手違い夢主の彼女たち   作:空下眼子

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ウキウキで書いたけど本編にねじ込めなさそうなので放出。
最初の以外はセリフに名前付きの台本形式。


番外編短編

──── ナクスチャンの怪しい日常 ────

 

 ナクスを眺めてて、気になることがある。

 

『ナクスって、腕、四本あったんじゃなかった?』

『悠仁くんに受肉したら消えた』

『腕の本数半分になったの、消えた、で済む?』

『今も時折、腕は二本しかないから、と悩むことはあるが、だいぶ慣れたな』

『生やせんの?』

『できなくはないが、私が表に出ている時に混乱しそうなので良い』

『俺が言うのもなんだけど、俺の体に腕生やしたらよくね』

『うーん、悠仁くんには極力ヒトのままでいて欲しいからな……』

『い、今更……!』

『細かく入れ替わる度に腕を再建するのは負担が大きい、かと言って悠仁くんに四つ腕で生活してもらう訳にもいかん』

 

『ん? 別に四つ腕の見た目が嫌な訳ではなく、人間社会で人間として生きていくのに不都合があるな、という話だぞ。服に袖もないし』

『袖は……ねぇな……』

『外に出る度にやんやと言われ、一生私の作った服しか着れなくなっても良いなら生やしても良いが』

『あー……、なんかそう言われると、今のままので良いわ』

『だろ』

 

 ナクス的には、快適に生きる為なら腕の二本くらいどうでも良いのか。

 

 ……?

 

 じゃあ、言われてる様な腕四本の巨漢の姿で生きてたとは、思えねーんだけど……。

 

 あ、怪しい〜!

 

 

 

 

──── デジモンセイバーズ(2006年) ────

 

五条 「女の子は素の身体能力的に仕方ない面もあるけど、術師には呪力強化もあるし、瞬間出力上げれば戦いとしては全然成立する筈なんだよね。なんたって最後に物を言うのはフィジカルだし、マサルの兄貴だって素手でデジモン殴ってたし」

釘崎 「誰よマサル」

五条 「大門大(だいもんまさる)の兄貴だよ、デジモンセイバーズ通ってないの?」

朱紅赤「スマブラで敵をハメ殺す女でも、放送時点で釘崎は三歳だぞ」

五条 「ごめん四歳でDODに夢中な女がいたから感覚バグってた」

釘崎 「教育に悪いとかの次元超えてるわよ」

 

五条 「僕なんか録画して観てたのにな」

朱紅赤「デジモンを観ているヒマがあったら夏油を見てやれば良かったものを」

五条 「レッドカード、言って良いことと悪いことがある」

 

 

 

 

──── 爆裂揉烏帽子 ────

 

五条 「ねーナクス、昔のこと、ホントに何にも覚えてないの」

ナクス「うん、そうだな。私自身の思い出は兎も角、エグすぎる災が毎日つづいて起こっていた時の話なら暗記しているのだが」

五条 「自分で起こしてたヤツじゃなくて?」

ナクス「アッ、すまん、……ちょっと待て、今歴史に齟齬が起きそうになった。今の発言は忘れてくれ」

虎杖 「だから言って良いか考えてから喋れって!」

五条 「いやめっちゃ気になるじゃん、平安て毎日地獄みたいな環境だったの?」

 

朱紅赤(糞尿の処理がお粗末だった上、死穢を恐れ過ぎるあまりに野ざらしの死体を片付けようという人間がいないせいで……。風呂に入りたくなってきた……)

 

※呪術廻戦は2018年の話。クソデカ羅生門は2020年爆誕。象くらいある蟋蟀、大好き。

※その辺にうんちや死体が落ちている最悪なたまごっちみたいな環境でも平安が長続きしたのは、洪水で衛生問題が強制リセットされていたからと言われている。

 

 

 

 

──── 五条先生絶対HUNTER×HUNTER好きでしょ ────

 

五条 「野薔薇、ハイこれ」

釘崎 「……HUNTER×HUNTER? 読めって?」

五条 「そ」

釘崎 「冨樫仕事しろ、のイメージしかないんだけど」

五条 「アハハ! みんな酷いよね〜! 彼、命懸けで仕事してるのに!」

釘崎 「随分推すわね……?」

五条 「冨樫先生、一級呪詛師だから」

釘崎 「 は ? 」

五条 「元々内容ヤバかったけど、『円』とか使い出した頃からシン・陰流の偉い人とか上層部とかに指名手配されててね。当然逃げ回らなきゃだから休載しまくりなワケ。まぁ僕ら特級はこんな質の良い教科書打ち切りとかあり得ないと思ってるから、パンピーに被害ないでしょってスタンスでしらばっくれて放置してるんだけど。あっ、そういうの抜きでも普通に面白いから絶対読んで。全員グリードアイランド編履修したらスロー組み手やるからヨロシク」

 

釘崎 「 は ??? 」

 

 

 

 

──── ~ マッドネスクッキング 鉄サプリのイカ墨パスタ篇 ~ ────

 

虎杖 「えーと、本日は、ナクスの希望によってマッドネスクッキングをしたいと思います。品目は『鉄サプリのイカ墨パスタ』です」

五条 「悠仁先生、マッドネスクッキングとはなんでしょうか」

虎杖 「バカの料理です」

五条 「はい、ありがとうございます。では次にナクスさん、早速材料の紹介をお願い致します」

 

【材料】

 ・パスタ(5分以上茹でる太さがおススメ)

 ・玉ねぎ

 ・柔らかめのイカのおつまみ

 ・調味料

  ├>・カプセルタイプの鉄サプリ(1人前に対してサプリ1日分)

  ├>・紛粒タイプのコンソメの素

  ├>・クレイジーソルト

  ├>・胡椒

  └>・お好みでにんにくや唐辛子

 ・茹でるための水

 ・オリーブオイル(サラダ油でも可)

 

五条 「今さらっと僕には理解できない材料が流れましたが、解説して頂いても宜しいでしょうか」

ナクス「どれだ?」

五条 「鉄サプリです」

ナクス「その辺の薬局で買える鉄分補給の為のサプリだ。こういったカプセルタイプのは引っ張ると開く。これの黒い粉を使ってイカ墨風にする」

五条 「イカレてますね!」

ナクス「それほどでもない。意外と食えないことはない味だ」

虎杖 「そんな美味くはないんだ?」

ナクス「慣れればそれなりだ」

五条 「ありがとうございます! では早速マッドネスクッキング、始めて行きましょう!」

 

【手順】

 ①玉ねぎを適当に切る

 ②パスタと玉ねぎをフライパンで茹でる

 ③パスタと玉ねぎをザルに上げて湯を捨てる

 ④フライパンへオリーブオイルを引いてパスタと玉ねぎ、イカのおつまみを入れる

 ⑤水分が飛ぶ前に調味料を全てぶち込む

 ⑥味見をしつつ全体に馴染むよう混ぜて焼く

 

  ~ 完成 ~

 

五条 「鉄サプリ以外の分量が一つも分かりませんでしたね!」

ナクス「目分量でやれ」

虎杖 「当たり前みたいに三人前作ったけどこれ俺も食べんの?」

ナクス「寧ろ食べないのか?」

虎杖 「……ひとくちだけって、アリ?」

ナクス「まぁ食え、ダメだったら私が処理する」

 

「「「いただきまーす!」」」

 

虎杖 「あ……意外といけ、るかも?」

ナクス「だろ」

五条 「ナクスさんは何故これを作ろうと思ったんですか?」

ナクス「イカ墨パスタが食べたいと思ったがイカ墨がなかった」

五条 「黒いものといえばと考えて鉄サプリだったワケですか」

ナクス「うん」

虎杖 「サプリ買うならイカ墨買っても良かったんでは……?」

ナクス「思いついたからには試さずにいられなかった」

五条 「毎日が楽しいバカですね!」

ナクス「それほどでもある」

 

  ~ 中略 ~

 

虎杖 「うーん、ずっと食ってると段々溜まってきて口の中鉄の味しかしなくなる」

ナクス「残すなら私が食べるぞ」

五条 「両手で同時に食べてるの凄い光景。面白い体になったね」

虎杖 「しょうがないじゃん、口が二つあるんだから」

 

虎杖 「五条先生は味平気?」

五条 「まぁ一般に言う『美味しい料理』じゃないけど全然食べられるしいけるいける」

虎杖 「すげー」

 

  ~ 中略 ~

 

五条 「よし、じゃあ食べ終わったしご馳走様ってことで動画止めるね」

ナクス「寧ろまだ撮っていたのか」

五条 「食べきらないで動画終わって捨てたと思われるの嫌だし」

虎杖 「先生突然育ちの良さ出してくる」

五条 「いやこれは実家じゃなくて傑の……まぁ取り合えず先にこっち止めよ。以上、マッドネスクッキングでした~!」

 

 




もちろん鉄サプリのイカ墨パスタは実際に作って食べたので、食レポのリアリティには自信があります。
実食した口で言うのもなんですが、もし再現する場合は鉄分取り過ぎにならないように注意してください。

見た目参考↓

【挿絵表示】

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