そしてこのルートでは、『淑女』は生きています
残りは2月以降のどこかで投稿すると思いますので気長にお待ちください
朝
俺はこの世界に転生した
気づいたら地べたで寝ていて、とても寒かったのを覚えている
気づいたら知らない場所にいて、パニックになったことも覚えている
この世界に来たばかりの頃はそれはもう苦労した
科学技術も全然進化していないし、よくわからない『元素』という魔法のようなものが存在しているしでとても生活に苦労した
だからこそ、職を探していたのだが転生した時の肉体がどう見ても幼女だったためどこも雇ってくれることはなかった
しかし、一つだけ違った
北国銀行という場所だ
別に金融関係の仕事をするわけではない
どちらかというと、かなり脳筋な仕事である
別の国に行って、暴れればいい
ものすごく端的に言うとそのような仕事だった
当時の俺はそれにすぐさま飛びついた
なぜならちょうど『神の目』と呼ばれるものがいつもまにポケットの中に入っていて、元素の力が扱えるようになっていたからだ
『神の目』があればあの魔法のようなものが使えることぐらいは理解できていた
しかし、今になって思う
ずいぶん浅はかな考えだったな、と
あの時は生活が困窮しすぎて頭のネジが何本かぶっ飛んでいたに違いない
暴れる、ということはなかなか大変なことなのだ
しかし、この決断がなければ出会えなかったものもあるし、救えなかったものある
今になってもよくわからない
あの決断で傾いたのは良い運命なのか、それとも破滅へ向かう悪い運命なのか
ただ、今言えることはただ一つ
ーーこの見た目幼女に課す仕事量ではない、ただそれだけに尽きた
俺は眠い目を擦りながら、束になって机の上に存在感を主張をやめない書類を照らす日の出を見ながらそう思った
このファデュイに入ってからはや数年
いつも間にかなかなかに高い地位を手に入れていた
そこまですごい実績を出してはいないのにも関わらず、ファデュイの中でも例を見ないほどにスピード出世らしい
自分でもよくわかっていない
自分の上司の無茶振りをよく聞いて頑張って全て実行してきたに過ぎない
今思えばなかなか恐ろしい任務だったな、と思うこともある
しかし、当時は金が無かったため、こちらに拒否権などあるはずが無かった
ひたすら明日を生き抜くため足掻きに足掻きまくっていた
そこで色々なでかい案件にも巻き込まれた
璃月ではなんか封印されていたやばそうな魔神を復活させたり
稲妻では『淑女』とモンドや璃月で有名になってい旅人との戦いに巻き込まれたりもした
そんなことをなんとかやり遂げたら、いつの間に出世していたのだ
回想をしながら、死んだような目つきで書類を手に取る
今日も新しい一日が始まる
良かったら感想と評価をよろしくお願いします