やはり俺が黒の組織に居るのは間違っている。   作:ひよっこ召喚士

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ある程度書き溜めてから公開を予定し、閲覧できない状態で投稿していました。

タイトルや注意書きの通り、俺ガイルと名探偵コナンのクロスオーバーで八幡が黒の組織に所属、HACHIMAN化し、少し性格が変わっています。ご了承ください。




腐り目:File.1 Page.1

俺は比企谷八幡

 

現在千葉県で有数の進学校総武高校の2年生としてここに通っている

 

そして今現在放送で職員室によばれ、国語教師である平塚静先生の前にいた

 

この先生には無断欠席や遅刻の件で前にも呼び出された事がある

 

今回は何で呼ばれたのだろうか

 

先生は紙をみているが、あれは俺が書いた作文か

 

 

 

 

 

高校生活を振り返って

 

2年F組 比企谷八幡

 

青春とは愚かさを煮詰めた公害に他ならない。

 

青春を謳歌せし者たちは常に自己と周囲を欺く。

 

自らを取り巻く環境のすべてを自身にとって都合が良いように肯定的に捉える。

 

何か致命的な失敗をしても、それすら青春の証とし、思い出の1ページに刻むのだ。

 

どうしようもないそんな公害の一例を挙げよう。

 

彼らは万引きや集団暴走と言う犯罪行為に手を染めてはそれを無責任なままに「若気の至り」と呼称する。

 

試験で赤点をとれば、学校は勉強をするためだけの場所では無いと正当化するために聞こえの良い文句を言い出す。

 

彼らは青春の二文字の前ならばどんな一般的な解釈も捻じ曲げ、あたかもそれが正しいと笑って見せる。

 

彼らにかかれば嘘も秘密も、罪科も失敗さえも青春のスパイスでしかないのだ。

 

そして彼らはその悪に、その失敗に特別性を見出す。

 

自分たちの失敗は遍く青春の一部分であるが、他者の失敗は青春ではなくただの失敗にして敗北であると断じるのだ。

 

そもそも青春と言う言葉の成り立ちからして可笑しな物だ。

 

青春とは『青い春』と書く、時折若い者に『青春している』だのと言う者も居るが、『青い』と言うのは別に良い意味では無い。

 

青いと言うのは『経験が浅い』『未熟』など十分ではない事を意味して使われる。

 

それは『青二才』と言う言葉を持って証明できるだろう。

 

ならば『青い春』とは『未熟な春』と言えよう。

 

まだまだ未熟な『春』と言う名の『果実』を自己だけに飽き足らず、周囲まで巻き込んで食い散らかす。

 

中身の無いその果実を特別な物だと仮定して、自分さえも特別だと論じるその姿は滑稽としか言えない。

 

成熟する前の果実を駄目にした挙句にそれを正当化する存在が正しいなどとは口が裂けても言えんだろう。

 

結論を言おう。

 

くだらない日常を『青春』などと呼び、先を見据えずに騒ぎ立てるしか能の無い愚か者どもよ、くだらない欺瞞と言うスパイスで誤魔化しただけの青い果実に腹を下し、野垂れ死ね

 

 

 

 

 

 

「比企谷……これはなんだ?」

 

なんとも不明確な問いかけだ

 

言いたい事は分かっているが正直に答える気は無い

 

「なんだとは何ですか?素材を訊いているのであれば紙ですし、定義づけるなら授業で提出を求められた作文で、捕捉するのであれば俺が書いた代物です。それとも主成分や構成元素などを上げるべきでしょうか?」

 

「作文自体のことを言ってるんじゃない、作文の内容のことを言っているんだ。比企谷、お前テロでも起こす気か?お前は欠席や遅刻の多さに目をつぶれば優等生だったと思ってたんだがな……」

 

テロ、ねぇ……起こすだけの価値も無いだろう

 

まあ、楽観的な奴らが本当に死ぬのは良いかもしれない

 

俺個人としても社会にとっても貢献になるのでは?

 

「俺の高校生活を振り返ってみて、思ったことをそのまま書いただけです。むしろ、それを書いた日は少しばかり荒れていましたので、自分らしさと言う点で見ればそれ以上の物は無いかと思いますが?生徒を測るための作文としての役割は果たせているはずですよ」

 

果たしてしまったが故にこうして呼び出されているとも言える

 

感情なんかを出さずに取り繕うべきだった

 

「小僧、屁理屈を言うな」

 

まぁあんたから見たら高校生は子供だろうよ

 

「そうですね、先生の年からみれれば俺も小僧ですよね」

 

その瞬間に目の前の教師から拳が飛んでくる

 

怒りが載っているが殺気は無い

 

下手な対処をせずに拳を受け止める

 

「これを止めるか……複数の部活に助っ人として声を掛けられるのも納得だな。だが女性に年齢の話をするのは厳禁だと教わらなかったのか、学年首席?」

 

「先にこちらを下に見たのは先生でしょう?その意志を尊重して目上として対応したまでです」

 

そう言うと苦虫を嚙み潰したような表情でこちらを睨む

 

正直、何も思わない、恐怖など感じる訳がない

 

先生はため息を一つ吐き出し、諦めの表情で口を開く

 

「私はな比企谷怒っているわけではないんだ」

 

「感情的な理由もなしに生徒に手をあげる教師ですか……教育委員会も目を見開く事でしょう」

 

体罰など古臭い文化だ

 

力に物を言わせる弱肉強食な考え

 

野生動物とさして変わらない

 

「ぐっ…いや、まずは話を聞け。学年首席でスポーツ万能となれば普通はクラスのみならず学年の人気者だ。だが君はいつも一人でいる。人を寄せようとしていないように見える。友達はいるのか?」

 

いきなりなんだ、作文から人間関係へ問題のすり替え?

 

人間性が友人だけで創られる訳でもあるまいに

 

飛躍しすぎたくだらない質問だ

 

「居ませんよ。そもそも必要とも思っていませんね。この話まだ続けるんですか?その作文は間違ってました。申し訳ありません。作文については先生方の目に触れない在り来たりな物に書き直しますので、それで終わりにしませんか?」

 

先生は難しい顔とでもいうべき表情を浮かべている

 

何も難しくないだろうに、俺が狂ってるだけ

 

制御できずに露呈させた俺が間違ってる

 

「想定以上に深刻だな……作文は書き直せ。だが、それだけで終わりには出来ない。比企谷、お前は決まった部活に所属していなかったな?」

 

「ええ、大会などに出る事はあってもどれも助っ人だけです。誘われてはいますが、実際は帰宅部と言う事になります。それがなにか?」

 

「奉仕活動としてある部活に参加してもらう。犯行声明ともとれる作文に対する罰であるため可能な限り出席するように、今から向かうから着いて来い」

 

ちっ、面倒な事になった

 

まあ、これ以上波風は立てるべきではない

 

仮入部くらい付き合っておこうと

 

そのまま先生に従い歩いて行く

 

ある教室の前で先生が止まった

 

目的地なのか、先生がノックもせずに扉を開く

 

「雪の下、入るぞ」

 

中に居たのはそれなりに容姿の整った女生徒だ

 

名前は有名で、雪ノ下雪乃といったか

 

面倒な性格だという事も知っている

 

そして彼女とは面識もある

 

「平塚先生。入るときはノックを、とお願いしていたはずですが」

 

「ノックをしても君は返事をした試しがないじゃないか」

 

「返事をする間もなく、先生が入ってくるんですよ」

 

目の前の不毛なやり取りこそなんなんだろうか

 

「まあ、良いですが、そこに居るのは比企谷君でしたか……なぜ彼をここに?」

 

「知って居たのか?まあ、学年首席と言うだけでも名前は知られているか…さっそく本題だがこいつを入部させに来た」

 

「お断りします。彼とはあまり一緒に居たくないので」

 

まあ、そうだろうな

 

その判断は正しい

 

固まった先生と口を開かない雪ノ下

 

時間の無駄と思い、俺が口を開けた

 

「先生なら知っているでしょうが入学前の事故騒動、その加害者一歩手前が彼女が乗っていた車だったので一度面識があるんですよ。俺に怪我は無いですし、飛び出たこっちが全面的に悪いんですがね」

 

「そうね。悪いのは貴方よ。性根も何もかも全部悪いようだけど悪すぎて根だけじゃなく目まで腐っているようね」

 

「いくら雪ノ下とはいえここまで言われるとは……比企谷、お前何をした」

 

俺が何かしたので確定なんですか

 

まあ、その認識であってますがね

 

「ただでさえ悪目立ちをしてたのに運転手と一緒になって謝罪をと煩くて面倒だったので、端的にお話をしただけですよ」

 

「むしろ轢いておくべきだったわね。そうすれば世界は平和になったに違いないわ」

 

あながち間違っていないだろうな

 

俺がいなくなれば救われる奴もいるだろう

 

その筆頭が俺なのが笑えない

 

「お前らの関係性がどうであれ、先ほどのは決定事項だ。無理に仲よくしろとは言わないが部活に対しては両者とも真摯に当たるように!!」

 

そう言い放つと先生は部屋を出て行った

 

反論される前に逃げたとも言える

 

ため息を吐き出して適当な椅子に勝手に座る

 

向こうもこちらに関わりたくないのか顔を向けもしない

 

そのまま、その日は下校時刻になった

 

俺は結局その部活が何をするのかも知らないままだった

 

はぁ、学校に行くのがこれまで以上に憂鬱だ

 

重い足取りで歩いていると服の奥に入れ込んだ電話が揺れている

 

開いてメールを確認するとさらにため息を吐く

 

「本当に憂鬱だな」

 

仕事が入るとは今日も睡眠時間は短くなりそうだ

 

特製の電話の隠されて登録されている番号を押す

 

『どうしたのかしら【フィーヌ】?』

 

「仕事についてですよ。詳細と足寄越してくれませんか?」

 

生憎と公共の交通機関を用いる訳にはいかない

 

そう伝えるとこちらを笑う様な声で返事が来た

 

『既に向かわしたわよ。貴方なら簡単な仕事だけど、しくじらないでね。それと幹部の集まりが近々あるけど、顔を出しなさいよ?』

 

「分かってますよ【ベルモット】」

 

即座に肯定する俺

 

満足げに電話を切るベルモット

 

しばらくして組織の下っ端が迎えに来た

 

今日は俺は何を盗み、誰を殺すんだろうか

 

幹部である俺を運ぶ車に揺られながら

 

この社会的、人道的に間違った関係はいつからだったか

 

あの中学での間違いを勝手に逆恨みするばかりだ

 

 




こんな感じで基本的に誰かの視点でとにかく話が進んでいきます。

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