気付けば僕には年上の彼女がいた   作:zennoo

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新たにお気に入り登録してくださった一名の方、藤木真沙様
ありがとうございました!藤木真沙様には☆9の評価もつけていただきました。本当にありがとうございます。
藤木真沙様って現在進行形でラブコメ書いていらっしゃる方ですよね。この方のパクりになってるんじゃないかって内心焦っています。
しかし、こうして作家さんにお気に入り登録していただけるのもまた嬉し。
本編どうぞ


夏休みに突入した感じです

暑い体育館の中でひたすらに校長先生の話を聞き続ける真冬。他の生徒達もそうしていていつの間にか我慢大会が始まっていた。

 

 

(耐えるんだ……これを耐えたら僕には……!)

 

 

夏服とは言えこの夏の猛暑を耐え抜くというのは誰にとっても厳しいもの。普段なら根をあげているのだが今回ばかりはそうもいかなかった。

 

 

「以上で一学期終業式を終了します。生徒は速やかに教室に戻ってください。」

 

(はあ……後ちょっとで学校が終わる…!)

 

 

教室にて

 

 

「よっしゃあああ夏休みだ!」

 

「大胡君……すごく嬉しそうだね……あはは…。」

 

「そりゃそうだろ!だって高校生の夏休みといったら青春するしかねえだろ!この夏休みで絶対彼女作ってやる!」

 

「気合いがすごい……」

 

「真冬はこの夏休みどうするんだ?勉強漬けか?それとも……クッ……」

 

「?」

 

「例の年上お姉さん系彼女とイチャイチャするのかぁぁぁ!?」

 

「えっと……それは……ど、どっちもだよ!学年トップは維持したいか勉強はするんだけど…」

 

「だけどなんだ!?やっぱりキャッキャウフフするんだろ!?」

 

「そこまでしないよ……」

 

「まあいい、いつか真冬を見返してやる!」

 

「あはは…あれ、電話だ。ちょっと待ってて。」

 

「お、おう。」

 

「もしもし……彩さん?どうしたんですか?……え、ありますね…はい、え?良いんですか!?はい!行きます!ではまた後で!」

 

「満面の笑みでどうしたんだよ…」

 

「彩さんが一緒に夏祭り行こうって誘ってくれたの!浴衣で来てねって。それでね……あ。」

 

「真冬…てめえ…」

 

「ご、ごめん…」

 

「非リアの前でそれ言うかぁ!?なあ!しかも浴衣デートかよ羨ましい!」

 

「わ、悪気は無かったんだよ…ごめん!」

 

「ま、まあいいぜ。俺は非リア組全員と行くからな。真冬より満喫してやる!」

 

「そ、そっか…。」

 

「じゃあな!」

 

「うん…バイバイ…」

 

 

終始苦笑いの真冬。対照的に終始アツい大胡。はたして夏休みはどうなることやら…

 

 

「年上で包容力がある彼女を持つなんて真冬もやるようになったな…クッソオオオオオオオオ!!彼女ほしいー!!!」

 

 

大勢が集まる生徒玄関で叫ぶ大胡。多くの人の耳には入ったが誰の心も打たなかった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ルンルン気分でマンションに帰ってきた真冬は自宅にはいるとそこには…

 

 

「あ、真冬くんおかえり!」

 

「彩さん帰ってたんですね!ただいま帰りました!」

 

 

合鍵で家に入っていた彩がいた。言葉を出さずともルンルン気分なのが顔から分かる。

 

 

「真冬くんは今日から夏休みなんだね。」

 

「はい。宿題が少ないとは言え勉強しないとあっという間に抜かされそうですけどね。」

 

「だからって無理は禁物だよ?真冬くん、すぐ肩に力が入っちゃうんだから。」

 

「はい…気を付けます。」

 

「去年は私達受験で大忙しだったもんね。今年はいっぱい思い出作ろうね!」

 

「はい!僕も楽しみにしてます!」

 

「いつもより真冬くんと長く居れるのか~。はあー楽しみ!」

 

「エヘヘ、あ、そうだ。僕この夏休みでやらなきゃいけないことがあるんです。」

 

「やらなきゃいけないこと?何かあったっけ?」

 

「僕の…失った記憶を取り戻します。」

 

「えっ…」

 

 

真冬のその発言はさっきまで笑顔だった彩の表情を一瞬にして凍らせた。しかし一度真剣になれば止まらない真冬に彩の表情はどう写っているのだろう。

 

 

「夏休みが終わるまでかなり時間があります。今度こそ…僕は彩さんとの記憶を取り戻します。忘れたままなんて嫌ですから!」

 

「真冬くん…」

 

「ごめんなさい、いきなり真剣な話しちゃって。話の腰折っちゃいましたよね。」

 

「う、ううん大丈夫だよ!さっきも言ったけど無理しないでね。」

 

「は、はい!」

 

「他に夏休みで予定とかある?」

 

「あ、8/13に一度実家に帰省することになってるんですけど…彩さんも一緒にどうですか?」

 

「わ、私!?」

 

「はい、父に彩さんのことを改めて紹介したいんです。どうですか?」

 

「……」

 

「彩さん?」

 

「ごめん真冬くん!その日予定もないし行こっかな~あはは…」

 

「ホントですか!?ありがとうございます!」

 

「うん…何気真冬くんのお父さんと会うの、これが初めてなんだよね…」

 

「そうなんですか。ごめんなさい、そこのところうろ覚えで。」

 

「気にしなくて良いよ。じゃ、私浴衣に着替えてくるから真冬くんも着替えてね。」

 

「あれ?そういえば彩さんて自前の浴衣持ってましたっけ?」

 

「真冬くんのために買っちゃったの。楽しみでつい!」

 

「そうなんですね。じゃ、後で会いましょう。」

 

「うん!また後でね!」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

彩の家にて

 

「大変なことになったな……。出来れば記憶を取り戻してほしくないけど……どうすれば良いのかな……」

 

 

喜びと憂鬱が混じった彩。

この夏で二人の運命は大きく変わる。




今回はイチャラブが少なかったですが次話は夏祭り編です。しっかりイチャラブさせます。
読了、ありがとうございました!
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