しかしですね、昨日家に帰り着いたのが夜の10時。
ハーメルンを開いて日課の日刊ランキングを見てみたら、なんとこの小説が3位になってるではないですか。
私リアルで「ファッ!?」なんて言ってしまいました。
つい嬉しくて番外編を書いてしましました。
リハビリ作品でこれほどの評価をいただいて感無量です。
これからも応援よろしくお願いします。
ちなみにお気に入りも昨日より100以上増えてました。
ランキングの力恐るべし。
第4陸士訓練学校。
この建物の一室でとある一人の男がため息を吐きながら目の前の書類を処理していた。
彼はこの訓練学校でも一、二を争うほどの人気を誇り、そしてその人気を得るのも当たり前のように訓練の効率が良かった。
実際、彼の教えを受けた訓練生が卒業後、素晴らしい成果を修めたということはざらにあった。
さて、そんな彼だが、今彼の担当する訓練生の中に、とびっきり優秀で、ずば抜けた問題児がいた。
その訓練生の名前は『スバル・ナカジマ』。
彼はその名前を目にするだけで、最近さらに酷くなった胃痛をキリキリと感じた。
さて、そのスバルだが、過去、彼がこの訓練校で起こしたことを書いていこうと思う。
あれは射撃訓練の時だった。
その時は近代ベルカ式とミッドチルダ式の区別なく行っていた。
「うむ、よし。
ランスター、射撃に関してはお前の右に出るものはいないな。
これからも頑張れよ?」
「はい、ありがとうございます」
彼は自分の受け持つ生徒の中でも特に総合力でトップを走る女子生徒、ティアナ・ランスターに声をかけていた。
そんな彼の言葉にティアナはそんなこと当たり前だという表情で答えていた。
だが、そんな彼女の態度に彼は好感を抱いていた。
「よし、次!」
「はい!
スバル・ナカジマ、行きます!」
彼の声に答えたのはこの時すでに彼の中で一際存在感を放っていたスバルだった。
「リボルバー……シュートッ!!」
ここで今回の訓練のおさらいをしておく。
今回の訓練は障害物に見立てた木を避けてターゲットを破壊する訓練である。
そして、スバルの放った魔力弾は障害物である木を見事に
この後、スバルと彼のパートナーであるティアナが罰としてトイレ掃除を喰らったのは今でも語り継がれている。
また、格闘訓練の際には、こんなこともあった。
その時も先ほどの射撃訓練と同じようにベルカ、ミッド関係なしに行われた。
今回の訓練の趣旨は魔力の使えない場合の犯人確保という状況だった。
安全のため、犯人役には防御用のグローブを両手に嵌めさせている。
「スバル・ナカジマ、行きます!!」
「「「「「応ッ!!」」」」」
彼の目の前でスバルは思いっきり犯人役の教師陣を吹き飛ばした。
大の大人5人を、である。
ちなみに、この光景はすでに日常の中に溶け込んでおり、誰もが不思議には思ってはいたが、突っ込むものはいなかった。
すでにスバルはそのようなものとして周りに認知されていたのだ。
だが、今回の問題は彼ではなかった。
次の順番であったティアナが構えると、一人の男子訓練生がニヤついた顔をしながら彼女の目の前に立った。
「ティアナ・ランスター、行きます」
彼の目の前でスバルの相棒であるティアナがそう告げ、彼に向けて渾身の拳を放った。
足腰からロスの少ない伝わり方で右腕に力を伝え、回転をかけた拳は、相手の防御を突き抜け、その鳩尾に突き刺さった。
その衝撃で男子生徒は一発KO。
この場面を見ていた格闘に強い彼の同僚は彼女の拳を「見事なコークスクリューだ、あれは世界を狙える」と言っていた。
やはり、彼女もまたスバルの関係者ということだった。
さらに、こんなこともあった。
昼休み、彼は食堂へと向かっていた。
その日彼は運悪く、朝食を食べ損ねていたので食堂のメニューの中でも一番の量を誇る特盛の他にも何か頼むかと考えていた。
「あ、教官!
昼食ですか?」
そんな彼に話しかける者がいた。
スバルである。
すでに問題児のレッテルを張られていた彼であったが、その素行は別段悪いわけではなく、真面目な生徒でもあった。
それが空回りしているのはいただけなかったが。
「あぁ、今日は朝食べ損ねてな。
特盛の他に何か頼むつもりだ」
この時、彼にとって何が不幸だったのかというと、話しかけてきた相手がスバルだったことだ。
仮にこれがティアナだったら、「そうですか、ですが食べ過ぎには注意してくださいね」と言われる程度だっただろう。
だが、此処にいたのはスバルだった。
「そうですか……。
なら、俺の頼むのと同じものにしませんか?
俺のは食堂のおばちゃんに頼んで特盛より少し多くしてもらってるので」
「む、そうか?
なら頼む」
「了解です!
おばちゃん、アホ盛り二つお願い!!」
「あいよー!」
スバルの言葉を聞いた彼は「アホ盛り……?」と疑問に思った程度だったが、それが出てくると顔を引きつらせた。
スバルが台車を借りて運んできたものは、とんでもない量の料理の山だった。
なるほど、これはアホ盛りだと感心したのもつかの間、彼の隣にはしゃもじを持った食堂のおばちゃんが立っており、「お残しはゆるしまへんで~」と彼に向かってドスの利いた声で話しかけていた。
彼女のいいつけを守らなかったものはこの訓練校の食堂を出禁になるのはすでに知られていることだった。
彼はそうならないように完食目指して料理を口に運ぶのだった。
ちなみに、完食しきった彼はその日の夜、結婚5年目にして初めて妻の作った料理を一口も食べなかったそうだ。
「はぁ、あいつらも今日で卒業か。
なんというか、あっという間の三か月だったな……」
感慨深い彼のつぶやきはだれにも聞かれることなく空に消えていった。
だが、彼は知らなかった。
この後、彼の中に一番強烈な存在感を刻み込んだものが何かをしでかすということを……。
お楽しみいただけたでしょうか。
今回はスバルメインではなく、彼らのいた訓練校の教官にスポットを当ててみました。
彼はいわばなのはの前任者ですね。(主にスバルに苦労させられたりストレスを与えられたりと)
彼は今後登場するかはわかりません。
なので今回の登場人物は彼のことを書いていきたいと思います。
名前 キョウ・カーン
性別 男(28)
好きなもの 妻、妻の作った料理、生後3ヶ月の娘
苦手なもの スバル
期待している人 スバル、ティアナ
最近の悩み スバルによる被害者が増えていないか
本名が一切話に出てこないある意味かわいそうな人。
スバルによる被害者の一人。
スバルが訓練校に入ってから真っ黒だった彼の髪に数本の白髪が見かけられたとき、同僚の教官たちは彼に同情していた。
自分の名前を誇りに思い、またその職業にも誇りをもって仕事に取り組んでいた。
その誇りのみでスバルの暴走に3ヶ月も付き合ったのである意味すごい人。
実力もかなりのもので、AAAランク魔導師資格を持っている。
愛する妻と娘を持つリア充の一人。
これからも彼の送り出していく人はミッドの平和を守っていくことだろう。
スパロボ風精神コマンド
「必中」「ひらめき」「応援」「直撃」「気迫」「熱血」
スパロボ風特殊能力
「教導」:気力105以上で発動。周囲にいる味方ユニットの獲得経験値に10%のボーナス
スパロボ風エースボーナス
「熱血が魂に変更」