【悲報】転生したら住んでた星が滅ぼされた【どないしよ?】 作:暗黒勇士トリガー
「は、はじめまして…! アビドス高校……1年の【梔子イノリ】…でしゅ」
「えっと…はじめまして、私がスレ主のラストリシュリアンこと、アグニ・リシュリアです。宜しくお願いしますね、イノリ…さん?」
ナラクに入った俺は、初めて会うイモウトネキ…イノリさんと挨拶していたのだけど、彼女の現状にちょっと困惑していた。だって…
「イモウトネキ…動きづらいし、服が伸びちゃうから引っ張らないで…」
「ひぃんッ!? ゴ、ゴメンナサイゴメンナサイ!!」
彼女…面倒そうな顔をしたスミレさんの後ろに隠れて、少しだけ顔を出してる状態だったので…
取り敢えず黒いベレー帽を被り、浅葱色の髪をツインテールにしてる事、頭に禍々しい形の天使の輪のようなもの【ヘイロー】があるのだけは解った。
なんでそんな事になってるのか不思議に思っていたら…
『ゴメンね? イノリちゃんって男の人と話すのが、スッゴい苦手で…』
俺の目の前に突如現れた、白と浅葱色をした目玉型のアイテムに声を掛けられた。
これは確か…【眼魂】でしたね。
「いえ、気にしてませんよ。それより貴方は…?」
『あ、忘れてた!! 私は【梔子ユメ】だよ♪ アビドス高等学校の3年生で、こんな姿だけどなんと…イノリちゃんのお姉ちゃんなんだ!!』
「なるほど、イノリ様のお姉様でしたか。自分はアグニ・リシュリアといいます。以後、お見知り置きを」
そんな感じにユメさんと自己紹介してると、更に5つの眼魂がやってくる。
『おや? また新しい人が来たんだねぇ〜』
『ん、その格好…執事?』
『わぁ〜♪ 私、お家以外で初めて執事さんに会いました!』
『いや、普通は家にもいないんだけど…』
『セリカちゃん、ノノミ先輩は実際お嬢様だから…』
「皆さんは、ノゾミ様の仲間の方達ですね?」
自分の周りで喋る彼女達にそう告げると、眼魂達が俺を見てきた。
『どもども〜、アビドス高等学校3年で、対策委員会リーダーの【小鳥遊ホシノ】だよ〜』
『ん…2年の【砂狼シロコ】』
『シロコちゃんと同じ、2年の【十六夜ノノミ】です♪』
『イノリと同じ1年の【黒見セリカ】よ』
『同じく1年の【奥空アヤネ】です。宜しくお願いしますね』
「これはご丁寧に…アグニ・リシュリアです。よろしくお願いいたします。アビドスの皆様」
「アグニくぅ〜ん…助けてよぉ〜…」
眼魂達と自己紹介してると、イノリさんに背後霊よろしくピッタリ張り付かれて、涙目になってるスミレさんからSOSが来たけど、俺としては普段のお返しとして助ける気はない。
「随分と懐かれたようですね。その仲を引き裂くというのは、野暮というものでしょう♪」
「アグニくんッ!?」
満面の笑顔で助けを断る俺に、ショックな顔を浮かべるスミレさんを見て、ちょっと愉悦教の気持ちが解った。
「あらあら、もう自己紹介は終わったようですのね♪」
そうこうしてる内に、アウローラさんもナラクへと戻ってきた。その表情は何処か楽しそうなのに、俺は背中に寒気が走った。
なんだこの感覚…!? 帰ったら何か酷い目に遭いそうな予感が…!! まさか、これが愉悦教の真の力…!?
「そろそろ時間も押してますし、トレーナーニキの世界に行きましょうか……と、言いたいところなのですが…」
そう言うと、アウローラさんがスミレさんとイノリさんを見た。
「その前にまず、お二人から漏れてる闇のエネルギーを抑えないといけませんね」
「ああ…それは確かに」
普段からスミレさんと一緒にいる事が多かったから忘れてたけど、彼女はまだ闇の3巨人の力を制御しきれていなかったのを思い出す。
それにイノリさんも神秘が反転して恐怖に変わったせいで、闇のエネルギーが身体から少しだけ漏れてた。
「今から行くトレーナーニキの世界は、オルフェノクの脅威はありますが、基本は平和な世界です。そしてウマ娘の方達からしたら、その漏れ出る闇の力は毒になりかねませんので…」
「う〜ん…あ」
そう告げられ、スミレさんは少しだけ悩んだ後、中にいるカルミラ達に話しかけた。
「ねぇカルミラ?今回の依頼の間だけ、制御を手伝ってくれない?」
『何言ってんだい。これくらいの制御はやってもらわないと…』
スミレさんの頼みをカルミラはアッサリと跳ね除けるが、このままだと色々問題が出てくるので、俺も助け舟を出すことにした
「私からもお願いします。カルミラ」
『トリガーからの頼みならしょうがないね♪ ほらアンタ達!!』
『まぁ…我も我が好敵手からの頼みなら、構わんが…』
『ヤレヤレ…私としましても、スミレに迷惑を掛ける気はありませんので構いませんが、相変わらずカルミラはトリガーに甘いですねぇ…』
最初は断ろうとしたカルミラだったけど、俺も頼んだらアッサリと制御してくれた。これでスミレさんは大丈夫だけど…
「うう…!! 私はどうしたら…」
問題はイノリさんだ。彼女は反転したばかりで力の制御方法なんて解らないのだろう。戸惑ってる彼女を見て、何か手伝えないかと思い、スレの皆を頼る事にした
68:ラストリシュリアン
という訳で皆さん、イモウトネキから漏れ出る闇のエネルギーを抑える、良い手立てを知りませんか?
69:光堕ちしたファウスト
…急にどうしたの?
70:S.O.N.G特務隊隊長 ARK1
成る程、トレーナーニキの世界への影響を抑える為ね
71:テラノイド改めウルトラマンアクロ
≫70
なんでその情報だけで、お前は分かんだよ…
72:S.O.N.G特務隊隊長 ARK1
≫71
アンタとは頭の出来が違うのよ。それで闇のエネルギーを抑える方法ね…考えるから少し待ってて
73:遊星ジュランの混沌戦士
それなら、コスモスキーを使えば簡単だ。エクリプスモードのコズミューム光線は何にでも使えるチート光線だからな!
74:上弦の歌舞鬼
確かに、あのチート光線なら出来るわな!!
75:勇者部所属のカリバー
でも、それって下手すればイモウトネキの神秘が無くなっちゃうんじゃないですか?
76:悪魔偽王国軍のDEMONS
≫75
いや、コズミューム光線はその状況に合わせた能力を持つから、何も問題ない
77:テラノイド改めウルトラマンアクロ
それ、ソースは何処なんだ?
78:悪魔偽王国軍のDEMONS
≫77
pixi〇百科事典
79:一柳隊の悪霊
微妙なソースだな…
80:織田の三若の上司 武神鎧武
まぁ、一度やってみたらいいんじゃね? コスモスの力なら万が一でも、死ぬ事はねぇだろうし
81:勇者部所属のカリバー
何適当に言ってるんですか!? その万が一でもが、あったらダメなのに!!
82:遊星ジュランの混沌戦士
でも、慈愛の勇者の異名を持つコスモスの力だ。悪いようにはならないさ。
83:上弦の歌舞鬼
つー事で、早速やろうぜ!!
84:S.O.N.G特務隊隊長 ARK1
……なんか………チートで解決とか、真面目に考えようとしてた私が馬鹿みたいじゃない?
「それじゃスミレさん、アウローラさん…お願いしますね?」
「「了解♪」」
スレで得た作戦を2人に伝えると、スミレさん達はイノリさんの両腕を抱え込んで動けなくした。
この時、初めてノゾミさんの全身を見たが…漆黒のドレスの上に黒いケープを羽織り、体型はスミレさんより良いと分かった。
「え…え…?」
「ゴメンね、イノリちゃん。これも力を抑える為なの♪」
「大丈夫ですわ。痛いのは一瞬なので♪」
「ひぃんッ!? い、痛いのはイヤですぅ〜!!」
『頑張って!! イノリちゃん!!』
『ん、これもイノリの為』
『良い子にしててくださいね〜♪』
『テラー化の力を抑える為なんだから、少しは我慢しなさい!!』
『私達も一緒にいるから、ね?』
「うう〜…!?」
状況を理解したのかノゾミさんが暴れ出すけど、2人の拘束とアビドスの仲間達の応援からは逃げられず、その間に俺はハイパーガン形態のブラックスパークレンスを取り出して、コスモスキーを起動・装填する。
『ULTRAMAN COSMOS・ECLIPSE MODE!!』
『BOOT UP』『COSMIUM!!』
『ねぇ、イノリちゃんは大丈夫なの?』
そして照準を合わせていると、ホシノさんが話し掛けてきた。
『もしイノリちゃんになにかあったら…私は君達を許さないよ?』
「自分の同類に、そんな事はしませんよ」
『…へ?』
迫力ある脅しにそう返し、俺は引き金を引いた。
銃口から放たれる光線は、真っ直ぐにイノリさんへ向かい…その身体を撃ち抜く。
「く…うッ!?」
一瞬の苦しみの後、イノリさんの身体から黒い靄みたいなのが現れてからすぐに霧散した。
それと同時に彼女の服装が、ドレスからアビドスの制服と思われる服装に変わり、ケープや帽子の色が白に変化した。
「あ、あれ?……元の姿に戻ってる?」
「これは……予想以上の成功みたいですね」
『『『『『も…戻ってるぅ〜!?』』』』』
元の姿に戻ったイノリさんを見てアビドスの皆さん驚くが、俺も驚いていた。
だって、まさかコズミューム光線で元に戻るなんて思わないじゃん? 俺はてっきり、力が抑えられるだけだと思ってたのに…やっぱりコレ、チートだよ…
『うへぇ〜…転生者の力って、やっぱり凄いね〜』
「いや、これは自分も驚きなんですよ…」
『やった!! やったよ〜!!』
『やっぱりイノリは黒より、そっちの方が似合ってる』
『これはお祝いしないとですね〜♪』
『良かったわね、イノリ!!』
『これで私達も一安心かな…』
「あうう…!! 皆離れてよ〜…!!」
イノリさんに貼り付く眼魂達を見ながら、俺は成し遂げた達成感と同時に、胸の中で彼女を羨んだ。
(いいなぁ…死んだ仲間達と話せて。俺も頼めば………っといけないいけない)
そんな不躾な考えが浮かんだ所で、頭を振ってその考えを消す。
(既にそれが出来る手段も残されていないのに、無いものねだりなんて馬鹿らしいな…)
『……ねぇ』
それでも羨む気持ちが消えないでいたのか、無意識にイノリさんを見てたら、ホシノさんが視界に割り込んできた。
『なんで、イノリちゃんを羨む様に見てるの?』
「ッ!?」
その言葉に、一瞬言葉に詰まる。
『それにさっきの言葉………もしかして君も…』
「ホシノ様、人の心を勝手に探るのはどうかと思いますが?」
『…………………………それもそうだね』
図星を突かれた事に少し苛立ち、語気を強めにして返すと彼女も理解したのか、そのままイノリさんの方へ飛んでいった。
さすがに言い過ぎたかと思い、後で謝ろうと思った時、アウローラさんが手を叩いた。
「さて、諸々の問題も解決できた事ですし…そろそろトレーナーニキの世界へ行きましょうか」
そう言って空間を操作すると、トレーナーニキの世界への入り口が開かれる。
105:テラノイド改めウルトラマンアクロ
お、ようやく行くのか?
106:光堕ちしたファウスト
……さすがに待ちくたびれた
107:上弦の歌舞鬼
早く生のウマ娘達を見せろ!!
108:S.O.N.G特務隊隊長 ARK1
≫107
コイツはウマ娘の世界に、絶対行かせちゃ駄目ね
109:勇者部所属のカリバー
ですね。絶対何人か鬼にして持ち帰りますよ…
110:一柳隊の悪霊
そもそも、鬼滅の世界から出す時点で、本来はアウトだからな。カオスニキの時は例外だが…
111:悪魔偽王国軍のDEMONS
そういえば…さっきからトレーナーニキ達が、スレに入っていないみたいだが?
112:織田の三若の上司 武神鎧武
そういやそうだな…準備かなんかしてんのか?
スレでそんな会話がされているのを知らず、俺達はトレーナーニキの世界へと足を踏み入れる。そこで目にしたのは…
「まだ俺に勝とうなんざ早いぞ後輩!! 俺はアクセスコードトーカーでダイレクトアタック!!」
「うぎゃあああああああああああああっ!!!!」
「「「「……………………はい?」」」」
機械的なモノクルを付け叫ぶトレーナーニキと、何故か吹き飛ぶ男性…おそらくサブトレニキかな? そしてそれを見てる5人のウマ娘だった。