ボーダーは変わり者と人が多い所だから僕を見つけてくれて、友達になってくれそうだという理由で入りました。後悔はしてません。 作:ガイドライン
どうも。
今回は玉狛支部のお話。
いや、玉狛にいるのに最近絡んでなかったので書きました。
ついでにいうと次回まで玉狛支部の話です。
また明日更新しますので、よろしくです。
では、どうぞ。
「ねぇハジメ。オレと勝負しない」
「UMAとですか??」
最近はどうも迅が修行の相手をしてくれない。
だから最近はボーダーにいってウロウロしたり、個人で練習をしたりしていたハジメ。そこへ修、遊真、千佳が現れて遊真からの誘いがあったのたが、こうして遊真達と訓練するのは初めてである。
「そうですね。やったこともありませんし、やりましょうか」
「よし。なら五本勝負だ」
「でも僕、UMAの攻撃当たりませんよ。当たってはいますけどダメージがないですよ」
「確かに。さて、どうするか……」
弧月でもアステロイドでも、なんでも攻撃を止めてしまいダメージを与えられない。これでは全く勝負にならない。
これをどうしようかと考えていると
「そんなこともあるかと思っていいのを作っておいたよ〜」
と、宇佐見がハジメを手招きする。
そしてハジメにあるトリガーを渡して起動するように促す。
トリオン体になったハジメの首元と胴体には黒い輪っかのようなものが付いていた。
「なにこれ??」
「ふふふッ。名付けてダメージ計測器!!
攻撃が当たらないというわけじゃないならその攻撃がハジメ君に当たった時の威力をダメージという数字に置き換えてしまえばいいかと考えたのだよ」
「おお!」
「そいつはスゴイ」
「宇佐見先輩が作ったんですか??」
「流石にそれは無理だよ。
考えたのは私だけど作ったのは本部。迅に掛け合ってもらったんだ」
これがゲームみたいにダメージ表示されたら面白いのではないか!!というアイデアから生まれたもの。なんて口が裂けても言えない宇佐見だった。
「ダメージがトリオン体喪失、もしくはトリオン切れになるようなダメージを負ったら警報音が鳴るから。これで他の人達と
「ある程度??」
「そう。結局はダメージというか身体への損害がないからね。例えば弧月で片腕を切られたとか、アステロイドで身体に穴が空いて動きが鈍くなるとか…そういった身体への損害のダメージについては流石にね」
「つまりは普通は身体に損害あるダメージもなくそのまま戦えるというわけか。なるほど、まだまだハジメには有利だな」
「それでもダメージが表示されるならどの程度当たればダメなのかも分かるんですね」
「そこがミソなんだよ諸君!
もしもいつかハジメ君のトリオンがコントロール出来たらみんなと一緒のダメージを負うかもしれない。そういったときにダメージを受けないという感覚のままだといつか危険な目にあうかもしれないからね」
ダメージ表示があればどんな攻撃が危ないという目安が分かる。全くダメージを喰らわないということは
「でもこれなら勝負が出来る。
迅さんと特訓したハジメがどれくらいか……楽しみだ」
「じゃやりましょうか」
…………………………………………………………
「………………」
「………………」
「こ、これは……」
蓋を開けてみれば。というやつである。
もう5回戦からはただの消化試合みたいなものになっていた。
というのは5:0で遊真の勝ち。というか話にならないぐらいにハジメはボロ負けしたのだ。
まぁ、あのトリオンがあるからもしかしたら、とか。
あんな自信満々に言っているからいい勝負、とか。
迅に教えてもらっているんだからそれなりに、とか。
ある程度の"強い"と予想していたが、まさかのまさかだった。
「……ハジメ……」
「いや。僕強いなんていってませんよ」
「確かに言ってないな。いや、本当悪かった」
「いえいえ。やりたかったといったのは僕もですので」
あれだけボロ負けしたのに全然堪えていない様子。
修は自分がこの立場なら大分心にきただろうなーと考えていた。
「でも、やってて面白いものは見つけたぞ」
「面白いもの??」
「しおりちゃん。4回戦のやつ見られる??」
「見られるよー」
キーボードをタッタッタッと打ち込むと画面にさっき戦った4回戦の映像が流れる。
4回戦はお互いにビルの中。
一回戦ニ回戦ともに正面から遊真に向かったハジメは簡単にやられて三回戦は距離を開けて隙をつこうとしたが返り討ち。
なのでこの4回戦はハジメのトリオンによる"カメレオン"になって背後からと考えて消えたのだ。
このままだと遊真もマズイと考えた。
なにせこのカメレオンは本部のカメレオンとはワケが違う。
攻撃する寸前に解けるカメレオンではなく"攻撃可能なカメレオン"なために遊真でも避けられない可能性がある。
もちろん殺気とか"当てる"というのがあれば分かるが、ハジメはそれさえもあのトリオンによって止められているのか、全然読めずにいたのだ。
向こうの世界ではそういう奴らはいたので対応も出来るが、それにプラス姿が見えないとなると……
なので遊真が考えた手がビルを倒壊させることだった。
ビルの支柱を壊したことにより建物が傾く。
それにより壁や天井が壊れ始めて瓦礫が落ちる。
その瓦礫が潜れていたハジメに当たり、そこにいることが分かったので一撃を食らわせて4回戦は終了。
という流れをみたのだが
「で、これの何処が面白かったんだ??」
「オレがハジメに攻撃する前に戻れる??」
「オッケー」
映像を戻すと遊真がハジメに突撃する前に戻った。
そしてハジメの方をズームアップすると
「ほらここ。姿が消えてて見えにくいけど
「ううーん。透明だから分からないんだよね……」
「どうなんだハジメ??」
「まぁ、避けようとはしましたけど…何個か当たりましたよ」
「空閑、結局何が言いたいんだ??」
確かに何が言いたいのかよく分からなかった。
しかし遊真には何か確信があるようで
「オレが言いたいのはもしかしたらハジメは"シューターかガンナー"がいいんじゃないかと思ったんだ」
「シューター、ガンナー……」
「あのとき落ちてくる瓦礫の軌道を読んで避けているんじゃないのか??じゃないとあんな動きは出来ないしな」
「姿が見えてないのによく分かったね……」
「瓦礫の細かいやつとかホコリとか、それがハジメに当たっていたからな。どう動くか見えていたって感じだな」
全身が見えていないのによく分かるな……とさっきから大人しく聞いていた千佳が手を上げて
「で、でもなんでアタッカーからそっちになるの??」
「例えば瓦礫が玉だったらそれを避けられるとか、玉を撃って打ち消すとか、軌道を読めるやつはそういった芸当が出来るんだ。もちろんスナイパーでもいいけどそれは千佳がいるからな。いまいるのはアタッカーかガンナー、シューターと考えた」
遊真のいうことは分かるが、それはハジメが決めることで
「もちろんハジメがやりたくないならしなくていいぞ」
「空閑……」
「あくまでもどうかなという提案だ。
修とハジメのシューターコンビとかも面白そうだしな」
「それなら遊真君とハジメ君のアタッカーもいいよね」
「UMAほど動けませんが、隠密ならいけます」
「それじゃそれで考えてみるか……」
…………………………………………………………
「なるほどねー。いいんじゃない、ガンナーかシューターで」
「そんなあっさり…」
今日の非番は小南と木崎。
さっきまでの話をしてみるとあっさりと小南から了承を得た。
「考えても見なさいよ。ハジメの弧月。当たっても切れないのよ。ならまだ玉を撃ったほうがいいわ」
「そういえば……なんか、当たってもダメージがない。というのがインパクト強すぎて忘れてた………」
「しっかりしなさいよ。修、あんた隊長になるんでしょう??」
「は、はい……」
痛いところをつかれた修。
でも確かにアタッカーになりたいといったのはハジメ本人ではあるけど、その時から弧月がマトモじゃないというのも知っていたな………と後悔する修だった。
「で、ハジメはそれでいいのか??」
「剣の道は諦めてませんが、いまのところはそれで」
「あんた……何目指してるのよ……」
なんか中2っぽいセリフに軽く引く小南。
それでもハジメがガンナーがシューターを選んだだけ進展はあった。
「それでどっちを選ぶわけ。ガンナーなの、シューターなの??」
「さぁ??」
「アンタね……自分のことでしょうがッ!!!」
結局小南に怒られてしまうハジメ。
近くにあったクッションを投げつけられてしまった。
それをパッと左側に躱したあとに右手でキャッチ、反動を利用して時計回りに回転してまた小南のほうへリリース。
もちろんそんなもの小南が効くわけもないが
「……いい度胸ね……来なさい!!
いまから十本よ!先輩という壁を教えてあげるわッ!!!!」
訓練室を指していまから指導というなの制裁を食らわせてやる。と意気込む小南だが
「いえ。結構です」
「やりなさいよッ!!!!」
「どうやらシューターが向いてそうなので本部にいって稽古つけてくれそうな人を探してきますので」
というと周りも「い、行ってらっしゃい…」と背中を押してくれた。一方納得のいかない小南はハジメに詰め寄ろうとするが木崎に抑えられてしまい
「行って来い。自分がやりたいと思うならやってこい」
「ありがとうございます。行ってきます」
「いくなー!!!!」
ーオマケですー
鳥丸「なるほどな…それで小南先輩が不機嫌なわけか…」
遊真「今日はやめたほうがいいと思うよ」
鳥丸「ならオレが励ましの言葉を。小南先輩」
小南「………なによ。」
鳥丸「きっとそれはハジメの照れ隠しですよ」
小南「照れ隠し??何言ってるのアンタ……」
鳥丸「いいですか。最近まで友達もいなかったハジメが友達や先輩が一気に出来たんです。そしてその中でも小南先輩を意識してしまっている」
小南「えっ。ほ、本当に!!?」
鳥丸「周りとの対応が明らかに違いますよね。
それはハジメが小南先輩を意識してしまっての仕方なくの対応なんですよ。それに小南先輩は大人の女性ですから。なのでここは小南先輩が先輩としての対応を見せたほうがいいかと」
小南「し、しょうがないわね!!せ、先輩だし、大人の女性を意識してしまうのは仕方ないわよね!!」
鳥丸「すみません。嘘です」
小南「………………………。ッッ!!!!??」
鳥丸「つい、いつもどおりに」
小南「と·り·ま·るうううぅぅぅ!!!!!!!」