ボーダーは変わり者と人が多い所だから僕を見つけてくれて、友達になってくれそうだという理由で入りました。後悔はしてません。 作:ガイドライン
どうも。
ここからしばらくは本編から外れてオリジナルです。
遊真や千佳、ハジメが入隊するでの事を描いていきます。
どれぐらいかは……まだ未定ですね(笑)
もう気分で書いてるので許してね!!
あと①は次回も続けて投稿ではなく、またそのタイトルでいずれ書きます。みたいなやつなので。よろしくです。
では、どうぞ。
「な、なんだこれはッッ!!!!?」
「……うわぁ……」
驚いている鬼怒田とドン引きしている小南。
いまは本部でハジメのトリオンを調べようと来ていた。
検査機器をハジメに繋げて調べようとしたのだが、発動と同時に検査室にある機器全てがストップ、停止してしまった。
「あぁ…やっぱりダメでしたか」
「こうなると分かっておったのか!?」
「もしかして、程度ですけど。
初めて触る機械とか、いつも止まるんですよね」
「それを早く言わんか!!!!!」
いやいや。ハジメが来た途端に「調べるぞ!!」と強制的に引っ張ったのは鬼怒田なのに……
「あれ??でもトリガー使用したときはなんとも無かったわよね??」
「それはオッサムや小南先輩が持っている"トリガー"なら安全だ。というのが作用していると思います」
「………よくわからないトリオンね……
要はハジメが安心出来るものなら問題ないということなの??」
「恐らくは」
「ともかくだ!!これでは調べようがないぞ……」
せっかく来たというのに何もなしでは来た意味がない。
それならとハジメは
「僕が使っているトリガーにどんな作用があるか確認しますか??」
「……そうだな。資料だけでは分からんこともある。
よし、今すぐに訓練室に入れ!!」
息を吹き返したように元気が戻った鬼怒田。
そして小南も「ったく…」とため息をついていた。
…………………………………………
「よし!今日はここまででいいぞ!!!」
「やっと終わったー!!!」
それから4時間ぶっ続けでハジメのトリオンがトリガーにどんな作用を及ぼすか確認を行った。疲れているのはハジメの方なのに背伸びしているのは何故か小南だった。
「明後日も同じ時間だからな!」
「えぇー!!」
「お前には行っとらん!!大体もう一人で来れるだろうが!!!」
小南の反応は確かにおかしい。
これだと次回もついてくる気満々だろうが、すでにトリオン体なら周りの人に確認出来ると分かったので武装しなければいいだろうと鬼怒田からもお墨付きをもらった。
「分かりました」
「では帰っていいぞ」
ということで部屋から出た二人だったがどうも小南が不機嫌な様子であり
「どうかしましたか??」
「なんでもないわよ」
「でも、なんかむくれてませんか??」
「気のせいよ!!!」
やっぱり不機嫌である。
なんでなのか分からないが、分からないからこれ以上は言わないほうがいいだろうとハジメも黙ってしまった。
(………………なによ………)
小南もなんで不機嫌になっているのかよく分かっていなかった。ただなんとなくムカついたのだ。
そんな感じで会話もなく、なんとなく総合訓練室へ向かっている途中、自動販売機に一人の女性が飲み物を買っており、その女性がこちらを見ると
「あら、こんなところにいるなんて珍しいじゃない」
「加古さんッ!!」
どうやら知り合いらしいくちょっと不機嫌だった小南がスイッチを入れ替えたかのように明るさを取り戻して加古に近づいていく。
「加古さんも珍しいんじゃない。あんまりこっちに来なかったわよね」
「そうね。たまには有望な"K"を探そうかと思ってね」
「まだやっていたんだ……」
「私的には桐絵ちゃんが欲しいところなんだけどね」
「だから私は玉狛支部から離れる気はないって」
「ふふふ。そうね。でも欲しいのよね……うん??」
そんな会話をしている小南と一緒にいたハジメがそこにいなかった。どこに行ったのかと周りを見渡すが見当たらず
「ねぇ桐絵ちゃん。さっきまで一緒にいた男の子は…」
「えっ??あれ、ハジメのやつどこに……」
「ここですけど」
「きゃあああぁぁぁッッ!!!!」
背後から話しかけられた小南は思わず飛び上がり加古にしがみつく。いつの間にかハジメは小南の背後に回っていたのだ。
「脅かすんじゃないわよ!!!!」
「いや、さっきから声かけていたんですけど……
どうやら小南先輩が僕を意識しないと見えなくなるみたいですね………」
「いや、だとしても背後に回る普通……」
ったく、とさっきまで話せていなかった二人はいつの間にか元に戻っていた。そしてハジメを見た加古は
「新人さん??」
「え、えぇ…まだ正式に入隊してないけど、今度玉狛支部に入る」
「時崎 一です」
「そう。私は加古 望よ。小南と同じA級隊員よ」
………………………………………
「どうぞ」
「ありがとうございます」
「ありがとうございます」
加古からジュースをご馳走になる二人。
入隊もしていないハジメがどうして小南と一緒に本部に来ているのか気になりそこを話すことになった。
すでにA級チームの隊長にはハジメの存在とトリオンについて話が回っている。誰もその話をすぐに信じられずにいたが
「私は信じていたわよ。そんな面白いトリオンがあるなんていいじゃない」
「加古さんはそういうの好きですよね……」
「それに目の前で突然消えるのを見せられたら疑いようがないじゃない」
信じてはいたが納得いかない。という感じな加古に目の前で霧が晴れたかのように消える所を見せたハジメ。それで一気にハジメに興味を持ったようだ。
「それで戦闘のほうはどうなの??」
「それが私もよく分からなくて……」
「まだ訓練していないの??」
「じゃなくて、迅が隠れて訓練してるから……まだ私もよく分からなくて……」
今のところ基本的なことだけを教えてもらっているハジメ。
それでもどう動く、どうトリガーを扱う。程度だとハジメは思っているのだが
「なら、私とやりましょうか??」
「えぇ!?か、加古さんッ!!!!??」
「迅くんにはナイショよ。さぁ、付いてきて」
いきなりのことで小南がどうしようかとパニクっているのに対してハジメは分かりました。と加古の後をついて行きだした。
そして着いたのは加古隊の作戦室。
作戦室にはその隊専用の訓練室があるのでそこでやろうという話なんだろうが、その作戦室に入るやいなやそこにいた女の子に加古がこう話しかける。
「双葉。これから訓練室を使うから用意してもらって」
「は、はい!!」
突然のことで何が起きているか分からない黒江双葉。
しかし隊長からの命令に素直に聞く双葉は入ってきた小南と見たことのない少年が一体何の用なのか聞くことも出来ずに部屋の奥にいるだろうオペレーターに話に向かった。
「そういえばトリガーは何が使えるの??」
「入れているのは弧月とスコーピオンだけですね」
「そう。なら私はハウンドしか使わないわ」
「あ、あの加古さん……」
「大丈夫よ桐絵ちゃん。どれだけやれるか試すだけだから」
そういって微笑む加古はハジメを連れて訓練室に入る。
しかし小南が心配しているのはそういうことではなかった。
(ち、ちょっと……これ、大丈夫なの………)
むしろ心配なのは加古のほうだったりするのだが、もう何も言えなくなった小南はとにかく訓練室の内部を見るために作戦室へ向かうことにした。
………………………………………
「これはテストみたいなものだけど、そうね……私に一撃入れたら貴方の勝ちね」
「僕の敗北条件は??」
「そんなものないわよ。
その言葉に何故か小南がムスッとしてしまっている。
代わりにハジメは「なるほどですね」と煽り言葉に反応せずに準備運動を始めた。
(……冷静な判断はあるみたいね……)
少しでも突っかかるかと思っていたが意外に冷静なハジメに感心した。全く相手にされていないと言われれば、なんだ!と反応する人が多い。
もしかしたら内心そう思っているかもしれないが、
「一分間。私は攻撃しないわ。来なさい」
ここでさらに煽ってみる。
男としてプライドが、少しでも揺さぶられたなら……
「分かりました。お願いします」
と、弧月を出した程度で終わったハジメに対して加古は
(うーーん………やる気のないタイプ、だったみたいね……)
少しは好戦的になるかと思ったが変わらないハジメに少しガッカリする加古。しかし次の瞬間に
「行きますね」
と、ハジメが言った後にまるで霧が晴れたようにハジメの姿が消えたのだ。
「えっ??」
カメレオンならまだ分かるが、その消え方がそのカメレオンとは異なる。不意をつかれた加古はすぐさま後退をし距離を空けたのだが
「はい。籠手、です」
反応が遅れたせいですでにハジメは加古に接近しており、そして弧月で加古の手首に弧月を当てていた。
しかし、弧月を振っているのにも関わらずにカメレオンが解かれない。そして弧月が当たっているのに手首が斬られていない。
「僕の勝ち。でいいんでしょうか??」
次の言葉が出たあとにハジメは姿を現した。
振られた弧月はまだ手首に当たっているがやはり斬れていない。
「これが、時崎君のトリオン……」
「弧月が"斬れない"という作用が出るんですが、当たれば、一撃ならいいんですよね??」
「……そうね。でもあと一本いいかしら??」
「分かりました」
「次は、全力でいかせてもらうわ」
「えっ??」
加古は面白いことは好きだが負けず嫌いである。
その後ハウンドで滅多打ちされたハジメ。
隠れても周囲を壊され、当たったと確信された場所に徹底的に撃たれる。ダメージは無い、身体の損害も、トリオン漏れもないが、まるで的のように撃たれていく中でハジメは「……怒らせないようにしよう……」と割と本気で考えてしまう出来事だった。
………………………………………
「悪かったわね。ちょっとやり過ぎたわ」
「………いえ。すみませんでした……」
(あのハジメが、素直に謝ったッ!!?)
初手からあんなものを出したハジメも悪いとは思っていた小南だが、その後の加古無双は流石にハジメが可哀想だとは思っていた。結局小南と黒江が止めに入るまで続いたのだから……
「でも面白いわね。途中からハウンドを弧月で撃ち落とし出したわよね」
「もうヤケクソみたいなものでしたが……」
「それ。武器になるわよ。また来なさい。その技術は高めたほうがいいわ」
「………ストレス発散の的代わり。ではないんですよね」
「そう考えてくれていいわよ」
ふふふ。と笑う加古に、絶対に的だ。と悟ったハジメ。
しかしハウンドを撃ち落とす技術は欲しいとは思ったので頑張ってみようと考えて加古との連絡先を交換した。
「双葉。貴方も交換しておきなさい」
「私もですか??」
「もしかしたら時崎君を通していい刺激になるかもでしょう」
「…………そうですね」
渋々だったが双葉とも連絡先を交換し加古隊の作戦室を後にしたハジメと小南。
「どうだったの。加古さんとやってみて??」
「………女の人は怒らせないようにします……」
「それがいいわ。だから私もしないように」
「………………………………」
「なんで返事しないのよッッ!!!!??」
ーオマケですー
「ふふふ。あの子。本当に面白かったわ」
「機嫌がいいですね」
「はぁー。頭文字が"K"だったら良かったわね」
「……そんなに、ですか??」
「伸びるわよあの子。……どうにか出来ないかしら??」
「……………………」