魔入りましたよ 入間さん   作:自堕落無力

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百六十三話

 

 入間は弓の師匠であるバチコに呼ばれたのでバルバトス家の本家に向かった。

 

 すると大頭領もいたので入間はバチコと三人でお茶をしながら話をする。その話の中には次代の魔王として『13冠』に『三傑』が選出した候補者たち同志が競い合いながら、『13冠』と『三傑』から魔王になるための教育を受ける『TS計画』について話すと大頭領は面白そうだと乗り気であった。

 

 その話の流れで気になる者がいると大頭領は言い出す。なんと彼は入間がアクドルのリンとしてくろむちゃんことケロリとくらリンことクララ、メルンと共に参加した魔界における13月の月越し前日に開催される『アクドル大武闘会』の中継を見ていた。

 

 大頭領は意外とミーハーというか、茶目っ気というかそういうところがあったらしい。

 

 そしてアクドル大武闘会の感想を言ったので入間は内心で楽しんでくれたのだとアクドルをやっている者として嬉しく思っていた。

 

 

 

 しかし、やはりというかリンとして、的当ての種目で見せた弓の技術に大頭領は弓使いの悪魔として注目したのである。

 

 そして、バルバトス家に取り込む資格あると分家で未婚のロビンに嫁入りさせる事を考えたりしたのだ。

 

 これは流石にまずいと入間は例外的に自分がアクドルのリンとして活動している真実を明かした。

 

 当然、その真実に大頭領にバチコも目を飛び出させるほど、驚愕した。しかし、リンの正体が入間なら弓の技術が凄いのも当然だと大頭領は納得した。

 

 

 

 そして少し残念がった大頭領へ入間はさらっとバチコを自分の許嫁にする事を提案すると大頭領は入間を気に入っていた事と元から考えていたのもあって、この話を受け入れた。

 

 そうして、後は二人でゆっくりしろと言ったのでゆっくりすることにし……。

 

「ったく、本当にお前は色々とはちゃめちゃな事をするなぁイルマ……ついていくのも支えてやろうとするのも大変だぞ」

 

「すいませんねぇ、俺は何事も全力投球なんで」

 

「全力過ぎるっての」

 

「でも、これからはバチコ師匠にも合わせるようにしますよ。許嫁の関係にもなりましたからね」

 

「……そうだな、頼むぜ……でも、あッチはがさつだ。それでも本当に良いんだな?」

 

「じゃないと提案すらしませんよ。バチコ師匠、愛しています」

 

「……ん」

 

 そうして、入間はどこか不安そうな表情を見せたバチコへ近づき、目を瞑り合うと口づけを交わし合った。

 

 

 

「後、師匠として弟子に贈り物だ」

 

「ありがとうございます」

 

 バチコより入間は左耳につける羽のイヤリングを貰ってそれを付けながら、笑みを浮かべる。

 

 

 

「本当、愛していますよ」

 

「ああ」

 

 入間はバチコに再度、愛の言葉を送るとバチコを抱き締め口づけし、そうして更に愛という欲を貪り合ったのであった……。

 

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