人間がウマ娘に勝てるわけ……あれ?   作:賢さG

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筆が……ッ!!
遅い……ッ!!(スピG根性G賢さG)(G1苦手)(パワーC)

お待たせいたしました。例のあの人が出てきます。


やべーやつら、出会う

 天皇賞(春)が終わって、――つまり、『シリウス』のホープであるメジロマックイーンが盾の栄誉を手にした、その翌日。

 チーム『シリウス』に貸与されたミーティング・ルームにて、メジロマックイーンとそのトレーナーは、一人のヒトと向き合っていた。メジロマックイーンとそのヒトは椅子に、トレーナーは椅子……のような何かに座って。

 トレーナーが腰を下ろすそれは、まず四角かった。次いで、通常の椅子にはある脚がなかった。腰を下ろす座席の部分が、そのまま立方体になっていた。

 ()()は端から端まで、頑丈な合金で成形されていた。巌のような鈍色をしたそれは、申し訳程度に腰を下ろす部分がトレーナーの臀部の形に湾曲し、持ち運びできる――ただし重量を度外視すれば――取手のついた、そしてヤケクソのように巨大な座布団数枚が上に置かれた――端的に言って、それは金属塊であった。

 これを用意したアグネスタキオンは、至極悔しそうな表情(かお)をしていたが、引き換えにトレーナーの肉体のデータ収集ができるとあって、少しばかり溜飲を下げたようであった。

 ともかく……その尽力のお陰で、トレーナーだけ床に座る、という事態は避けられた。ギリギリで体裁が整った、そんな二人の前に座るヒトは、しかしトレーナーの巨体や奇妙な椅子など気にもかけないように口を開いた。

 

「改めまして。この度は天皇賞(春)の勝利、おめでとうございます。メジロマックイーンさん」

 

 メジロマックイーンに向かって、そう祝いの言葉を述べる女性。ゆるく伸ばした濃いブラウンの髪に青色の目。目と同じ色のインナーに、白のスーツをばっちり着こなし、胸元にはワンポイント、蹄鉄型のアクセサリー。

 美人、美少女揃いのウマ娘に勝るとも劣らぬ恵まれた容姿をして、その奇矯な振る舞いから付けられた渾名は『変人記者』。

 そう、彼女こそ、

 

「ええ、ありがとうございますわ――乙名史さん

 

 トレセン学園のトレーナー一同曰く、『月刊トゥインクルのやべーやつ』。乙名史悦子、その人であった。

 

「トレーナーさんも。留学帰り、チームメンバーの問題、短期間に色々と難しいことが重なりましたが、この素晴らしい結果。おめでとうございます」

「ありがとうございます――ですが、この結果はすべて彼女、マックイーンあってのものです。私は、それを支えただけに過ぎません」

「……す……ッ!!!!」

 

 乙名史記者は、何事か言いかけてぐっ、とそれを呑み込んだ。側から見れば、吃逆(しゃっくり)を堪えたようにも見える。

 す? と疑問符を浮かべるマックイーンを尻目に、乙名史記者によるインタビューは開始された。

 

「……こほん。失礼いたしました。それでは、まず――」

 

 インタビューそのものは、順調に進んだ。勝因やトレーニング・メニュー、レースで他に注意していたウマ娘の名や次に目指すレース。はたまた、マックイーンにはレースの感想や調子、トレーナーとの信頼関係など。聞くべきことを丁寧に、礼を尽くして。しかし語りやすいように尋ねる乙名史記者は、成程確かに敏腕の名に相応しいものであった――時折、何かを堪えるように震える以外は。

 それは乙名史悦子という記者の、天皇賞の覇者であるウマ娘とトレーナーに対する誠意と尽力であった。あったのだが、側から見ればそれは断続的な胸痛の発作を我慢する素振りにしか見えなかった。

 そして――メジロマックイーンは、優しいウマ娘である。

 名家メジロ家の御令嬢――分家の出ではあるが、十二分に貴門の出自と言って良い――であっても他者を見下さず。

 銘菓メジロ家の御饅頭―― 天皇賞(春)の出走ウマ娘ポスターは、やや下から顔を見上げるアングルだったため、頬がもちもちしていると話題になった――だのと言われても親しまれるほどには気安く、優しい。

 であるからこそ、メジロマックイーンは何度目かの()()を抑えるような声を漏らした乙名史記者を気遣った。

 

「あの、乙名史さん? 体調がよろしくないようであれば、後日に回しても構いませんけれど……。わたくし、時間は空けますので」

「いえ――いえ、いえ。……いえ、大丈夫です。お気遣いありがとうございます。ですが、問題ありません」

息も荒いし顔も赤いし『いえ』って四回言いましたわよ

「ああ。ご理解頂けると思うが、我々トレーナーがまず優先するのは彼女ら、ウマ娘のこと。軽微なものであっても、彼女らに……マックイーンに影響が出得るのならば全力を以てそれを――」

 

 普段の乙名史記者を知るものであれば、この程度で済んでいるのは賞賛に値する、と口を揃えて言っているだろう――否、言って()()だろう。何故ならば、残念ながら……向けられる筈だった賞賛は、そのまま切り上げておくべきだった……という、諦観に切り替わるだろうからだ。

 

 「ウマ娘のために?

 

 乙名史悦子の身体の震えが、ぴたりと不気味に静止した。

 

では

 

 そして、その身体が震え出す。ペンと手帳を持つ両手がそれぞれ固く握られ、脇はぐっ、と締められる。縮こまったその態勢に、マックイーンは「何か爆発する直前の爆弾のようですわね」、と的確な感想を抱いた。

 

トレーナーさんは

 

 しかし、マックイーンに出来たのは、そう思うところまでであり――

 

マックイーンさんのために、彼女の望む全てを叶える覚悟があるということですねッ!?

「勿論、トレーナーとは、そういうものだと……」

 

 彼女は、ついに限界を迎えた。

 

――素晴らしいですっ!!

「!?」

 

 飛び上がるように背を仰け反らせ、虚空へ顔を向けながら叫ぶ。それは明らかな奇行であり、その顔は恍惚に染まっている。遅まきながら、メジロマックイーンは理解した――眼前のこの女性は、決して悪い人ではない。悪い人ではないが、たまに球場で見かける極まった同類(頭ビクトリーズ)と同じ……やべーやつなのだと。

 

まさか……まさか、噂の『シリウス』のトレーナーさんが……ウマ娘の為ならば東奔西走っ!! 三日三晩であろうと寝ずに駆け回り、望むもの全てを直ちに揃えるっ!! 栄養バランスを考えた食事は全て五つ星ホテルのシェフに注文し、怪我を防ぐために毎日マッサージ!! 少しでも不調があれば、いつでも世界中の名医を招聘するということですね……ッ!!

 

 メジロマックイーンは、思わず乙名史記者から目を逸らし、トレーナーを見た。口には出さなかったものの、その目は『この方は何を仰っていますの?』という、内心を如実に映し出している。

 トレーナーは、その視線を受けて大きく頷いた。当然、マックイーンとトレーナーの思うところは一致しており――

 

それだけではない

それだけではない!?

それだけではない……ッ!?!?

 

 そんなことはなかった。

 上から順に、トレーナー、マックイーン、そして乙名史記者の順である。

 

「乙名史記者。言うまでもなく、トレーナーというものは、ウマ娘のために存在するもの。彼女らがそれを望むならば叶えるまで。そんなことは、当たり前のことです」

「おお……なんと……!!」

「故に、私はフランスで知り合った百人の名医といつでも連絡を取れるようにしていますし、そのうち特に親しい一人――仮にAとしましょうか、彼には彼女の脚の負荷のかかりやすい箇所を洗い出すように依頼しています」

「そんなことをしていましたの!?」

「君の脚のためならば、労力など安いものだ。……ああ、勿論祝勝のご褒美も用意している。都内有名ホテルからスイーツを取り寄「スイーツ!?」……うむ。英気を養ってほしい」

 

 さらりと言い放つトレーナーからは、確かな覚悟が感じられる。ウマ娘のために全てを擲つ――トレーナーの中でもごく一部しか抱えられないその意志を目の当たりにして黙っていられるほど、乙名史悦子は我慢強くはなかった。

 全身から彼女の力が溢れる、即ち――

 

「おお……っ!! おぉ……っ!! なんと……これは……っ!! ……素晴らしいですっ!!

 

 ――乙名史悦子(第二再臨)である。

 

それほどまでにッ! マックイーンさん、そしてウマ娘のことを考えておられるのですね……ッ! 脚の負担を気にされるということはッ! 課題はスピード……いえ、パワーでしょう! それらを鍛える為ならば最高のトレーニング機材を自費で購入! 医学、薬学、バ体力学、すべての最新論文に徹夜で目を通し、常に知識をアップデートするだなんて……ッ!!

「スイー……ではなく! 今の一連の流れでなんでわたくしの課題を見抜けておりますの!?」

 

 流石の知識量と言うべきか、言葉尻のわずかな単語と天皇賞のレース映像から課題を割り出す。それが出来るほどには、乙名史悦子という女は優秀であった。優秀であったが、しかし。そのトレーナーにも引けを取らない知識量は、自身を客観視するという点に関して、何の役にも立たないものであった。

 

「……その、トレーナーさん? この方……」

「うむ、君が心配になるのも無理はない。だが、大丈夫だ。安心すると良い」

 

 マックイーンはトレーナーに、この乙名史という記者は記者として大丈夫なのか、という意味を込めて問いかけた。とんでもない記事――それこそ、Vやねん、マックイーン! のような記事――を書かれては、たまったものではないからだ。

 トレーナーは対して、大丈夫だ、と答えた。人バ一体、流石は天皇賞の覇者たるペアであった。トレーナーはマックイーンの不安を払拭するように、乙名史へ向けて――

 

それだけではない

それだけではない!?

それだけではない……ッ!?!?

 

 そんなことはなかった。

 トレーナー、二度目のコミュニケーションミスである。

 

(ああ、ユタカ――はこんなところに呼ぶのは可哀想ですから、テイオー! あなたのツッコミで、わたくしを助けてくださいまし……!)

 

 トレセン学園のどこかで、『マックイ-ンハボクノコトナンダトオモッテルノ-!?』という、特徴的な悲鳴が響いたことを知らず、トレーナーは至極真っ当に頷いた。

 

「学園にある機材はいずれも一流。ですが、足りないものがあれば購入するのは当たり前。知識を常に更新するのもまた同様。それは当然のことです」

「ふおぉぉ……っ!!」

「ですが……私には、更にその先が許されております」

 

 トレーナーは徐に立ち上がると、

 

ぬんッ!!

 

 グッ、と全身に力を込めた。筋肉が膨張し、空気を圧し、パァン、と音が鳴る。金属製の扉はガタガタと音をあげ、窓ガラスはあわや粉砕する一歩手前であった。勿論、壊れなかったのは昨日、京都レース場貴賓席の窓ガラスに罅をいれたことを反省しているからであった。

 

「私はこの通り、身体が強い。故に、ウマ娘に役立つであろうと様々なものを試してきました。ヒト用の競争技術に加え、武道や格闘技、身体を使う様々な技術。……それらを統合させ、昇華させたものを、私は修めています」

 

 トレーナーは、その場で右脚に力を込めた。『掛かり』を起こしたウマ娘が全力で暴れても耐えられる筈の床が大きく撓むほどの力。それでも、トレーナーの脚には、苦痛ひとつも発生してはいなかった。

 

「この中央トレセン学園には、アグネスタキオン、という生徒が在籍しています。賢い娘です。その彼女が言うには、私の身体は確かに頑丈であるが、それにしても頑丈に過ぎる。本来ならば私の身体も、私の全力には耐えられない筈だ、と」

でしょうね

 

 マックイーンが思わず口を挟んだ。ウマ娘同様のパワーで、ウマ娘の六〜七倍の体重を支えて蹴り出すのだから当然である。トレーナーは、意にも介さず続ける。

 

「それはつまり、技術であると。意識的、無意識的なものも含め、いかに負担を掛けぬか、力を分散させるか。歩き方、走り方ひとつを取ってもその技術が含まれている……ならば、それを研究し、再現できれば。それを、彼女はプラン『M』と呼んでいます」

「なん、という……す、すッ!! すッ!!」

「例えば、ウマ娘のシューズや蹄鉄。勝負服のサポーター。その辺りに、負荷分散機能が搭載されれば。硝子の脚、と称されるようなウマ娘であっても、全力で走れるようになる。彼女であれば、それだけの成果を出してくれることでしょう」

 

 余談ではあるが。将来その研究成果――即ち、プランマッスル――の完成形を引っ提げたアグネスタキオンが、チーム『シリウス』に合流することになるが、まだ先の話である。

 先の話であるが、乙名史悦子はそこまでを想像、もとい妄想し――

 

「……素晴らしいですっ!!

 

 ――乙名史悦子(第三再臨)である。

 

つまりッ! トレーナーさんはウマ娘のためにその身を捧げているということッ!! 実験台になろうとなんのその、ウマ娘の為ならば『なんでもする』ッ!! 北の果てから南の果て、世界一周旅行だって当然のようにセッティングするッ!! そういうことですねッ!?

それだけではない

それだけではない……ッ!?!?

 

 順に、トレーナー、そして乙名史記者である。マックイーンはもはや、突っ込むことを諦めた。

 

「例えば、その旅行ですが。既に彼女が望めば出発できるようにしています。……極まったウマ娘が持ちうるという『領域』。それには、ウマ娘個々人が持つというイメージが肝要であると聞きます。であれば、より相応しい情景を整え、イメージを補完させるために尽力するのは当然のこと」

「そのッ!! 通りッ!! ですッ!!」

 

 乙名史悦子がその妄想の中で旅行を例に出すことが多いのは、つまりそういうことであった。その想いが汲まれたのは、初めてのことであったが。

 

「私は、スピードはともかく、ウマ娘と比肩するほどのパワーを備え、彼女らを凌駕するほどの頑丈さと、そして巨大な体躯を持って生まれました。……ならば、私に与えられた力はどう使うべき、否、どう使いたいか。……私は、彼女たちに降り掛かる、不要な苦難と試練を引き受け、背負い、そして護りたいのです。小さく、しかし輝く彼女たちが大輪の花を咲かせられるように」

「ア……ッ、アッアッ……!!」

「その為ならば、私は天すらも支え、大地も砕き。如何なる試練をも踏み越えてみせましょう。それが、ヒトを超えウマ娘に迫る力を持った、私の使命でしょうから」

 

 乙名史悦子は歓喜した。トレーナーというものは――彼女の視点ではあるが――全員、同じだけの信念を持っている。だが、それをここまではっきりと口に出す者はいない。それを実行するだろう、と確信させる程の者もまた、同様に。故に、彼女の感情はゆうに閾値を突破し――

 

「……■■■■■■■ーーッ!!!!

 

 ――乙名史悦子(最終再臨)である。

 事ここに至り、彼女は人語を忘れた。限界だったのである。

 どこから出したのか分からぬ声は容易く廊下を駆け巡り、たまたま通りがかった桐生院トレーナーを昏倒させた。それは絶叫を通り越した、正しく魂の底からの咆哮であった。

 

「トレーナーさん、どうされました――ああ、なるほど」

「随分と理解が早いようで何より、たづな殿。しかし、どうして此処へ?」

()()()()()()ので。あとは、まあ……こうなることを予想していた、と言いますか」

「なるほどですわ。……悪い方では、ないと思うのですが……」

「ですねえ……」

 

 耳をぺたん、と垂れさせたマックイーンを尻目に、苦笑いしたたづなが乙名史記者を肩に軽々と担ぐ。体幹一つぶれないたづなを見て、トレーナーは僅かに目を細めた。

 

「……さて! 乙名史さんのことは、私が運んでおきますから、トレーナーさんとマックイーンさんは解散していただいて構いません。本日もお疲れ様でした……それと、マックイーンさん!」

「はい、なんでしょうか」

「……天皇賞(春)、素晴らしい走りでした! テレビの前で見ていた私も、思わず熱くなってしまうほどに……! これからも、怪我のないよう、トレーナーさんと頑張ってくださいね」

「ええ、もちろんですわ。ありがとうございます、たづなさん」

 

 たづなは一礼すると、乙名史記者と近くで倒れている桐生院トレーナーを回収し、保健室へ向かう。トレーナーとマックイーンは、マックイーンの知人ら――メジロの仲間やテイオー、ゴールドシップなど――を集め、盛大に祝勝会を催した。

 その日のマックイーンは、一日、上機嫌であった。

 

 なお。後日、発売された月刊トゥインクルのインタビュー記事は、非常によい出来だったという。




乙名史悦子(星3バーサーカー)
バーサーカー要素が少なかったので入れました。乙名史語、難しかったです(参考:ジル・ド・レェ(術))

それはそうと、この後はチームメンバー加入→マックイーン、期待で迷走の流れなんですが、基本アプリシナリオと変わりないんですよね。
なので、変わらないところは軽く抑えつつ、裏でこんなイベントありましたよー、みたいにチーム外のウマ娘とかトレーナーとの交流とか、イベントシナリオin大英雄Tとか書いてみようかなと。

以下、書きたいものand絡ませたいキャラ

・ウマネストin大英雄T
試作品・VRウマレーター0号機と接続した大英雄Tが幻想世界で暴れ回る!
魔王ゴルシがなんのその、一人だけ別ゲーを繰り広げ、ついに裏ダンジョンに隔離されてしまった!
頑張れエル! 頑張れグラス! ウマネストの平和は君たちに掛かっている!
「こんなの勝てるわけないデース!!!!」

・秋祭りイベと流鏑メの話
奉納神事にて流鏑メを行うこととなったシンボリルドルフ、ナリタブライアン。
弓に詳しいものを、とたづなに相談すると、紹介されたのは大英雄T。
「なるほど――私に弓を取れと言うのか、君は」
「あれルナまたなんかやっちゃいました?」
大英雄Tの本気、そして全力がトレセン学園を揺るがす!!

・ライス、ウララ
ウラライスの絡み。ウララに特訓をつける大英雄Tと、それをこっそり見ていたことがきっかけでシリウスに入るライスの話。

・タキオン、カフェ
プランマッスルを遂行するタキオンと大英雄T、それを呆れた目で見つつ、見えないものがダース単位で憑いてなお平気な大英雄Tに関心を寄せるカフェの話。

このへんかなあ。魅力的なウマ娘が多くてたいへんだ。

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