Dr.Monster~科学でモンスターの謎を暴け~ 作:アママサ二次創作
モンハン世界をゲームとしてより世界観とか異世界として好きなので、モンスターの素材なんかを千空が調べて利用して村、街を作っていくのとかめちゃくちゃ面白そうだななんて思っちゃいました。
その日人類は石になった。
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3000と700年ほど。全ての人類が石化してから地上に人類の姿は無く。
変わって竜達が生態系の頂点として君臨し、自然の中を歩いてきた。
そんな中に。今。
1人の男が、目を覚ました。
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バラバラリと。そんな音が聞こえそうな様子で視界が開け。続けて、3700年の間感じなかった外気に触れる感覚が手の先から伝わってくる。
(破れたか。元気に叫びたいところだが……最優先は現場の保全だ。俺の体自体が、この現象の謎を解く鍵になる)
3700年間。カウントを途絶えさせる事無く意識を保ち続けた石神千空は、目を覚ましてすぐに、自分の石化していた場所とその周囲を保全しようと体を起こし。
あるものを目にして一瞬動きを止めた。
(なんだ? 沈み方からして足跡か? いや、ありえねえ。んなことより現場の保全だ)
千空が目にしたのは、彼の石化していた場所から2メートルほど離れた場所にある巨大な跡。千空の身長ほどある大きな跡が地面に出来ていた。目に見える範囲で2つ。連続して出来ているそれに一瞬ありえない想定が浮かぶが、それを振り払って千空は自分の倒れていた場所を石で囲い、石片を一箇所に集めておく。
そこまでしてようやく、先程見つけた気になるものに再度視線をやり、今度は近づいた。
下生えの向こう側に隠れて見えなかったが、2つ連続しているように見えたそれは2つどころではなく。右から左までずっと続いている。
(おいおい何だこれは。等間隔に出来た跡。左右に離れてるとこから見て四足動物なのは間違いねえ。だが、なんだこのサイズと形状……見たことねえ)
今現在千空のいる日本で考えられるとすれば、大型の動物は熊。それに動物園から逃げ出したものが生き延びたと考えれば象とキリン。
今目の前にあるその足跡は、そのいずれとも違い、また大きすぎた。
(20、いや15メートル……そんな生物が出現したのか? 進化、いや突然変異か)
なんにしろ。
「唆るぜこれは」
石化の謎もそうだが。3700年の間に自分の知らない生物が出現しているらしい。それが千空の好奇心を掻き立てた。
とりあえず探すべきは水辺。だが。目の前の足跡は新しい。一瞬の思考の末千空は、目の前の足跡を追うことを選んだ。
足跡を追って森を抜けつつ、途中で蔦を引きちぎって腰に巻く。
(んあ? んだこの木……植生が変わったのか? つか見たことのねえ植物が多いな)
足跡追って15分ほど。
10メートルほどの崖の下。それは、千空の視界に飛び込んできた。
(あー……こりゃ夢だな)
広い背中は白い毛に覆われ。体表は四肢や胴体から見て青色なのだろうが、その上を全体的に黄色い棘のようなものが覆っている。体を丸めているのでわかりづらいが、おそらく頭部である部位には一対の黄色い角。さらに尻尾が太く非常に長い。
千空の知っている動物とは様々な点で異なる特徴を持つ巨大な何か。
(ってふざけてられねえな。こんな生物がいるんじゃあ……)
目の前物理的にありえないとかいった考えは非合理的である。いるならばいるとして考えるのが千空のやり方だ。
そんな生物を見下ろしている千空は、冷静さを失っていた。それも仕方が無いことだろう。永遠とも言える時を数え続け意思を保ち。目を覚ましてみればこれである。
だから気付くことができなかった。
生物が進化して目の前の何かが生まれたのだとすれば。
それが1体ではないということに。
上から巨大な何かを見下ろしながら思考していた千空をこれまた巨大な影が覆う。そして、気を抜けば飛ばされてしまいそうな風が吹き付けた。
「なんっ……!」
飛ばされないように体を低くしながらも振り返った千空は、そこでまた信じられないものを目撃する。
崖の下にいる存在することすら信じられないような何かとほとんど同じ大きさの赤と黒の何かが。
翼を広げて千空の頭上を飛んでいるのだ。
「嘘だろ……! そのサイズで飛ぶのか……!」
それも滑空するのではなくしっかりと羽ばたいて飛んでいる。そのありえない姿に呆然となる千空に対して。
未知の存在を見つけた空の王者は咆哮を上げた。
『GrrGHYAAOOO!!』
筆舌にし難い大爆音。虎やライオン。かつての世界で肉食生物の頂点にあったやつらが可愛く思えるような咆哮。その大音響に千空も思わず耳を抑え、体を丸める。
そこで、千空の命は終わった。
かに思えた。
「戦って……? ってそれどころじゃねえ!」
今のうちに少しでも遠くへ逃げなければ。そう考えた千空は、目の前の恐ろしくも興味深い戦いから目をそらし、崖沿いに2匹から距離を取って走り始める。転ばないように慎重に、けれど少しでも急いで。
あの瞬間。体を丸めた千空に対して赤いワイバーンがその鉤爪を使って襲いかかったとき。
直前の咆哮で目を覚ましていた崖下の何かが崖を飛び上がり、空中にいる何かに対して体当たりを敢行したのだ。そしてそのままもみ合いとなり、格闘戦を始めた。
その振動と音を背中に感じつつ、千空はそこから逃げ出したのだ。
ものづくりの描写に関して。 原作のドクターストーンでは、作者様が非常にうまいことものづくりの細かい描写を省いています。そしてその適度さもまたドクターストーンの魅力だと思います。そう考えた時にこの小説における細かい描写は邪魔になったり鬱陶しいものになるんでしょうか。みなさんの意見を聞きたいです。
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細かい原理はいらない(〇〇を作るで十分)
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細かい原理もほしい。
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多少細かくほしいが厳密さはいらない
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うまいこと考えろ