ボーダーは変わり者と人が多い所だから僕を見つけてくれて、友達になってくれそうだという理由で入りました。後悔はしてません。 作:ガイドライン
どうも。
ワールドトリガーで人気の高い"那須 玲"のお話です。
書いてみて結構面白く出来たかと思います。
まぁ、続くかはまだ未定です。いまのことを何も浮かんでない(笑)
あっ。次回からやっと原作に入ります。
あと、次の月曜日に更新予定です。
そしたらちょっと更新が遅れます。
2週間内には出来るとおもうのでよろしくです。
どうぞ、お楽しみにしてください。
それではどうぞ。
今日はお休み。
間近に迫った入隊試験。問題はないだろうと烏丸先輩からお墨付きをもらったのでゆっくりと休日を満喫する。
「ということで遊びに行ってもいいですか??」
『ふざけんなッ!!』
と、大声を貰って電話が切れた。
再び電話をかけたが繋がらない。しょうがないと諦めたハジメは
「ゾエ先輩ですか?カゲ先輩をお願いします」
『カゲー!ハジメ君から電話だよー!!!』
『何出てんだテメェはッ!!!!!』
やっぱり近くにゾエ先輩がいた。
ダメだった場合はユズルとヒカリ、そして鋼に連絡するつもりだったが一発で引き当ててよかった。
『こっちはテメェと遊んでる暇はねぇんだよ!!!!』
『いまから防衛戦だから……ね??』
「それを早く言ってください。今日は諦めます」
『………チィッ!!』
『ゴメンねーまたカゲを誘ってあげて』
「了解です」
『勝手にきめ…、』
最後まで言わせないようにゾエ先輩が電話を切ったようだ。
しかし、これからどうしようか。と考えるハジメ。
完全に影浦と遊ぶつもり満々だったためにそれ以外のことを考えていなかった。
いまから玉狛支部に行っても追い返されそうであり、加古先輩の所に行っても黒江にコテンパンにやられる。それは強くなるためにやってもらっているのだが、やはり負けが続くと心にくるものがある。
そうなると風間隊だがあそこの口うるさい先輩には会いたくないので初めから却下である。
「………あれ??友達そんなに増えてない…」
あっという間に遊んでくれる相手がいなくなった。
本格的にこれからどうしようかと悩んでいると
「………はぁ…はぁ……」
胸を抑えて苦しんでいる女性が座り込んでいる所に出くわした。
それもどこかで見たことある人。多分ボーダー関係者だと思う。しかしそんなこと考えている暇はない。さらに苦しそうな表情をするのでとにかく駆け寄ることにした。
「大丈夫ですか??」
「……す、すこし、このままにしていたら…大丈夫です……」
どう見ても大丈夫そうではない。
救急車を呼ぼう。とも思ったが大げさにしてしまうのはダメなような気がした。それにこの人は……
「トリオン体には、なれませんか?」
「もしかして、ボーダーの……でも、今日は持ってないの……」
それは困った。何かしてあげたいがどうすることも出来ない。
このままにして何処かに行くなんてこともありえないし……
と、考えていたところでちょっとした思いつきがあった。
でも、これ、下手したらセクハラで、痴漢と言われるかも……
だからハジメは慎重に聞いてみることにした。
「あ、あの……ちょっとしたおまじない、みたいなことをしたいんですけど……その時ちょっとだけ背中に触れてもいいですか??」
「………えっ??」
「もし嫌なら断ってください。もしかしたらこの苦しいのが和らぐといいますか、一時的にも消えると思いますので……」
ここで断れたら仕方ない。
諦めて苦しみが無くなるまで付きそう。と決めたハジメ。
そして少し考えた女性は
「お願いします……」
「……いいんですか??」
「悪い人じゃない。それだけで十分です」
随分と信用してくれるな……と少し嬉しかったがそれどころでもない。「では、失礼します…」と一応断りを入れてから割れやすいガラスに触れるかのようにゆっくりと女性の背中に触れた。
「………ウ、ン…………」
何も、何も聞かなかったことにして、ハジメは集中した。
きっと胸が苦しいはずだから、内臓系や血管、筋肉など必要なものは止めずに、
その箇所にゆっくりとハジメのトリオンを注ぎ込んでみる。
少量で、最低限の量に留めるように、ゆっくりと……
「う、うそ……痛みが……無くなった……」
「……ふぅ~。良かった……」
なんとか成功した。
医者のような真似事だからまだ安心は出来ないけど一応応急処置ぐらいにはなったはず。
「動けるとは思いますけどあくまでも応急処置なので」
「え、えっ…??」
「とにかく移動しませんか??」
「わ、分かったわ……」
……………………………………………………
近くの喫茶店に入ることになった二人。
そしてこの女性はやっぱりボーダーの人であり那須 玲さんという。
そしてここに誰か向かいにしてもらうまで那須先輩のお話相手として遺ることになったのだが
「それじゃ…治ったわけじゃないのね」
「そうですね。症状を止めたに過ぎないので」
「そのままには出来ないの?」
「オススメは出来ません。いつ僕のトリオン効果が切れるか分かりませんから」
「……そう……」
そんなに落ち込まれても困るのだが……
それはまぁ、どうにかしたい気持ちはあるけど……
すると喫茶店のドアが開きカランカランと店内に鳴り響く。
「玲ッ!!」
「くまちゃん…」
どうやら同じ部隊の人らしい。
すぐに駆け寄り那須先輩の身体を一通り見たあとに問題ないと判断して那須先輩を抱きしめた。
「もう…バカ!……心配したんだから……」
「ゴメンね。くまちゃん……」
那須先輩を迎えに来られたし僕はお暇しようと立ち上がろうとしたところで
「貴方ね。玲を助けてくれたのは」
「大したことはしてませんので」
「そんなことないわ。本当にありがとう」
「いえいえ」
礼儀正しい人だなー本当に大したことはしてないのに。
治ったわけじゃないからなー
「あたしは熊谷友子よ」
「時崎 一です」
「時崎って、あの??」
「そう。桐絵ちゃんが話していた子」
「えっ。……ちなみになんて言ってたんですか?」
「私がいないとダメな子、だったかな?」
あの人…周りにどんな説明をしているのか……
まぁ周りにどう思われても関係はないけど。
「あとは、奇想天外なことをするけど優しい子って言っていたわ」
……いや、ちょっと、それは……
「あら?照れちゃった?」
「良かったじゃない。褒められて」
「……からかわないでください……」
恥ずかしいがるハジメを見てクスクスと笑う二人。
走ってきた熊谷の為に少し落ち着こうということで再び座り、改めてこれまでのことを話した。
「……じゃ、その止めているのは解除しないといけないのね」
「僕もずっと止めれるのか分からないので……
でもちゃんと体調のいい日に解除すれば少しは抑えられると思いますので」
そこで考える熊谷。
理屈は分かるが、それでもまた那須の苦しむ姿を見たくないというのがどうしても脳裏に浮かぶのだ。
「……他に方法は、ないの??」
「ちょっとくまちゃん…」
「ただ身体が弱いだけでこんなに玲が苦しむなんて…私は見たくないのよ!」
「……ありがとうくまちゃん。でもそれはボーダーに入って大分改善されたからいいのよ」
「それでもあたしは……」
身体の弱い那須先輩がボーダーに入って少しでも体調が改善するために、と。
つまりは僕と似たような境遇なのかもしれないなー
「それでしたら試して見ますか??」
……………………………………………………
「あっ!那須先輩ー熊谷先輩ー!!」
「茜ちゃん!」
「来たわね」
今日は那須隊待望のお出かけ。
那須の家の前で待ち合せをして少しでも体調が悪くならないようにと配慮、なのだが……
「ゴメンね。わざわざ来てもらって…」
「いいんですよ!もう那須先輩の家が定番ですから!!」
「そうよ。気にしなくていいのよ」
『ですね。まぁ、私はここからですが』
と、日浦 茜が持っているタブレットから映るのはオペレーターの志岐 小夜子だった。今日も今日とて家から出ない。というか男性と合う確率があるだけで出ないという。
「でも本当に時崎には感謝ね」
「本当に。こうして体調を気にせずに出掛けられるなんて…」
「今日はどこに行くんですか!?」
『はいはい。落ち着きなさい』
あのあとハジメから提案されたのは定期的にハジメが那須に触れることだった。触れるといっても身体の何処でもいいので手の甲に軽く触れるだけでもいい。
それにより那須の身体には体調がいい状態で停止がかかるので悪くなることがなくなる。
それがどんな理屈か分からないが、何日か試しながら今日のお出かけまでこぎつけたのだ。
もちろん鬼怒田さんにキチンと話して、身体にダメージがないように細心の注意を払いながら行った。
「でも時崎君にはお礼したかったのに…」
「玲。あんたこの中に男一人って…軽くイジメよ」
「そうかしら?」
「お土産買っていったらいいじゃないんですか!?」
『ですね。そこにいなくても男の人がいるのはちょっと…』
そして今日のお出かけにハジメを誘った那須。
来てくれるかと思ったのだが「流石にそれは…辞退させてもらいます」と断れたのだ。
こうして熊谷達に理由を教えてもらったが未だに納得していない。
「じゃ、個人的にお礼したほうがいいわね」
「………ちょっと玲。あんたまさか……」
「え、えっ!?そうなんですか!?」
『これは意外』
「シューターの事を知りたいみたいだったから私が教えてみようかなーって思うんだけど」
「………そっちね」
「なーんだ」
『だろうと思いました』
「??」
ーオマケですー
小南「なにそれ?」
ハジメ「那須先輩からのお礼だそうです」
鳥丸「ほう。クッキーか」
ハジメ「いいところのクッキーの詰め合わせです。皆さんで食べましょう」
宇佐見「紅茶用意するねー」
レイジ「いいのか俺達も食べて?」
ハジメ「こういうのは皆で分かち合いましょう」
小南「いいこと言うわね。じゃ早速…」
ハジメ「小南先輩はダメです」
小南「なんでよ!!!!」
ハジメ「小南先輩から辱めを受けました。なので、ダメです」
小南「知らないわよそんなの!!」
陽太郎「ならオレたちが代わりに食べてやろう」
小南「何もしてないわよ!!!!」
遊真「……本当に何もしてないみたいだぞハジメ」
ハジメ「身に覚えがなくても、あるんですよ……」
修「かなりな、ものだったんだな……」
ハジメ「他人から自分の評価を不意に言われたとき。それも本当に恥ずかしくなるようなことを言われて、冷静でいられますか??」
千佳「アハハ……」