ボーダーは変わり者と人が多い所だから僕を見つけてくれて、友達になってくれそうだという理由で入りました。後悔はしてません。   作:ガイドライン

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どうも。
皆様からその力はチートだろうと言われてますけど、力だけで技術はまだまだですので。言ってしまえばオッサムと同じか少し上的な。運動神経は割とありますので。ただ訓練とか割と遊びがちなので上達が遅い感じですかね〜
そこらへんはいつか書きたいです。書くかは分かりませんが(笑)

では、どうぞ。





迅と嵐山隊

「はぁー!!?

私達がこの子らの師匠になれっていうの!!?」

 

その後戻ってきた小南に散々叩かれたハジメ(ダメージ無し)。やっと落ち着いたところでこれからの方針を話していたのだが、個人レッスンをするというと小南が噛み付いてきたのだ。

 

「いやよ!!私が教えるの苦手なの知ってるでしょう!!!」

「でも速く強くなるにはこれが一番なんだよ小南」

 

「くぅううぅぅぅー!!!!もうっ!!!!!!

なら!!私はコイツをもらうわよ!!!」

「おおう。お目が高い」

 

迅の言い分に言い返せない小南。

確かに最も速く強くなるには誰かに教えてもらうのが一番。

だからこそイヤイヤと言いたいが無理だと分かった小南は最低限この4人の中で強い遊真を選んだ。

 

「なら千佳ちゃんはレイジさんだね。

スナイパーの経験があるのはレイジさんだけだから」

 

「よ、よろしくお願いします」

「よろしくな」

 

宇佐見が言ったとおりに千佳には木崎が。

そして余った修とハジメは

 

「………となると、俺は必然的に……」

「……よろしくお願いします」

「お願いします」

 

二人を鳥丸が見ることになる。

しかしそこで迅がハジメの首根っこを引っ張って

 

「いや。ハジメは俺が持っていく」

「えっ!!?迅さんが弟子を取るのッッ!!!!!??」

 

「いやいや。弟子ってほどじゃないけどな。

ハジメには俺の側にいたほうがいい未来に向かう確率が高くなるからな。だからついでに色々教えるよ。

流石にスナイパーとかガンナーは誰かに任せるけどな」

 

「本気でハジメを"オールラウンダー"にするんですか??」

 

「ハジメのトリオンは色んなスタイルに適応出来る。

なら一つに深く追求よりも、浅くても広く知識を増やしたほうがいいと思ってな」

 

なんていいながらハジメの頭に上に手をポンっと乗せる迅。

特に嫌がる様子もなくハジメはいつも通り無表情のまま

 

「よろしくお願いします」

 

と、返事をする。そう特にハジメも不満はなかった。

むしろ自分の力が一体どんな風に使えるのかワクワクしているぐらいである。

 

………………………………………

 

「それで、どこに向かってるんですか??」

「ちょっとな。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

何処に行くか教えて貰えずに本部に来た迅とハジメ。

実際には周りからしたら迅だけが本部に来ている状況である。

 

「援軍ですか……()()()()()()()()U()M()A()()()()()()()()()()()()()()

 

「まぁな。正直にいうと両方だな。狙われているのは遊真で、参加するのがお前な」

 

「……それって、話していいんですか??」

 

「普通はダメだろうなー。だけどお前、俺が見えている未来、それのどの未来でも全部参加してるんだよなー。偶然だったり付いてきたりとかで……」

 

つまりは迅自体が余計な心労をかけたくないから連れてきた。という理由がデカいみたいである。

 

「でも僕、ボーダーにも入ってませんよ」

「だからな…それでも付いてきてるんだよお前は!!!

………なぁ、なら今ここで付いてこないって約束してくれるか??」

 

「うーーん……きっと付いていきたい理由があるからやっていることだと思うので嫌ですね」

 

「だろうな………だから、今は理由は聞くな。

どのみちこれから協力してもらう奴らに話すからな」

 

…………………………………………

 

「どうもー!!実力派エリートの迅ですー」

「ようこそ、迅」

 

迅とハジメが来たのは嵐山隊の作戦室だった。

そこにいたのは嵐山、木虎、時枝、佐鳥、綾辻のフルメンバーだった。そして近くに迅がいることで

 

「あ、あなた!あの時のッ!!!」

「どうも。時崎一です」

 

この前はマトモに話が出来なかったがここでこうしてまた会えるとは思わなかったハジメ。嵐山は「この前はどうも」と。木虎は少し頬を赤くして睨んでいる。やっぱりこの前の接近を気にしているようだ。時枝は「あぁ、あの時の」と軽く、綾辻は「この子がアレを…」と手紙のことを思い出している。そして……

 

「あぁー!!!!!お前だな!!僕の名前を間違えたのは!!!」

「………あっ。小鳥先輩」

 

「佐鳥だああああぁぁッッ!!!!!」

 

「そうなんですね。すみません」

 

まるで忘れていた。かのような振る舞いからの名前違い。

それで怒っている佐鳥を時枝が抑えて宥めている。それに対してハジメは無表情で頭を下げて謝っているが謝罪している。という感じには見えなかったようで

 

「すみませんじゃないだろう!!なんで僕だけ一通しかないんだよおお!!!!」

「………出しました??」

 

「時崎いいいいぃぃぃぃッッ!!!!」

 

「ちょっ、ちょっと落ち着いて下さい!!」

 

流石にヤバいと思い木虎も佐鳥を抑えに向かう。

そんな様子をみてもなお表情が変わらないハジメは

 

「あっ。綾辻先輩ですよね。初めまして」

「は、初めまして……」

 

「小南先輩から聞いてます。すみません、皆さんには怖い思いをさせてしまいまして」

 

「それはいいんだけど……」

 

こっちで謝るより謝る人がいるんじゃないかと視線を佐鳥のほうに誘導する綾辻。ハジメも釣られて佐鳥のほうに視線をやるが

 

「今度お詫びになるか分かりませんが有名所のどら焼きを持ってきますので」

 

「あぁ!!あそこのどら焼き美味しいのよねー」

「いいですよね。僕は粒あんの食感と甘さが好きなんです」

 

「分かるわ!それであの生地が優しく包んでいてお互いがお互いを高めあっている。って感じで本当に美味しいのよね」

 

「綾辻先輩は分かる方ですね」

「時崎君もなかなかね」

 

と、意気投合したのかガシッと握手し合う二人。

完全にのけ者にされた迅と嵐山は

 

「と、とにかく、事情を聞こうか……」

「あ、あぁ……」

 

…………………………………………

 

「なるほどな。事情は分かった」

 

嵐山隊に要請したのは遊真のブラックトリガーを狙うボーダー達からの阻止を目的とした援軍だった。

遊真はボーダーに入る決意をしたが書類上まだボーダー入隊ではないらしい。

 

つまりはいまボーダーに入られる前に遊真のブラックトリガーを奪取するのがボーダー本部の目的と言える。

 

「つまり、その空閑遊真って子のブラックトリガーが玉狛支部にあると力のバランスが崩れるから奪取を狙っているというわけか……」

 

「そう。それも遠征部隊が帰ってきたその日に」

「それも、見えてるんですか??」

 

「あぁ。3日後だ」

 

つまり3日後にボーダー本部から帰ってきた遠征部隊をそのまま玉狛支部に向けて遊真からブラックトリガーを奪取する。

それを阻止するために嵐山隊に援軍を頼みにきたという話。

 

「………悪いが迅。俺の一存でボーダー本部と真っ向から敵対は出来ない」

 

そして嵐山もまた本部の人間。

もちろんそんな強硬手段に出る人達を止めたいという気持ちはあるが、それで嵐山隊を巻き込むわけにはいかないと判断したのだ。

 

「あぁ。それは分かってるよ。

当日までに忍田さんに話を通しておく。命令が下ったら頼む」

 

「なら、仕方ないな」

 

そうキチンとした建前があれば動ける。

無謀に突撃するだけでは不利な状況しかならないということは分かっている。

 

だからこうして嵐山隊には前もって情報を与えて少しでも勝つ確率をあげようとここに来たのだ。

 

「それで迅。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「流石だな。一番はもちろんハジメに関してだ」

 

………………………………………

 

「長々と悪かった嵐山」

「いや。貴重な経験をさせてもらったよ」

 

「それじゃキーちゃん」

「まさか………それ、私じゃないでしょうね??」

 

長い間嵐山隊の作戦室で()()()()()()()、時間的に遅くなり帰ろうとした時の話。

 

「そうですよ」

「ふざけないで!!!!」

 

怒り心頭で言ってくる木虎に無表情のハジメはズイッと近づいてきて

 

「でも、殴りましたよね??」

 

と、あの時のことを持ち出してきた。

修やハジメ達の学校にネイバーが出てきた時のこと。

いくら不可抗力だとはいえ、トリオン体で一般人を殴ったのだ。

 

それはボーダーにおいて禁則事項である。

もちろん木虎も分かっている。自分がやらかしたことに。

だから修にも強くは言えなかった。違反したでしょう!とは…

だってボーダートップであるはずの木虎がやったのだ。

 

「ぐっ!?そ、それは……」

 

だから思わず一歩後退した。

それを持ち出されたら正義感の強い木虎は何も言えなくなる。

しかし木虎のプライド的に"キーちゃん"なんてマヌケなアダ名はありえないのだ。しかしハジメはそこを攻めてくる。

 

「殴り、ましたよね???」

 

このままだと押し切られる。

しかしやったのは自分であり、ハジメにはそれだけの……

 

「……だ、……ダメなものはダメよッッ!!!!!」

 

と、自分のプライドというか羞恥心が自分の中の正義感より勝ってしまった。

それをいつも通り無表情でジッと見ているハジメは一言。

 

「ならオッサムの件はとやかく言わないでくださいね。()()()()??」

 

「…………わ、分かったわよ!!!!!!」

 

完全にやられた。

最初からそのためだけにワザとあだ名を付けて、殴ったという罪悪感と罪だと分かっている正義感に、あだ名という羞恥心をぶつけて、ハジメや修達が言わなければ広まることのない事件より、様々な場所でハジメから呼ばれるあだ名に対する羞恥心を切り捨てる道を選ばせるように仕組んだのだ。

 

(……へぇ。あの木虎がいい負けたなんて……)

 

そして時枝のなかでハジメの評価が上がっていた。

うまく木虎を誘導して絶対に選ばない道を提示させて、三雲修の件をうまく消化させるなんて……

 

「い、言っておくけど!あんなことした時崎にも原因があるってことは理解しておきなさいよ!!!!!」

 

「それはもちろん。()()()()には申し訳なかったと……」

 

「その"さん"付けは止めてッッ!!!!!!

なんか物凄く気持ちが悪いのよッッ!!!!!!」

 

 

 







ーオマケですー

「もう…いや……」
「珍しいものを見たな〜」
「そうですね。木虎が同年代に言い負けるなんて」

「止めてください…時枝先輩……」
「でも仕方ないんじゃないの??実際に藍ちゃんのミスなんだし……」
「そうそう!!誰にでもミスはあるよ!!」

「止めてください。佐鳥先輩」
「あれ??なんかさっきのとニュアンスが違うくねぇ!!?」


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