最終章ではありますが、だからこそ今年も本作品を宜しくお願いします。
最初は前回のプリズムリバーの下りから関係です。
霧の湖の畔、廃洋館ことプリズムリバー邸宅にて。
フランスで親善試合観光して、外の世界とどっかの世界が繋がった日から翌日に、妹紅は幻想郷に帰還してプリズムリバー三姉妹を訪ねていた。
「というわけで、フランスから三人に贈り物だよ。」
そういうわけで妹紅は隙間を開いて、そこに腕を突っ込みながらそう言う。
「…私達に?…何が送られたんですか?」
「なになに!何が来たの?教えて教えてよ!?」
「えへへっ!良いものをくれると嬉しいな。」
「三人ってことは私には関係ない物かしら?でも何なのかは気になるわね。」
それぞれ上から順にルナサ、メルラン、リリカ、雷鼓であり、妹紅の受け取って来た物は雷鼓の予想通り三姉妹に関する物である。
「なんと驚いてくれ!三人のオリジナルの絵画。」
「「「「え!?ええー!!」」」」
絵画を見せると全員良い反応をする。
「あははっ!本当に凄い反応だね!更にもう一つ貰って来た物があるよ。」
彼女らの反応に妹紅は大喜びで、更に驚かせたいのでもう一つの驚きの物品を見せる。
「私の応対をしてくれた、三姉妹のオリジナル全員の子孫の写真だよ。」
「「「「おお~!!」」」」
『いや~こんなに喜ぶとは、やっぱり三姉妹も気になっていたんだね、でも好きなバンドを喜ばせられるとか一人のファンとしては嬉しいな。』
全員大きな反応で妹紅は満足気な笑みを浮かべつつそう思う。
数分後
プリズムリバー邸宅は少女達の賑やかな笑い声で、まるで一昔前の漫画のようにキャッキャッウフフという擬音後が聞こえて来るような様子になっていた。
それぞれの反応は
「…オリジナルはこんな大人になったのね、…うふふっこんな慈愛の表情を浮かべられるってことは、…いいお母さんをしていたのね。」
ルナサはオリジナルの成人後を優しいお母さんをしていたと予想し、
「姉さん姉さん!見て見て!!大人の私って美人さんだよ!凄い華やかな人生を送ったんだろうね!」
メルランは沢山の友達を作って、友達に囲まれた華やかな人生を想像し、
「おお~私ってば気品ある服装ね、それに表情も可愛い傲慢顔でよく似合ってるいるし、多分大きな権力を持ったのね。」
リリカはオリジナルは偉くなって大物として過ごした人生と推測し、
「ふむふむ、確かに三姉妹と目元が似ているわね、今になってもしっかり子孫が確実に残っているのね、はぁ~三人が泣くような結末ではなくて良かったわ。」
雷鼓は三姉妹の依頼がハッピーエンドに終わって、安堵の溜め息をつく。
『フランスもいいものくれたな~媚びを売っている面もあるのだろうけど、これ多分プリズムリバーウィズHのライブも含めて賢者達の作戦で掌の上な気がするけど、まぁ皆喜んでくれているし…どうでもいいかな。』
妹紅は賢者の作戦の結果であると思いつつ、気にしても仕方ないので思考放棄してこの空気を楽しむことにした。
数時間後
「さて、三人も大喜びだったし、お礼として妹紅のためにここで妹紅だけが見れる独占ライブにしたいと思うのだけど、三人はどうかしら?」
三人の興奮も落ち着くと、雷鼓は妹紅へのお礼として観客が一人だけのライブを提案して、三人にも同意を求める。
「…いいと思うわ、…これでレイラの心残りも無くなったし、…お礼をさせて。」
「はいはい!私も賛成賛成!美人さんな私が見れたお礼がしたいわ!」
「私も賛成よ、凄くなった私が見れたもの、お礼をしなくちゃね。」
「よし、三人もいいらしいしライブをしましょう。」
雷鼓の提案に三姉妹も賛成して、ライブの開催が決定される。
「え?いやいいよ!ライブだったら今度他の皆と一緒にチケットを買って聞くからさ。」
その話に妹紅は驚いて遠慮するものの、「いいのいいの私達がしたいのよ、だから気にしないで。」と、言われて押しきられる。
「いや、気にしなくていいから!」
妹紅はそんな声を上げつつ、座らせられてライブが始められた。
そして、ライブが
「…じゃあどの曲を演奏する?…私は『ほおずきみたいに紅い魂』と『妖魔夜行』がいいと思うわ。」
「姉さんは暗いイメージの曲ばっかね!なら逆に私は明るいイメージの『ネイティブフェイス』と『有頂天変~WonderfulHaven』がいいと思うわ。」
「もう、姉さん達ったらライブなのよ、ここは定番の『幽霊楽団~PhantomEnsemble』と『今宵は飄逸なエゴイスト』でしょ、勿論、妹紅も拍手とか入れてしっかりLiveVerにしてよね。」
三人のライブの曲の意見がばらけて少し悩み出すが、「なら、全部やりましょうか、順番はルナサ、メルラン、リリカの順番で更に言った順番でやりましょう。」雷鼓がそう意見を纏める。
「「「意義なし。」」」
というわけで提案された曲を全てするライブが開催される。
ところで先ほどは遠慮していた妹紅はというと、ワクワクが抑えきれていない顔でライブを待っていた。
『嬉しいな!決して絵画を見つけたのは私ではないのにお礼をしてもらえるなんて、役得だな!……あれ?何か忘れているような。』
片隅に何かを忘れているような違和感を感じつつも、
「…さあライブを始めるわよ。」
ルナサの一言と共にライブが始まると、『…まぁ後で思い出すだろうし、別にいっか。』そう後回しにしてライブを楽しんだ。
時間は少し戻って。
妹紅が独占ライブを聞いている前日、ニューヨークの何処かにて。
そこのとある一軒家でとある興奮した声が聞こえていた。
「やった!幻想郷への扉が開いたぞ!おや!初めましてお嬢「おお!開いた開いた…結構待ったよ。」「やっと開いた、開けるのが遅いのよ!それにしても、あんた煩いわね!食らえ!『重低音バスドラム』」さん方…え?」その直後ボォンという音がなりドカッとかバキッとか何かが衝突する音がして、唐突に静かになった。
それから暫くして、その家から二人の女性が出てきた。
「うん、あいつ上手く気絶してくれたわね、よかったわ~これでこの仕事がしっかり出来るわね。」
「そうね…しっかりこの楽しい仕事が出来るわね。」
そんな話をしながら、二人は一軒家から出て路地に入る。
路地に入ってからも二人は話を続ける。
「ここが世界の富の中心、ニューヨークね!あのいけ好かない賢者から資金はたっぷり貰っているし、楽しい生活が私達を待っているわ!ね、そうでしょ!」
「ええ、そうね…ここでならたっぷり楽しい生活を堪能出来るわ、おっと忘れてたわ…私は見えないようにしておくわね、こっちの世界に空を飛べる人は居ないものね。」
その二人の様子として片方はふよふよと浮かび、もう片方は地に足着けて歩く。
そんな二人は出てきた路地裏から、ニューヨークの喧騒の中に消えて行った。
最後の人達の正体はバレバレだとは思いますが、兎に角前回扉が開いたので出てきました。
すみません、今回はあんまり話が広がらず、ニューヨークに行った二人の話を入れると長くなるということもあり、短めになってしまいました。
ですが、次回は普通の分量の予定です。