魔法少年リボルバースバル   作:飛鳥

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まさかのvividアニメ化!
これは自分にvivid編を書けということなのか!?
まぁ、まずはティアナルートの後にノーヴェルートを書き終えてからの話なのですけどね(笑)


ティアナルート 第十一話

にぎやか声、肉や野菜を焼く音、楽器を鳴らす音。

ミッドチルダ首都クラナガンに置いて、猛暑日となった今日。

ティアナは着慣れない浴衣を着てスバルとともに街中を歩いていた。

 

普段着なれない服装で、気をつけながら歩いていたティアナは、今までの経緯を思い出していた。

 

 

 

 

 

 

数時間前……

 

 

「夏祭り?」

 

普段通り、日課となっている早朝訓練を終えたフォワード四人となのは、フェイト、ヴィータは朝食の後にはやてに呼び出されていた。

はやてはなのはの言葉に頷きながら言葉を続けた。

 

「そうや、今日は管理局地上本部主催のサマーフェスティバルが行われるんや。

 で、本来ならその警備任務に駆り出される予定やったんやけど……」

 

はやてはそこで一度咳払いをする。

 

「さっきレジアス中将から連絡が入ってな。

 どうも地上本部(むこう)でも昨日の戦闘を見とったっぽくてな。

 で、しかもフォワード四人が休暇返上でレリックの確保に動いたことを知ったレジアス中将がな、

『若者が休みを潰して仕事をしていたのだ。

 だったら祭りぐらいは楽しませてやるのが上の仕事だろう』って」

 

「でも、レリックの反応があったときはどうすればいいの?」

 

「祭りの時はレリックの回収は特務一課が受け持つらしいで。

 あちらさんの目標が中々捕まらないから少しはいい息抜きになるだろうって。

 というわけで、うちらは今日の仕事は定刻通りに終了。

 みんなで祭りに行くで~」

 

はやてが言葉に合わせて右手を突き上げる。

それに乗ってフォワードの四人やリインも嬉しそうに手を突き上げていた。

 

「あ、じゃぁ久しぶりにあれが着れるね」

 

「ん、そうやな」

 

「じゃぁ、二人の分もあるの?」

 

「そうやなぁ……。

 キャロはうちらの小さいときのものを使えばいいだろうし、浴衣なんて子供用じゃなければほとんどの体系に合わせられるから大丈夫だと思う」

 

「決まりだね」

 

なのは、フェイト、はやては三人で着ていく服の話をしていたが、ミッドチルダ生まれのフォワード四人は何のことなのかサッパリだった。

 

「それじゃ、仕事が終わったらティアナとキャロは私たちの部屋に来てくれるかな?」

 

「え、あ、はい」

 

「わかりました」

 

なのはの言葉に頷く二人。

 

「それじゃ、祭りを楽しむためにお仕事頑張ろう!」

 

 

 

 

 

 

 

祭りのことを知らされたスバルとティアナはそれぞれの机で自分の仕事を淡々と、しかし猛然とこなしていた。

陸士訓練校を卒業して以来、祭りというものに縁がなかったという理由もあるが、それよりももっと大きな理由が彼らにはあった。

 

(祭りって言えばだれかと一緒に回るものだろうけど、誘えるのってティアナぐらいしかいない。

 というか、あいつ以外と一緒に回ってもそんなに楽しめなさそうだな。

 って、待てよ……女子(ティアナ)と一緒に祭りを見て回るって……)

 

(祭りって、誰かとワイワイしながら回るのがふつうよね……。

 誰かと一緒って、スバルしか誘う人いないわね。

 訓練校の時はあまりそういうことには頓着しなかったし……。

 それに、スバル以外と一緒に遊ぶってのが想像できないわね。

 アレ、ちょっと待って、男子(スバル)と一緒に祭りを見て回るって……)

 

((一般的にデートって呼ばれるものなんじゃ……))

 

二人は同じタイミングで同じことを考えていた。

意を決した二人は相方に話しかけた。

 

「なぁ」

 

「ねぇ」

 

「「……」」

 

同じタイミングで話しかけたことによって、二人の間に沈黙が広がる。

そして互いに相手に譲ろうと考え、少し待って再び口を開いた。

 

「あのさ」

 

「あのね」

 

「「……」」

 

二度あることは三度ある。

同じようなことを二回も繰り返した二人は恥ずかしさから互いに視線を逸らした。

 

「何してんだ、あの二人は」

 

その様子を離れたところから見ている者がいた。

なのはとヴィータである。

 

「青春してるね~」

 

「そうだな。

 というか、あの二人は以前から付き合ってたんじゃないのか?」

 

「あ~、うん、あの二人の以前いた隊の人から聞いたんだけど、二人とも互いのことを仕事上のパートナーとして考えてやってきたらしいよ。

 でも、数日前、というかあの休暇から隊舎に帰ってきてから様子がおかしかったんだよね」

 

なのはの言葉にヴィータは相槌を打ちながらようやく話し始めた二人を見て頷いた。

 

「とりあえず、一つわかったことがある」

 

「何がわかったの?」

 

ヴィータの意味深な発言に首を傾げるなのは。

そんな彼女にヴィータはズバっと単刀直入に告げる。

 

「お前、年下に先越されたな」

 

「……ッ!?」

 

ヴィータの言葉にハッとするなのは。

そんな彼女にヴィータはさらに追い打ちをかける。

 

「というか、下手したら相手がいないまま子持ちになるな。

 ヴィヴィオを引き取るんだよな、お前」

 

「うぅ……!」

 

「どうするんだ?

 下手したら相手がいないままあの二人の式に呼ばれたりするかもしれんぞ?」

 

「わ、私にはユーノ君が……」

 

「そう言うセリフはあいつをデートの一つにでも誘ってから言うんだな」

 

ヴィータの辛辣な一言になのはは祭りの前だというのにテンションが急降下してしまった。

だが、しばらくして、ヴィヴィオが彼女に祭りのことを尋ねると、なのはのテンションは一気にもとに戻ったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

「う~ん、やっぱりキャロにはこっちの方がいいんじゃないかな?」

 

「そうだね、この花柄なんてのはどうかな?」

 

「お~、出張任務の時も思ったけど、ティアナって脱いだらすごいんやな~」

 

「八神部隊長、それセクハラです」

 

「アハハ、冗談や冗談。

 で、ティアナにはこっちの方がええかな?」

 

「どうだろう、あっちの方がいいんじゃないかな?」

 

「あ、ヴィヴィオこれがいいー!」

 

「わぁ、ヴィヴィオちゃんとってもかわいいです!」

 

※以上、女子更衣室内でのやり取りをお送りしました。

 

 

 

 

「長いな」

 

「長いですね」

 

「キュクル~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「男子お二人さん、お待たせや」

 

ロビーで女性陣を待っていた二人と一匹ははやての声に反応して振り返った。

 

「エリオ君、どうかな?」

 

「え、あ、うん。

 似合ってるよ」

 

「えへへ……」

 

はやてに率いられてやってきたキャロとティアナがその浴衣姿を披露する。

ティアナは橙色のシンプルなもの、キャロは白地に桃色の花柄の浴衣を見に纏っていた。

 

「……何よ」

 

「いや、似合ってる」

 

「そう、ありがと」

 

エリオとキャロのコンビとは違い、はしゃいだ感じはないが、スバルは視線を逸らし、ティアナは頬をほんのりと赤く染めていた。

それを見たはやては一言。

 

「あ~、なんかうちらお邪魔みたいやね」

 

「お邪魔虫ですぅ」

 

 

 

 




お久しぶりです。
というわけで、夏祭りです。
リアルではすでに九月に入ってますが(笑)
着々と互いのことを意識し始めた二人。
ティアナとキャロの浴衣衣装は皆さんの頭の中で想像してください(何しろ自分は彼女いない暦=年齢なので……)
なんというか、二人の心の声を書いてて、お前らさっさと付き合えよって思っちゃいましたよ……
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