ウマ娘プリティダービー~因子の光、ハリボテの剣~ 作:アライズ
ウマ娘プリティダービー~因子の光、ハリボテの剣~
第5話
夏の終わりにウマが合うのか?
遅れて練習にやってきたハリボテエレジー。
エイシンフラッシュ:たづなさんと個人練とは聞いていましたが何をしてたんですか?
ハリボテエレジー:少し人に絡まれていたの。ほらここは合宿とは言え一般人も使うじゃない?
エイシンフラッシュ:貴方もフウカと同じですね。羽目を外すとは思いませんでした。
ハリボテエレジー:そういうエイシンもいつもより顔が柔らかいわ。
エイシンフラッシュ:っ、そんなことを言ってもなにもあげませんよ。全身全霊とか…。
ハリボテエレジー:(なんか怖い顔を想像した…)それだけで充分よ。仲良くなれそうな一面が見れたから。
エイシンフラッシュ:…何故仲良くなれないと思ってたんですか?
ハリボテエレジー:それは…。
エイシンフラッシュ:…貴方がとある存在によるプロジェクトものであることは理事長から聞いてます。
そしてこれは噂なんですが…今人間がウマ娘になろうとしているなんて噂があります。
ハリボテエレジー:(まさかバレてしまったのか?)
エイシンフラッシュ:あり得ない。人間がウマ娘に勝てる筈がない。
どうしてそんな無駄な事を…と思います。
ハリボテエレジー:まだ真偽が取れてない筈よ。それに私には走る理由がある。結果が出なくても諦めない。出るまでやる、それはフウカと同じ気持ちよ。
エイシンフラッシュ:…そこまで言えるのなら大丈夫でしょう。貴方自身が人間としてレースを汚すような事があったら困ったのです。
ハリボテエレジー:まさかエイシン…、貴方はさっきの会話を…。
エイシンフラッシュ:あの方、私の事が得意ではないみたいなのです。この物言いしたら、怒ってましたから。通りがかったのを見ただけです。
ハリボテエレジー:(そりゃそうだ。)人間と仲良くしようとはあまり思わないのね。
エイシンフラッシュ:ウマ娘の方が数が少ないのです。まだ100にも満たない生命体として分からせなければいけないことはあるのではないですか?
ハリボテエレジー:…。(確かにここにいるウマ娘が人間を脅かすとは思えない…。仮に身体能力に歴然の差があるとしても…。)
駿川たづな:エイシンさんは後15分休憩を。エレジーはスタミナの練習です。遠泳をお願いします。
エイシンフラッシュ:仮に人間がウマ娘に勝ちたいのならレースを壊す事が一番でしょう。
それこそURAの会場に観客を入れなければ弱点は突けるかもしれません。
ハリボテエレジー:(何故アドバイスを?)私は誰かの為に走る馬ではあるけど、人の味方をするとは言ってないわよ。
そしてその夜。
駿川しおん:来た。
桐生院萩:何か掴めたか?
駿川しおん:…悪いけど俺はレースを走りたい。それで示して行きたいと思ってるしそれがウマ娘達の総意だと思ってる。
そこで俺はアイデアだけ渡すことにする。URA前にウマ娘の不祥事をでっち上げてウマ娘を脅威とし、URAを無観客とするのはどうだ?
桐生院萩:なるほど。レースの雰囲気を削げばウマ娘達の弱点となる…と言うことか。だがエイシンフラッシュ、奴に不祥事があるのか?
駿川しおん:それこそ道でサイレンスフウカとでもぶつかったのを上手く操れば良いんじゃないのか?
冠ウマでもあるし影響はあるだろう。
桐生院萩:仲間を売りかけているが、良いのか?
駿川しおん:今までもそんな噂を書いてきたのだろう?サイレンスフウカだけじゃなく全てのウマ娘が通った道。それを超えられないウマ娘じゃないと信じてる。
桐生院萩:良いだろう。ならURAで人の未来を勝ち取ろうではないか。
駿川しおん:(ここは乗り切ったが俺はURAで勝てるのか?他のウマ娘にない限界があるなかで俺は…?)
続く