恣意的情報非開示型整合性皆無系文体非論理的展開連続男女出逢似非軽文学   作:若かりし頃を思い出して

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「青春しないと碌な大人になれないらしいね」「ろっくなおとな……?」

「屋上ってのは点対称だけど、遊園地は線対称なんだよね」

「しあたーじーろっそでぼくとあくすー」

 

 僕は大いなる感傷的という名の海に航海していた。一人分離れた所に立つ彼女の黒髪が流れる様子を目の端に捉えながら考える。今日の後悔から昨日の失敗に未来の不安まで。屋上に吹く風が気持ち良いから、何だか前向きマジックを唱えられるかなって思ったけれど、顔面に当たる風は強すぎて、全然爽やかじゃなかった。空も、灰色と白色の折衷案みたいな色をしていて、青春ってよりかは色褪せた現実って感じだった。心情空色負共鳴非連動系現実。ルビを振るなら、ノットココロコネクト。適当の極み。編集さんは有能だと思う。

 土日を跨いで何日振りの感動的な再会を果たした彼女の一言目は、

 

「ちっぱい」

 

 だった。風が強いので聞き間違いだろう。もしくはイヤホンとか何やらの文明の利器の便利さが僕の鼓膜を劣化させてるか。後者だった場合、僕の今後にじゃれつくを外す確率ぐらい関わるので確認しておかなければいけない。後者じゃありませんように。

 

「夢と希望と脂肪が詰まってる」

「きょぬー」

「皆に夢を分け与えてる」

「ひんぬー」

「至って普通」

「のーま乳」

 

 どうやら僕の耳は正常なようだ。安心安心。

 その後何やかんやあって「屋上は点対象」になった。

 

「他人は理解出来ないのは当然としてさ、自分すら理解や制御が出来ないって、そりゃあダメ人間だろうね」

「自分は自分を内側からしか、他人は自分を外側からしか」

「……世界で一番自分を良く知ってるのは自分だから、自分にはもうこれ以上良い所なんてないって思うと悲しいね」

「世界で自分を一番良く知ってるのは自分だから、相手からはこんなに沢山自分の悪い所が見えてないって思うと、少し嬉しい」

「自分の可能性を一番信じれないのは、知らないのは自分でしょ?」

「未知の先には良い事が、既知の中には思い出が、残っているからだいじょーぶい」

「……履修してないネタだ」

「高校生の中で流行ってる」

「生憎、流行には疎くてね。流されて生きてる割には……皮肉だね。レモン汁をぶっかけてやりたい」

「だいじょーぶい。世界初、二人だけの秘密」

「……自身が提唱者のくせに流行っている、か。まぁ、一人の高校生の中で流行っている事には変わりはないだろうけど……特許でも取ったら?」

「まねーがないからそんな?」

「…………真似も出来ない?」

「それが権利」

「ざっつらいと……」

 

 僕は笑った。彼女が僕を笑わそうとしてくれるなんて珍しい。何でそう思ったかは簡単だ。彼女は今日、牛乳パックを持っていないからだ。彼女が初手で胸の大きさに関する話題を振ってくる時と、明確にふざけている時はいつもそうだからだ。その時は笑わないと、ぷすーっとする。彼女は結構可愛いので眼福なのだろうが、残念な事に僕は目が悪いので良く見えない。見るためには近付かないといけないが、まぁ、無理だろう。

 

「僕は、ひんぬー教だよ」

「嫌味」

「……ところでさ、問題が発生した時はさ、人はそれを何とかしたいって思うんだ」

「それが名前の理由。当たり前」

「その通りだね。で、これが他人とか自分とかの心理的なエニシングだった時に、自分がとれる行動のベクトルは二種類あるんだ」

「しかし、まわりこまれてしまった!」

「問題の根本的な解決ってのが一つ。地雷原に突っ込んで、地面をアレコレ何やらして、掘り出して。なんて素晴らしい方法だろうね」

「嘘」

「嘘だけど。こいつはダメだ。掘り返したら穴が空くし、何よりそんなに上手くいかない。世界はいつだって、こんなハズじゃない事ばっかりなんだから。となると問題ってのに対する対処法は消去法で残り一つ」

「ラストファイナルフィニッシュウェイミーンズ」

「フレッシュで新鮮な渇いた感想だね、ありがとう。残された手段ってのを考えるために、まずはどうやったら問題を処理出来るかを知る必要がある。でも、そんなの知ったこっちゃあない。他人それぞれ、としか言いようがない。つまり、時間に適当に任せるしかない。じゃあ残された手段ってのは簡単だ。それ自体を照らさなくても周りを照らせば浮き上がる」

「えるいーでぃー、しょうめいかんりょー」

「息抜きになる楽しい時間を過ごすってのがもう一つの方法だ。他人の事情に踏み込む必要なんて、どこにもないんだ。苦しい自分に対する救済ってのは別に、問題の根本的な解決じゃなくても良い。息抜きになる楽しい時間が過ごせれば、何かで楽しいと感じたってそのものが、救いの手段になるんだ……ここまで言って、ようやくスタートラインに着いた」

「最後まで聞かせて欲しい」

「正座して星でも見ながら待っててね。要するに僕は阿呆だったんだ。色々な事があり過ぎて、いっちゃん最初を見落としていた。僕は主人公になりたかったのか? いいや違うね。僕は楽にいきたいんだ。日常も、人生も、僕自身も。相手に嫌われない様に、とか……相手の機嫌がどう、とか……何か、結論の出ない問題にタックルしていたんだ。それで、悩む必要なんてない些細な事で、大騒ぎしていただけなんだ。火のない所に煙は立たないって言うけれど、僕は煙を全部火だと思っていたんだ。どちらかと言えば他ならぬ僕自身に非があったけどね。全くもって、阿呆の極みだった」

「結論の出ない問いの愛すべき所は、いくら考えても結論が出ず、いつだって眼中の問題を一時保留して考えられる所」

「何がどうとかそんなのは全部どうでもよくて、結局……今が楽しければそれで良いじゃないか!」

「何で?」

「そんなもん知るかいな。それが分かるんだったら、自分の心理的な悩みに明確な解法があるんなら、僕は人間かどうか疑いたくなっちゃうね。何と言うか……とても突発的な論理性も整合性もない風によって、舞い降りた結論なんだ。一過性の精神錯乱かもしれなくても、少なくとも今現在の自分にとっては綺麗な真実だから、大事にしたいって思う」

「……かれい?」

「いーやヒラメだよ。いや、閃きだよ」

 

 僕は色々と考えて、そして辿り着いたんだ。いん・ざ・お布団。

 

「出会って三日じゃ、バトルも出来ない」

 

 恋は盲目。目が見えなければ、トレーナーだってバトルを仕掛けてこない。

 

「青空が……綺麗だね。まるで僕だ」

「人生を棒に振る」

「それでも良いんだ。僕は曇り空を晴天だって思い続けるよ」

 

 僕と彼女が灰色の空を見上げると、丁度雲が流れて切れ間から眩しすぎる太陽光が差し込んで来て、

 

「くれても良いんだけどなぁ……」

「?」

 

 僕の青春模様、曇り時々梅雨。春夏秋冬から弾かれた、死期を待つだけの人生ってね。




取り上げず『僕』的には何やら結論が出た模様。
しかし、情報は開示されてないし、一人称なせいで整合性も皆無だし、論理性の欠片もないし、酷い小説やな。

これからの展開

  • 王道ボーイミーツガール
  • 青春は変化球チックなの
  • 叙述トリック(後付け)
  • 唐突にミステリィ
  • まさかの異世界転移チーレ無双
  • ○○オチなんてサイテー!!
  • 涼しいダジャレの憂鬱(セカイ系)
  • Rー17ぐらいのえっっっっっ
  • 挿絵plz
  • そんな事よりバトルを見せろよ!
  • そんな事よりダンロンの新作を!
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