ルグニカ王国の王都で、ある人物が処刑されようとしていた。
女の名はエルザ・グランヒルテ。
エルザは暗殺を生業とし各国で悪名を挙げていた快楽殺人鬼である。
そんな彼女が王国の憲兵の手により捕まったらしく、なんと公開処刑されるというのだ。
エルザの処刑を見に王都に集まる民衆達。中にはわざわざこの処刑を見るために他国からやって来た者もいるという。

(違う…オレはエルザなんかじゃ…)

否、彼女…いや「彼」はエルザではなかった。
「彼」の名はナツキ・スバル。
日本の埼玉県に住む不登校の男子高校生である。
なんとスバルは、エルザの肉体に憑依する形でこの世界に異世界転移してしまったのだ。犯罪者の肉体に憑依してしまったことに困惑するスバル。
しかしスバルはエルザの肉体のまま処刑されてしまう。

これはあったかも知れない「ある世界線」のナツキ・スバルの物語。
そしてナツキ・スバルが「エルザ・グランヒルテ」になるまでの物語である。

※死に戻り有り、エルザの呪い人形の体質ありの話となります

原作のifルートの闇堕ちスバルくんの末路のように、バッドエンドで終わる予定となっています。
エルザに憑依したスバルくんがひどい目に遭うだけのお話です。
苦手な方はブラウザバッグ推奨です。



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