ヘスティアファミリアが英雄の集まる魔窟なのは間違っているだろうか~番外編~ 作:red knight
バレンタイン………
それは年に一度、女性が好きな男性にチョコを送って愛を伝える日………
オラリオにもバレンタインデーの風潮があり、多くの女性が気になる異性にチョコをプレゼントする大イベントに発展している。
我らが主人公たる白兎も多く貰ったが今回は彼の最大の理解者にして兄のような存在たるヘスティアファミリア最強の副団長のバレンタインでの出来事を振り返ってみる。
ヘスティアファミリア
「なぁリリ姉やんはベル君にプレゼント送るんやろ?」
「そういうハヤテはエミヤ様に送るんですよね?」
お互いバレンタインデーにチョコを送る相手について話すリリとハヤテに対し
「でもベルはともかくエミヤの野郎は生半可な料理じゃ靡かねぇんじゃね?」
ヴィータはもっともな意見を言う。
「そうやね………あの人ホンマに家事全般万能すぎるねん。」(´Д`)ハァ…
「オマケにベル様と同じくあの人も無自覚に誑し込みますからね。」
「ライバル多そうだよな。ベルにしろエミヤにしろアイツらに好意持ってる奴多いだろ。実際ウチのシグナムやアインスもエミヤに対し明確な好意見せてるしよ。」
「そうやねん。あの二人に比べたらプロポーションで負けるし他にアピールポイントがあった方がええと思うんやけど………」
「だったら今度の料理指導でにゃん太様にこっそりエミヤ様の好みを聞いてみては?」
「そやね。それならうまく行くと思うわ。よーし!やったるわ!」
ハヤテの狙いはうまく行くのか………
ヘスティアファミリア直営レストラン『
オラリオのメインストリートにあるヘスティアファミリア直営の大衆食堂『
「ん~チョコを作るのがこうも難しく奥深いとは………」
シグナムが悪戦苦闘していた。
「さすがの
彼女のチョコづくりをサポートしているのは『
「だがこれはこれで奥深いものだ。ほんのちょっとした作業の善し悪しで味に大きく差がでるのだからな。」
「ふむ。まぁお前は筋がいいから出来上がりはかなり上手いモノに仕上がっているだろう。」
「だが私は必ずこのチョコを完成させて他の者たちより一歩先んじねばならないんだ。」
何か悲壮な決意をするシグナムに対し
(そこまで思いつめなくてもいい気がするが………)
スタージュンはバレンタインチョコ作るだけでそこまで重く考えなくてもいいのではと思っていた………
ガネーシャファミリア
シャクティは綺麗に出来上がったチョコを見て
「こんな私でもこれだけうまく作れるものなのか………」
「そうよ。シャクティ団長も女性なんだからそれぐらいこだわってもいいと思うわ。」
ライブベアラーに言われて少し照れるシャクティ。
「そういえばアーディはどうした?アイツもチョコを作ってると聞いたが?」
「アーディちゃんなら今団員たちに配る方のチョコも作ってるわよ。」
「そうか………ところでライブベアラー、何故ウチの厨房にリヴェリアとアインス、ツヴァイがいるんだ?」
厨房の他のテーブルでチョコづくりしているリヴェリア達を見るシャクティ。
「リヴェリアはホームがうるさいから静かなところで作りたいと懇願してきたの。アインスとツヴァイは同盟の定期連絡会が終わったついでに作りたいって言うから誘ったのよ。」
「そうか………(ツヴァイはともかく………リヴェリアとアインスは何故………まぁ牽制が狙いだろうがここは私のホームだ。引く気はない。)」
一方リヴェリア達の心の中では
(ロキにニヤニヤされるのは癪に障るからここに来たが………まさかアインスもチョコづくりに来ていたとは………だが負けるわけにはいかない!)
(予想外でしたね………リヴェリアとシャクティ、この二人がどんなチョコを作るか視察するつもりでしたが………簡単には手の内を見せないつもりですね。なら私もそのつもりで挑まないと)
すでに心理戦が始まっていた………
バレンタインデー当日
エミヤが執務室で業務をこなしていると
「エミヤさん、ウチのチョコ受け取ってんか。」
「エミヤ、鍛錬の礼だ。チョコを作ってきた。」
「エミヤ、ツヴァイと一緒にチョコを作ったんだがその…味見をしてはくれまいか?」
「エミヤ、今日はバレンタインデーだろ?チョコを作ったんだが」
「エミヤ、急に押しかけてすまない。出来ればコレを受け取ってもらえないだろうか?」
ハヤテ、シグナム、アインス、リヴェリア、シャクティの五人が同時にエミヤを訪ねてきた。
「「「「「!?」」」」」
さすがにお互いかち合うとは思ってなかったのか、驚いていた。
そんな中………
「なぁなぁ、何でリヴェリアさんとシャクティさんがおるん?アインスとシグナムがいるのは当然やけど他のファミリアの人がいるのはどうなってるんや?これは早急に幹部会議始めんといかんな。エミヤはん、幹部の人達集めてんか。幹部会議「幹部会議とかこつけてエミヤと私達を突き放すなんて子供にしてはやることがえげつないではないかハヤテよ。」!?」
「そうだな。私達はちゃんと赤兎馬の許可をもらって入ってきたし君のいう不法侵入ではないぞ。」
ハヤテが先手を打って他の4人とエミヤを離す作戦に出ようとしたのをリヴェリアが制止しシャクティが入場した経緯を説明することでけん制してきた。
「そんなことよりエミヤ、今日少し時間を作ってもらえるか?久々にお前と手合わせを願いたい。」
「シグナム!?抜け駆けしたらアカン!?」
「くっ!?シグナム、まさか剣一筋の戦闘狂だったはずなのにこんな高度な駆け引きを………侮れんな。」
「ちょっと待て!?お前達ヘスティアファミリアはこの間遠征を終えたばかりだろう。だったら休息はしっかりととるべきだ。幸い私達の方も今日は完全休養にしている。なのでエミヤ、この後一緒に「何勝手にエミヤを誘ってるんですか
執務室の空気が段々冷えていく。
そのおかげでエミヤと5人の恋する乙女たち以外誰もが避難していた。
さすがにエミヤもこの空気がいたたまれなくなったのか彼女たちに見つからないようこっそりと逃げ出そうとするが
「ちょっと待ってなエミヤさん。今ここでOHANASHIして決着つけてくるさかいに。」
しかし回り込まれていた。
「あ~できれば闘技場、そうじゃなきゃ外でやってくれないか?」
「「「「「善処する(しよう)(するわ)。」」」」」
そう言って5人が執務室を去って闘技場へ
静まり返った執務室でエミヤがそっとつぶやく。
「はぁ~やれやれ、こういう事態にならないようにフラグを立てない努力をしてきたつもりだが………どこで間違えたのか………」(-ω-;)ウーン
ちなみにこの正妻戦争の決着は………ご想像にお任せします。(笑)
いかがでしたか?
今回は前回(https://syosetu.org/novel/277301/3.html)の裏サイド………つまりベルの保護者枠ポジションにいる某万能家政夫メインの話にしました。
なぜ彼がフラグを立ててしまったのかはいずれ本編で………
あと活動報告内(https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=275285&uid=336088)でアンケートを取っているのでリンク先で解答していただけるとありがたいです。
今後の番外編の方向性を決める上で重要なことなので(笑)
本編は少し行き詰っていますが2月中に完成させるのでしばしお待ちを。(。-人-。) ゴメンネ