ボーダーは変わり者と人が多い所だから僕を見つけてくれて、友達になってくれそうだという理由で入りました。後悔はしてません。   作:ガイドライン

6 / 25

どうも。
ちょっと筆が進んだので2日連続です。
ではでは、どうぞ。






三輪隊

「つまり、今から会うのは三雲君の彼女なんですね」

「全く違う。ちゃんと話聞いていたか……」

 

「聞いてました」

「嘘かどうか分からないけど、これは嘘だね」

「それは僕にも分かるよ空閑……」

 

翌日、本部に行く。という話だったのに急に延期に。

止められたのは迅さんだったので何かあると考える修だったが、それでも空いた時間に紹介したい相手がいた為に遊真とハジメにはその人に会ってもらうことにしたのだ。

 

「でもなんでその彼女を僕達に??」

「だから……はぁ、いや、その子雨取千佳っていうだけど、どうも昔からネイバーに狙われやすいんだ……」

 

「うむ。それって……」

『間違いなくトリオン量が関係するだろう』

 

遊真の背後に浮いているのがレプリカ。遊真のお目付け役である。そんな遊真とレプリカにならもしかしたらどうして千佳がネイバーに狙われやすいのかというのが分かると判断したのだ。

 

「あっ。修君」

「千佳」

 

人気の無い廃棄された電車のホーム。

小さく頃からネイバーに狙われていた千佳はこうして人気の無い場所を選んでいた。そして今日もこうして待ちあわせで周りの人に迷惑をかけないようにと……

 

「その2人が…」

「あぁ。こっちが空閑遊真。近界民(ネイバー)だけど話した通りにイイやつなんだ」

 

「どうもどうもイイヤツな空閑遊真です」

 

フレンドリーに話しかけてくる遊真に初めはキョトンとしていたがすぐに危ない人ではないと判断した千佳は遊真から差し出された手をにこやかな表情で手を握った。

 

「もう一人が時崎一。一人にすると色々危ないからって言われてるから一緒に付いてきてもらったんだ」

 

「何も危なくないですよ」

 

「じゃ今日、何するつもりだった??」

「もっと自分を知ってもらうために適当な隊員と一緒に行動を………」

 

「それをやめろって言われただろう!!!!!」

 

「な、なんだか、個性的な人だね……」

 

ハッキリと変わっていると言わなかった千佳。

無表情になのにトンチンカンなことをいうハジメに会って数分で危険な人ではないけど、あまり関わらないほうがいいと直感した千佳だった。

 

………………………………………

 

「こ、これが千佳のトリオン……」

「なるほど。これは狙われるはずだ」

 

レプリカのススメで千佳にどれだけのトリオン量があるか可視化することにした。まずは修のトリオン量を見たあとに千佳のトリオンを見ることにしてレプリカから表示されるトリオン量を確認したのだが

 

「じゃ次は僕も調べてください」

「いや、ハジメはしなくてもいいだろう」

 

「差別、よくないです」

「………レプリカ」

『構わない。私もハジメの特殊なトリオンには興味があった』

 

千佳との接続を外し今度はハジメに接続を繋げる。

そしてハジメのトリオン量を調べようとするが

 

『……なるほど。私でもトリオン量を調べられない……』

「ッ!!?レプリカでもダメなのか……」

 

『まず接続時点で受け付けられない。ハジメのトリオンが妨害しているとしか考えられない』

 

「ふむ。……なあハジメ。そのトリオンって自分じゃコントロール出来ないのか??」

 

「さあ??やったことないので」

『では自らのトリオンを私と接続するイメージをしてみてくれ。もしかしたらそれでいけるかもしれない』

 

言われた通りにするために目を瞑り、自分の中にあるトリオンがレプリカの接続と繋がるイメージを……

するとまるで歯車が噛み合ったかのように接続が繋がりハジメのトリオン量が形となって現れた。

 

「おおぉ」

「千佳より少し小さいけど、それでも大きい……」

 

「これだけデカいのにネイバーに狙われないとなると…」

 

『間違いなくハジメのトリオンだろう。通常ではあらゆるものを止めたりする性質を持っている。そしてそれはハジメの存在自体も……。しかしハジメがトリオンをコントロール出来るようになればそれも改善するかもしれない』

 

ここでまさかのハジメの症状が改善されるかもしれないという希望が見えた。これにはハジメも無表情なその顔も驚いたように見えた。

 

「……まさか、こんなに簡単に……」

 

「いや、ハジメの場合はまず人と関われなかったんだ。簡単じゃなかった。

一人じゃ出来なかったことでも、こうして人と繋がりが出来たから見えてきたんだ。」

 

「オサムの言うとおりだな」

「良かったねハジメ君」

 

そんな優しい言葉をかけてくれる3人にハジメは無表情ではあるが、それでも目から涙を流しだした。

 

「えっ!?だ、大丈夫ハジメ君ッ!!!?」

「何がですか??」

 

「き、気づいてないのか?いま涙流してるぞ……」

「おお。これが涙か。初めてなので驚いている」

「本当に変わってるなハジメは」

 

千佳からハンカチを借りて涙を拭う。

なんとも爽やかな雰囲気の中、それをぶち壊す者達が現れた。

 

「動くな。ボーダーだ」

「「「「ッッ!!!!??」」」」

 

「間違いない。現場を押さえた。

ボーダーの管理下にないトリガーだ。

そしてネイバーとの接触を確認した」

 

二人組がこちらに迫ってくる。

 

「処理を開始する」

 

そう言って二人はトリガーを手に取り

 

「トリガー、起動(オン)

 

………………………………………

 

三輪隊

三輪秀次 /米屋陽介 /奈良坂透 /古寺章平 のメンバーにオペレーターの月見蓮の5人の隊。

 

そしてその三輪と米屋が修達の目の前に、奈良坂と古寺が離れた所から狙撃態勢を取っている。

「さて、ネイバーは誰かな〜」

「一つ前まで使っていたのはそこの女で、いまはそこの男だな」

 

「マジか。男ならともかく女の子はやりにくいな〜」

「油断するな。どんな姿形をしていてもネイバーは人類の敵だ」

 

すでに敵だと認識して近づいてくる二人に

 

「ちがうちがう。ネイバーは俺だよ」

(遊真??)

 

言わなくていいことをサラッと言い出した遊真に戸惑う修。

 

「貴様がネイバーだと」

「そうそう」

 

「間違いないだろうな」

「間違いないよ」

 

その瞬間に遊真に向けて銃弾を打ち込んだ三輪。

突然のことで誰も反応出来なかった。

 

「な、何してるんですかッッ!!!!!??」

「ネイバーは敵だ。ネイバーは全て殺す。それがボーダーの務めだ」

 

「おいおい。俺がうっかり一般人だったらどうするつもりなんだ??」

 

そんなこといいながらシールドでしっかりと防御していた遊真。それをみてホッとしている修だったが

 

「はい」

 

いきなり手を上げたハジメ。

その時点でとても嫌な予感がする修は

 

「まて!!ハジメ!!!余計なことをい…」

「僕もネイバーだっ……」バン!!!バン!!バン!!!!

 

容赦なく引き金を引いた三輪。

確かにハジメの言葉に"ネイバー"と言っていたが

 

「……なるほど。"ネイバー"が許せないみたいですけど…」

 

銃弾は全てハジメに当たっているが一切のダメージがない。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「人の話を聞かないダメダメな人ですね」

「なんだと……ッッ!!!!」

 

もう一度銃口を向ける三輪だが

 

「言っておきますけど僕、本当に一般人ですよ」

「いやいや。そんなの見せられて納得するわけ……」

 

「本当です!!!!これについては本部にも報告が上がっているはずです!!!!!」

 

『…………三輪君。言っていることは本当よ。確認が取れたわ』

 

「ッッ!!!??」

 

「どうやら確認取れたみたいですね。

つまり貴方はボーダーという権力を悪用して一般人を殺そうとしたんですね」

 

「ち、違うッッ!!!」

「違わないですよ。僕はまだ言いかけだったんです。

それを"ネイバー"という単語だけで撃っちゃう人なんて………()()()()()()()

 

ぐうの音も言えない三輪。

何事もなかったから良かったもの下手したら本当にヤバかったのだ。間違いなく三輪がやりすぎた。それは誰の目にも明らかだった。

 

「………ワリィけどここで引いていいか??」

「米屋!!!」

 

「これ以上はダメだ。ネイバーならともかく一般人に手を出した。もうこれは違法もんだぞ、下手したらA級から落とされる」

 

「だがそこにネイバーがッッ!!!!!」

「そのネイバーに執着するからこんな自体になったんだろうが。ネイバーを許せとは言わないけどよ、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ッッ!!!!」

 

仲間の声を聞いてやっと銃口を反らした。

それを見てホッとする修。こんな状況でも無表情なハジメ。

 

「悪かったな。通報するならしてくれや」

「いいえ。引いてくれるなら()()()()()()()()()()()()()()()()()ということでいいですよ」

 

「マジか!!そいつは助かる!!!」

「本部の人達にもそう伝えてください。

このダメダメな人が少しでも変わるなら処罰は軽くしてくれるようにって。そのためなら僕は本部へ出向きますので」

 

「………そこまで考えての行動か??」

「出来たらいいですね。そんな頭はありませんよ」

 

無表情なハジメにジッと見る米屋。

しかし嘘をつくような感じではないと判断したのだろう。

米屋はトリガーの換装を解いた。続けて三輪も渋々と。

 

「じゃ俺達は帰るけど報告はさせてもらうぜ。俺達以外にもそこのネイバーを狙うからな」

 

「なら、迎え撃つだけだね」

 

遊真の言葉にニヤリとして帰りだした米屋。

しかし三輪まだその場にとどまり、そしてハジメを見て

 

「…………悪かった……」

 

頭を下げるわけではなかったが確かに誤り米屋を追いかけて去っていった。これで驚異が去ったかと思われたが

 

「なんであんな無茶をしたんだ時崎ッッ!!!!!」

「あれ??」

 

「怒られないと思っていたのか…!!」

「いやいや、流石に無理だろう……」

「アハハ……」

 

そのあと修にみっちりと怒られたハジメだった。

 

 





ーオマケですー

古寺「……アレ、帰ってませんか??」
奈良坂「だな。………出番なしか……」


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。