売られていたことになっていて、しかも双方の間で契約をさたことになっていた上、ボーダー商事の正体は不明だってさ。」

謎の組織ボーダー商事について触れてからも彼は説明を続ける。

 

「じゃ、異界玉の説明に戻るけど、実は説明書が付いていてこれによると、異界玉は他の世界との扉を開く道具であり、二つの開く条件を満たしてから開きたい世界の名前を叫べばいいらしい。」

「先ず第一条件は当たりの玉であること、この時点で大分条件が酷いんだけど!と叫びたいけど、これ厳密には最初は世界中に散らばる当たり以外は機能しないだけで、全ての当たりが使用されると全ての玉が使えるようになるらしい、そして異界玉にある数字が残りの当たりの数で今は3合計の当たりも3個、うんうん、こんなの誰が見たって詐欺だけど、今回はそれを含めての検証だから。」

彼の言う通り、世界中のどこにあるか分からない当たりでないと使えない等、誰が考えても嘘だと思うだろう。

「そして、第二条件は向かいたい世界と関わりの深い地点である等その世界との境界が薄いこと、これは第一条件と比べると簡単でいいね。」

少々長かったが、異界玉の説明はこれで終わり話は移る。

 

「じゃ!次は成功するかは分からないけど、他の世界と繋げるために来た場所について説明するぞ!」

「今居る場所はズバリ!恐山だ!!」

長いこと霊山として崇められ恐れられてきた、恐山に彼は居るらしい。

「もう感のいい視聴者は気づいているだろうから言うけど、今日は地獄への扉を開こうと思うんだ!」

地獄を開くことの意味を彼は甘く考えているようだが、こんな胡散臭い物で出来るとは思っていないし、よしんば本当であっても運良く当たりを引くとは考えていないのだろう。

「そして準備はもう済ませてあって、見ての通りこの辺は人目に付かない場所だろ、でもこんな人気の無い場所でも困ったことに塞ノ神が置いてあってさ~。」

「あっ!塞ノ神が何なのか分からない視聴者に教えるけど、簡単に言えば塞ノ神は境界線の神、塞ノ神から先と手前を分ける神なんだけど、異界玉は境界が薄いことが条件だから邪魔だったんだよね。」

彼の話から推測するなら先ほど見つけた沢山の小石は。

「邪魔だったから砕いたんだ、それがここにある破片なんだけど、まっ!実験のためだし仕方ないことだよな!神様も許してくれることでしょう。」

神が居ることが証明されているのにも関わらず、彼は傲慢にそう言い放つ。

「長々と説明したけど、それでは開いてみようか!!」

遂に彼は開くことにしたようだ。

 

そして彼は異界玉を掲げながら言う、「出でよ地獄の扉!!」と叫ぶが何も起こらない。

「あれま、何も起こらない、はいはい詐欺ってことで、あぁ折角生放送枠を手に入れた…の…に、あれ?異界玉は?えぇ!!」

彼が掲げた異界玉はいつの間にか浮かび上がり、濃緑と濃い紫の四角い扉が、異界玉の中の液体が水晶を通り抜けることで作られた。

 

 

「やった!やったぞ!本当だったんだ!」

彼は始めて人の手で他の世界への扉を開けたことに全力で歓喜する。

「早速!中を覗こうか!視聴者には悪いけど先ずは俺からってことで!別に開いたのは俺だからいいよな。」

彼は扉に手をかけると、一気に引っ張る。

「さて、地獄はどんな場所かな♪」

そして楽しげな彼は扉の縁に手をかけつつも、頭を突っ込んで中を見て、…後悔した。

 

彼は頭を突っ込んでから、1分程で扉にかけた手が震えだし、2分で足がガクガクしだした。

そして3分もしないうちに頭を抜いてその青ざめた顔を視聴者に見せた。

そして、扉にかけた手を身体の支えにしながら彼はブツブツと小さな声で何か独り言を呟きだす、視聴者が居ることも忘れて。

「人は死ぬとあんな目に会うのか?嫌だ嫌だ!でも本当に地獄ならあんな目に会うのは悪い奴だけなはず!いやでも俺はブツブツ…。」

彼がそんな風に地獄の扉に手をかけて地獄絵図に恐怖していると、そのうち地獄の方から多数の声がしてくるようになった。

それらの声は曰く

「なんだ!地獄に似つかわしくないあの光は!」

「あの暖かな光はまさか!現世の光!?」

「そうだ!きっとそうだ!あれはもう見れないと思っていた現世の光だ!」

それらの声は老若男女問わないが全ての声が希望に満ちていた。

老若男女問わないが、その集団はどうやら老人の声の割合が多い。

 

そして暫くして、それらの声は口々に「ならもしかして、あそこから現世に戻れるんだ!」「苦しくてたまらない地獄から出られるんだ!」「もう身体は無いけどそれでも!現世に居たいのよ!」「現世だ!現世だ!もう地獄なんてこりごりだ!」地獄への不満と現世への希望を吐き出す。

そして、遂にそれらの声は「こんな所はもうおさらばだ!」という歓喜の声とか「いつ閉じるかも分からないのよ!私の邪魔をしないで頂戴!!」「なんだと!お前こそ俺の邪魔なんてしてないで戻れよ!!」という蹴落としあう声を響かせて近付いて来た。

「ひぃっ!何だよ!?」

その多くの声に男は腰を抜かして尻餅を付いて、動けなくなる。

だが、そうしているうちにも声はどんどん大きくなっていったところで、「おっと、そこまでだよ罪人共、さっさと戻って罰を受けながら、反省に励むんだね。」と、少しのんびりとしているが、他の声とは格の違いを感じさせる女性の声と共に、多くの声は消えた。

地獄の方からまた声がする。

「やっと見つけたよ…現世への扉、四季様ーありましたー!」

その声は先ほどの女性のものであり、誰かを呼ぶためにか遠退いていった。

 

 

青ざめた男が尻餅を付いて更に女性の声が遠退いて暫くすると、「成る程、大まかには聞いていたものの正確な位置はよくわからなかったのですが…ここですか、現世と開通した穴の場所は。」と地獄の方から落ち着いた女性の声が聞こえてきた。

「小町、私達の距離をあそこまで縮めてください。」

「了解です、それにしても地獄と現世を繋げるなんて馬鹿なことして、あたい達の休暇を邪魔したのはどこのどいつでしょうね、全く。」

その声には一瞬ドップラー現象が発生して、直後に中から出て来た女性の手が扉にかけられる。

「よっと、さて四季様お手をお出しください。」

そう言った声の主は赤い髪にツインテールをしており、目立つ要素として大きな鎌を持っていた。

「小町ありがとうございます、さて貴方ですね地獄への扉を繋げた愚か者は。」

そしてもう一人女性が出てくる、先に出て来た女性に手を引かれて現れたその女性は、緑髪に赤と白をリボンを結んでいる帽子を被っていて、片手に笏を持っていた。

そんな彼女は扉を開いたその男を、見下すかのようにそう言う。

「俺が愚か者だって、というかお前達こそなんだ。」

「おや、貴方は我々の正体に見当が付いていないのですか、なら名乗りますよ小町。」

「はい四季様。」

男の言葉に反応した緑髪の女性によって二人は名乗ることにしたようだ。

 

「先ずはあたいから、名前は小野塚小町、種族は死神で三途の川で死者を運ぶ船頭をしている者さ、そしてこちらが。」

「地獄の裁判官である閻魔が一人、四季映姫・ヤマザナドゥです。」

彼女達は自らを死神と閻魔を名乗るが、男は胡乱げな顔をする。

「死神と閻魔だって、本当か?だって死神にしては迫力がないし船頭だって、それに閻魔大王って男だったと思うが。」

「四季様この男は何を言ってるんでしょうね?」

小町は意味が分からず映姫に質問する。

「そういえば、現世は地獄の情報が古いんでしたね、いいでしょう少し話してあげるとしましょう。」

「何のことだ?」

男はわけが分からず困惑するが、二人は無視して話す。

「じゃ、死神の基礎知識から、あたい達死神は導くべき霊を探す担当と私を含めた三途の川で霊を運ぶ船頭、そして地獄の受付で、あんたが言うような迫力のある死神は受付担当だよ、でもあたいだって鎌があるのにな~。」

彼女はぼやきながらも貴重な地獄の情報を話す。

「では次は私ですね、確か現世では未だに十王裁判をしていると思っているんでしたね。」

「十王裁判があると思ってって、もう控訴出来ないのか!?」

彼はオカルトの知識によって十王裁判を知っていたのでそう言い放つ。

「そうです、古代と違い今は人間の数が増えたので七回も裁判をして、更に三回も控訴する権利と更にそれらの裁判官は一人ずつ、どう考えても時間が足りないので、裁判は一審のみ且つ裁判官を大量に雇用されました、そして私は大量雇用された一人ですので、閻魔なのです。」

映姫の情報は価千金だろう、特に後ろ暗い秘密が大きな者である程。

 

「さて、話はこの辺にしておきましょう。」

映姫は話を打ち切るが、それは彼女の仕事を始めるためだ。

「さて、貴方がこのようなことをしでかした原因は、貴方が他者との深い関わりを持たないことでしょう。」

「…それは、まるで俺が寂しい人間だと言いたいのか。」

「そう、貴方は少し寂し過ぎる。」

その言葉と共に映姫の説教が開始される。

「俺が寂しすぎるだと!そんなわけがない!なぜなら!俺には沢山のチャンネル登録者やフォロワーが居るんだからな!!」

何か琴線に触れたのか、男は怒鳴るようにして否定するものの。

「いえ、貴方は寂し過ぎる、それは交友関係を所持しておらず、親戚縁者には距離を取られて疎遠にされているからです、このままではその孤独から起こしてしまった様々な悪行から地獄に行きますよ。」

「っ!?違うぞ!俺があんな連中を無視しているんだ!俺が見捨てられているんじゃねぇ!それに悪いことなんて何もやってない!」

「おや、本当にそうでしょうか?私は違うことを確信しています。」

怒鳴る男に対して、映姫は常に冷静と言っていい口調で嘘だと言う。

「感や経験だとでも言うのか!?」

「そうですが、確定的な証拠が欲しいならこれで見れますよ、この浄玻璃の鏡によって。」

映姫は懐から手鏡を取り出す。

「貴方の半生を、さあ見て見ましょうか。」

「え?……っ!?」

そこからは彼の様々な半生の一幕のうち、特筆すべきものがいくつも写し出し、彼は絶句した。

 

「うわ~!!」

いくつも自分のトラウマや悪事を写し出されて、彼は逃げるために走り出した。

「おっと逃げないでおくれよ、折角映姫様の有難いお説教をしてくれてるんだから、さ!」

小町はその言葉と共に鎌を振り下ろすと、いつの間にか彼女の目の前にもう遠くにいたはずの男が現れていた。

「がはっ!あれ!なんでここに!」

現れた男は急に場所が変わったことにより踏み外して転び、更に周りに気が付いて混乱に見舞われる。

「混乱しているようだね、今のはあたいの能力さ、何故三途の川の距離は変わると思う?それはあたい達船頭の能力で距離をいじっているからさ。」

三途の川は罪の重さで変わると言われるが、それは船頭がしていると話す小町。

「ありがとうございます小町、まだ説教が終わっていないからね。」

そうしてまた暫く説教は続いた。

 

 

「嫌だ嫌だ!地獄になんて行きたくない!」

暫くして、説教が終わると彼は恐怖から頭を抱えだしてしまっていた。

「そう恐れることは無いですよ。」

「え?」

先ほどまでの説教だが、それとは違い急に優しい口調で語り出した映姫に彼は困惑した声を上げる。

「まだ貴方は生きているではないですか、それならば地獄に行かなくても贖罪は行えますし、死んでも地獄での待遇をよくする方法があります。」

「そ、それは!どのような!」

彼はその方法を映姫にすがり付くようにして尋ねる。

「贖罪に関しては現世の刑法に従いつつ心から反省すればいいですが、待遇を良くする方法は高価な副葬品を入れてもらうのです。」

映姫のそれは端的に言えば、地獄の沙汰も金次第ということだろうか。

「勘違いしないので欲しいのですが、副葬品はただ入れれば良いのではないです、入れた者が心から冥福を祈って入れた物でなくてはなりません。」

「四季様、ここからはあたいに話させてください、あたい達に関係する話ですから。」

「いいでしょう。」

話は映姫から小町に移る。

 

「何故、心から冥福を祈った副葬品でなくてはならないかだけど、それは単純に高価でも惜しくないと思われているならその人物は、徳があるってことさ。」

「徳?」

「そうさ徳だよ、そして船頭は運ぶ霊の副葬品が給料だから、単純に良い副葬品がある霊を真っ先に運んだりするから待遇がいいのさ。」

小町がそう説明した。

 

 

それから暫くして、小町と映姫は扉を前にして悩んでいた。

「無理です四季様~これ以上小さく出来ません。」

「どうしましょうか、扉は霊が逃げ出せない程度には小さく出来ましたが、それでも繋がっている。」

話が終わると二人は扉の対処として小町が扉の端と端の距離を縮めたが中途半端に終わってしまった。

「不味いですよこれ、繋がっているから地獄の瘴気が少しずつ出て来ますよ。」

「これはどうやらこの玉の中身を使いきるまで消えないようね、そして小さくすれば反比例して時間が長くなるようね。」

そうして悩んで暫く二人は結論を決めた。

「仕方ない放置しましょう、これ程小さければ出てくる瘴気は微量で現世の空気によって薄まるから問題ないでしょう。」

「それもそうですね、また扉を広げますので帰りましょう。」

そうして二人は扉は一度広がり、二人が通ってまた縮まった。

そして後に残ったのは男と小さくなった扉と異界玉だけだった。

 

映像終了

 

 

視点は戻って妹紅と妖夢

「やっぱり予想通りだな。」

「確かに妹紅さんの言った通り、私がこの前行った世界ですね、でもあれ?四季様って幻想郷担当では?」

妹紅も妖夢も外の世界と繋がった世界が地獄だったことに得心がいったが、妖夢は新たな疑問を抱いた。

「それはこれが幻想郷と地獄による秘密の計画だからな。」

「え!?それはいったいどういうことですか!?」

「今から軽く説明しようか。」

妹紅はそうしてわけがわかっていない妖夢に説明を始めた。

『多分、こっから忙しくなるな。』

脳裏にそう考えながら。




というわけで、お空のときに話だけ出てた地獄との計画です。
出て来た地獄組がこまえーきなのも、後片付けが色々雑なのも計画です。

ボーダー商事って二次創作発ですが、黄昏の外伝でも微妙にあるので出しました。

これで幻想郷突入編は終了です。
幻想郷突入編というわりに幻想郷に行ったのは前半だけではと思うかもしれませんが、章の意味は幻想郷にと幻想郷がの両方の意味があるので間違いではないです。

二回目の幻想郷に行く話はフレーバーだけです。
これ以上はぐだるので。

そして、次回からの章は幻想郷と新世界編です。

追記
そう言えば、スイッチで饕餮のストーリーを追加したものが出るので、それをするので次回は遅くなります。
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