本編どうぞ
最高峰の進学校の運命なのだが、授業のペースが以上に速い。そのため家での予習が欠かせなくなるわけだ。何が言いたいかと言うと真冬は休みだからと言って気が抜けないわけだ。
土曜日、午後1時という眠気が襲ってくる時間ですら真冬は自分を追い込む。
「はああ…休憩したい……。でもやらなきゃ……」
ピンポーン
「あれ?誰だろ……。」
扉を開けた先には
「真冬くーん!真冬くんの彩ちゃんだよ!」
軽装でショートパンツの彩が満面の笑みで真冬を訪ねた。
「彩さん!?ど、どうしたんですか……?」
「真冬くんに会いたくなっちゃったの……ダメかな…?」
「ぼ、僕は大丈夫ですから!涙目にならないでほしいなぁ…」
「ホント!?ありがと~!ギュー!」
「エヘヘ(*´∀`)♪ギュー。」
真冬の体が彩の体にすっぽりと収まる。こういうやり取りの有益さはやっている本人達にしか分からない。言葉で言い表せないが絶対必要な行為に他ならない。
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リビングの小さいソファーに座って交流スタート。
「それで彩さん、今日も僕に会いたかったんですか?」
「それもあるんだけど…今日はね、」
「?」
「真冬くんをリラックスさせに来ました!」
「僕を…リラックス?どういうことですか?」
全く話が見えてこずにポカンとした真冬に彩は返答する。
「だって真冬くん、最近すごく疲れているのが顔に出てるんだよね。きっと勉強で自分を追い込んでるんでしょ~。ほっぺツンツン!」
「ちょっ…くすぐったいですよ……それで、そんなに顔に出ていたんですか?」
「うん。勉強で追い込んでいますって顔に書いてあったよ。真冬くん、自分に厳し過ぎるところあるからね~。」
「そんなに見え見えだったんだ…」
「自分に厳しすぎるのもあまり良くないことだよ。だから今日はお姉さんが真冬くんを甘やかしに来たよ!いーっぱい甘えてね!」
「彩さんに……甘える?」
「緊張しすぎだよ?リラックスしなくちゃ。じゃあまずは私の膝の上にのって!」
「はい……失礼します……」
「じゃあ肩揉んであげるね。」
「お願いします…」
「わっ!すごく肩こってるね。」
「そんなに驚きますか?」
「うん。この固さはなかなか手強いね。長時間勉強してたのが目に見えて分かるよ。」
「気付いたら凄い時間が経っていたってこと、結構あるんですよね…。」
「どれくらいやってるの?」
「15時間くらい…」
「そんなにやってるの!?確かに肩がこるのも分かるよ…。じゃあ、もっと力入れなきゃ!」
「彩さんこそ、あんまり無理しないでくださいね。」
「真冬くんは優しいね。でも大丈夫!このままほぐしていくよ~!」
3分後…
「ふにゃぁ……気持ちぃぃ……」
「段々骨抜きになってきたね。」
「彩さん、マッサージ上手なんですね。」
「エヘヘ。真冬くんのためにちょっと練習したの!」
(なんだか嬉しいな…彩さんて、僕の理想の彼女だなぁ…)
「じゃあそしたら、今度は180度回って私の方を向いて。」
「えっと、こうですか?」
「そう!じゃあいくよ~?」
「な、何するんですか…?」
「ほっぺをうりうりする!」
「え?」
「うりうりうり~!」
「ちょ、ちょっと彩しゃ~ん!く、くすぐったいれしゅよ~!」
「あはは!真冬くんのほっぺを弄るのたのしーい!」
「彩しゃ~ん!」
「真冬くんのほっぺ柔らかくて気持ちいいなぁ……」
「こうなったりゃ…」
「え?」
「えい!」
「ひゃん!真冬くん!くすぐったいよ~!」
「エヘヘ、さっきのお返しです!」
「やったな~!」
「ムゥゥゥ……負けまふぇんよ~!」
「むぎゅぅー」
「むぎゅぅー」
そんな二人の頬のつねり合いはそこそこ長く続いた。
適度に疲労が溜まった10分後
「はあー!楽しかった!」
「はあ…はあ……」
「真冬くん大丈夫?やりすぎちゃったかな……」
「大丈夫!彩さんとのスキンシップ、楽しいです!」
「やっぱり真冬くんはかわいいなぁ…笑顔がホントにかわいいの。」
「そ、そうなんですね……」
「そんな笑顔を私、一人占めできるんだもん。そんな嬉しいことはないよ!」
「僕も……その……」
「ん?」
「彩さんみたいなかわいくて優しい人、見たことがないです!//彩さんを一人占めできるこの時間が大好きなんです!///」
「すごく恥ずかしい…///」
「彩さん、何か言いましたか?」
「え!?ううんなんでもないよ!そ、そしたら仕上げだね!」
「仕上げ?まだ何かやってくれるんですか?」
「うん、真冬くんには快眠が必要だからね。私がそのお手伝いをするよ!」
「そんなに僕疲れてるんですね…」
「もう顔を見たら一目瞭然だよ。多分、いつもの睡眠が良くないと思うからね。ちょっと毛布借りるね。」
「はい……」
すると彩は上体を少しだけ浮かせてソファーに仰向けで寝転んだ。寝転ぶと彩は真冬に腕を広げた。
「?どういうことですか?」
「分からないの?私の胸の中においで。」
「彩さんの…胸に……」
「そうだよ。ぎゅってしてあげる。」
日頃の疲れが蓄積している真冬にはそこが楽園に見えた。もう真冬がとる行動なんて一つしかなかった。
「じゃ、じゃあ…失礼します…」
「そうそう。胸に顔を埋めたら真冬くんの腕を私の腰に回して。」
「こ、こうですか…?」
「上手上手!」
「僕赤ちゃんじゃないですよ……」
「後は毛布をかけて、っと……これでOK!」
「……」ドキドキ
「真冬くん、緊張してるの?心臓がドクンドクンって言ってるよ。」
「ご、ごめんなさい!嫌ですよね…」
「ううん、嫌じゃないよ。私も緊張してるの分かるでしょ?私の胸から心臓の音が…ね。」
「は、はい……」
「緊張してたら眠れないよね…じゃあ真冬くんが眠れるように頭、撫でてあげるね。」
「お願いします………//」
「ナデナデ。」
「……」
「ナデナデ。」
彩の柔らかさと優しさが真冬を包み込む。あれだけ緊張していた真冬が終いには…
「……」スー、スー
「寝ちゃった。やっぱりかわいい。」
「……」スー、スー
「絶対私が真冬くんを守ってあげるからね。」
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