流石はキングダムハーツ、隠しボスが全員化け物揃いなので、平均六十回位やられてましたね。
それが解っていながら、一からデータを作るの面倒がって最高難易度でやった作者。
それにマリオワンダーもやってました、ミュージカルみたいで楽しかったです。
後、人気投票もやりました。
おめでとう魔理沙。
ここまでが、完全にスランプとなって新作を出す前までの話です。
新作の更新が止まっている間云々はそっちで書きます。
ここは太平洋、そこで二つの影が飛んでいた。
「姉さん、もっと速く飛んでよ~これじゃいつまでも帰れないわよ。」
「…ええ…そういうなら自分で飛びなさいよ。」
だが、平行して飛んでいるのではない。
片方は飛ばないで、飛んでいるもう片方に捕まって(東方剛欲異聞のあれ)いた。
そんな珍妙なことをしているのは依神姉妹。
飛んでいるのは姉の依神紫苑、捕まっているのは依神女苑である。
「嫌、アメリカでは私のおかげで贅沢な暮らしが出来たのよ、これくらいやってよ~。」
そんな我が儘を言い出す女苑、それに対して紫苑は呆れた表情で言う。
「…はいはい、アメリカのときは私が居て助かると言ってたのに…貴女はもう、ね。」
女苑からの紫苑への態度が酷いがこの姉妹はこれがある種通常のため、文句を言いつつ紫苑は軽く流す。
「…それで、なんで私達は色々資産を築いていたアメリカを離れる必要があったの?資産も全部売るか何処かに移してたし…折角贅沢な暮らしが出来ていたのよ~。」
そう、ぬえの事件から紫苑は女苑に強制的に贅沢な暮らしを止めさせられ、移動させられていた。
しかも、まともな説明もされていないので、不満げに紫苑は頬を膨らませる。
「それは仕方ないのよ、私達が出られたのもあの賢者の計画で、あいつと契約した関係上あの事件が起きたら、さっさと帰らないといけないの!契約の一環なのよ。」
そう言って説明をした女苑だが、紫苑は頬を脹らませたままだ。
「…え~、また今日の食事にも困る生活に戻るのなんて嫌よ~。」
「ま、そこは問題ないわ報酬としてある程度の生活は保証してくれたから、美味しい食事も取り放題よ。」
「…!本当!?」
その言葉に紫苑は目を輝かす。
「そりゃそうよ、私も折角の贅沢な生活をただ手放せと言われたら抵抗するけど、今後も保証してくれるらしいから了承したのよ。」
そこまで説明されて紫苑はテンションが有頂天に達し、
「やった!やったわ!早く帰るわよ、そうしましょう!」
そうして全速力ですっ飛ばす。
そうなると当然、紫苑にぶら下がっている女苑は振り回されるわけで、
「うぐ!ちょっ!ちょっと!はやっ!速い!というか振り回すな!少しは乗客のことを考えなさいよ!」
「…おっとごめんなさい、女苑をぶら下げてるの忘れてた…でも自分から掴まってきたのになによ、文句を言うんだったら自分で飛びなさいよ…。」
そんな風に、謝りつつも不満を漏らす紫苑。
「なによ!姉さんの癖に生意気ね、いいわ妹に勝る姉なんていないことを教えてあげるわよ!」
「なにおう、私とやるつもり。」
そんな風に騒がしくも二人は太平洋を横断する。
以下、雑多なネットの反応
『妹紅さん、あんなに強かったんだね、最後の必殺技のラストワードだっけ、食らったぬえが一瞬で炭化するなんて凄すぎないか、しかもぬえは妖怪の中の妖怪、大妖怪で凄まじく丈夫なんでしょ、そんなのを焼き尽くせるとは。』
『ぬえは倒されたけどパリの復興は大変そう、今度パリ旅行に行ってお買い物して復興の役に立たないとね。』
『やっば、アメリカの平均株価が下がり過ぎてやばい、このままだと今まで円換算で八桁超えてきた俺の資産が!ぬえが居たヨーロッパ株は兎も角こっちは何があった!これを見ているお前らも急げ急げ!兎に角どこか!資産を移して損切りしないと!』
『私、元から妹紅さんのファンだったんですよ、今回のあの勇姿を見て正直惚れ直した、一生ついて行きます!』
『いや~これでわかったね、何で幻想郷なんて人外がたくさん住む世界から来たのが藤原妹紅だったのか、人間ではなくなっているとは言えど、あくまで人の範疇の人物が大使として選出されてるの、元大貴族の娘なんてのはおまけで、本人が善人でしかも凄い強いからなんだね、なんだったら四肢欠損すら自己再生出来るから死ぬ心配もない。』
『そういえば、ぬえが正体を表したあの日から清水寺の参拝者が世界中から来ていたらしいね、伝説ではぬえの死体が埋蔵されたというか公式発表では、実際にぬえは一度倒されたらしいからね。』
『アメリカのカジノで大金を賭けて、毎回程々に勝っていた成金の噂を知っているかい?程々なのに何で噂になっているかって?その賭け金も株という賭けの儲けから出して、無一文から大金持ちになったからさ。』
『その日、突如として現れたぬえは人々から現実を、認識を、絆を奪った、ぬえが去った後も尚、街からは暴徒と魑魅魍魎が溢れ返っていた、これが妖怪…闇の住人、人外というものか。』
『不謹慎かもだけど二人の闘いは美しかったな~真夜中のパリの上空で妹紅は炎と再生を武器に、数多の人々の願いと希望を背負って、絶望を広げようとするぬえと闘って勝ってみせる、まるでゲームみたいだね。』
『封獣ぬえの過去について、幻想郷の発表によると、
昔は平安京で自分の能力で自分を正体不明の怪物にして人間を怖がらせて遊んでて、
それを退治するために派遣された武士に討伐されて地獄に封印、
その後、地獄の一部が切り離されて旧地獄となって幻想郷とくっついたこともあって幻想郷に居た、って経緯らしいね。』
『最近、世界が怖いのは僕だけかな、今回のぬえの件は怒涛の展開だったけど、これまだ序章に過ぎない、そんな感覚が拭えないんだ。』
長い太平洋横断を終えて、依神姉妹は11月2日に日本へとたどり着いた。
尚、日本に入る直前から二人は「小石ころ帽子」を使用して行動することで、誰にも気付かれないようにして、遂には幻想郷の大使館の敷地に入り込むことに成功した。
以下入り込んだときの一幕
「姉さんこっちに来て、確か今日だけここに穴が開いているはずよ。」
女苑は紫苑を連れて来た大使館を覆う、西側の壁の少し上の部分の結界を指を指して言う。
「…え?穴なんて何処にも無いけど女苑大丈夫?」
本当に心配そうな様子で女苑を労る紫苑。
「その目、頭の心配をするみたいのやめなさいよ。」
「…そうだけど。」
「喧嘩売ってるの?兎に角ついて来なさい。」
そう言って、女苑は結界に手を伸ばして、
「…おお~抜けたね、さっきこれのこと言ってたの?」
紫苑の言葉の通り、結界を見た目の上では機能しているが見た目には一切の変化がないまま、女苑の手が通り抜けた。
「そうよ、だから付いてきて。」
そうして、二人で敷地の中へ入っていく。
「さて、後は妹紅に会って帰るだけよ、このまま大使館の中に向かうわよ。」
「…あら?女苑誰か近づいてきてるよ?」
紫苑のその言葉の通り緑の服を来た人物、妖夢が近づいてくる。
「大丈夫よ、今の私たちは認識できないし最悪ばれてもいいからね、あくまであんまり騒ぎを起こさないよう帰るようにってだけだし。」
そう言いつつ、妖夢の横を通り過ぎようとしたところ、
「!?」
真横から斬撃が迫り、咄嗟に後ろへと飛び退く。
「誰だ!私はここの庭師ですが警備もしてるんですよ!今はぎりぎりで避けたようですが、次は切り捨てます、さもなくば姿を現しなさい。」
「…どうするの、このままだと姿を現しても切り捨ててきそうなんだけど。」
「う~ん、どうするべきか。」
その言葉に相談する二人。
「おやおや切り捨てられたいようですね、いざ尋常に参る!」
その言葉に慌てて二人が姿を現して、
「わかったわかった!やめるから落ち着きなさいよ!私は依神女苑でこっちが私の姉の…」
先ずは女苑が名乗って、
「…依神紫苑よ、あら?さっきまで気付かなかったけど、貴女私と天人様の宴会で呼んだことがあったような。」
紫苑が名乗るが、妖夢に対して前に天人様、即ち比那名居天子と執り行った天界風の宴会に呼んだことを思い出す。
「お、お前は!」
同様にそのことを思い出した妖夢も反応する。
「あら、姉さんあいつと知り合いなの?」
と、当時一緒に居たわけではない女苑が不思議そうに紫苑に尋ねる。
「…あちらの様子的にも私の記憶通りみたいね、まぁ当然ね天人様と一緒にやったんですもの。」
その質問に紫苑が誇らしそうに答える。
そんな誇らしい思いが妖夢の一言で否定される。
「あの出される酒も!料理も!何かもが不味かったあの宴会の!」
その一言に紫苑は目を点にし、口を驚愕で全開にして、愕然としていた。
尚、女苑はクスクスと笑っている。
「ちょっと!どんな覚え方してるのよ!私と天人様が折角用意した宴会なのよ!」
「あんな料理を冒涜したような物を作って、私たちにノリノリで食べさせておいてですか!?」
「ああ!また言った!ひもじい思いをしないで食べることが出来るだけで有難いのよ!このワガママ!」
女苑がクスクスと笑っている間にも、二人の喧嘩はヒートアップしてしまい、笑っていた女苑もこのままでな不味いと笑うのを止めて仲裁に入る。
「ちょっとちょっと!こんなところで喧嘩しないでよ、私たちは静かに外の世界に存在を悟られないように帰らなきゃいけないのよ。」
そんな女苑の止めにも関わらず、二人の喧嘩は止まらない。
「よくもまぁ、材料が酷いとは言えあそこまで不味く作れましたね、味覚異常でもありますか?」
「味覚異常って何よ!酷い材料って何よ!名前も知らない雑草さんたちの尊い命をいただいたのよ!」
「止めなさいっての!あぁもう!どうすればいいのよ!」
そんなことをしていると、
「お前達、いったい何してるんだ。」
そんな呆れた声が三人にかかり、その言葉に三人が振り向く。
「あ…妹紅さん、すみません少し前のことでちょっとありまして。」
真っ先に正気に戻った妖夢から妹紅に謝罪が入る。
「ちょっと!?」
「姉!さ!ん!」
「…ごめん。」
また喧嘩の火種になる妖夢の発言からそのまま再開になると思いきや、女苑が強制終了させる。
「はぁ、まいいや、依神姉妹はさっさと帰って女苑が紫苑を落ち着かせてくれ、妖夢は落ち着いているようだしまいっか。」
そうして、妹紅が「画面の境界」を使用して隙間を開く。
「さ、外の世界は楽しかったけど我が家に帰るわよ。」
「…は~い。」
そうして二人は帰還した。
最後の喧嘩は書いて楽しかったです。
喧嘩の内容は書籍の東方茨歌仙の内容なので、興味があればそちらを読むのはいかがでしょうか?
書籍の内容と違って妖夢が強気なのは天人である、天子が居ないからです。
妖夢の若干の残念さから、紫苑から話が伝わる可能性に気付いていないです。
次回の更新も未定です。