ボーダーは変わり者と人が多い所だから僕を見つけてくれて、友達になってくれそうだという理由で入りました。後悔はしてません。   作:ガイドライン

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どうも。
なんかこの小説意外にも評価が高いみたいですね。
"ハジメ無双"でみんながめちゃくちゃになっていくような作品なんですけどね……(笑)

今のところ一番の被害は小南かぁ……あと修も可哀想かも(笑)

それではどうぞ。







入隊条件

「空閑……空閑 有吾、か……!!?」

 

三輪隊との戦闘??後、本部から呼び出しをくらった迅と修。そしてハジメは上層部の人達の前でこれまでの経緯を話していた。

そして遊真のこれからの扱いをどうするか?なにより三輪の攻撃を凌いだあの力、"ブラックトリガー"の扱いをどうするかについて話があった。

 

城戸司令はブラックトリガーの回収。

しかしそれは遊真にとって父親の形見だと知っている修はどうにかしてブラックトリガーの回収を止めようとしていた。

そしてもしかしたら交渉の余地があるかもしれないと話題になり遊真の目的はなんだと聞かれた所で、遊真の父親からボーダーに知り合いがいるから頼れと言われたという話が上がり、そして遊真の父親の名前はなんだということで遊真の名字が出てきた所で一気に話の流れが変わったのだ。

 

そして城戸、忍田、林道から"空閑 有吾"との関係を聞いたところで

 

「しかし、そういうことなら有吾さんの子なら争う理由がない」

 

「いや、空閑の子と確認できたわけではない。

名を騙っている可能性もある」

 

「それはあとで調べればわかることだ。

迅、三雲くん、つなぎをよろしく頼むぞ」

 

こうして遊真の話は終わった。

だがある意味ここからが本題ではあった。

 

「それでは次に時崎一。君の話をしよう」

 

現在は近くに修がいることで周りの人にも見えている。

その有無は遊真の話が出る前に確認したのでその話題を置いておいて忍田から

 

「君はボーダーに入りたいというが、どうしてだ??」

 

「ボーダーは変わり者と人が多い所だから僕を見つけてくれて、友達になってくれそうだという理由です」

 

「……………………………」

 

一応、ハジメの性質というかこれまでの事はすでに城戸達に連絡は届いている。届いているからこそ何を言っているんだという疑問しか浮かばなかった。

 

「き、君はそのトリオンをどうにかしたい。ということでボーダーに入りたいのではないのか?? 」

 

「いえ。これも僕の一部なので。

確かに友達や知り合い、誰一人僕を見てくれませんが、それでもこのトリオンは色々役立つので」

 

「そ、そうか……」

 

無表情で淡々と話すハジメに戸惑う忍田。

これだけの経験をしてトリオンが自分の一部とハッキリと言えるその精神が正直凄いと感じた。

 

するとここで鬼怒田が

 

「ならワシの所でそのトリオンを調べさせろ!!

そしたらそのトリオンをコントロール出来るぞ!!」

 

「おお。それはよろしくお願いします」

 

「なら時崎一は本部で…」

 

「いえ。玉狛支部に所属したいんですけど」

 

そこで全員がハジメを見る。

ここは明らかに本部に入る流れ。それをハッキリと断ったのだ。

 

「どうしてそうなる!!?調べてほしいなら本部に入れ!!!!!」

「いやです。いまは玉狛支部に知り合いが多いので」

 

「ふざけるな!!!そんな理由で断れるとでも!!」

「じゃボーダーはいいです。こっちはオッサムと友達になれたのであとは学校でゆっくり友達増やしますので」

 

(オッサムって、僕のことか………)

 

いきなりあだ名を言われて戸惑うが、いまそれを問いただすのは止めておいた。そして「それじゃ」と頭を下げて部屋から出ようとするハジメを城戸が

 

「待て。……いいだろう。玉狛支部の入隊を認める」

「いいんですか??」

 

「その代わりに一週間に一度本部に顔を出すように」

「一度では足りん!!週2、いや、週3じゃ!!!」

 

「じゃ週2で」「3と言っておろうが!!!!」

「2です」

 

一切引かないハジメに「絶対に来い!!いいな!!!!」と鬼怒田が引いたことにより決定した。

 

「そして時崎一の戦闘データは逐一本部に送ること」

「城戸さん……それが目当てだったんですね……」

 

「なんのことだ」

 

城戸としては本部だろうが玉狛支部だろうがどちらでも良かった。欲しいのは特殊なトリオンでの戦闘データ。

どちらにしろハジメを手懐けるには現在玉狛支部がいいのは明白。そしてハジメの目的は友達づくり。

 

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「では、解散とする。進展があれば報告するように」

 

…………………………………

 

「なんとかいったな〜」

「……これも、見えていたんですか??」

 

「正直、ハジメに関しては全くだよ」

 

玉狛支部への帰り道。修は気になっていたことを正直に迅に聞いてみた。あの会議は迅のサイドエフェクトで見えていたのか。そしたら予想通りの答えがかえってきた。

 

「やっぱり時崎の…」

「ハジメです」

 

「………時崎の…」

「ハジメです」

 

「……ハジメのサイドエフェクトの影響ですか??」

 

さっきのあだ名といい、いきなり一気に距離を縮めてきたハジメに戸惑うがいまは聞きたいことがあったのでスルーすることにした。

 

「他の人よりも見えづらいんだ。大きな分岐点は見えるんだけどね〜」

「大きな、分岐点って……」

 

「それはまだ気にしなくていいよ。

それより今はこの事を遊真に話してあげよう」

 

「そうですね」

 

………………………………………

 

「なるほど。それはそれはどうもありがとう」

「まぁ、気にするな」

 

「それで空閑は、これからどうするんだ??」

 

問題は解決したがそれでもボーダー本部が空閑に目をつけたのは間違いない。それにこのまま黙ったままだと修も思っていなかった。それは遊真も分かっているだろう。

 

「うーーん、親父の世界も見れたしな……」

 

だから遊真はこの世界から出ていこうとしているんじゃないかと予想はしていた。そしてそれが現実に………

 

「UMAは友達です」

「……ハジメ??」

 

突然何かを言い出したハジメ。

そして何故か遊真の発音がおかしかった気がした……

 

「友達が遠くに行くのは寂しいです」

「そうか……寂しいか……」

 

「オッサムとUMA、チカリンと……」

「待て待て待て!!」

 

流石にもう止めないとダメだと思った修。

さっきからスゴい勢いであだ名が出来上がっている……

 

「さっきからなんだそのあだ名は……」

「友達、知り合いになった人に付けるんですよねあだ名」

 

「いや、そうかもしれないけど、いきなりすぎ……」

「友達が出来たらずっとやりたかったんです」

 

その言葉を聞くと……止めろとは言えない。

ハジメの境遇を知っているからこそ言えない。

だから次の言葉はいうのは仕方ないのだ。

 

「………本当に、良かったな……」

「はい」

(言えないよな……)

(言えないな……)

 

これは仕方ない。誰もが思った。

 

「ということで3人でまだ遊べてません。

それに本部に行くときに3人がいないと誰も見てくれません。

なので遊真はここにいるべきです」

 

「………そうか。()()()()()……」

 

その言葉になんだか穏やかな表情をしたように見えた。

 

「なら、ハジメや修と同じようにボーダーに入るか」

「空閑!」

「良かったです」

 

迅のサイドエフェクトでは別の道が見えていた。

それはレプリカが修に何かを話して、それがきっかけで遊真がボーダーに入る所を。

 

なのにボーダーに入るきっかけが変わった。

それがこれから先の未来を大きく変えることはないが、何故かそれが良い結果になりそうだと予感した。

 

(……本当に、ハジメがボーダーに入って良かったよ……)

 

 

 







ーオマケですー

王子「はっ!!いま仲間が出来た気がした!!」
蔵内(……おい。なにか、言い出したぞ……)
樫尾(……いまは、関わらないほうが……)


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