ボーダーは変わり者と人が多い所だから僕を見つけてくれて、友達になってくれそうだという理由で入りました。後悔はしてません。 作:ガイドライン
どうも。
久々に本編のお話です。いやー長かったー(笑)
出来るだけ面白い人と絡ませて見ましたが、これからもどんどん人を増やしていきます。でもまずはストーリーを進行させましょう。
では、どうぞ。
「よし。確認するぞ。
C級隊員の遊真と千佳、ハジメがB級をまず目指す」
「そしてチームを組んでA級を目指す」
「A級になったら遠征部隊の選抜試験を受けて」
「ネイバーの世界にさらわれた兄さんと友達を捜しに行く」
試験会場で修、ハジメ、遊真、千佳がそれぞれの思いを確認していた。今日はボーダー隊員正式入隊日。
やることはやった。
あとはここで如何にして早くB級に上がるかだが、まぁ、とにかくは頑張るしかない。
ボーダー本部長の忍田からの挨拶のあと、これからの進行を進めるために現れたのが
「あっ、嵐山先輩」
ハジメや修達が大変お世話になった嵐山隊だった。
どうやらメディアで多く取り上げられている嵐山隊が進行するほうがスムーズにいくと踏んでのことだろう。
「さて、これからオリエンテーションを始めるが、まずはポジションごとに分かれてもらう。アタッカーとガンナーを志望する者はここに残り、スナイパーを志望する者はうちの佐鳥について訓練場に移動してくれ」
ということで早速千佳と分かれるようだったので
「チカリン。
「……えっ??里折……えっ??」
困惑している千佳。
そしてキチンとハジメの言葉が聞こえたようでズンズンと足音を鳴らして
「お前ワザとだろう!!!僕の名前は佐鳥だあ!!!!」
「だそうなので、頑張ってね」
「う、うん……」
「軽く流すなッ!!!」
と、いつものやり取りを終えて満足したハジメだった。
それを見ていた修と遊真は
「……本当に、よくやるな……」
「流石にオレでも、あそこまではしない……」
佐鳥に同情する二人だった。
……………………………………………………
それからアタッカーとガンナーを担当する嵐山からC級からB級へ上がるための説明を受け、まずは"訓練"から説明を受けることになり訓練室へ移動することになった。
そしてその道中で
「どうして貴方がここにいるの三雲君?」
「木虎……」
全体のバランス。何かあったときの対処するために離れていた木虎がB級である三雲に話しかけてきた。
「僕は転属の手続きと空閑とハジメの付き添いだよ」
「……………いるのね……」
「えっ。それってどういう……」
なんのことかと聞こうとしたときゆっくりと木虎の背後に回ったハジメが
「お久しぶりです」
「ひゃあっ!!!!!」
と、なんとも可愛らしい悲鳴を上げる木虎。
そしてすぐさま振り向きざまにハジメの胴体へ蹴りをお見舞いした。
「ダメですよ木虎。戦闘行為は禁止されてます」
「これは正当防衛よ!!というか毎回背後から声をかけないで!」
「正面で話しかけたらパンチを顔面にしてきましたよね。
だから背後にしたんですが……」
「ステルス状態で話しかけてこないでって言ってるのッ!!!!」
「今回は使ってませんよ??」
「背後もダメだって分からないの貴方はッッ!!!!!!!」
もう周りから注目されていることなんて気にしていない。
というか頭から抜け落ちたように怒っている木虎。
どうやら毎回会うたびに大変な思いをしているようだ。
「……ハジメ。お前何してるんだ……??」
「挨拶ですよ。基本ですよね」
「三雲君!ちゃんとコレを教育しなさいッ!!!!!!」
「とうとうコレ扱いですか」
「間違いなくハジメが悪い」
そしてハジメに言っても無駄だと分かっている木虎は矛先を修に変えてこれまでのことをこれでもかと言い始めた。
その間に移動しようとハジメは「じゃオッサム頑張って」と言い残して遊真と二人で訓練室へ向かった。
すでに集まっていたので急いで輪の中に入ると一瞬ハジメの方を見たあとに
「まず最初の訓練は、対ネイバー戦闘訓練だ。仮装戦闘モードでも部屋の中で、ボーダーの集積データから再現されたネイバーと戦ってもらう」
これは玉狛支部でもやった訓練だ。と思っていると更に嵐山が更に
「仮入隊の間に体験した者もいると思うが、仮戦闘モードではトリオン切れはない。ケガもしないから思いっきり戦ってくれ」
「今回戦ってもらうのは"
「制限時間は一人5分、早く倒すほど評価点は高くなる。自信のある者は高得点を狙ってほしい。説明は以上、各部屋始めてくれ」
そう言い終わったあと誰もが訓練へ足を運びだした。
さて、どうしようかなーと考えていると嵐山がこちらに近づいてきて
「正式入隊おめでとう時崎君」
「ありがとうございます嵐山先輩」
丁寧な挨拶に丁寧とお辞儀をするハジメ。
そしてその隣から時枝先輩も挨拶してくれた。
「本当に随分と木虎と仲良くなったね。
さっきも声がここまで聞こえていたよ」
「挨拶しただけですけど、怒られました」
「そういえば佐鳥も挨拶してたな」
「佐鳥先輩はワザとです。定番です」
「アハハ……」
やめてやってくれ。と言っても聞かないだろうなーと嵐山は諦めて苦笑いだけに留めた。辺りはどんどん訓練室へ入りモニターでどんな様子か見れてとれる。
嵐山達と一緒にそのモニターを見ていると今回初めて1分台をきるものが出た。
「これって何秒ぐらいがいいんですか?」
「決まりはないよ。でも速ければ速いほどいい」
「確かうちの木虎は9秒だったかな…」
「なるほど。なら僕はその倍で決めます」
「自信満々だね」
「はい。18秒ピッタリに決めてみせます」
「……そっちの倍かぁ……」
本当に何を考えているか分からないなーと嵐山も時枝も思った。思ったが口にはしなかった。
すると今度訓練室に入ってきたのは遊真。
「おっ。UMA」
「同じ玉狛支部だったね」
「はい。期待の新人です」
「それ、時崎君がいうセリフではないな……」
なんかすでに嵐山隊と同等みたいな雰囲気で語っている風に見えるハジメ。しかしもちろんそんなことはなくハジメの服装はちゃんとC級のものである。
そしてモニターでは訓練開始の合図がなった。瞬間。
『…………0.6秒ッ!!!?』
これには誰もが驚いた。
記録を読み上げた人も、ここにいるC級も、そして隣にいる嵐山も時枝も、そのタイムに正直に驚いていた。
「……確か今まで一番速くても4秒でしたね……」
「これは、驚いた……本当に期待の新人だな……」
「やっぱり速いなーUMAは」
誰もがざわめく中のんびりと感想をいうハジメ。
むしろアレがUMAです。といい広めたい気分にもなった。
しかしあまり目立ちたくないのでいま騒がれているいま終わらせようと訓練室に入った。
訓練室に入ると目の前に大型ネイバーが現れてカウントが始まる。そしてビィー!と鳴り響くと同時に大型ネイバーがハジメに向かって襲いかかる。
「いーち、にー、さーん……」
秒数を数えながら振り下ろされる大型ネイバーの前足を右手で受け止めようとする。もちろんそんなことすればぺしゃんこになり訓練自体も終わってしまう可能性がある。
しかしその前足がハジメに触れた途端に大型ネイバーは動きを止めた。まるで再生する映像を一時停止させたように前足を浮かした状態で止まっている。
「……なーな、はーち、きゅーう……」
止まっている大型ネイバーをよじ登るハジメ。
その間も秒数を数えながらやっとの所で弱点である口までたどり着いた。
右手からスコーピオンを出して、すぐに供給機関を破壊せずに秒数を数えながら構える。
「……16、17……」
そして次の秒数を数えと同時にハジメは大型ネイバーのトリオン供給機関を
「……18ッッ!!!」
破壊し、止めていた大型ネイバーを倒してみせた。
……………………………………………………
よし。終わった。と訓練室から出てくると何かざわざわしている。そしてモニターを見ていると、
「オッサムに……風間先輩??」
何故か修と風間が訓練室で戦っている。それも修の一方的敗北で。
どういうことなんだろう??と、嵐山達がいる所へ向かって話を聞くことにした。
「これ、何が起きてるんですか??」
「時崎君!?一体どこにいたんだ??」
「訓練室で訓練してました。タイムはジャスト18秒です」
「本当に、やったんだね………」
「それでこれは……」
「実は……」
と、そこでなんでこんな事になっているのか話を聞いた。
そしてハジメの感想は
「風間先輩はやると決めると徹底的ですからね。頑張れオッサム」
「……意外だね。友達があそこまでやられているから怒るかと思ったよ……」
「僕もこの前風間先輩に徹底指導されました。
これで僕とオッサムは同じ苦しみを味わった同志です」
「……そういう見方になるんだ……」
それでも「頑張れー」というハジメに時枝は本当に変わってるけど、いいやつだなーとちょっとだけ評価が上がったようだ。
……………………………………………………
「どうでした?うちの三雲は」
出てきた風間に話しかける鳥丸。どうやらハジメ達がどうなのか様子を見に来たらしい。そして近くにいたようだけどハジメも嵐山達と話していて気づいていなかった。
そして鳥丸の答えに風間は
「はっきり言って弱いな。
トリオンも身体能力もギリギリのレベルだ。
迅が推すほどの素質は感じない」
「だが、自分の弱さをよく自覚していて、それゆえの発想と相手を読む頭がある。知恵と工夫を使う戦い方は、俺は嫌いじゃない」
と、意外に評価してくれたようだった。
そして「邪魔したな、三雲」と去ろうとしたので
「お疲れ様です風間先輩」
「時崎か。そうか。お前も今日だったな」
「訓練タイム18秒です」
「話にならん。また鍛え直すぞ」
「その時はオッサムも一緒でもいいですか??」
「…………時間があればな……」
と、会話する姿に驚く嵐山隊。
確かにハジメはA級から指導を受けることを承認されていたが、まさかあの風間が……という印象がとても強かった。
「あっ。ここに菊地原先輩はいるんですか??」
「あそこだ」
「……チィッ」
「相性が合わないのは分かるが分かりやすい舌打ちはやめろ」
と、言われたのでさらにハッキリということにしたハジメは、明確に菊地原のほうを指さして聞こえるように
「嫌いです。あの人、本当に嫌いです」
「僕も君は嫌いだよ」
「こんな離れた所で言いあうなッ!!!帰るぞ」
と、怒られてしまった。
風間もここにいるとさらに迷惑がかかると菊地原達を連れてさっさと訓練室から離れていった。
そしてハジメは修の所へ向かい
「いつか一緒に菊地原先輩をぶっ倒しましょう」
「……頼むから僕を巻き込まないでくれ………」
すると遊真や嵐山や時枝、さらに烏丸と木虎もハジメの所に集まってきた。
「ハジメ。先輩に対してあれはあんまりだぞ」
「そうですか。アレ、先輩でしたか」
「……嘘、ついてないな……」
「いや、100%嘘だろう。これ……」
「貴方にも苦手な人はいるのね」
「木虎は違いますから、もっと積極的に。ですか?」
「ここで……ぶった斬るわよッ!!!!」
「本当に仲がいいな木虎」
「やっぱりうちのチームに勧誘しようか」
「絶対にお断りです!!」
「こっちからもダメだというぞ。大事な戦力だからな」
「皆さん。仲がいいですねー」
「……それ、お前がいうのか……」
と、訓練のことを忘れて雑談が始まり、他の隊員から指摘されるまで話は尽きなかったという……
ーオマケですー
木虎「それで貴方は何秒だったの??」
ハジメ「18秒です」
修「えっ??」
遊真「うん??」
木虎「やっぱりその程度だったのね。まぁ仕方ないわ。いくらトリオンが特別と言ってもイコール戦闘が強いというわけじゃないから」
ハジメ「そうですね」
鳥丸「……おい、修。確かハジメは…」
修「はい。疑似"カメレオン"を使えば接近してもっと速く倒せると思います」
遊真「だよな。なんでそんなに時間がかかってるんだ??」
時枝「どうやら木虎の9秒だったのを知って倍以上かけようと考えたみたいだよ」
嵐山「どんな意味があるか分からなかったけど……」
ハジメ「流石ですね木虎は。僕にはなかなか難しかったです」
木虎「だったら私が教えてあげてもいいわよ。まぁ、実になるかは時崎君次第よ」
ハジメ「なら後日にでも伺いますね。今度はいいところの栗ようかんを持ってきます」
嵐山「またうちの作戦室に来るためのご機嫌取りだな」
時枝「随分と気に入っているみたいだったし…」
鳥丸「なるほど……」
修「………いや、あれは後で本当のこと話して楽しむ気だ…」
遊真「……オレも修に一票……」