ウマ娘プリティダービー~因子の光、ハリボテの剣~ 作:アライズ
(自分パート)
ウマ娘プリティダービー~因子の光、ハリボテの剣~
プロローグ
鞍上人なく、鞍下ウマなし
ウマ娘、特に彼女たちを縮めて呼ぶことはない。
この星の、不思議な不思議な生き物。芝に砂に町に、その種類は10、20、30……いやそれ以上かもしれない。
そしてこの少年……そんなウマ娘を母に持つ、駿川しおん。
父親から実験でウマ娘の因子を貰い、故郷真白町をあとにしてバトルアンドレース、ウマ娘としての修行の毎日が始まろうとしていた。
幾多の試練を乗り越えてウマ娘たちの頂点になるために、人間の可能性を示すために。
出会いと別れを繰り返し、しおんの毎日は今始まろうとしていた。
駿川たづな:鞍上人なく、鞍下ウマなしって諺は知ってますか?かつて私とあなたのお父さんはそんな関係でした。
駿川しおん:ウマ娘とトレーナーの息があっており……言葉を交わさずとも通じ会えること、か。
しおんの父親は実験を軍事利用させないために、自分を含めたあらゆるデータをこの世から消し去った。
代々トレーナーの家系である桐生院に渡した暗号文と、実験の成果であるしおんはその例外である。
駿川たづな:私はかつてトキノミノルとしてターフを走っていた。そしてあなたの父さんに出会いました。
駿川しおん:でも俺の父さんは人間がいずれウマ娘に支配されるんじゃないかと危惧してたんだろ?
駿川たづな:そう、だから私を『ハリボテプロジェクト』のサンプルにしようとしました。
駿川しおん:だからといって愛されて無かったわけでもないだろ?
駿川たづな:ええ。あの人は人間とウマ娘が共存している今の世界が理想的だ、ともいってましたから。
駿川しおん:ウマ娘は『定説を覆す者』なんだろ?それなら『人間はウマ娘に勝てない』という定説を覆してみせる。
駿川たづな:そうね。理事長は上手く丸め込んでおくから……
駿川しおん:そうだな。『ハリボテプロジェクト』に命を捧げた父親の為の挽歌……『ハリボテエレジー』というのはどうかな。
駿川たづな:行ってらっしゃい、ハリボテエレジー。
続く
(友人パート)
ウマ娘プリティダービー~因子の光、ハリボテの剣~
第一話
ウマ娘になってみよ人には添うて見よ
トレセン学園…。
それは駿川しおん…もといハリボテエレジーがウマ娘としてレースを走れるようになるための新しい舞台であった。
駿川たづなはここでウマ娘やトレーナーのサポートをする理事長秘書。
そしてしおんは今理事長である秋川やよいに会っていたのだった。
秋川やよい:ふむ…君がハリボテエレジーか。あの「ハリボテプロジェクト」の…。
駿川しおん:(話は通ってると聞いたが…。)
秋川やよい:私はここの理事長。秋川やよいだ。秋川理事長とか理事長とか確定演出とか言ってくれたまえ。
駿川しおん:なんか一つ可笑しなのがあるような…。
秋川やよい:ごほん。残念ながら君には大変な思いをさせることになるだろう。
駿川しおん:そこを詳しく。
秋川やよい:うーむ、まずここトレセン学園では制服は女性用しかないのだよ。そして君はウマ娘、つまり「女の子として扱われる。」
駿川しおん:そんなことか。
秋川やよい:こちらとしてはそんな事では済まないのだがね…。
秘書(たづなさん)の頼みもあるので受け入れたが、君が叶えようとしてる夢は親の為だからと言って叶えられるものではないだろう…。
駿川しおん:何が足りないと言うんだ?俺の数値ですか?
秋川やよい:数値だけで私はレースには出していないよ。
ただ君はこれから先ウマ娘として生きることになる。人間がウマ娘と対等になった前例はない。それに練習は恐らく常識はずれの厳しさとなるだろう。
誰も通ってない道。ともなれば友、仲間が足りないのではないかね?
駿川しおん:それを作るための学園ですし、理事長は友達になってくれないんですか???
秋川やよい:あはははは!なかなか面白いことを言うじゃないか。愉快、愉快。
もちろん協力しよう。ただ本当に君の友となるのはやはり同じレース場に立つもの達だと思うのだよ。強敵と書いて(とも)と読むのだ。
駿川しおん:ライバルと言うことですか…。
秋川やよい:さぁ着替えたまえハリボテエレジー。君の同期を紹介しよう。
駿川たづな:最終調整をします。こちらへどうぞ。
謎の研究室。
ガチャ
駿川たづな:この服を着るのだけど平気かしら。
駿川しおん:服は問題はないが、口調や髪型はどうするんだ?
駿川たづな:髪型は自由なのだけどショートが良さそう。そしてエレジーと言うなら髪は…こうかしら。
プシュー。
駿川しおん:黒に黄色のメッシュ…ちょっと俺に決定権は…。
駿川たづな:動くと危ないわ、次は声そして感覚を…。調整するの。今のままでは身体が悲鳴をあげてしまうから。
駿川しおん:うっ。あぅ…。
駿川たづな:これで貴方はハリボテエレジーです。
ハリボテエレジー:…私はハリボテエレジー。私は捧げるべき者の為に走り続ける…。
駿川たづな:似合ってるわ。身長170センチ、体重は…秘密にしておきましょう♪
ハリボテエレジー:背が高いのは長所かもしれない。…それより耳と尻尾は?
駿川たづな:あっ、いけない。耳は…。
ハリボテエレジー:…仕方ない、これで何とかするから。
駿川たづな:そうね。似合っているわ。
ガチャ。
ハリボテエレジー:着替えたわ。
秋川やよい:……不服。
ハリボテエレジー:え???
秋川やよい:その耳と尻尾はどうしたのかね!?段ボールか、段ボールなのか?君、ウマ娘舐めてないだろうか?
ハリボテエレジー:舐めてないわ。それにこれが段ボールに見えるのは貴方の心が穢れているからよ。
秋川やよい:ぬっ、ぬぐぐ…。
…とはならないのだがね。
ハリボテエレジー:ええ…?
秋川やよい:そんなに段ボールが好きなら、ダンダンコウサクとかでも良かっただろうに。
ハリボテエレジー:そんな弱そうな名前じゃ響かない。それよりも私と響き合う仲間を教えてくれるのでしょう?
秋川やよい:うむ。紹介しよう。
これが君の同期
突如として入り口の扉が開き、オレンジの髪の毛をしてピンと張ったウマ耳、そして美しいロングヘアー、しかし顔は童顔で眼が大きく、身体は小さく胸が壁のよう…。そんな元気ある可愛いドジっ娘ウマ娘がコケて入ってきた。
???:わわわ!ごめんなさいごめんなさい!私としたことがスケジュール的に一番に来たくて失敗しちゃいました~!
エイシンフラッシュ:…何をしてるのですか…サイレンスフウカ。私の会話内容と会話のタイミングがズレてしまうではありませんか。
そう、このコケたウマ娘。ハルウララとサイレンススズカ、二匹のウマ娘の力を継承して産まれたウマ娘、「因子の光」こと「サイレンスフウカ」なのである。
サイレンスフウカ:はぅ…。ようこそトレセン学園へ。私はサイレンスフウカです。よろしくお願いしますっ!
ピシッ!
エイシンフラッシュ:私はエイシンフラッシュです。貴方がたづなさんの言っていた遅れてくる同期ですか。
ハリボテエレジー:そう。ハリボテエレジーよ。でも私が遅れたのには理由がある。
エイシンフラッシュ:聞きましょう。
ハリボテエレジー:それは最終調整が…。
駿川たづな:ごほん!
ハリボテエレジー:あー…間違えたわ。合わなかったのよ、服のサイズが。
サイレンスフウカ:サイズ…ですか。もしかしてその胸がです?
ハリボテエレジー:そうね。フウカのような機能美ではないのよね。
サイレンスフウカ:機能美って…!まだ成長期かもしれないですよー。
エイシンフラッシュ:なるほど。そんな理由があったのなら不問になりますね。失礼しました。
えぇと…どこをみてるんです?
ハリボテエレジー:(この子の服みたいなのは間違いなく着たくないな。)なんでもない。
エイシンフラッシュ:あまり胸の話はしない方が良いでしょう。フウカは胸のことを気にしてます。
サイレンスフウカ:き、気にしてなんかないです…。べつに羨ましくなんて…。
ハリボテエレジー:追い討ちしてないかしら。確かに胸の話は苦手だけど…。
???:別にアタシは構わないぜ?
そこに金色に光るバイクで理事長室に入ってきたのは、白い髪で長身で何やら奇抜な空気を持ち合わせるウマ娘だった。
その名も…ゴールドシップ。
秋川やよい:おいおいゴルシ君。さすがに校内でバイクはやめたまえ。奇抜が過ぎる。
ゴールドシップ:おっとすまねぇ。
サイレンスフウカ:もう…ビックリしたからやらないでね?ゴルシちゃん。
エイシンフラッシュ:環境に悪いです。そもそも私達は走れば良いのではないですか?
ゴールドシップ:お、ノリで使ったが確かに要らないかもな。と言うわけでアタシがゴールドシップだ。よろしくな!
こうやって目立たないとダメだぜ?フウカちゃん。
サイレンスフウカ:へぇ…。参考にしてみます…!一番になりたいですし…。
ハリボテエレジー:やめた方が良いと思う。フウカはコケてるし、それにエイシンが言うように走った方が早い筈よ。
秋川やよい:それより同期は五人じゃなかったかね?タマモクロスは?
サイレンスフウカ:あれれ?タマちゃんが来ないのは珍しいです…。どうしたんだろ?
エイシンフラッシュ:そうですね。電話で呼んでみましょうか…。
タマモクロス…。普段は関西弁で気力の塊の元気っ子なのだが今日は珍しく元気がなかった。青ざめた表情、まるで財布でもなくしたかのような絶望の表情だ。
サイレンスフウカ:タマちゃん!?どうしちゃったんです???
ハリボテエレジー:財布か携帯でもなくした感じに見えるわ。
タマモクロス:それならうちは死んどるがな。せやけど、最悪ではある。今日もタコ焼き食べよう思って、調理をマチカネフクキタルに任せたんやけど…。
タコにあたってしもうた。
秋川やよい:それなら寮で休んでいたら良かったのだが…。電話も電池切れかね。なんとも不運…。
理事長は悲しいっ。
タマモクロス:フウカも先に行くので伝言ができんくて…。頑張ってここまで来たってわけや。
ハリボテエレジー:タコに当たるなんてそのマチカネさんは余程料理が苦手なのね。
サイレンスフウカ:(フクキタルちゃんの事だから、多分運がなかっただけだと思うんだけど…。)
タマモクロス:うちの出番が減る、と思うてな。でもアカン、目がクルクルしてきたわ…。2日休んでもええか…?
ゴールドシップ:2日とは言わず身体治るまで休んで良いと思うぞ。なんせその間にエレジーとフウカが優勝出来るって粋がってるからな!
ハリボテエレジー:…フウカも?
サイレンスフウカ:エレジーさんも?
ゴールドシップ:え?あ、マジなの?フウカなら「ええっ!?無理だよゴルシちゃん~!」とか言うと思ったのに。
エイシンフラッシュ:(…似てます。不服にも。)
サイレンスフウカ:マジなんです。私が嘘とかつく顔してると思ってるんです?ゴルシちゃん。私はレースで一番を取る。それを目指してるんです!先頭の景色はきっと綺麗だから…。
ハリボテエレジー:そうね。レースで一番を取るのは私の一族の悲願でもあるから。
ゴールドシップ:あいつに似てるな、エレジー。フウカってライバルがいることも含めてな。
ハリボテエレジー:アイツ???
ゴールドシップ:あぁ。あたしの知り合いに似てるなってだけだ。忘れてくれ。
エイシンフラッシュ:一番を取るには緻密な計画、確実に力を発揮できるように特訓が大切ですね。
休息はあまりとれないでしょう。
タマモクロス:頼りがいのある同期やな…。今はダウンしとるけど、すぐ練習に追い付くからその間、頼んだで…。
駿川たづな:タマモさんは私が連れていきましょう。
秋川やよい:サイレンスフウカとハリボテエレジーは着いてやってくれ。ゴルシに始末書とエイシンフラッシュには…2つ伝えたいことがある。
ゴールドシップ:ちぇ…。
エイシンフラッシュ:私にですか???1つはこの同期のリーダーと言うことでしょうが、もう1つは…?
秋川やよい:察しが良いな。それは良好…。ただもう1つの話は君が苦手な話だろう。
ハリボテエレジー…。彼女について君に話しておきたい事があってな。同期の皆で背中を押してあげて欲しいのだよ。
エイシンフラッシュ:…それはお互いに切磋琢磨しろと言うのと何が違うのです?私のやり方に不満が?
秋川やよい:そうではない。が少し、彼女の扱いは難しいと、思うのだ。
エイシンフラッシュ:同じウマ娘として彼女だけ特別扱いするのですか?
秋川やよい:…。確かに君の言う通りかもしれんな。ハリボテエレジーについては他の方に頼まれたものなのだよ。プロジェクトものだと思って欲しい。
それより先は…すまないが本人から聞いてやってくれ。
エイシンフラッシュ:らしくないですね。誰からの頼みなんですか。
秋川やよい:黙秘。私は優しい理事長でいたいのだよ。
エイシンフラッシュ:私には優しくないですよ。
とはいえ私もハリボテエレジーの同期ですから無駄とは判断はしません。他の方と同じようには接します。ですが彼女に何があっても責任は負いません。彼女が訳ありと言うなら辞める理由があるのかもしれませんがそんなの私には関係ありません。
秋川やよい:それでもいい…。何頭もいれば機会に恵まれない。不幸になる存在は産まれるのだろうな…。
エイシンフラッシュ:では、失礼します。
バタン。
秋川やよい:(ウマにはノってみよ、人には添うて見よ。とは思うがどうなることやら…。)
後半へ続く。
後半
サイレンスフウカ:あの、エレジーさん。
ハリボテエレジー:エレジーでいいわ。なぁに?
サイレンスフウカ:この後スピードの特訓なんですけど…どうやったら速くなれると思います?
ハリボテエレジー:私はここの練習初めてなのだけど…。どうして私に?
サイレンスフウカ:実はゴルシちゃんやエイシンちゃんに聞いても分からなくて…。
ハリボテエレジー:まず、ゴールドシップは何て言ったの?
サイレンスフウカ:身体思い切り動かせ、心の中にあるもの全部吐いちまえ!です。でも…。
ハリボテエレジー:なかなか面白い発想ね。心に響くわ。…でも???
サイレンスフウカ:全部吐いたらバ場が汚れちゃいますよね???
ハリボテエレジー:ふ、そんなこと気にしてるの…?
サイレンスフウカ:気になります!だって一番の人って凄く笑顔なんですよ?なのに…そんな血とか汁とか出てたら…。
ハリボテエレジー:簡単なレースって楽しくなれるかしら?
サイレンスフウカ:え?
ハリボテエレジー:私も走った事があるから少しは分かる。走ってると胸が苦しくて身体が痛くなる。身体の限界を感じる、と言うのかしら。だから一番になった子が皆笑顔になってるとは私は思わない。
サイレンスフウカ:…嬉しくないんです?
ハリボテエレジー:そうじゃないわ。もちろん勝てば嬉しいはず。努力や辛さが乗ってるからこそレースは美しくてみんな一番を目指そうと走るんじゃないか?って思うってこと。
サイレンスフウカ:…エレジーさんは速そうですね?
ハリボテエレジー:さぁ、どうかしら?言ってることが身体に着いてこない事はあるものだから。
サイレンスフウカ:そうなんです?
ハリボテエレジー:多分そこまで聞いてるとエイシンフラッシュの言葉はとても長い気がするわ。速く走るために丁寧そうだけど…。
サイレンスフウカ:はい、そうです。最初のスタートダッシュの首の角度はこう!だとか、ペース配分はこう!だとか、レース場で考えろとか…。
ハリボテエレジー:そんな精密な運動出来っこないわね。そんなの出来るのミホノブルボン位じゃない?
サイレンスフウカ:え?エイシンちゃんは凄いんですか?
ハリボテエレジー:少なくとも私なら出来てなくても多分出来てるフリをするのよ。頭の回転と言うかこれだって動きを瞬時に浮かべてそれをやる…。
駿川たづな:それは悪いくせにもなりますが、私もその方が良いかなって思いますよ。
サイレンスフウカ:???そんなに一番って取るの難しいのかな…。
ハリボテエレジー:多分フウカは考えすぎよ。自分のやりたいことを見つけて走るべきじゃないかしら。例えば同じ前を見るとしてもその時の気分や考え方で見えるものも違うらしいわ。
サイレンスフウカ:先頭の景色…。
ハリボテエレジー:私には分かってることがあるの。レースにおいて最初から逃げる走り方は私には出来ない。
駿川たづな:絶対にそうですね。
サイレンスフウカ:なんでたづなさんが分かるの???
ハリボテエレジー:そりゃ親…むぐぐぐぐ!
駿川たづな:私の勘ですね。
サイレンスフウカ:勘?
ハリボテエレジー:コーナーがとても苦手なの。直線ばかり走っていたから…。
駿川たづな:自分を理解してる子はトレーニングがやりやすいですね。
サイレンスフウカ:不安になっちゃいます…。私はまだ自分が分からない…。
ハリボテエレジー:ハルウララとサイレンススズカ…。二人の考えを継いだのだからそりゃ1つにするのに時間はかかる気がする。
サイレンスフウカ:…でも何ででしょうとても諦めたくはないんです。
ハリボテエレジー:ハルウララはかなりの根性がある娘だって聞いてるから、その影響ね。
それで良いと思うわ。けど用意されてる先頭の景色は1つよ。
サイレンスフウカ:はいそこはエレジーさんにも渡しません。
ハリボテエレジー:あ゛げま゛せ゛ん゛!じゃなくて?
サイレンスフウカ:なんですかそれ?
ハリボテエレジー:ああ、気にしないで。ただくれないと言うなら多少強引でも取りに行く。それが私のスタイルよ。
お互い頑張りましょう。
サイレンスフウカ:はい、よろしくお願いします!
とは言ったもののレッスン後
エイシンフラッシュ:どうしたのですか二人とも…?
ゴールドシップ:おーい、生きてるかー?
サイレンスフウカ:はぁ、はぁ、なんとか…。
ハリボテエレジー:一応走ったわよね…。う、ちょっと力が…。
エイシンフラッシュ:私達に負けるような事は無さそうな会話をしてたとたづなさんが言ってましたが。
ハリボテエレジー:あまり言わないで。心に響かせるにはまだ足りないって分かってるんだから…。
サイレンスフウカ:これでも…少しは記録伸びてるんですよ…。
エイシンフラッシュ:…失敗ではないのでしょうが。
ゴールドシップ:まぁ良いんじゃねぇのか?あいつらみたいな展開アタシは好きだぜ?
エイシンフラッシュ:貴方の好みで言われても困ります。それに貴方の最後のドロップキックはなんなんですか?
ゴールドシップ:やってみたかったからやってみた。それだけだ。
エイシンフラッシュ:あまり近寄らないで欲しいです…。
秋川やよい:やはり最初から上手くは行かない、か。
駿川たづな:でも、良い関係だと思いますよ???
秋川やよい:奇遇だな。私もそう思うよ。
最初の特訓は上々ではないもののサイレンスフウカとの絆を磨き上げたハリボテエレジーなのであった。
続く