ボーダーは変わり者と人が多い所だから僕を見つけてくれて、友達になってくれそうだという理由で入りました。後悔はしてません。 作:ガイドライン
どうも。
新連載ですけど、気まぐれです。
また長期間空いて消滅するかも。
ただアニメ見て「あっ。ここにハジメを入れて友達を作るために奮闘する姿がみたい」という欲のためだけです。
気が向いたら中途半端でも完結するかも??
そんな作品ですので気軽に見てね。
では、どうぞ。
「さて、どうしようかな……」
"ボーダー"とは防衛機関のこと。
近界民の侵攻に対抗し、「こちら側の世界」を守るために設立された民間組織。近界民の技術を独自に研究し、その侵略行為から街を守る事を主な業務としている。
そんなところにまるで初めて入る高級ホテルの前に立ち「ここに入るの!?」みたいにおどおどしい、ということもなく気楽にボーダー本部の入口前で立ち尽くしている少年がいる。
「なあなあ!ボーダーに入ったらどうする!?」
「そりゃA級を目指すだろう!」
「んな簡単になれるか!!」
「私、嵐山さんに会ってみたい!!!」
「私も!!」
立ち尽くしているのに誰一人その少年を
ボーダー入口へ進む進路ど真ん中に立っているのにも関わらずに
その流れに乗ってハジメもボーダー本部の中に入ればいいのだが
「見えないなら、意味ないよね」
と、一向にその場から動かない。
そして数十分間が立ち、ボーダー本部へ入る者達はいなくなりそこにはハジメしかいなくなっていた。
「さて、どうしようかな」
ボーダーに入る。
それは確かに試験などを受けて受からないといけないが、まず
ハジメはまずそれをクリアしないといけないのだ。
「試験を受けられない場合の対策も書いてほしいな」
…………書いてあるはずがない。
………………………………………………
半年後。
またボーダー入隊試験の日がやってきた。
しかし、未だに誰もハジメを見つけられない。
………………………………………………
一年後。
立ち尽くしている。
………………………………………………
一年半後。
まるでそこに生えているかのようだ。
………………………………………………
………………………………
…………………
………
…
「もうーなんで本部にいかないといけないのよ!!」
「すみません。まだ荷物が残ってまして」
「それにたまにはいいじゃないか」
「それはいいけど……私が荷物持ちってのが気に入らないの!」
「でも今日逃すと、俺の荷物、全部質屋に持っていかれるですよ」
「えぇ!!そうなの!?」
「本部に荷物を一週間。同じ場所に置いておくと掃除のおばさんが勝手に質屋に持っていくんです」
「し、知らなかった……えっ!ちょっともう一週間過ぎてない!!荷物本当にあるの!!?」
「ちゃんとありますよ。嘘ですから」
「………………ッッ!!!??鳥丸ッッ!!!!!!」
「落ち着け小南」
まるでコントをやっているかのように三人組が本部へ向かって歩いてきていた。
玉狛第一の木崎レイジ、小南桐絵、烏丸京介。
烏丸が本部から玉狛支部に移動して一週間以上経ったある日のこと。
そしてその日はボーダー入隊試験日でもあった。
「よく見ろ。周りはこれからボーダーに入るかもしれない人がいるんだぞ。ここで良いところを見せたほうがいいだろう」
「確かに……後輩になるかもしれないわね」
レイジの言葉を受けて鳥丸への攻撃を止めた小南。
玉狛支部であり訓練に来たわけでもないので私服である三人組は、周りからしたら関係者なのかな?という感じ歯科映っていなかった。
それでも後輩になるかもと言われて身を引き締める小南。
「大丈夫ですよ。こっちは本部に入るんですから。基本的に僕達と関わることはないですよ」
「でも後輩になるんでしょう!ちゃんとしてないと笑われるわよ!!」
「そうかもしれませんが、いままで直で後輩がいた事あるんですか??」
そう言われてぐうの音もでない小南。
確かに玉狛支部で訓練は出来る。本部にいって訓練することだってある。しかし直で誰かを教える。それこそ"後輩"として教えたことはなかったかもしれない。
「い、いいじゃない!!もしかしたら玉狛に入ってくれる人もいるかもしれないし!!!」
「そんな奇特な人いるんですか??」
「ブーメランになってるぞ鳥丸」
「それだとまるで玉狛がおかし…イタッ!!!」
後ろ向きに歩きながらだったために誰かにぶつかってしまった小南。思わず尻もちをついた小南はお尻を擦りながらぶつかった相手の方を見ながら
「ちょっと!!!よそ見なんてしてるんじゃ………あれ??」
そこには誰もいなかった。
確かに誰かに当たったはずなのに、電信柱とかではなく、人と接触した感触があったのに。
「何してるんだ小南。一人でに倒れて」
「ねぇ!!ここに人がいたわよね!!!!」
「何言ってるんですか小南先輩」
「いたわよ!!そうじゃなきゃ私が転ぶわけがないでしょう!!!」
「………なるほど。それほど疲れていたんですね。
すみません。今日はやめて帰りましょう」
「なんで私が可愛そうな子になってるのよッ!!!??」
しかし本気で小南を心配したのだろう。烏丸と木崎二人では小南を挟んで腕を取り無理矢理本部から離れることにしたのだ。
「今日の当番、変わってやるよ」
「帰ったらマッサージさせていただきますね」
「待って!!私、疲れておかしなことを言ってるわけじゃないのよーッッ!!!!!!」
しかしそんな言葉が二人に届くこともなく玉狛支部に戻ることになった。そして小南が誰かに当たったと思われた人物。もちろんそれはハジメであり
「…………見つけた」
誰にも聞こえない声を発してまたハジメは姿を消した。
こんな感じで書いてみましたけど雰囲気合ってる??