ウマ娘プリティダービー~因子の光、ハリボテの剣~   作:アライズ

3 / 10
友人パートです。


第3話「フウカ、バ力を掛ける」

ウマ娘プリティダービー~因子の光、ハリボテの剣~

第3話

フウカ、バ力を掛ける

 

一方サイレンスフウカのレース

 

その更衣室にて

サイレンスフウカ:(何故か私は差しの運用で走ってきたけれどゴルシちゃん曰く違うって言われました…。)

サイレンススズカとハルウララの因子を持つサイレンスフウカは、言ってしまえばレースは出来るがどれも長所にならない。言ってしまえば器用貧乏なウマ娘となっていた。

サイレンスフウカ:(でも私に逃げ馬…出来るのかな?)

ゴールドシップ:今日の中距離ってアタシも出るんだが2200だからな…。

サイレンスフウカ:でも長いのは好きですよ。色んなものが見えますし、何よりチャンスがたくさん転がってるって教えてくれたから…。

ゴールドシップ:へぇ落ち込んでるかと思ったら違ったんだな。

サイレンスフウカ:それに私を見てくれる子が出来たんです。黄色いリボンでピンクの髪をした子なんですけど…。あれ?でも名前は何て言うんだっけ?

ゴールドシップ:(アグネスデジタルじゃねぇか。まぁあいつのテンションは面白いとは思うけど。)

仲間は大事だからな。でさフウカ思うことがあるんだけど…。

胸盛ってるよな?

サイレンスフウカ:っ!?どうして…。

ゴールドシップ:てかその胸のパーツいらなくね??タマモクロス見てみろよ。

タマモクロス:そうそう、うちは胸は開いてるけど目の前には壁が…。

ってなんでやねん!!!

ビシッ!!

ゴールドシップ:あいたっ。

サイレンスフウカ:だって私のトレーナーさん、フウカはアイドルだって言うから…。アイドルは胸、なんでしょ?

ゴールドシップ:…却下だ。

タマモクロス:そら違うで。

サイレンスフウカ:ええっ!?

タマモクロス:結局うちらはレースで勝つことが一番覚えてもらえる。そこに胸とか背とかは関係あらへん。ハートと時間とちょっとした頭や。

ゴールドシップ:まぁ、タマモの場合、背で負けたなんて言いたくないもんな。チビだし。

タマモクロス:チビやない!周りが巨人なだけなんや!

サイレンスフウカ:そう言われたらゴルシちゃんとエレジーちゃん、背が高いですよね。

ゴールドシップ:まぁな?ともかく。勝負バカになれてないだろフウカ?バカって言葉嫌いかも知れないけどそれってそれだけ時間使っちゃいましたってことなんだぜ?言ってしまえば努力だ。ウララもスズカもそういうこと教えてくれただろ?

サイレンスフウカ:勝負バカ…。確かに私勉強の時だけ本気出してたかもしれません…。

ありがとうね、ゴルシちゃん、たこ焼きちゃん。

タマモクロス:タマモクロスや!うちの事なんかツッコミ役だと思われてへんか??

 

こうしてレースへ…。

サイレンスフウカ:(私は2番でゴルシちゃんに次ぐ三番人気。そして1番にいるのは一番人気メジロマックイーン。彼女は足に自信があるウマ娘と言われてる…。私は今日が初めての逃げ運用だけど…。)

ゴールドシップ:(おいおいマックイーンいんのかよ。あいつはえぇんだよな。)

メジロマックイーン:(ここで晴々しく勝ってこそのメジロ家の令嬢。やって見せますわ。)

 

実況:さぁ全ウマ娘、位置につきました。

 

パーン!

サイレンスフウカ:出ます!今日の私は逃げだから!

 

実況:最初に出てきたのはサイレンスフウカ。一斉に綺麗なスタートを切りました。

 

ハリボテエレジー:(フウカには頑張って欲しいけどこの調子なら大丈夫かな。)

エイシンフラッシュ:あれはあまり良くないかもしれません。ペースが速い気がします。

ハリボテエレジー:え?

 

サイレンスフウカ:(後ろから来てるのはマックイーンさんだけ。つ、ちょっと苦しくなってきたかも…でも力を出すのを堪えないと走りきれない…!)

メジロマックイーン:(ラストスパート。コーナーから直線400m。それまで逃げられますかサイレンスフウカ。)

ゴールドシップ:おらおらぁ!そろそろ上げていくぜぇー!

サイレンスフウカ:(っ…?このコーナー…分かる!)私はまだ走れます!やって見せます!

メジロマックイーン:まさかあれは弧線のプロフェッサー!?

でも私も負けてられませんわ!

サイレンスフウカ:(…見えた、最終直線。そして私の望む先頭の景色が!)私の夢は、阻ませません!

ハリボテエレジー:あれは…今まで見たことないけどフウカの個性!?まるで空間を独占するかのような走りをしてる。

エイシンフラッシュ:あれはさながら夢の特等席…。と言った感じでしょうね。馬力を掛ける。彼女がやっと真価をはっきしたようです。

サイレンスフウカ:この景色の先を私は見てみたい!

メジロマックイーン:させません。貴方だけのレースではなくてよ!

 

実況:これは勝負はどちらか、メジロマックイーンかサイレンスフウカか!?

どちらも食らい付いたままゴールを先に駆け抜けたのはサイレンスフウカだった。

その差は一バ身にも満たなかったという…。

 

サイレンスフウカ:はぁ、はぁ…。く、苦しかった…!やっぱりマックイーンさんには…。

メジロマックイーン:…やられましたわ。

ゴールドシップ:やるにはやったがお前らはえぇわ。そしておめでとさん、フウカ。

サイレンスフウカ:え???

メジロマックイーン:まさか勝ててないと思ってたんですの?

サイレンスフウカ:え、あのだってマックイーンさんの吐息が当たってたし、最後スタミナ切れてて。

メジロマックイーン:はぁ、貴方の勝ちですわ。サイレンスフウカ。

サイレンスフウカ:でもちょっとあれかも…。嬉しいしとても気持ちいいけど、はぁはぁ、笑顔作るの難しいですっ…。

ゴールドシップ:そんなところまでアイドルかよっ。あざといな!

メジロマックイーン:はぁ、これから先が思いやられますわね。

 

見事サイレンスフウカもデビューを果たしたのであった。

 

続く。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。