Leo/needと幼馴染お兄ちゃん。   作:シグザール

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どうも、シグザールです。

今回からLeo/needのメンバー1人ずつ主役にして書いて行こうと思います!
最初はオリ主設定と、プロローグを書いて、それから本筋に入っていく予定です。
では、どうぞ!!




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天乃月 波志 (てんのつき なし) 性別:男
この短編の主人公で、天馬司、星乃一歌、天馬咲希、望月穂波、日野森志歩の幼馴染。
身長175cmで、両目の色が赤色、髪型はショートで、髪色は黄緑色。
波志の友達全員が「一度見たら忘れられない」と口を揃えて言うぐらい髪色が綺麗。
それに加えて顔が女の子っぽいのでよく間違えられる。
趣味は母親の形見のオカリナを吹くこと。
好きなものは音楽(ゲーム系)、ゲーム(中でも音ゲーが得意)、そしてお菓子作り。
中でもアップルパイが得意で、よくみんなと家で集まって食べていた。
性格を一言で言えば「頼れるお兄ちゃん」。
いつも優しくて、すぐに人を仲良くなれる。
でも頼られると全力で頑張ろうとするため絶対に何かやらかす。
(牛乳を取ってと頼まれたら物を掴んだ途端に足の小指を何かにぶつけて牛乳を落とす....など)

司とは互いに信頼しあう親友で、本人達曰く「2人なら何でもできる」とのこと。
志波曰く「僕が月で、司が太陽。」らしい。
でも司の唐突な行動にはいつも驚いている。

Leo/needのメンバー達とは一つ歳の離れた幼馴染で、引っ越しする前はいつも自宅で集まって遊んでたり、楽器を弾いてたりしていた。

Leo/needのメンバーからの印象は

一歌「頼りになる人。何かあったらすぐに来てくれて、安心できる。でも見てて危なっかしいかな。」
咲希「お兄ちゃんと同じくらい頼りになって、ほっくんのオカリナが好き!」
穂波「なんだろう.....逆に守ってあげないといけない、みたいな....でも尊敬できる人。」
志歩「何をどうやったらそんなに転けたりぶつけたりするの?全力で応えようとするのは尊敬するけど。」




しかし父親の転勤の都合で小学6年の卒業式当日に遠くに引っ越して行った。
その数日前に一歌、咲希、穂波、志歩、そして司と1人ずつ約束をした。
一歌との約束は「また一歌とミクの曲を聴いて、感想を伝え合う。」
咲希との約束は「また咲希が一番好きな曲をオカリナで吹く。」
穂波との約束は「またアップルパイを作ってみんなで食べる。」
志歩との約束は「またみんなと曲を演奏する。」
司との約束は「また絶対にもう一度会う。」






ちなみに一歌、咲希、穂波、志歩から告白一歩手前の言葉を引っ越し前にもらっている。


オリ主設定&プロローグ 

波志「今日から....か。」

 

 

前とは違う、制服を着ながら呟く。

 

今日からは神山高校、っていう学校に通う事になった。

前は違う学校.....ここに戻ってくるまでに通っていた学校は......

 

 

 

はっきり言って「最悪」だった。

 

最初はなんとか行けていたんだけれど、夏ぐらいから何かと嫌がらせを受ける事になった。

 

 

 

 

 

 

机の中に入れていたノートを捨てられたり、教科書に落書きされたり、

一番最悪なのが机に土がばら撒かれていたこと。

 

一応、先生には相談した。

その時、僕が一番信頼していた先生に。

それでも、何も変わらなかった。

 

 

 

 

そうして、なるべくして僕は高校を中退した。

 

 

 

 

 

 

今なら言えるだろう。

なんなら大声で言ってやる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「最悪学校おおおおおっっ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、心の中で叫んだことだし、学校に行こう!(豹変)

階段を降りて、お父さんに「行ってきます」とだけ伝える。

 

 

 

 

 

 

 

 

波志「行ってきます!」

 

 

お父さん「おう、いってらっしゃい。」

 

新聞を読みながら、そう言った。

 

玄関に向かって、進んで靴を履き、ドアを開ける。

 

 

 

 

 

 

 

外に出て空を見上げると、と、空はどこまでも青くて、雲が一切ない。

そんな空を見て、心がスゥー、となんだかスッキリした気がする。

 

 

 

波志「(司.....また会えるといいな。もしかしたら、学校一緒だったりして.....)」

 

そんな期待を持ちながら、今日から神山高校に向かって歩いて行った。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女子生徒B「今日転校生、うちにのクラスにくるらしいよ?」

 

 

女子生徒A「ほんと?」

 

 

女子生徒B「うん、なんでも遠い所からなんだって。」

 

 

女子生徒A「遠い所から?アメリカとか?」

 

 

女子生徒B「そうじゃなくて......」

 

 

 

 

 

 

 

 

司「(転校生か......)」

 

 

 

 

 

 

 

 

担任の先生「全員注目。今日から、このクラスに新しい仲間が入って来ました。どうぞ。」

 

 

 

 

そう言われて、ドアを開けて教室に入る。

そのまま進んで、黒板の前に立つ。

 

 

 

 

 

司「!」

 

 

 

 

波志「!」

 

 

 

 

一瞬だけ視線が重なった。

「また後で」っていうアイコンタクトを送っておく。

伝わるかはわかんないけど。

今は自己紹介。

 

 

 

 

志波「今日から一緒に勉強させてもらう、「天乃月 波志」です。趣味はオカリナを吹くことです。よろしくお願いします!」

 

言った後、お辞儀をする。

 

 

 

少しだけ、拍手が起こった。

 

 

 

 

 

 

担任の先生「席は......天馬の後ろが空いてるな。そこに座ってくれ。」

 

 

志波「わかりました。」

 

 

そう言われて、司の後ろの席に座る。

 

 

担任の先生「よし、じゃあ教科書開けてー......」

 

 

 

 

 

 

 

こうして、僕の新たな学校生活は始まった。

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

休み時間.....

 

 

司「波志、久しぶりだな!」

 

 

司が椅子に座りながら話しかけてくれた。

 

 

波志「うん、久しぶり。元気にしてた?」

 

 

司「ああ、もちろん!前にあったのが....」

 

 

波志「小学生の卒業式からだから....5年ぐらいかな。」

 

 

司「そんなにか!時間が経つのは早いな。」

 

 

波志「でも、早いからこそ、こうしてまた会えた。時間の早さには感謝しないと。」

 

 

司「そうだな....咲希が知ったら凄く喜びそうだ。」

 

 

波志「咲希は元気にしてた?」

 

 

司「最近、やっと学校に通えるようになって.....お兄ちゃんは......っ!!」

 

 

波志「はは.....」

 

 

 

 

 

 

 

 

司はそう言うと、少しだけ、というかかなり涙声になっていた。

しかし、咲希が学校に通えるぐらいになった、と聞くと僕も凄く嬉しくなった。

 

 

 

 

 

 

 

司「そうだ!オレの家で咲希にサプライズ、っていうどうだ?」

 

 

波志「サプライズ?」

 

 

司「ああ、玄関でオレと穂志が待っておくんだ。それで咲希が玄関を開けた時に....」

 

 

波志「い、いいけど....」

 

 

司「よし、授業が終わったら、オレの家に行こう!」

 

 

波志「お、おー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心の中で、「うん、司は変わってない。」と思った。

だって、僕の事を昔みたいに引っ張ってくれたから。

 

そして、授業はあっという間に終わり......

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

司「よーし、大体こんな感じでいいだろう!」

 

 

波志「.....やっぱり、オカリナ吹きながらっていうのは.....」

 

 

司「ん?その方が、一発でわかるだろう?」

 

 

波志「そうだけど.....「玄関でオカリナ吹いてる男の人」なんてこの世の中に居るのかなぁ....」

 

 

司「居なかったとしても、波志が一番に最初になったってことで自慢......」

 

 

波志「出来ないよっ!普通にみんなから引かれちゃうよ!」

 

 

司「あーちょっと!せっかくいい立ち位置だったのに!!」

 

 

波志「普通に部屋で待てばいいじゃん!」

 

 

司「いや、やはりここは....!」

 

 

 

 

 

ガチャ!

 

 

 

 

 

 

 

 

咲希「ただいまー!」

 

 

 

2人「あっ」

 

 

 

 

 

 

咲希「え.......?」

 

 

司「お、おかえり。」

 

 

波志「え、えーっと.... ひ、久しぶり?」

 

 

咲希「も、もしかして......ほっくん!?」

 

 

波志「う、うん。」

 

 

 

 

咲希「ーーー! 久しぶりーーー!!!!」

 

 

 

 

急に咲希が飛び込んでくる。

 

 

 

 

 

波志「ぐぇっ!!?」

 

 

 

飛び込んできた咲希によって、僕はそのまま床に倒れこんだ。

 

 

 

 

 

司「お、おい!?大丈夫か!?」

 

 

咲希「え、えっと!と、とにかく病院.....!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

波志「僕の生涯に.....一片の悔い無しっ.....!」

 

 

司「目を閉じるな閉じるな!まだ人生の半分も生きてないぞ!」

 

 

咲希「と、とにかく.....えっと、えーっと....!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く!

 

 

 




どうも、シグザールです。
プロローグ、如何だったでしょうか?
次回は本編に入るので、応援よろしくお願いします!
では、シグザールでした。




奏の話の続きは誰か1人ヒロイン回を書いてからにしようと思います。

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