だが事態は数時間前に動き始めていた。
「北斗から…?」
璃月の空に浮かぶ建物。群玉閣内部。
凝光が事務処理をしていた時、急に伝言が来たというのだ。
簡単に訳すと、”海が変だ、準備しとけ”とのこと。
渦の追従者が再来するかもしれないらしい。前回の反省点を踏まえてまた対策を練ろう。
秘書に刻晴にもこの事を伝えておくよう頼み。目の前の資料に目を通す。
「少し悪寒がするわ…いつもより用心しておきましょう」
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だいたい同時刻……璃月の浜辺
「だいたいこれで十分か?」
空はパイモンと共に星螺を集めていた。
「こんなもの公子は何に使うんだろうな…」
そう言って戦闘狂気味の仲間の顔を思い出す
((よろしくね!相棒!!))
ニッコニコの彼を思い出してしまい、少しイラッとした。
「この辺にはもうないな!甘雨たちとの約束もあるし、港に戻ろうぜ!」
お腹も空いたし〜とパイモンは港に向かって歩き始めた。
星螺をしまい、パイモンの後を追っていく。すると
「ん?なぁ空、あれって…人か?」
パイモンが海を指差し訴えかけてくる。
そちらに目を向けるとなんとびっくり人の死体…
にしか見えない。うつ伏せの向きで海をぷかぷか浮いている。
あれ…生きてる?
「おい何してるんだ?早く助けようぜ?」
まぁ、仮に死んでしまっていたら往生堂に弔って貰わねば。
見捨てて呪われたら堪らない。
とりあえずパイモンと共に砂浜へ引き揚げる。
「おーい、大丈夫かー?」
「うーーーーーーー」
驚いたことに、生きているようだ。
うめき声を上げている彼は見慣れない服を着ている。
ぺちぺちぺちぺちぺちぺち…
パイモンが頬を叩いていると倒れていた男が急に起き上がった。
むくっ…、、、
「あれ、ここは…どこだ?」
目を丸くして辺りを見回す。
「んぇ?ここは…璃月だけど…知らないのか?」
「りーゆえ…?聞いた事ないな、それにしても、君達の服装異邦人かい?」
「そうだな…異邦人なんだけど、お前の方がよっぽど珍しい格好じゃないか?」
というか服はボロボロで、片袖もない。現代で言う浴衣…に近い服なのだが…
「…?そうなのか?こういう服は普通だったと思うのだが…」
「よく分からないけど…てあぁーー!!おい空!約束の時間もうすぐだぞ!!」
言われて時計を見ると、約束の時間が刻一刻と迫ってきていた。
「悪いけどオイラたち急ぐんだ、もし困った事とか何かあったら、あそこの港にいるから、探してくれ!」
「約束…?契約のことだろうか?よく分からないが、承知した。助けてくれたのかすらも分からないが、謝辞を。」
「じゃあなー!」
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万民堂…
息を切らして万民堂まで来ると、甘雨は既に居て、
「はぁ…はぁ…ごめん甘雨…少し遅れた……あれ?」
もうひとつの人影があった。幸卵だろうか。
「あれ?空にパイモン!2人も来てたの!?今丁度甘雨に新作メニューを試食してもらおうと思ってたところなんだ!!!」
「♪〜」
そこには料理をする香菱とその手伝いをするグウォパーがいた。
「ふぁいぼうぶ……ですよ、幸卵もまだ来てません。幸卵、まだ寝てるのかなぁ…」
甘雨が料理を頬張りながら話す…飲み込んでからで良かったのだが…
「甘雨の娘さんも来るの?へぇ〜その子にも感想聞きたいなぁ〜」
そんな雑談をしながら香菱の料理を頂くことにする
すると1人の少女が入ってきた。
「おー皆様お揃いでー大変遅れてしまいたーいへん申し訳ないと思っているー」
マイペースでおっとりというか、眠そうトーンで話す少女。
服はダボダボのコート、に見るに堪えないほどボロボロのマフラー。
極限まで肌の露出を減らしたような格好。
髪は短く頭には甘雨と同じく角が2本生えていた。少し小さいが片方の角が枝分かれしている。
眠そうな瞼をこちらに向け、少ししてぺこりと頭を下げた。
「幸卵の母がいつもお世話になっております。」
涙を拭いながらさも母親のように語り始める。
「こ、幸卵会いたいって、それ言うためだったのぉ…?」
ふええ〜と情けなめな声で幸卵に寄りかかる。
身長は甘雨より少し低いらしい。
「仲良しなんだな!」
パイモンと顔を見合せ、和んでいた。
「おまたせー!料理出来たよ…っと、幸卵ちゃんは食べれないものとかある?」
「幸卵もー、基本的にはママ…お母さんと一緒で菜食主義の民なのだ〜」
一瞬素が出ていたが、いつもはママと呼ぶらしい。
「ふむー、ふむ、これ私好きだ!!」
ピコーん!とアホ毛を立たせつつ幸卵が美味しそうに咀嚼している。
突然の一人称変更にも驚きつつ空達も食事を再開し、
聞きたいことがあったので聞こうとしたその時。
「おやおや〜?私達以外にも招待されたお暇な方々がいらっしゃいますよーだね?」
文章力無くて伝えられないし、絵も下手だけどキャラデザ…いります?
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絵が下手でも欲しい
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妄想するからいい