「小説家になろう」投稿作品「シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」のミルクボーイのネタです。

ライオットブラットやないかい!

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おかんの好きな飲み物

「どうもーどうも ミルクボーイですー」

 

「お願いしますー ありがとうございますー」

 

「あー ありがとうございますー ねっ 今ヴォーパル魂をいただきましたけどもね」

 

「ありがとうございますー」

 

「こんなん なんぼあっても良いですからね」

 

「一番良いですからね」

 

「ねー 有り難いですよ ほんとにね」

 

「入れておきましょう」

 

「ゆーとりますけどもね」

 

「いきなりですけどね うちのおかんがね 好きな飲み物があるらしいんやけど」

 

「あっ そーなんや」

 

「その名前をちょっと忘れたらしくてね」

 

「飲み物の名前忘れてもうて どうなってんねんそれ でもねおかんの好きな飲み物はお茶か水ぐらいやろう そんなもんは」

 

「それがちゃうらしいねんな」

 

「違うの!」

 

「でまあ色々聞くんやけどな 全然分からへんねんな」

 

「分からへんの? いや ほな,俺がね おかんの好きな飲み物 ちょっと一緒に考えてあげるから どんな特徴ゆうてたかってのを教えてみてよー」

 

「あのー カフェインが死ぬほどキマる飲み物やって言うねんな」

 

「おー ライオットブラットやないかい その特徴はもう完全にライオットブラットやがな」

 

「ライオットブラットなぁ」

 

「すぐ分かったやん こんなんもー」

 

「でもこれちょっと分からへんのやな」

 

「何が分からへんのよー」

 

「いや俺もライオットブラットと思うてんけどな」

 

「いやそうやろ?」

 

「おかんが言うには 死ぬ前の最後の飲み物もそれで良いって言うねんな」

 

「あー ほなライオットブラットと違うかぁ 人生の最後がライオットブラットでええ訳ないもんね」

 

「そやねん」

 

「ライオットブラットはね まだ寿命に余裕があるから飲めるんのよあれ」

 

「そやねんな」

 

「な? ライオットブラット側もね 最後の飲み物に任命されたらとどめさすのよあれ」

 

「そやねんそやねん」

 

「ライオットブラットってそういうもんやから ほなライオットブラットちゃうがなこれ」

 

「そやねん」

 

「あれ? ほな もう一度詳しく教えてくれる?」

 

「なんであんなに1本飲むだけで過酷な深夜労働もできるか分からんらしいねん」

 

「ライオットブラットやないかい 一口飲むだけで眠気が吹き飛ぶんやから!あれ でも俺はね あれは何か絶対に何か混ぜられてるんやと睨んでんのよ 俺の目は騙されへんよ 俺騙したら大したもんや」

 

「まあねー」

 

「ほんであれよー見たらね 違法薬品や法に触れるようなカフェインは含まれていないねん でも俺は何でもお見通しやねんから ライオットブラットやそんなもんは」

 

「分からへんねんでも」

 

「何が分からへんの! これで」

 

「俺もライオットブラットと思うてんけどな」

 

「そうやろ」

 

「おかんが言うには 毎日、朝一番にでも飲んでも全然良いって言うねんな」

 

「ほなライオットブラットちゃうやないかい 朝一でライオットブラット出てきたら 枕投げ飛ばすもんね ライオットブラットはねー もう集中するしかないから飲めてられんのやで」

 

「そやねんそやねん」

 

「な? それ一口で頭が覚醒してしまうから 午後には死体になってしまうねんあれ」

 

「そやねんそやねん」

 

「そういうカラクリやからあれ」

 

「そやねんな」

 

「ライオットブラットちゃうがな ほな もうちょっとなんか言ってなかった?」

 

「毎年本社のビルでな 違法かどうかの抗議のデモが起きるらしいねん」

 

「ライオットブラットやないかい 調合レシピを開示しろと抗議のデモが行われて,カフェイン含有量及び薬物検査するけど何も恥じる事が無いことをCEOが自ら証明するが毎年の恒例行事になってんねんやから。むしろデモの参加者はその後の無料配布される最新商品が狙いやねんやから  ライオットブラットよそんなもん」

 

「分からへんねんだから」

 

「なんで分からへんのこれで」

 

「俺もライオットブラットと思うてんけどな」

 

「そうやろ」

 

「おかんが言うには 一日に5本以上飲むといいらしいっていうねん」

 

「ほなライオットブラットちゃうやないかい 5本以上飲むことは固く禁じられてんのよ」

 

「せやねん」

 

「ライオットブラットを5本以上飲む人はね どうなったのかを知るものは誰もいないそうやねん」

 

「せやねんせやねん」

 

「あれ別に法で規制されとるわけではないねんけどなあれ」

 

「せやねんせやねん」

 

「ライオットブラットちゃうがな,ほな ほなもうちょっとなんかゆうてなかったか?」

 

「一日三本以上キメると合法堕ちするらしいで」

 

「ライオットブラットやないかい それをすると高確率でライオットブラットの熱心なユーザーになるんよ むしろ熱心過ぎて日常生活における飲料水をライオットブラッドで代用しようとしたり、狂ったようにライオットブラッドを使った料理をネットに上げ続けたりするんよ 目の前で3本目を手に持ってる人がいれば俺は動くよほんま ライオットブラットや絶対」

 

「分からへんねんでも」

 

「なんで分からへんのこれで」

 

「俺もライオットブラットと思うてんけどな」

 

「そうやて」

 

「おかんが言うには その会社の人達は怪しい集団ではないっていうねん」

 

「ほなライオットブラットちゃうやないかい 飲み物を作る会社の人達が怪しいか知らんけど ガトリングドラム社の幹部達だけは黒装束に三角頭巾という怪しい集団やねんあれ な? 幹部達は「我々は皆非常にシャイであり、平凡な一市民であるために顔を隠しているのだ」と言っていてるんやけど そんなんやからオカルト説が囁かれるんよ」

 

「そやねんそやねん」

 

「ほなライオットブラットちゃうやないかい ほなもうちょっとなんかゆうてなかった?」

 

「飲むと カフェインの神の姿を見たらしいねん」

 

「ライオットブラットやないかい カフェインの神は極限状況の中で精神を統一させた果てに現れると言われる幻想の神なんよ ね? 合法堕ちした者は皆その姿を見たというねん というかおかんはもう合法堕ちしとるんちゃうか 大丈夫かいなおかん」

 

「そやねんそやねん」

 

「ライオットブラッドこそが神と交信する為の鍵! ライオットブラットに決まりそんなん」

 

「でも分かれへんねん」

 

「分からへんことない おかんの好きな飲み物はライオットブラット! もぉ」

 

「でもおかんが言うには ライオットブラットではないって言うねん」

 

「ほなライオットブラットちゃうやないかい おかんがライオットブラットではないと言うんやから ライオットブラットちゃうがな」

 

「そやねん」

 

「先ゆえよ 俺がおかんの心配してる時どう思っててんお前」

 

「申し訳ないよだから」

 

「ホンマに分からへんがなこれ どうなってんねんもう」

 

「んでおとんが言うにはな」

 

「おとん?」

 

「カツオの煮汁ちゃうか?って言うねん」

 

「いや絶対ちゃうやろ もうええわー」

 

「ありがとうございましたー」

 



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