……どうしたら書けるのか知りたいです!!
ということで文字数増やせたらこれから増やしていくかもしれません。乗り気にならなかったらそのまんまかもしれません。
よろしくお願いします。
「……て来ねぇじゃねぇか!!」
今日フォームチェックっつったろ!! セイウンスカイのやつどこに行きやがった!
くっそ、トレセン内でならまだしも外部とやるんだぞ、遅刻は本当に不味い。
おいどうする? これ詰んだ? 詰んだんじゃね?
「……いや、でも何か方法は探さねぇと言い訳ができない」
割と最悪な考えだが、辻褄合わせは大事だ。時間までは全力を尽くして、最悪謝れば何とかなる状況を作り出す。
もう今できることとしたらそれしかない。
「お、昨日ウマ娘と張り合ってたトレーナーじゃねぇか!」
「ん? ああ、そういえば昨日一緒に走ってた……ゴルゴムちゃんとか言ってぐふっ……」
「ゴルシちゃんだ、人の名前間違えんじゃねぇ」
「うん、ごめん」
おい、今の手加減しなかったろ。無茶苦茶腹痛いんだが。
「で、困ってるんなら手を貸してやらないでもないぜ?」
「ああ……実はかくかくしかじかでな」
「なるほど……M78星雲スカイがいないのか……」
すっげぇ、今のマジでかくかくしかじかって言っただけなのに通じたよ。てかおい、お前も人の名前間違えてんじゃねぇか。
「なら、アタシが手伝ってやんよ。ほい、これ持ちな」
「ずた袋……?」
これにセイウンスカイを入れろってこと? 人攫いかよ。
「よっしゃーい。しっかり掴まってろよー!」
何故かゴルシちゃんに肩車をされた。ほう、景色が綺麗だ。この360度パノラマビュー……。
「行くぞー!」
「行くってこのまま走るのかよちょっと待て……うごっ!!」
ものすごい加速とともに頭を置いてきぼりにされ、首がゴキンッて鳴った。
凄い、風が気持ちいいなぁ……。なんか、意識もゆっくりと遠のいて、世界がだんだん遠くなっていく……。
はっ!! やばい、ガチで死ぬところだった。危ねぇ、三途の川でゴルシちゃんのラリアット喰らわ無かったら絶対渡っちゃってたよ。
「おい! M78星雲スカイを見つけだぞ!! 捕まえろ!!」
「ほんとだ見つけた」
「すやぁ……」
すんごい気持ちよさそうに寝てるけど、これからこのずた袋で捕まえないといけないのか。罪悪感がすごいな。
いや、でも元はと言えばすっぽかしたこいつが悪いわけだからな。
俺はゴルシちゃんから飛び降りてセイウンスカイにそろりと近づいた。ウマ娘は耳と鼻がとてつもなく良い。バレないように細心の注意を払わなければならない。
「すまんなセイウンスカイ」
「んにゃ?」
「切り捨て御免」
「うわぁ!? なになになにこれ!?」
袋の中でゴソゴソと動くセイウンスカイ。力はくそ強かったけど、ゴルシちゃんがいたおかげで何とか取り押さえられそうだった。
「トレーナー、運び出すぞー!」
「「えっほ、えっほ」」
「うわーーー! はーなーせー! やーめーろー!」
外には既にタクシーを止めてある。どう足掻いたとしてもタクシーにさえ乗ってしまえば俺たちの勝利だ。
「いたぞ! あのタクシーだ! ぶち込みカチコミだ!!」
「おお? よくわかんねぇけどやってやるぜ!」
そのままずた袋をトランクに……入れるのは流石にやりすぎなので俺はずた袋から雑に放り出したセイウンスカイを、後ろに座らせて俺が後ろにそのまま座る。
いつの間にかサングラスをかけたゴルシちゃんが、スピーディに助手席に座って、運転手に急いで出してくれと頼んだ。
あ、ゴルシちゃんも一緒に来るのね。
「……痛い痛いつねるな痛い」
「いくらサボったからってこの仕打ちは酷い」
「うん……ごめんな。まあなんとなくやりすぎなのは分かってるんだ……痛い痛い」
これは……からかうとかじゃないな。本気で拗ねてやがる。
「お兄さん、お嬢さん、どちら行きます?」
「お客さん、私のセリフを奪わないで欲しいのですが」
流石ゴルシちゃん。タクシーの運ちゃんをも巻き込んでいくぅ!!
……ってそうじゃない、当初の目的を忘れかけてた
「スポーツ科学研究所って所まで行って欲しいんですけど」
「なろほどあそこですか……分かりました。では行きますね」
◇◇◇◇
何故かゴルシちゃんも一緒に乗せてタクシーに揺られ、30分ほど。ようやく着いたのは木々に囲まれたコンクリートで固められた建物だ。
そういや、ゴルシちゃんってトレーナーいないのか? トレーナーがついててこんなとこ来てたら不味くない?
まあ、来てしまった以上はしょうがないか。合同練習的な感じでやらせて、貸しを作っておけば後々役に立つかもしれないし。
役に……立つと良いんだけどなぁ……。
「そろそろ機嫌直してくれよ、相手もいる訳だしさ」
「直ってますー」
ぜってー直ってねぇよ。ううむ……、流石に今までちょっかい出しすぎただろうか……だろうなぁ。
「今日はセイウンスカイにとってかなり重要な意味のある練習なんだ。のんびり……いやコツコツの第1歩だ。だから、少なくとも練習の間だけ「スカイ」……ん?」
「私の事、いつまでフルネームで読んでるつもりですか? 急に出てきたゴールドシップさんをちゃん付けで呼んでるのに……」
「んえ? そんなことか」
なんだ、あんま中学生っぽいところないなと思ってたけど、まあ年相応ちゃ年相応なのか。安心した。
「スカイ、でいいんだな? うん、こっちの方が言いやすいか」
「……うんうん。その方がしっくりきますね」
良かった、意外とちょろいわ。
「なら、練習はちゃんとやってくれよ? 時間はそんな取らせないから」
「はいはい。やりますやりますよ」
「……そんで、ゴルシちゃんはどうする?」
「ん? よく分かんねぇけどアタシも参加してくる!」
うん、まあ、いいよそれで。無理やり連れてきちゃったわけだし、向こうも1人2人増えるくらいなら問題は無いだろう。
研究所の人にちゃっちゃと挨拶を済ませ、2人を外で走らせることになった。
ここには元々ウマ娘の研究が凍結したというのもあり、外に広い走るスペースが用意されていた。
まあ、ウマ娘って女の子なわけだし加えて神聖な生き物的なあれもあるわけだし研究するってのも難しい話だよな。
それにしてもゴルシちゃんは速いなぁ……。早いっつーか強いな。なんかパワフルな感じセイ……スカイとは違う。
スカイはどちらかと言うと力より技って感じだし。
フォームを動画で確認して、なにやら話し込んで、また走り込んで話し込んでの連続だ。
話によると、フォームの効率を体のタイプに合わせて数値にできるような機械があるらしく、それによって一番しっくりとくるものを探すのだとか。
「スカイの走りはどうですか」
俺は研究員に話しかけた。
「癖があるので矯正すべきところは教えました。それによって練習メニューにもいくつか追加して欲しいものはありますので、それもすぐ送ります」
うむ、やっぱり頼って正解だったな。俺なんか教えられるはずもないし。
「因みに……あのゴルシちゃんはどうなんですか?」
「ゴールドシップさんですか。あの子は……バケモンですね」
「なるほどバケモンですかい」
「身体能力はもちろん、走りにも隙がない。ここまで完成されている状態となると、三冠は確実なんじゃないでしょうか」
三冠……ああ、そういや忘れてたな。
「そうだ、三浦さんにとって面白い場所があるんですけど、行ってみますか? 良ければ、そこの器具を使っても構いませんので」
ほうほう、トレーニングとな? しかも俺にとって……? 俺の事をどれだけ知ってるかは知らないが、行ってやろうじゃないか。
主人公とゴルシちゃんが若干キャラ被ってるんだよなぁ……
なんて思ったりします。ちゃんと書き分けつけられてますかね。
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