ボーダーは変わり者と人が多い所だから僕を見つけてくれて、友達になってくれそうだという理由で入りました。後悔はしてません。 作:ガイドライン
どうも。
"お好み焼き"といえばあの人。
さぁどうハジメと絡むのでしょうか(笑)
では、どうぞ。
「お腹、減ったな………」
休日。今日は玉狛支部での訓練が無くなった。
迅が急用。小南達も遊真達を教えていてので相手できない。
嵐山隊は広報の仕事。最近あった加古隊も遠征。
まさか一気に会う人が、見つけてくれる人がいなくなりやることが本格的になくたなったハジメ。
こういうときは街に繰り出して小南のように偶然でもいいから触れてほしいものだ。と街に出てきたが……
「お腹減った………」
それどころではなくなった。
今日はいつも使っていたスーパーのおばちゃんがお休み。
そのために誰もハジメを見てくれないために買い物が出来ない。いつも自炊しているために食事処に言っても見てくれないために注文も出来ない。
こういうときは公園にある水飲み場で水を飲んで飢えを凌ぐしかないなーとその公園を目指していたのだが
「またお好み焼きなの…」
「あぁ!?文句あるのか!!」
「でも最近多いよねお好み焼き」
喧嘩しているのになんか仲のいい3人組だなーと思いながら通り過ぎようとしたところで
「うっせえ!奢ってやるんだ。文句は言わせねぇ!」
「今日はポイント多く取ったみたいだもんねー」
「その分。視線が痛かったけどね」
「こっちはチクチクと……あぁーうぜぇ!!!」
「大変だよねその"サイドエフェクト"」
聞き覚えのある言葉に反応したハジメ。
その三人組は"かげうら"と描かれたお好み焼き屋に入っていった。
…………………………………………………
「ほら焼けたぞ」
「自分で焼けるよ…」
「いちいち口答えを!」
「ほらほら。早く食べないと」
やたら好戦的で表情の怖い人と、年下で文句をいいながら食べる人と、身体が大きく仲裁をする人。
バランスの取れてる三人組だなーと思いながら、美味しそうに食べるお好み焼きをジッーと見つめるハジメ。
こんなにも間近にあるのに食べれないという拷問のような仕打ちにお腹が鳴り止まない。もちろん見えてない、というか存在に気づいていないので、その音さえも聞こえない。
「でもカゲももう少し我慢というものを覚えないとねー」
「あぁ!?」
「いや。今回は仕方ないとしてもこんなのが続くと"影浦隊"としてもヤバイよ」
「だね。本当にどうにかしてほしい」
「お前らな……ッ!!
うぜぇ"視線"を送ってくるやつがワリィんだよ!!!!」
よく分からないが何かをやらかしたようだ。
どうもボーダーには我慢出来ない人が多いようだ。
「でも戦闘には使えるんでしょう??」
「いらねぇよこんな"サイドエフェクト"は」
どうやらなんか辛いタイプのサイドエフェクトのようだ。
そんなものあるんだなーと頭の片隅で考えながらいま集中してあるのは目の前のお好み焼き。
「………食べたいな……」
「あん??なんだ!?」
「どうしたのカゲ」
「なんか声がしなかったか??」
………あれ??聞こえた??
「……カゲが疲れで幻聴を……」
「まあストレス抱えてるだろうとは思っていたけど…」
「可哀想な目で見るんじゃねえ!!」
聞こえていたよね…
というか、そういえば僕トリガー持っていたっけ……
いつものクセで見えない前提でやっていたんだ。
「気の所為か……なんださっきのは…」
目つきの悪い人がお好み焼きを食べようとしたタイミングでハジメが「トリガー起動」といい、それも同じテーブルでトリオン体になったものだから
「なっ!!!?」
「えっ!!!?」
「はぁッ!!!?」
突然現れたハジメに驚き口運ぼうとしたお好み焼きを鉄板の上に落としてしまった。
「いきなりですみませんが、僕もお好み焼きを食べさせてください」
…………………………………………………………
「玉狛支部に入隊予定の時崎 一君かぁ。
本当にビックリしたんだよ〜いきなり現れるんだから」
「すみません。お好み焼きが美味しそうで」
(……なんか、不思議な人だなー……)
あっという間に影浦隊のメンバーの中に入り込みお好み焼きを食べるハジメ。もちろん初めはいきなり現れた不審者に敵意を見せていたが、途中から影浦が「……もういい。食べていけ」と言い出したのでこうして同じテーブルでお好み焼きを食べている。
「でも大変だね。見えている人が少ないと食事も出来ないなんて……」
「今回は冷蔵庫に何も入っていなかったタイミングで誰もいませんでしたから。早くトリオン体になればよかったんですけど慣れてなくて忘れてました」
「……結構重要なことなのに、忘れるかな普通……」
「普通じゃねえんだろうコイツはよ」
黙ってハジメの食べるお好み焼きを焼いていた影浦。
すでに3枚も焼き上がっているが、これも全てハジメが食べるようだ。
「おいテメェ。なんで俺のサイドエフェクトに引っかからねぇ」
「「ッ!!?」」
その言葉にゾエもユズルもハジメの方を見た。
口に含んでいるお好み焼きを食べきったハジメは
「僕のトリオンのせいじゃないんですか。
結構なんでも止めちゃうみたいなんで」
「それが本当ならカゲに向けられる感情は……」
「あぁ。全くねぇ。元々感情が薄そうなやつだが……」
「失礼ですよ。プンプンです」
「全くこねぇな。ってかなんだその怒り方はよ……」
どうやら本当のようだ。
影浦にそういう視線を送らないのは東隊の東ぐらいだったのだが……
「良かったねぇカゲ。ゾエさんはカゲに友達が増えてくれて嬉しいよ〜」
「ああぁ!!?誰が友達だ!!いま会ったばかりだろうが!!!!」
「でも時崎君はなってくれるよね??」
「はい。ボーダーに入った理由が友達作りなので」
「ほら時崎君もそう言ってくれるんだから!!」
「いらねぇんだよクソがッッ!!!!!」
そっぽを向く影浦に「あれ??」と首を傾げるハジメ。
なにが悪かったのかと考えていると
「気にしなくていいよ。アレ、照れ隠しだから」
「なるほど」
「ユズルテメェ!!変なことを言ってるんじゃねえぞ!!!!!」
「ゾエさん、本当にカゲに友達が出来て嬉しいよ〜」
「友達としてガンバります」
「勝手に話を進めるんじゃねええええええええぇぇぇ!!!!」
………………………………………………………
「マジか!?あのカゲに友達が出来たのかよ!」
「友達じゃねえって言ってるだろうが!!」
「とても良い子でね〜初対面のカゲを怖がるどころか積極的に話しかけてくれるんだよ〜」
「へぇー物好きもいるもんだな〜」
「テメェら……」
影浦隊の作戦室では昨日の出来事をオペレーターに話していた。
文句を言ってやりたいところだが言っても聞かないのはよく分かっている影浦。オペレーターである仁礼光もそのうちの一人。
「あと十分もしたら来るからね」
「あぁん!?」
「来るって……その時崎と言うやつが来るのか!?
アタシ、ジャージ姿なんだぞッ!!!!」
「いいじゃん別にそのままで。それで引くような人じゃないよ」
「向こうは良くてもアタシが良くないんだよ!!!」
「ってか、なんで勝手に呼んでんだユズルッ!!!!」
「五月蝿いな。昨日途中から話を聞かなかった人が悪い」
「だね。それに許可もらったよ。適当な返事みたいだったけど」
「それが分かってるなら呼ぶんじゃねえ!!」
ワイワイガヤガヤしていると扉のほうからノック音が聞こえてきた。
「おい!!!もう来たんじゃないのか!?」
「指定時間前行動なんて……ゾエさん的にポイント高い」
「本当にいい人だよね」
「今すぐに追い返せぇ!!!!」
んなことを隊長が言っているがそんなことを隊員のゾエもユズルも聞くわけがない。思う存分楽しんでもらうためにこの作戦室にはいつもより多めにお菓子が用意されていたのだ。
「どうも。改めまして、影浦さんのお友達の時崎一です」
「ふざけんじゃねえぞおおおおぉぉぉ!!!!!!!」
その叫び声は近くの作戦室の方にも届いたという。
ーオマケですー
小南「ハジメ。どこに行くの??」
ハジメ「ちょっと本部に。友達に会いに行ってきます」
小南「えっ。本当に友達出来たの!?」
ハジメ「むっ。ちょっと失礼ですよ」
小南「ごめんごめん。で、どんなやつ」
ハジメ「ツンデレです」
小南「ツンデレ??そんな子いったっけ??」
ハジメ「根は優しいですけど素っ気なく遠ざけようとする人です。まさにツンデレです」
小南「ふーーん。まぁいいけど私はついて行かないわよ」
ハジメ「?? なんで付いてくるんですか??」
小南「う、五月蝿いわね!!さっさと行きなさいよッ!!!!」
修(寂しかったのか……)
遊真(寂しかったんだな……)
千佳(寂しいんだ……)