名探偵と他殺体愛好家   作:吉貝 雷

1 / 17
(オリ主ものは)初投稿です。
メイン創作の合間の不定期投稿になります。
季刊ぐらいが目安。


容姿の描写のために検索しただけなので詳細は知りませんが、アンサンブルスターの朔間零っぽい感じです。


プロローグ
Turningpoint.A 織田幸治(おだゆきはる)


江戸川コナンは不貞腐れていた。かの悪逆なる我が父に仕返しせねばならぬ。

「くっそぅっ!親父めぇ......」

 

ことは数時間前に遡る。

 

事務所に蘭たちと居たところ、母親を名乗る見知らぬ女に白昼堂々誘拐されてしまったのだ。

真実としては工藤新一の母親、工藤有希子の変装だったのだが、あのときは黒の組織に気付かれたと思った。

 

誘拐先から何とか脱出したとき、監禁中に手に入れた取引情報を元に、正義感に駈られて米花ホテルに行ってみれば、それも父親の掌の上で潜伏場所がバレて死を覚悟した俺に、「まだわからんのか?」と親父が真相を語ったのだ。

誘拐犯一行に変装していた親父と母さん、博士に大笑いされたが、怒る前にホッとした。

 

そして、2人と一緒に海外に行って、親父たちのコネで解毒することを提案されたが、やるべきことのある俺は断った。

 

自分が迂闊だったし、言い分も分かるが、それとこれは話が別。

コナンは父親への恰好の仕返しを思い付いた。

海外にいる、親父に逃げられた編集者に居場所と行き先を密告するのだ。

親父が無断で帰国したのは間違いない。しかも脱走の前科あるので、彼らも急いで追ってくれるだろう。

 

変声器を工藤新一に合わせたところで、今日の両親の忠告を思い出して手が止まる。

 

(こんなことに新一を使ったと知られれば、今度こそ有無を言わさず海外に連れてかれちまう。だけど、俺が声を知っていて、俺以外に親父の編集を知ってる人なんざ......)

 

「あいつが居たっ!」

親父の編集者と面識があって、声を知っている人物。

どこで売ってるのか分からないマントのような黒いパーカーに、悪魔を模したマスカレードマスクで顔を隠したジンのような色合いの男。

父の作家仲間であるホラー作家小瀬賜黎(おせしれい)こと、織田幸治(おだゆきはる)だ。

彼なら、親父の編集者に懇願されて親父を捕まえたことがあるし、相手も不審には思わないだろう。

 

工藤新一だった頃から危険視しているし、猟奇事件の犯人にファンを公言されたり、ナイフコレクターだったりするが、犯罪歴は無かった。何度か探ったが、真っ白だったのだ。

それに絶対に組織的な犯罪に関与するような人物ではない。奴はやるなら全て単独でこなすタイプだ。

 

「早く連絡しねえと親父たちの出発に間に合わねえ。確か、親父の編集には丁寧だったよな」

 

織田幸治(おだゆきはる)の声に調整し直し、電話を掛ける。

「|Hello.I'm Shire-ose.《もしもし、シレイ・オセです。お久し振りです》|Yes,he come here.《ええ、それが先生がこちらにいらっしゃっているのですが》Why?(え?聞いてない?はい、はい)He go(出航の便は)――」

 

(さて、後は......)

編集者への密告を終え、織田に電話をしようとした瞬間、蘭に呼ばれる。

「コナンくーん?元太くんたち遊びに来たよ」

「はーい、今行くー」

(くっ......。バレないでくれよ)

「早くしろよ、コナンー。だいスクープだぜ!」




賞の元ネタは原作出版社の某色物新人賞です
賞の名前と誕生の経緯は参考にしましたが、実際の受賞者とは関係ありません

28才予定が、新一探偵記念日のゲレンデに卒業旅行させる為に25才に。

原作死亡人物(情報の多い警察学校のみ)、生きていたのは?オリ主の救助・助言ではなく、現場観光・深夜徘徊の影響です。下記の状況は変更の場合あり。うち一人の死亡確定エピソードまで受付

  • 萩原研二:爆弾魔の勘違いがオリ主に変更
  • 松田陣平:愛好会が集まり、爆弾場所バレ
  • スコッチ:オリ主の影響で降谷が先に到着
  • 伊達航:オリ主の職質の時間分で鼻先回避
  • 荻原・松田生存
  • スコッチ・伊達生存
  • 全員生存
  • 原作通り死亡:人でなし共が盛り上がる
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。