そしてすいません、本来ならバーバラを投稿する予定でしたが、あまりにも案が思いつかないため違うキャラになりました
何か案がある方は感想にて教えていただけると幸いです
お詫び
アンケートの漢字が間違っているという指摘がありました
正しくは香薫→香菱
胡蝶→胡桃です
今日は前からアンバーと出かける約束をしていた
アンバーがおすすめする場所に沢山足を運び、2人きりでご飯を食べて楽しい時間を過ごしていた
そして、だんだん日が沈んできていた
「この時間にちょうどいい場所があるんだ、ついてきて!」
そう言ってアンバーは元気よく走り出していく
偵察騎士なだけあってとても素早く、なんとか視界から外さないようにするのが精一杯だった
「早く早く!じゃないとイッチバン綺麗な時間帯を逃しちゃうよ!」
「そんなこと言っても俺にはこれが精一杯だよ!アンバーが速すぎるんだ!ちょっとは身長差のことも考えてくれ!!」
俺があっという間に遠くまで行ってしまったアンバーに叫ぶ
するとすぐに俺のところまで駆け寄ってきて
「じゃあこうすれば一緒にいけるね!」
「へ?」
俺のことをいきなりお姫様抱っこしてきた
口をポカンと開けて呆然としている俺を抱えながら走り出した
ぴょんぴょんと障害物を躱していき、トップスピードを維持しながら風を切るように前に進んでいく
顔に当たる心地いいモンドの風に当てられて少しうとうとしてきーーー違う、何してるんだ
「お、おいアンバー!なんでお姫様抱っこなんだよ!!」
そう文句を叫ぶ、モンドの風が暑くなった顔にちょうど良い
アンバーはそんな顔を見て微笑みながら
「だって、普通に背負うよりこっちの方が走りやすいから。さあしっかり掴まって、ここからは本気で飛ばすよ〜!」
ずっとトップスピードだと思っていた速さはさらに加速し、自分をより強く抱きしめながら目的地へ駆けていった
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
ちょうど太陽が地平線に差し掛かる頃、運よくヒルチャールにも出会うことなく目的地へと辿り着いた
その場所は
「…………誓いの岬か」
あまり訪れたことがなかった場所だ
俺たちはすぐ近くにあった岩に腰掛けて海を見る
水面が太陽の光に反射して、宝石のようにキラキラ光っていた
まるで、完成された一枚の絵画のようにも感じられた
「ここ、すごく綺麗でしょ!私の穴場スポットなんだ〜!」
「ああ、めちゃくちゃ綺麗だよ」
本当に、本当に綺麗なのだ
もし自分の手元に写真機があれば、無意識の内に写真を撮っていただろう。そんな確信を持てる
しばらく、岬を眺めているとアンバーが手を握ってきた
一瞬、握り返すべきか悩んだが、雰囲気に押し負けて手を握った
「………えへへ、ありがと」
俺は気恥ずかしくなり、真正面を向けなくなってしまった。しかし、手はさっきより強く握りしめたまま日が沈む直前まで夕焼けを写す岬を見ていた
良かったら感想と評価をお願いします
アフターエンドを書くとしたらどの終わり方が良い?
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一途に蛍エンド
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宵宮にも惹かれて蛍+宵宮エンド
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アプローチに根負けして蛍+煙緋エンド
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思いを叫ばれて蛍+フィシュルエンド
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宵宮or煙緋orフィシュルエンド
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後腐れなく、みんな一緒のハーレムエンド