名探偵と他殺体愛好家   作:吉貝 雷

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HAPPY BIRTHDAY、新一!

投稿事故に今さら気づいたのでチラ裏に隔離中です
更新は続けますが、過去話は現在原稿を捜索中な模様
ファイル名なんだったけなあ(´・ω・`)


scrap.3 [工藤優作氏、潜伏先(月いちプレゼント脅迫事件)発覚!原稿回収なるか!?]

優作(バロン)から資料の郵送を頼まれ、話の通っている阿笠博士に工藤邸の鍵を開けて貰う。

執筆の為に必要な本が絶版本で、3章の"17世紀に実在した隠し通路"をコピーして明日までに送って欲しいらしい。

何でも今いる国の郵便局は郵便物の扱いが雑で本自体の郵送は避けたいんだとか。

手間賃に書庫の本とスクラップを見る許可をくれたので引き受けた。

「じゃあ、わしは学会に行くからの。夕方まで居るんじゃったな、ならわしも戻っとるから返しにきてくれんか」

「おっけー。そこの家っしょ?」

そういって鍵を受け取り、阿笠博士を見送った。

工藤邸に入り、手袋を書庫で優作のメモを頼りに本を探す。

幸い本はすぐ見つかったので、書庫に置かれたコピー機でなるべく傷めないようにページをコピーしていく。

 

コピーを終えて、封筒にホテルの住所を書いて鞄にしまう。帰りに駅前で出そう。

そして鞄から首都圏の地図帳を取り出して、スクラップの棚の前に移動し、スクラップブックを最近の物から開いて首都圏の現場を地図帳に書き込みつつ、気になったものは首都圏外でも手帳の方に覚書しておく。

流石は優作、質が良い。

 

誰か写真を持っていないか、夜に同志たちにきいてみよう。

 

夕方になり、阿笠博士に鍵を返しに行く。

『今、手が離せんから入ってきてくれるかの。部屋の扉を閉め取らんからすぐわかるはずじゃ』

インターホン越しにそう言われて中に入る。彼の家に入るのは初めてだ。

研究所兼自宅という建物に入れる機会は貴重なので色々見れたら役に立つかもしれない。

「鍵さんきゅ」

「頼まれたコピーとやらは終わったかの?」

「まっ、余裕で昼には終わってるって。帰りに投函しとく」

「そう――」

軽い雑談をしていると電話がなる。

「おっとすまん。電話じゃ」

「どーぞどーぞ」

 

「もしもし?」

『博士っ、そっちに変声機あるよな!?メンテナンス終わってるか!』

「おお新一、今日の朝に終わっとるぞ。取りに来るか?」

『そうじゃなくて、蘭に俺の声で電話して欲しいんだよ。蘭に正体がバレそうなんだ!』

「のこのこ事件につられて口滑らせたんじゃないの」

聞こえてしまったので、口出しする。

『ん?今......』

「ああ、織田くんが鍵を返しに来とるんじゃよ。何でも優作におつかいを頼まれたらしくての」

『やべっ、蘭が探しに来たっ。頼んだぞ!博士』

その声と同時に通話が切れる。

 

その後、この部屋の中を見る許可を貰ったので見て回る。

「織田くん、今から蘭くんに電話をするから音を立てんように頼むぞ」

「この辺座っててもいい?」

「ああ構わんよ。お茶も出し取らんかったな」

「いーよいーよ、お構いなく」

コール音が鳴り、蘭くんに電話がつながる。

「"よぉ蘭!久しぶり!!"」

『うそ......。だって新一は......』

「おいおい。もうオレの声を忘れちまったのか?薄情なやつだの――」

口調の戻りかけた彼の口を抑え、変声機を奪い取る。

「ノイズが――。蘭!蘭、聞こえてるか?」

『うっ、うんっ!ちょっと考えてただけ。バッカねーわたしって!なんか勘違いしてたみたい!でもノイズが酷いってどこで電話してるのよ?こっちは何ともないわよ』

「あー、島の古い電話だからかもしれねえ。事件は解決したんだけどよ、警察に呼ばれててその前に電話借りたんだ。で、勘違いってなんだよ、前にコナンがそっちの事件のことで電話かけてきたときに蘭のこと気にしてたぞ?それで何とか電話借りたんだ」

『ううん。なんでもないの.......』『蘭姉ちゃん!新一兄ちゃんからなの!?ボクもお話したーい!』

「悪い、蘭。もう呼ばれちまったから、また今度な!コナンには謝っといてくれ」

そういって俺は電話を切った。

「すまんの、織田くん」

「別にいいけどさあ、バレたらやべえんならもうちょっと2人とも気を付けた方がいいんじゃね?面識あるんだろ、博士の喋りって珍しいし疑われたらあっという間じゃん」

「そうじゃの。じゃがまあ、織田くんが上手い事話してくれとるし、もうわしに出番はないじゃろ」

そう話しながらお茶を出してくれたので、受け取って飲んでいると電話が鳴った。

首を傾げながら博士が受話器をとる。

「もしもし?」

『おい、博士!あいつに変われ!』

受話器を受け取って話しかける。

「もしもーし。織田だけど」

『さっきの途中からお前だろ!』

「そうだけど、上手い事誤魔化せたろ?頼まれてる身としてはこんなことでリスク増やして欲しくないんだよね。博士にも言ったけど博士の喋りって珍しいし疑われたらあっという間じゃん」

『お前も普段から違和感ある話し方してんじゃねえか。俺、あの後蘭にいつ電話したのかとか聞かれたんだぞ』

「それぐらい誤魔化せるっしょ。俺のは新一くんと違ってバレてもキャラ作りとかで済むんだよ。それに完全にチャラいと思われるのも面倒だろ。本当は......って思われるぐらいでいいんだよ」

『ってそれじゃねえ!?勝手に事件終わらせてんじゃねえ、まだ会えねえんだぞ!!』

「あーそれ。警察に呼ばれといたじゃん。新たな事件に遭遇しとけよ。嵐に遭って漂流とかでもいいんじゃね?」

「なるほどのう」

『もう蘭がいつ帰ってくるか、期待して待ってるんだよ』

「いつまでも帰れないでいるより、帰ろうとして事件に遭ってた方が疑われないだろ。親父に脚本して貰え。こんな時間に外で電話してたら彼女がすぐ迎えに来るぞ、切るから用があったらまた掛けてこい」

 

そういって電話を切る。

「じゃあ俺、こいつもあるし帰るわ。じゃあな」

そういって俺は封筒をちらつかせながら玄関を出た。

さて、優作の居場所を知ってしまった訳だが、どうするかな。




オリ主と新一の方向性の違いで誕生日に精神攻撃しだしたので、マシな回に変更しました。
コナン視点だとキッドと同カテゴリな上に一般人(米花比)なので、脳内コナンくんが勝手に突撃して一般人カウンターを受けるんじゃ
なお優作先生に頼まれて無ければ、特に止めない模様


原作死亡人物(情報の多い警察学校のみ)、生きていたのは?オリ主の救助・助言ではなく、現場観光・深夜徘徊の影響です。下記の状況は変更の場合あり。うち一人の死亡確定エピソードまで受付

  • 萩原研二:爆弾魔の勘違いがオリ主に変更
  • 松田陣平:愛好会が集まり、爆弾場所バレ
  • スコッチ:オリ主の影響で降谷が先に到着
  • 伊達航:オリ主の職質の時間分で鼻先回避
  • 荻原・松田生存
  • スコッチ・伊達生存
  • 全員生存
  • 原作通り死亡:人でなし共が盛り上がる
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