ボーダーは変わり者と人が多い所だから僕を見つけてくれて、友達になってくれそうだという理由で入りました。後悔はしてません。 作:ガイドライン
どうも。
やっぱり戦闘の話は向いてない……
どうもバカっぽくなるんだよな………
すみませんが、雰囲気で読んでください(笑)
それと次の更新は今月中……に、出来ればいいかなー
なんとか頑張りますので(笑)
では、どうぞ。
「それで何本勝負にする?一本、三本、十本??」
緑川、遊真、ハジメが入り仮想空間に転移される前。
話では緑川相手に遊真とハジメで挑むことになっているが
「その前に。ジャンケンで決めませんかUMA」
「いいね。恨みっこなしだ」
と、ジャンケンをし始める二人にあ然とする緑川。
そう。緑川は二人かがりで来ると思っていたのだ。
なのにここにきてソロで自分に挑んでくる。
「くっそッー!!………負けた…」
「すみませんねUMA。お先です」
二度引き分けた後にハジメがジャンケンに勝った。
悔しそうにする遊真の横で準備運動を始めるハジメ。
それを見ていた緑川は
「なに。俺を油断させて二人かがりで来るの??」
「いえ。しませんけど」
「絶対に負けない。とは言わないけど実力の差、分かってる??」
「そうですね。嫌というほど」
これまでどれだけ相手にしてきたか……
まるでサンドバッグのように撃たれて斬られた加古隊。
イライラすると無謀に挑んで負け続けている風間隊の
最近じゃ影浦先輩と他の人達に巻き込まれてやっている戦闘訓練。
「まぁ、本命はUMAですので前座としてお相手してください」
「ふーーん。いいよ。なら…やってあげるよ」
「ハジメ。五本だからな。ちゃんと代われよ」
「了解です」
そしてブースに入り、まずは緑川とハジメが対戦する。
『ランク外対戦、五本勝負。開始』
……………………………………………………
「A級4位部隊!?……強いとは思ったけどそんなに上だったのか……」
「陽介とどっちが強い??」
「さぁな。ソロポイントだと覚えてねぇが、まぁ勝ったり負けたりだろうな。だけど緑川は中坊だし才能ならあっちが上なんじゃねーの」
そんなやり取りを大画面で戦いの様子を見ながら話している3人。
修が手も足も出ないというのは感嘆に頷けるほどの実力者。
それが分かったいま、戦っているハジメと緑川の戦いは早くも決着がついた。
『ダメージ大。戦闘不可能』
胸に受けたスコーピオン。もちろんハジメにダメージは無いがダメージを計測する機械がそのダメージ量を測り戦闘不可能と判断した。
もちろんそれを初めて見る陽介はその姿に改めて驚いている。
「しっかし、マジで攻撃を受けねぇんだな……」
「それでもこうして計測する機械があるので」
「それでもよ。実践じゃ攻撃を受けないイコール、ベイルアウトもねぇ。実質無敵じゃねえかよ……ッ!!」
「それでも、もろはのつるぎ。っていっていたぞ」
「……、なにかあるのか??」
……………………………………………………
『ダメージ大。戦闘不可能』
3回戦も簡単にやられたハジメ。
こうなると単なる消化試合みたいなものに見えるが
(……な、なんだ…コイツ……)
勝ち続けているのに、追い込まれているのは緑川。
一切ダメージを受けていない。それどころか
もちろんこの仮想空間や、トリオン体なら死ぬことはない。
それを頭において無理な戦いをするものも多い。
逆にその"死なない"というのが克服出来ずにやめる隊員もいる。
それを知っているからこそ、分かる。
ここまで圧倒的にやられれば心が折れる。
なのに、なにもなく平然と立ち向かってくる。
それが、緑川からしたら
「やっぱりうまくいきませんね。なんであの動きが出来るのか理解できない……」
ハジメの中ではいま影浦の動きを真似ようとしていた。
だけどもちろんそんなこと出来るわけもなく簡単にやられている。
それでも少しは出来ないかなーとやっているに過ぎないが
「………ねぇ、まだやる??」
「やりますよ。あと2回ありますので」
「ここまで実力の差があるのに」
「あっても戦ってはいけない。ことにはなりませんよね」
ハジメは手からスコーピオンを出してグネグネと動かして感覚を覚えようとしている。不通なら先輩に胸を借りている後輩のようにしか見えない光景なのに……
(……早く、終わらせよう……)
緑川は得体のしれない怖さに怯えていた。
……………………………………………………
「きょうふのたいしょうはなにも、てきだけじゃない」
「……!?……おいおい……そんなこと…考えてるのか……」
「………ハジメ……」
陽太郎の言葉を聞いてとてもツライ気持ちになった。
ハジメが言っているのはいつか
確かにハジメが実戦に出ればきっと大きな実績を得るだろう。
攻撃を喰らわない。攻撃を止められる。相手を止められる。
全てをハジメ一人で対処出来ればきっとそれは相手に恐怖の対象となりえるだろう。
しかし、何時のときも"強者"は""恐怖"の対象である。
それが相手だとは限らない。と考えているハジメ。
いつの日か、ネイバーの侵攻が無くなり、何もかも上手くいって平和になった日がくるとする。
人は強すぎるものに恐怖を抱く。
それがいくら味方の、平和へと導いた相手でも。
もし裏切ったら。もし暴走したら、もし対象が自分達に向けられたら……
そう考えてしまえばあとは落ちるだけ。
なにも証拠もない妄想が"いつか起きるかも"というだけで人を残酷な道へと歩ませることになるのだ。
つまりハジメが懸念しているのは
「ありえねぇだろう!んなもんボーダーがやるか!!」
「それはハジメもわかっている。だからともだちをつくっているようだぞ」
「……少しでも、味方を増やすため…か……」
「おれもおなじこときいたけど、ちがうぞオサム。
すこしでもおぼえてもらうため、だそうだ」
「ハジメとともだちだったとおぼえてくれたらいいって、いってたぞ」
その言葉に胸が締め付けられる思いになる修。
ハジメが必要以上に友達に拘っていたのは、もしもの時でも覚えてくれている友達が多くいるため。
そのためにこうしてやっている。なんて……
「なんかしんみりになったが、これハジメがじょうだんっていっていたやつだからな」
「冗談かよッ!?
……ったく、陽太郎もハジメも人が悪いぜ……」
「ふふふ。こうすればきっとノッてくれるとハジメとそうだんしたかいがあった!」
「……………」
ハジメの真意は分からないが、きっと全てが嘘だとは修には思えなかった。少なくとも、友達に覚えてもらうためというのはきっと……
……………………………………………………
「あと、1回か…さて、どうしようかな??」
さっきより上手くスコーピオンを動かせた。
緑川にスコーピオンでふさがれるまでには動かせた。
それでもあっさりと負けてしまっているハジメ。
「………よし。
「……なにそれ?手加減でもしていた。と言いたいの??」
「いや、
「……ぶっ倒す!!」
ワザと挑発したわけではないがメンタル的に疲労していた緑川は簡単に乗ってしまった。
開始の合図と共に飛び出した緑川は一直線にハジメの首を切り落とそうと腕からブレードを出していた。
するとハジメはスコーピオンを引っ込めた。
そして出したのはアステロイド。
(誘導された!?)
それでも緑川にはそのアステロイドを避けるためのトリガーをセットしてある。ギリギリまで引き付けて避ける。
と、考えていた緑川だがハジメはその予想を裏切る。
「アステロイド」
「なっ!?」
そのアステロイドを地面に、自分の近くに向けて撃ったのだ。
放たれたアステロイドは地面をえぐり、土煙を辺り一帯に広げた。
とっさのことに反応が遅れた緑川は避けようとしていたトリガーを使うことが出来ずにそのまま土煙の中へ。
それでも大体の位置も分かっている緑川は勘を頼りに腕を振るう。
「なっ!!?」
しかしその瞬間全身が動けなくなった緑川。
金縛りにあったように動けなくなった緑川の目の前に、土煙の中からハジメが現れて
「すみません。こうしないと勝てないので」
と、謝りながら緑川の胸にスコーピオンを突き刺した。
どうしようもできない緑川の体はヒビが入り
『供給機関破損。ベイルアウト』
となり、緑川のトリオン体は破壊された。
……………………………………………………
「くそー!負けたーー!!」
「とりあえず一本ですね」
そう言いながらブースから出てきた二人に
「おいおい。一本とはいえ緑川に勝つとはな…」
「よくやったハジメ!!」
「なかなか面白かったぞ」
と、陽介、陽太郎、遊真に声をかけられ、離れていた修もこちらに近づいてきて
「凄かったよ」
「まぁ、最後はあんなふうに突撃されないと使えない手だったので」
「それでも、スゴイと思ったよ」
「ありがとうございます」
ハジメの言葉の通り、きっと同じでは使えないだろう。
それでもA級に対して一本取れたのはスゴイと素直に思った修。
「いやー最後は本当にビックリしたよー」
「すみません。なんか卑怯な手みたいでしたので」
「全然。相手の裏をかいたり、駆け引きするのが面白いんだよッ!!!むしろあの挑発に乗ったオレがバカみたいだ……」
「バカみたいじゃなく、バカだな」
「みなまで言わなくてもいいじゃんか!!」
さっきまで怖い顔していた緑川だが何かが吹っ切れたような表情をしている。陽介に一通りイジられたあとに修の前に立ち
「すみませんでした!!」
「え、えぇ……」
「本当は恥をかいてもらおうとやりました。本当にすみませんでした!!」
「やっぱりそうだったのか」
「い、いいよ……本当に弱かっただし…」
「そんなことないです!!ヒヤッとした場面が何度かありましから自身持ってください
励まそうと言っているのか分からないが、緑川が遊真達との約束の前に修に対して先輩と言ってきた。
「ありゃ?これだとオレとはやってくれない感じか??」
「遊真先輩が良かったらこのまま五本やろうよ」
「オレまで先輩と言わなくていいぞ」
「これは俺のけじめだから」
「そうか。なら五本と言わずに十本やるか」
「さすが遊真先輩ッ!!!」
と、二人がブースへ向かおうとしたところで
「やらせたいところだが、それは中止だ遊真」
「迅さん??」
「ちょっときてくれ。城戸さん達が呼んでいる」
ーオマケですー
「よねやん先輩」
「なんだ緑川」
「ハジメ先輩との最後、全く動けなかったんだけど」
「だろうな」
「やっぱりそれって、アレなの??」
「やっと気づいたのか??A級なら通知きてだろうが」
「やっぱりかぁー!!ああー普通にやってくれたらもっと面白かったのにーーッ!!!」
「それはどうだろうな……」
「それって、どういうこと??」
「まぁ、お前みたいに気分で戦闘してないって事だよ」
「だから!!それだと俺が…」
「バカ、だよな」
「いうなッ!!!」