外の世界は不死鳥を特集したテレビ番組を作っていた。
では、その番組を見て行こう。
この番組は女性アナウンサ一が毎週同じ曜日に裂け目を通って現れる不死鳥を、毎週夜10時にその日の軌跡を解説する番組だ。
4回目に合わせて始まり、かなりの高視聴率を毎回叩き出していた。
「はい、今日も始まりました、『不死鳥の軌跡』、のお時間です。」
アナウンサーがそう言って番組が始まる。
「今日は、皆さん知っての通り、不死鳥を捕獲する作戦が決行されました。」
アナウンサーがそう言った後、作戦が決行された理由を説明していく。
「大前提として不死鳥の研究が一番の理由です。」と言って、具体的な理由を続ける。
「実際に飛んでいる姿は数々の写真や動画等で確認されていますが、炎を鳥の形にする原理や裂け目を作る原理がわからないため、実際に一度捕獲し間近で観察する計画でした。」
モニターに幾つか、不死鳥の写真が映る。
「それに加えて、不死鳥が正体不明なため、何をするかわからない恐怖から賛成も多く、政府や専門家が許可を出しました。」
理由を説明し終えた次は、捕獲の方法を説明するアナウンサー。
「捕獲の内容は不死鳥の性質を利用する予定でした。」
「不死鳥の上からドローンを接近させ、不死鳥の高度を下げ、そこに上から△△工房開発の端に重りを四隅に着けた耐熱ネットを、上空に用意したネットの四隅を持った四つのヘリコプターで落とす計画でした。」
端的に説明するアナウンサー。
「これだけだとよく解らないので、一つ一つの意図を解説します。」
「一つ目は、不死鳥はドローン等の機械を嫌うため、ドローンを避けさせて高度を下げさせる考えでした。」
不死鳥がドローンを避けることはよく知られていた。
「二つ目に、高度を下げさせた理由は、不死鳥は木に停まることが無いので、捕獲するとき空から落とす必要が有るので、不死鳥を出来るだけ傷付けないため高度を下げさせました。」
今まで、不死鳥が着陸したことは裂け目以外では、一度も無かった。
「三つ目に、ネットを使った理由は布では瞬時に酸素が遮断されて燃え尽きてしまうため、不死鳥は通常の生命と同じ様に酸素が必要な可能性を考慮した結果です。」
不死鳥について何も判っていない状況で決め付けは出来ない。
「これらの準備を不死鳥がどこに向かっても困らない様に、十ヵ所に用意して今回の作戦は決行されました、」そこでアナウンサーは区切って「ですが、作戦は不死鳥の新しく確認された超常現象によって失敗しました。」
アナウンサーがこう言った理由を説明するには、隙間から妹紅が外の世界に出現した所まで遡る。
外の世界の北海道上空
朝早く七時頃に隙間から出た妹紅は紫の妖気を辿って飛んでいた。
『さてさて、今日はこの北海道を飛ぶ…んだけど、私が向かうのは基本建物が有る場所が少ない内陸方面らしいが、写真を撮る様な見所が足りるかな。』
何回も外の世界に出て仕事に慣れた事も有って、妹紅は外の世界に出てもあまり興奮しなくなっていた。
朝九時頃
妹紅は退屈し初めていた。
『はぁ~詰まらない、さっきまで居た街はこの北海道でもかなり大きいらしい場所だけあって見てて楽しかったが、今飛んでいる場所は大きい道路で走っている車は有るけど周りには何もないな。さっきは速く飛ぶと決めたがあの街位はもっとゆっくり飛んでも良かったかな。』
妹紅が今飛んでいる道路は大きいが、長い距離飛ばないと何もない道路だった。
『はぁ仕方ない、出来るだけ速く飛ぶしかないな。』
そうして飛ぶこと約一時間後遠くに町とヘリコプターが見えてきた。
『おお!色々見えてきたな、これでやっと楽しくなってくるな。』
そうして妹紅が町に近付いた時、ドローンが上から接近してきた。
『ふむ、上から来るのか、今までは下から近付いてきたしあの乗り物が上に、陣取ろうとしているから怪しいな、これは何かして来るだろう。』妹紅はそこまで考え付いて「いいねいいね!楽しそうだ。」と乗り気だった。
『さて、あちらの思惑通り下がるとしよう。』
そこで高度を下げると、ヘリコプターからネットが妹紅に落ちてきた。
「成る程、この網で私を捕まえる積もりか。」
『もっと火力を上げて燃やしても良いが、ちょっと面白いのを見せるとしよう。』
網に掛かり、落ちながら妹紅はそう言うと、妹紅の魂が今の肉体から抜け出し肉体が灰になって、その灰も消えてしまった。
『このまま消滅するとは思わなかっただろうから、あの乗り物に乗っている連中は驚いているだろうし見に行こうかな。』
そうしてヘリコプターの一つを見に行くと、操縦士の他に二人居て今見たことを話していた。
「今しっかり不死鳥にネットを掛けたよな。」
「ああ、間違いなくネット掛けて落ちて行ったと思ったら、不意に炎が消えてネットに何も残っていなかった。」
「いったい何がどうなっている、不死鳥はいったいなんなんだ。」
そんな風に見たものを信じられない様だ。
『思った通り驚いているな、これは話題になるだろう、じゃあ町の方へ行って復活といこうか。』
そうして妹紅は、ヘリコプターを離れて町の近くに行く。
『ここならいいか。』そうして妹紅は術を発動し、爆炎を上げてその中で新しい肉体を再構築した。
「さぁてと、不死鳥の姿にしてっと、また出発だ。」
妹紅はまた紫の妖気を辿って飛んで行った。
夜八時頃
妹紅は紫の妖気が消えている街に着いた。
『ここで帰るのか…、大きい街だから写真を撮ったけど暗くなる前に撮りたかったな、まあ写真も充分撮れたしさあ帰るか。』
そうして少し考えた後、アビリティカードを構えて振り下ろし、幻想郷に繋げ無い様に隙間を開けて、隙間に突入した。
『さて、すぐ隙間を閉じてから隙間の中には…うん何も無い。』
幻想郷をこれ以上見られない様に、妹紅は三回目から隙間を幻想郷に繋げず開いて、入ってすぐ閉じて隙間の中に何も無いか確認してから、幻想郷に繋げる事にしていた。
『前の反省から確認しているけど、隙間に入ったらすぐ閉じてるからあれ以降、何も入って来てない。』
「これなら紫を怒らせないだろうな。」そう言って妹紅はカードで幻想郷へ繋げて幻想郷に帰って行った。
少し間を開けただけなのに、今回は書くのが大変でした。
これからも投稿頑張るので応援して頂けると幸いです。