うわっ…私のサーヴァント、強すぎ……?   作:白肉饅頭

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通すべき“仁義”

 

「なんだ……、ありゃあ……?」

 

「嘘……でしょ? カルデアスが、真っ赤に……なんで!?」

 

「ッ……!」

 

「なんて禍々しさ……!」

 

 カルデアス、と呼ばれた天文台を見て激しく動揺するオルガマリー。

 あの真っ赤な状態がどういう意味を為しているのか、白ひげやマシュ達には分からない。

 だが彼女の明らかな反応を見てすぐに察した。コレは―――()()()()()()()()()()()()()()()()のだと。

 

「どうだ、アニムフフィアの末裔よ。コレが貴様らが犯した愚行の末路だ」

 

 続けてレフが言う。

 

「人類の生存を示す青色は一片と残らず消え去った。あるのは地獄の業火の様に燃え盛る紅蓮の赤色だけ。コレは生存とは真逆―――人類の“滅亡”を意味している」

 

「!?」

 

「滅亡……人類が?」

 

「どういう、事ですか……?」

 

「貴様らはこの時点で既に滅んでいる―――という事だ。他の三人には理解出来ないと思うが……オルガ。そしてロマニ。お前達なら私の言っている事がわかるだろう」

 

「あ、ああ……!!」

 

『……! レフ教授……! いや、レフ・ライノール……!!』  

 

 唖然とするオルガマリーと悔しげに歯噛みするロマニ。

 

 そう、二人は分かっている。いや―――分かってしまっている。

 

 カルデアスは地球環境のモデルを投影しており、星のありとあらゆる状態を過去や未来に設定し観測する為のもの。

 

 しかし見ての通りカルデアスは内側から激しく燃やし尽くされている。人も、景色も、そして時の流れでさえも、何もかもが、だ。これが示す事象は―――たった一つの“結末”である。

 

「カルデアスの磁場でカルデアは辛うじて守られているだろうが、外はこの冬木と同じ状況になっているだろう」

 

『……なるほど。つまり外の職員との連絡が取れなくなったのは、通信機器の故障やそういう類いの問題ではなく、そもそも受け取る相手が消え去っていたから……なのか……ッ!!』

 

「そういう事だ。さて―――」

 

 

「どうだいマリー。これが君の至らなさが引き起こした結果だよ。存分に悲しみ、悔やみ、絶望するといい。まァ、果たして君のようなクズにそんな人間らしい感情があれば……の話だがなァ」

 

「アイツ……!!」

 

「でも……もし今ここにいるのが君ではなく君の()()であったのなら、こうはならなかったハズだ。アレは魔術師としても人間としてもとても優秀だったからな。()()の計画の進行は間違いなく厳しいものになっていただろう。まァ、今となってはどうでもいい話だが」

 

「あの日、彼が死んでくれて本当によかったよ。思わず墓前で手を合わせてこう祈ってしまったものさ。『ありがとう偉大なる男よ。君が大人しくくたばってくれたお陰で心置きなく人類を始末出来る』と深く感謝し―――」

 

「ふざけないで!!!」

 

「!」

 

 レフの完全に自分を見下し、舐め腐った態度にとうとう我慢がならなくなったのか、オルガマリーはバッと立ち上がりその胸ぐらを掴んだ。

 

「アレが私のせい!? 馬鹿な事言わないで!! 私の責任なんかじゃない……! 私は失敗なんてしていない……! 私は死んでなんかない!! 私は父にだって負けていない!!!」  

 

「所長……」

 

「……………」

 

「何なの……何なのよアンタ!!? 一体どこの誰なのよ!!? 私のカルデアスに―――何をしたって言うのよォォおおーーー!!!」

 

「……()()、だと?」

 

 

 

 

 

 

 

「図に乗るなよ―――人間風情が」

 

 

 その瞬間。

 

「え……?」

 

「アレは君のではない。やれやれ―――最後の最後まで目障りな小娘だなァ、君は」

 

 レフが手をかかげると、突然彼女の身体が宙に浮かび上がった。

 

「せめてもの慈悲だ。手向けをくれてやる」

 

「なに……身体が、浮いて……」

 

「所長ッ!?」

 

「そんなにカルデアスに妄信しているのなら、望み通りその身も心もアレに捧げるといい―――いつまでも永遠になァ!!」

 

 

「ッ!? 所長がカルデアスに、吸い込まれていく……!?」

 

「一体何が起こって……!?」

 

「……………」

 

 

「い、いや……待ってよ! カルデアスよ!? 次元が異なる高密度の不可侵領域なのよ!? そんなものに触れたら……!!!」

 

「ああ。本質はブラックホールと何も変わらない、いやそれとも太陽か? まァどちらにせよ、生物が触れれば分子レベルで破壊される。生きたまま永遠に死に続ける無限の地獄を味わいたまえ」

 

「い、いや……!! 嫌よ!! そんなの嫌だ、助けて!! マシュ!! 藤丸!! 白ひげ!! お願い……助けて!!」

 

 

「所長!」

 

「今行きます! 所ちょ―――」

 

「待て! おめェら!」

 

 

 助けようとする二人を白ひげが止める。

 

「ッ!? 放してください白ひげさん!!」

 

「そうだよ白ひげ!! このままじゃ所長が殺されちゃうよ!」

 

「見ればわかる。だがアレはとんでもなくやべェ代物だろう。今のおめェらじゃあ到底敵わねェほどのな。もろとも殺されるのがオチだ」

 

「ッ!! じゃああのまま見殺しにしろっていうの!?」

 

「そんなこと、出来ません!! 所長は、私達の大切な……!」

 

「チッ、聞き分けのねェ小娘共が……んなこたァ……!」

 

 

 そうしている間にも、オルガマリーの悲痛な叫びがこだまする。

 

「私はまだ死ねない!! 死にたくない!! だってまだ……私は誰にも褒められていないのに!!」

 

「誰も私を認めてくれてない!! 生まれてからずっとただの一度も―――誰にも認めて貰えなかったのに!! それなのに死ぬなんて、そんなの絶対に嫌なの!!!」 

 

 

「全く……この期に及んでまだそんなことを言うのか……昔から見苦しくて敵わないよ、君のその妄言癖は。いい加減目を覚ましたらどうだ―――」

 

 

「“理想”というのは実力が伴う者のみが口に出来る“現実”だ。どれだけ御託や綺麗事を並べ立てようとそれが事実であり、強者のみがもつ『特権』なのさ。つまり君のような弱者は……()()をああだこうだと口にする資格すらないんだよ。たかが親の七光りでしかない……ガラクタごときにはなァ!!!」

 

 

「ッ!!?」

 

 

 どんどんと地獄への入り口に引き寄せられるオルガマリー。

 

「マシュ……!! 藤丸……!! 謝るから……あの時に辛辣な態度を取ったことは謝るから!! だから……助けて!! 助けてェェええ!!」

 

「白ひげ!! アンタは強いんでしょ!? 世界最強の海賊なんでしょ!! だったら助けてよ!! 私の事を……助けてよォ!! こんなところで……見捨てないでよォォ!!!」

 

「……………」

 

 彼女の心からの悲痛な叫びを、白ひげは何も言わずに聞いていた。

 あの二人が一体どういう関係性だったのかは知らない。だが少なくとも彼女の方は……あのレフという男に絶大な信頼を置いていたのは確かだ。

 

 しかし……そんな少女の切なる想いをアレは容易く

 

 心を嘲笑い、ゴミ扱いするかのようにバッサリと切り捨てる無情さ。

 

 己の野心の為に仲間や無関係の者でさえも平気で手にかける残忍さ。

 

 そんなクズ中のクズたる人間を……白ひげはとてもよく知っている。何故ならかつての世界にて、そんなクズな人間が引き起こした事を彼自身が身を以て体験しているからだ。

 姿形は違えど、今のレフは正に……あの男そのものだ。   

 

 

 

 ―――久しいな!!! 死に目に会えそうでよかったぜ、オヤジィ!!!

 

 ―――アンタは老いた!! 処刑されゆく部下一人救えねェ程にな!!!

 

 ―――ゼハハハハハ!! やれェ!! ハチの巣にしろォ!!!

 

 

 (……………気にいらねェ)

 

 

 そして、彼の心の中にとある感情が芽生えた。

 

 

「なんで、なんでよォ……!! なんで頑張ったのにこんな目に遭うのよォ……!! 私はただ父さんの望みを!! 人類を守ろうと頑張っただけなのにィ!!! それがなんで……なんで……!!」 

 

 

「ふむ、遺言にしては上出来だ。では―――燃え死ね!」

 

 

「やだァ……!! やだよォ……!! 死にたくないよォォおおおおお!!!!」

 

  

 誰もが最悪の展開を予想したその時、

 

 

「フハハハ!! これにてアニムスフィアの血筋は終わりだァ!!」

 

 

 

 

 ―――男は、動いた。

 跳躍し、レフさえも気づかぬほどのスピードで彼の眼前まで迫る。

 

「あっ!!」

 

「白ひげさんッ!!」

 

「ッ!!? なんだ、いつの間に!?」

 

「―――不義理に加えてカタギに対する暴挙。おめェは、おれの一番嫌いなやり方をした」

 

「!?」

 

「どれだけてめェが外道な人間に成り下がったとしても、この人の世にゃあ―――!!」

 

 そう言い、彼は()()()()()を纏った黒色の拳を高く振り上げると、

 

「な、なんだその手は―――!」

 

 

 

 

「通すべき“仁義”ってモンがあんだろうがァ!!! このアホンダラがァ!!!」 

 

「!!!?」

 

 

 

 

 怒号と共に地面ごと―――レフを殴り付けた。

 その拳にはグラグラの実の地震の力と武装色の覇気は勿論の事―――()()()()の覇気を合わせた合計三つのエネルギーが込められている。なので当然、

 

 (な、なんだ!!? このとんでもない力は―――!!!)

 

 (た、耐えられなッ―――!!!)

 

 

 

「ぎゃァァァァあああああああああああああああ!!!?」

 

 

 

 それをモロに食らったレフは絶叫と共に()()()ブッ飛ぶように沈んでいった。

 

 またその一撃は先ほどのバーサーカー戦で放ったものよりも威力が段違いで凄まじかった。

 衝撃により地震が起こるのはもちろん、殴った箇所には大きな風穴が空き、更にそこから大きな亀裂が全体に走り―――やがて岩山()()()()を破壊したのだ。 

 

「チッ、力込めすぎたか」

 

「う、うわァァ~~!!」

 

「まずいッ!! 足場が崩れます!!! 皆さん、急いで退避を!!」  

 

「きゃァァああ~~!!?」

 

「あっ!? 所長が落ちていく!! 白ひげ! 救出お願い!」

 

「ああ」

 

 崩壊する岩山から急いで飛び退き脱出するマシュ達。

 その途中に落下する立香をマシュが、オルガマリーを白ひげが救出し、そのまま元いた地面に着地した。

 見ると先ほどまで立っていた岩山は轟音をあげながら崩壊していき、やがて大きな瓦礫の山と化した。

 

『おいおい!? 今なんかすんごい音がしたんだけど! そっちで何が起きてるんだい!?』

 

「何が起きたって……そんなのコッチが聞きたいよ」

 

「あ、あんな見上げるほどに巨大な岩山を……たったの一撃でこうも粉砕するなんて……私達は……夢でも見ているのでしょうか」

 

「やっぱ白ひげって……想像以上にエグいわ……」

 

「いきなりですまねェな。アイツの胸糞悪さについカッとなっちまってよ。悪ィクセだ」

 

「―――――」

 

「さて……おい、大丈夫かおめェ」

 

 地面に力なくへたりこむオルガマリーにそう声をかけた白ひげ。

 すると彼女は彼に顔を向けるなり、目尻に大粒の涙を浮かべながら、

 

「う、うゥ……!!」

 

「ん?」

 

「うああああああああんッ!!」

 

「!」

 

「じろ、じろひげっ。えぐっ、あぐっ……あ、あァ、ありがとう……だっ、だずげでぐれで……!! ごわがっだ……!! ぼんどうに……ぎえぢゃう、がどおもっだ、がらッ、わだじ、わだじっ、ごわがっだよォォおお!! うわァァああああん!!!」

 

 激しく号泣し、彼の足に力いっぱい抱きついた。

 だが彼女の反応は仕方ない。信頼を置いていた人間から裏切られ、罵倒され、あまつさえその人間によって殺されかける目にあったのだ。

 

 そして―――自分がとうに死んでいる身であるという残酷な事実まで突きつけられた。

 

 これらの受け止めきれない非情な現実の数々に打ちのめされ、これまで抑え込んでいた心のタガが一気に外れたのだろう。それを白ひげもすぐに察した。

 

 

「……ああ、わかってらァ。チッ、世話の焼けるガキだぜ。全く」

 

「あ、あァ……!! ごべんなざい……!! みんな、ぼんど、うにっ、ごべんなざい……!! わだじ……じんるいだめに、ガルデアのだめに……、うェェェエエエんッ!!! じにだぐない……じにだぐないよォォおお!!!」  

 

「大丈夫ですよ所長。所長の気持ちは私も先輩も……いいえ、カルデアの皆さんもちゃんとわかっていますから」

 

「そうだよ! それに所長はちゃんとここにいるんだもん! 死んでなんかないさ! 仮に死んでたとしても絶対に見捨てなんかしないよ! だって所長もカルデアの……私達の大切な仲間だもんね」

 

「まじゅ……、ぶじまる……」

 

「ありゃりゃ、顔が涙でグチャグチャですよ! ええとハンカチハンカチ……あった、はいどうぞ」

 

「う、うん……。ありがどう……チーン」

 

「あっ……いやそれはティッシュじゃ……」

 

「? どうしたの……?」

 

「あ、なんでも……というかそのハンカチ、あげます」

 

「?」

 

 涙を拭くつもりで渡したハンカチが鼻水まみれになったのを見て、立香がうげェと顔をしかめる。

 

「あっ、そういえばレフは! レフ・ライノールはどこに!?」

 

「……多分、あの瓦礫の下にいるわ。けれど……」

 

「まァ、倒れたでしょ。白ひげの攻撃をガードも無しにくらったんだから」

 

「―――いいや。アレはまだくたばってねェぞ」  

 

「え?」

 

「確かに殴った手応えはあった。だがヤツの気配が全く衰えねェんだ。いや、それどころか―――()()()()()()()()()()()()()()()」   

 

『白ひげの言う通りだ。レフらしき生命反応はまだ消えていない』

 

「いやいや、山を割るほどのパンチだよ。助かるワケが―――」

 

 

 

「はァ……はァ……!! 当然だろう……!! 心配には及ばん……!!」

 

 そんな声と共に瓦礫から出てきたレフ。

 

「!」

 

「レフ……!?」

 

「うっそォォ!!? アレをくらったのになんで生きてんの!?」

 

「フン、随分としぶてェ野郎だな」

 

「黙れ! 何者かは知らんが、たかが人間に飼い慣らされたサーヴァントの分際で……この私に……正統なる王の使いたるこの私に……!!」

 

 

 その姿は―――一言でいえばグロテスク。

 白ひげがブン殴ったであろう箇所は酷くひしゃげており、骨と肉がまるでミンチ肉のようにグチャグチャに混ざりあっていた。

 

 服装は所々破れ、四肢含め全身の骨があり得ない方向に曲がっており、血もダラダラと夥しく流れている。普通の人間ならとっくに死んでるレベルの悲惨さだ。

 

 だが、ヤツは相当なダメージを負いながらも生きている。この時点で白ひげ達は―――ヤツがその普通の人間では無いことを否応にも理解した。

 

 地に這いつくばりながら、レフが言う。

 

 

「……だが、もう遅い……! 未来は確定した。オルガの死の運命も、お前達人類の往く末も、もう変える事など絶対に出来ないのだからなァ……!!」

 

「!」

 

「そんなの、お前が勝手に決めるなよ! 未来なんて……誰にも分からないじゃん!」

 

「フン、弱い犬ほどよく吠える……まァいい。貴様らがなにをほざこうともこの結末は変えられない……!」

 

「なぜならこれは人類史による人類の否定だからだ。お前達は進化の行き止まりで衰退するのでも、異種族との交戦の末に滅びるのでもない―――」

 

 

「自らの無意味さに!! 自らの無能さ故に!! 我らが王の寵愛を失ったが故に!!! 過去も現在も未来も!!! なんの価値もない紙クズのように跡形もなく燃え尽きるのさ!!!」

 

 

 

 そう言い、レフは白ひげを激しく睨み付ける。

 

「さて、セイバーが消えた今、もうこの特異点にこれ以上留まる必要はないが……気が変わった。私にこれほどまでの屈辱を与えたそこのサーヴァントは断じて許せん。その罪、命を以て償わせてやろう……!!」

 

「フン。やれるモンならやってみやがれ、ハナッタレ小僧。まァ、生憎おめェみてェなヤツに殺せるほど、おれはヤワじゃねェけどな、グララララ」

 

「!! 一端の口を……!! ならばその余裕面……すぐに歪めてやる!!!」

 

「!」

 

「なに……アレ……!?」

 

『待て! なんだ!? この圧倒的な魔力数値の上昇は―――さっきのセイバーの比じゃない! 駄目だ皆! 今すぐ撤退を―――』 

 

 

「もう遅い!! 覚悟しろ、カルデアの残りカス共……!! 全員まとめて完膚なきまでにブチ殺し!! そこのバカ女と同じ道を辿らせてやる!!! この私―――レフ・ライノール・()()()()()がなァァ!!!」

 

 

 そう叫んだ刹那。レフの姿が異形なものへと変貌した。

 その姿は最早人間らしさを一片たりとも残していない。高く聳える巨大な柱。セイバーなど赤子にしか感じさせない程の禍々しいオーラを放ち、また全身に無数に点在する赤い眼球がギョロギョロと蠢き、より一層嫌悪感を引き立てている。

 

 これがヤツの本当の姿。

 

 かつて()()()()が従えたとされる―――七十二の悪魔の一柱である。

 

 

「……さァ、終わりの刻だ。恐れ戦き―――絶望するがいい!!!」

 

 

 

「絶望だと……? グラララララ!!! 恐れるに足らん!!!」

 

「―――おれァ、“白ひげ”だァ!!!」

 

 

 

 そうして、怪物同士の戦いが始まり―――その決着は、特異点の崩壊と同時につけられる事となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ―――そんな光景を、影から見つめる者あり。

 

 

「……ヴォハハハ、ブチ殺すとはバカげてやがる。てめェみてェな三下ごときが勝てるようなヤツじゃあねェんだよ。ま、せいぜい一生懸命足掻いて死にやがれ」

 

「そんで、どさくさに紛れてゲットしたコイツだが……正直要らねェな。願いなんてモンは自分の力で勝ち取ってこそ価値がある。それにおれの野望は……こんなチンケな器程度じゃ収まらねェよ」

 

 

 

「……だからくれてやるぜ。てめェにな」

 

 

 

 

 




次回で冬木編終了です。
なんか最後無理矢理終わらせた感じになってしまいましたが……決して手を抜いてるワケではないのでどうかご了承くださいませ。
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